
〜 食の饗宴 エディンバラ 〜
【1】

2012年夏のスコットランドは首都エディンバラ
本っ当に寒かった!!
日本はここ数年
すでに6月を入ると真夏日を更新する日もあり、
こと7月に入った途端に梅雨であっても容赦ない暑さが続いています![]()
荷造りをしていても日々の暑さに
これから“寒い国”へ行くんだぞ〜!と頭では解っていても
何せ体が受け付けない・・
そうしてコートを目にしてもいても
もう見るのも“暑いーーーっっ”![]()
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と言うことで“ま、重ね着するばいっかー”とばかりに
長袖を数枚入れて出発し・・
そして、長いフライトの果て
空港に到着した途端に震えることになりました・・・![]()
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寒い・・・
そんなスタートの夏のエディンバラでは
今回は一人旅ではなかったので
美味しいレストランへ幾度か参りました
一人旅でもまた行きたいな〜と思える場所もありました![]()
何度行っても“美味しい”イメージのこの街での食事を
ご報告いたします!
エディンバラへいらっしゃるご予定の方々のみならず
少しでもご参考になれば
こんなに嬉しいことはありません![]()
これからどんどん寒い季節に向かう今!
たっぷりと美味しいものをいただきましょう![]()
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〜 エディンバラの食事情 〜
:: レストラン編 ::

何度も訪れている割りには
1人旅のことが多いので良いお宿に恵まれた時は
テイクアウェイだったり、パブで“まったり”とすることが多く・・
余り「レストラン」で食事!という機会がなかったように感じます
今回は少人数のグループで行動していたので
この初!とも言えるレストランへ行く機会がぐっと増えました![]()

先ずはエディンバラのニュータウン側のレストランからご紹介いたします

エディンバラ中心地MAP
@Hanover Street ARose Street BQueen Street Gardens
@の通りは「Hanover Street/ハノーヴァー通り」
この通りはニュータウンの目抜き通りプリンシィズ通りを曲がった
目印としては「ロイヤル・スコティッシュ・アカデミー」が
突き当たりになります
クイーンズ・ストリート・ガーデンズまでは
賑やかな大通りで数多くのレストラン、ショップが続きます
そのクイーンズ・ストリート・ガーデンズより
プリンシィズ通りよりに
(ロイヤル・スコティッシュ・アカデミーから進んで場合)
気軽に食事のできるイタリアン・レストランがあります
A. バー・ナポリ
Bar Napoli
朝、成田空港からロンドン経由、
しかもそのロンドン・ヒースロー空港で乗り継ぐ際に
天候の理由で機内に2時間閉じ込められた後
やっとエディンバラの宿に到着した時は
すでに22時を廻っておりました![]()
通常20時にはそのB&Bのマネージャーさんも帰宅の途につくはずが
私達の遅れたフライトで残業になり、
それでも遠路遥々・・と気持ち良く迎えてくれ・・
そんな時間にも関わらず開いているよ、と
紹介してくれたお勧めレストランが
この「Bar Napoli」でした![]()
宿から徒歩10分程のその店は
少し上り坂になったハノーヴァー通り沿いに
Barの入り口とレストランの入り口2つが並んでいました
宿からではBarから入り、
中を通り抜けてレストランへ進みましたが、
プリンシィズ通りから行く場合は
レストラン、Barと入り口が並んでいます

レストラン部分の入り口
上り坂になっていることもあり、半地下になっています
| 住所 | : | 75 Hanover Street Edinburgh EH2 1EE TEL 0131 225 2600 |
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| OPEN | : | 日〜木曜日 11:30a.m〜遅い時間まで(お客が帰るまで・・・?) 金〜土曜日 11:30a.m〜03:00a.m. |

レストラン中から外を見る
そんな旅の初日にいただいた夕食に
渡されたメニューの多さにびっくり!

その数は約200!!
(スターターからデザートまで)
とにかく現地時間でも23時近くになり、
日本時間に換算したら早朝の時間にすっかりと空腹になっていた私達は
そのメニュー番号がそれぞれ同じにならないよう
スタッフへそのメニュー番号を次々に伝えました

本日のスープとマルゲリータピザ

ずらっと並んだテーブルの上のイタリアン
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左からルッコラのサラダ、シーフードリゾット、
ジェノベーゼパスタ、本日のスープ
以外に美味しかったのが
カルマラ(イカのフリッター)![]()
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今後のこの街での食事に大きな期待したのは言うまでもありませんでした![]()
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B. マッスル・イン
Mussel Inn
エディンバラの街の高台に上ると
周りが海に囲まれていることが良く解ります

エディンバラ城から見えるフォース湾
そして、この街のニュータウン側で
最もレストラン、パブが並ぶ通りとしても賑わう
Rose Streetはさまざまな食材のお店が並びます

ローズ・ストリートの通りに埋め込まれている紋章?
その中でもこの街ご自慢のシーフード
オイスターやムール貝(マッスル)、帆立貝の直営養殖場を持つ
この「Mussel Inn」は
グラスゴーとここエディンバラに2店舗あります
| 住所 | : | 61-65 Rose Street,EH2 2NH TEL 0131 225-5979 |
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| OPEN | : | 月〜木曜日 12:00〜15:00 19:00〜22:00 金・土曜日 12:00〜22:00 日 12:30〜22:00 *年中無休 |



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C. バルモラル
ハドリアン’ズ ブラッセリー
The Balmoral Hotel
HADRIAN'S BRASSERIE
長年この街を訪れてきて
まさか!このバルモラルホテルで食事ができる!!なんて・・・
“大人になったな