Excursion from London


ChapterⅩⅠ

 


【 To Lewes】

ルイス





今回の旅でロンドンから日帰りで訪れた
初めての町は
「アンティークの町」として紹介されていた
Lewesルイス

手近にあるガイドブックには載っていない、
1年前くらいの女性誌にその町の紹介がされていました






ロンドンのヴィクトリア駅から
下へ降りるような州、
East Sussex州にある小さな町
列車で約1時間15分

海辺の町Brightonブライトンで乗り換え、
又は直行で行ける列車もありました




ロンドンから日帰りで行ける小旅行としては
距離的にもお薦め


また、滞在していたミセス・ハリガンも
「とてもラブリーな町!」と一声

ロンドンに住む人達にとっても
中々評判の良い場所でもあるようです




まだまだガイドブックに載っていない
もちろん、日本人観光客に会うこともない

この小さな町への小さな旅は
今回1番楽しかった1日でした

そして、「アンティーク」だけではない、
行ってみて予想外の発見もあり・・・
これだから旅はやめられない


これからの季節には
さらにお薦め!

ツアーでは決して行けないLewesへ
是非、いらっしゃってみてください











【From London to Lewes】

ルイス


ロンドン、ヴィクトリア駅09:50発の列車は
宿で朝食をいただいても充分間に合う時間



出来れば、宿の朝食は逃したくありません



目的地であるルイスへは
海辺の保養地としても人気のブライトン乗換えで
約1時間17分で到着します

先ずは出発玄関口となるターミナル駅

ヴィクトリア駅へ列車のチケット交換もあり、
いつものようにたっぷりと時間を取って
9時には到着するよう出発しました




旧バタシー発電所
出発する宿のバス停からテームズ河対岸の
旧バタシー発電所が見えます
ここから24番バスでのんびり2階席で向かいます


朝の通勤ラッシュが一段落するこの時間帯の列車は
オフ・ピーク時間でもあり
鉄道料金は更にお安くなります

今回事前に予約した
ヴィクトリア駅からルイス駅の1日往復チケットは
£10.00也


鉄道インフォメーション
ヴィクトリア駅構内の鉄道インフォメーション


先ずは列車予約確認書をチケットに交換したら、
もうあとはいつものように電光掲示板に
自分の乗車する列車を確認


列車の案内電光掲示板
駅構内に幾つかある電光掲示板

列車を待つ時は必ずこの掲示板は見える場所で待つことにしています


発車時間ごとに左側からそれずれの列車案内があり、
停車駅名が下に記載されています



この案内に自分の乗車する列車案内が表示されるので
必ず見られるように!



確認にしましょう!


発車時刻や
止まる駅名(ここで載る列車を確認します)、
沈滞状況や
大事なのは乗車ホーム番号が記載されること

今回の行き先でこの掲示板に記された列車のホームは
出発時間10分前にやっと掲示されました

17番線です
最も遠い番線・・・

その為ホーム番号を待つ乗客の私達は
ここで発表されたホーム番線が掲示されると
皆一斉にそのホーム番号へと急ぎます


ヴィクトリア駅17番線ホーム
17番線ホーム

お隣番線はガトウィック・エクスプレスでした
大きなターミナル駅では
番線ホームの数が多いので
乗客の足も早くなります




それでも、列車に乗り込んでしまえば
あとは自分の降りる駅到着時間まではのんびりと出来るのが
列車の旅の最大の魅力です


ロンドンから海辺の町としても
古くから人気のあるブライトンまでは
約1時間

お茶を一服しているうちに
もうブライトンの美しい住宅街が車窓に飛び込んできます


ブライトン
ブライトンの住宅街


あっという間にブライトン駅に列車が飛び込むと
下車する人、乗り換えする人、と
慌しく動き回る人々で駅構内が賑やかです


ブライトン駅構内
ブライトン駅は古くから海辺の保養地としても人気抜群
駅構内はイングランドの古き良き時代を思わせる
鉄塔ドーム型の屋根


平日であることと、
シーズンオフもあり観光客は少なく
フラットな駅構内は歩きやすい

ルイスへ向かう電車は
プラットフォーム8番と事前予約した案内に載っていました

目指す8番線の電車は可愛いツートンカラー

念のため電車に乗り込む前に
行き先確認をします

電車の案内板
必ず電車の前に行き先と停車駅の表示があります


ルイス行きの電車の終点はSeaford
ルイスはここブライトンから4つ目の停車駅

シーフォード行き電車
SOUTHHERN社に乗り換え

何となくノスタルジックな佇まいの電車です



“Coastway”とあるので海岸線の町を進むのでしょう


きっとシーズンになるとロンドンかこの電車に乗り換えて
海を楽しむ観光客で一杯になるのかもしれません

車内はそんな気分にさせてくれる
4人掛けBoxタイプ

でも、この日は若いおかあさんとお嬢ちゃんや
若い学生に見える人々が主でした

時間になるとベルも鳴らさず、
ゆっくりと何時の間に動きだした電車は
先ほどロンドン・ヴィクトリア駅から乗ってきた電車が
窓から見えました

テームズリンク社の電車
ThamesLinkの電車
ロンドン・ヴィクトリア駅から郊外へ向かう電車が多い
このブライトンからロンドンへ通勤者も多いとのこと


やがてブライトンの郊外へと進むうち
停車駅では乗車していた若者の殆どが下車した駅は
どうやら大学があるようです



自転車ごと乗車している若者も多く下車


そうしているうちにあっという間に
Lewesに到着


ルイス駅
駅名は花籠に書かれています

きっと季節になるとこの車には
花満開になるのでしょう


ルイス駅ホーム
晴れ間も見えてきたLewes駅ホーム


この駅で下車する人もぽつり、ぽつり・・

うっすらと見えてきた青い空に
何だかうきうきするような可愛らしい駅

長いホームにまだ停車中の
乗ってきた電車に描かれた絵を眺めていると
以前この地をバスで周った懐かしい町の描かれていました



海辺の町を行く電車 Eastbourneまで


終点はEastbourneまで行くのでしょうか?
この町はBrightonほど洗練されてはいませんが
同じように長いピアもあり、
中流階級の人々には古くから人気のある海辺の町

この町からセブンシスターズの見える丘までは
バスで向かいます

そして、イングランドの中でも
あとTop10には入るであろう、
素晴らしいウォーキングコースが楽しめます!

絶景のセヴンシスターズ
ウォーキングでないとこの絶景はご覧いただけません
白い壁のSvensiters




そんな思い出が頭を過ぎりながら
さて、可愛らしい駅舎のLerew駅改札を抜けました


ルイス駅
Lewes駅舎


この駅を背にして右手方向に何やら町の様子が覗えます

とにかく町の地図を手に入れるには
ツーリスト・インフォメーションを目指さなくては!




ステーション・ロード
駅前から右手方向へ延びるStation Road


この道は橋も兼ねる下が線路になっている、
町の中心地へと続く・・であろう・・・Station Road


ステーション・ロードから見た駅
道路から見たLewes駅


通りから見える駅の様子を見ながら進むと
ツーリスト・インフォメーションの案内が出てきました




帰りの為に何か目印と思ったのは
Station RoadとLansdown Placeの交差点にある大きなパブ


ランズダウン アームズ
四つ角に立つThe LANSDOWN ARMS


目印を作っておくと初めての町では
あとで役立つこともあります


このパブを目印にそのまま駅前から延びる
STATION ROADの坂道を
町の中心へと登り始めました

ステーション・ロード
午前中の時間はまだ静かな坂道


通りにはパン屋さんや小さなカフェが続きます


パン屋さんのパン
暖かそうな店内のパンは焼きたてのよう


そうして歩を進めていくと
教会のような建物に「ANTIQUES」 続いて
OPENの文字

ついそのまま入ってみたくなるような入り口です

アンティーク・ショップ
Patisserie Antiques


歩道から入り口へと進むと
可愛い赤いシクラメンの花をつけた鉢と
ぶりきの如雨露に煉瓦、チェックのタイル


入り口
「OPEN」の文字が期待を呼びます


そして、一つドアを押して入ったその場所は
びっくりするほどぎっしりと
アンティーク、アンティーク、アンティーク!!

2階立ての店内はガラスケースで仕切られ
整然としていながらまるで迷路のようにも感じる
くらくらするほどに
沢山のお宝が詰まっています


2階から見た店内
天井が高く、やはり以前は教会だったのでは?


ガラスケースで仕切られたケースで出来た通路には
両サイドぎっしりと詰まった品物は
ある程度ジャンル分けはされていました

先ずは入り口付近は比較的見ていて楽しい、
ピーターラビットのフィギュアや
イギリス国内のみならず世界中でもコレクターを持つ
英国王室グッズ

ピーターラビットシリーズなどのフィギュア
ピーターラビットシリーズの動物達のフィギュア


1980年代前後からウェッジウッドやロイヤルアルバート社などが
続けて発表していた
ピーターラビットの動物達のもの

現在ではすでに製造販売も終了のため
コレクター達には人気の品

また、手前側には北アイルランドが世界に誇る
Belleek(ベリーク)の小物入れもあります


英国王室ロイヤルグッズ
世界中のコレクターを持つ、
英国王室のロイヤルグッズ
(コロネーショングッズ)


また、アンティークと言えば
外せない英国王室のロイヤルグッズ

様々な行事に合わせて時の王室に纏わる
様々なコロネーション・グッズは
コレクターを多く持つ根強い人気の品々
(今年2018年はヘンリー王子御成婚グッズが沢山出回るでしょう)

ヴィクトリア女王&アルバート公ものから
ジョージ5世と現在の王室関係者のみならず
100年以上前の王室関係者のグッズは正に王道のアンティーク

結構値も張ります!




ガラスケースに収められた品々は
全てタグが付いていて数字で管理されています




一つ一つをじっくりと見ていくと
1日があっという間に過ぎてしまいそう・・

でも、必ず1つ、2つは欲しいな~と思う品物があるから
やはり飛ばして見ることが出来ません



気に入った品物についているタグ番号を
入り口付近の精算レジのスタッフに申し出ると
すぐにガラスケールを開けて
直接見せてくれます



2階から見た1階の様子


2階は品物は残念ながら余りなく、
半ばクラシックルーム、という感じ

実際はこうして1階の様子を見るため?のような気もしますが、
改めてこうしてみて見ても圧巻です


掘り出し物ベリーク
中央のピンクのシェル型の器も
北アイルランドBellekのもの
アンティークショップでは一期一会
見ることも目の保養で勉強です


そして、買いたかったけど予算的にまだまだ手の届かない、
何時か揃えてみたい
CornishWare(コーニッシュ・ウエア)も
ひっそりとしたところで見つけました!


コーニッシュウェアのシュガーカップ
ブルーのストライプでも色が濃いものは価格もお高い


20年前に滞在していたシリー諸島のB&Bでは
全ての食器がこのコーニッシュウェアでまとめられていて
毎朝の朝食が楽しみでした

さて、こちらで購入したのは
ピーターラビットの絵本

状態も非常に良く
可愛らしかったので悩んで購入

ピーターラビットのビンテージ絵本
1950年代のピーターラビットの絵本

やっと手にした絵本に落ち着き、
再び青空の広がる外へ

坂を上っていくと町の中心でもある
High Streetと交差する四つ角に出ました

この角に目指すツーリスト・インフォメーションがありました!

ルイスのツーリス・インフォメーション
Lewes Tourist Information


先ずはこちらで町のMapと
大事なランチ場所(Nice Cafe&Pub)
今回の目的でもあるアンティークショップなどを尋ねます


親切なツーリスト・インフォメーションスタッフさん


ところが以外なことに
この町は雑誌で見た「アンティーク」の町、というよりは
イングランドにとっても歴史ある町

それはあのヘンリー8世の4番目の妻
もっとも賢かった、というデュッセルドルフから
輿入れをしたお姫様
Anne Clevesが当時生活をしていた様子を再現した
Anne of Cleves House Museumや
11世紀の修道院跡やLewes Castleなど
町の見所も多く、中々興味深い町です



アン・オブ・クラーブス

へんりー8世の妻達の中では
最も平穏?に細く長く生きた4番目の妻である
Anne Clevesは
波乱万丈な他の5人の妻達とは違い忘れられがちですが、
その彼女の時代を模したミュージアムは
ここLewesでも
人気のスポットのようです

加えて、見たいアンティークショップも多い




そんな町の見所も押さえて、
地図を手に
ツーリスト・インフォメーション前に伸びる
町の中心、High Streetを次ぎに教えてもらった
アンティーク・ショップと急ぎました!



ショップも17時には閉まってしまうーーー






Lewesは日本出発前は
正直余り期待をしていませんでした

しかし、実際はイギリスの人達の中では
ロンドンからの日帰り小旅行としても
滞在する町としても
人気の高い場所でした

それは良いカフェ、良いパブのある町でもあり、
何よりもアンティーク・ショップの多さと
質の高さは嬉しい誤算でした

思った以上に見所満載でしたので
ページは続きます



続きも宜しくお願いいたします

このページに関するご意見、ご質問は
どうぞ下記のメールにてお問い合わせくださいませ
お待ちしております





Top New

雑貨Wilko

うさぎの国を旅する  Excursion from London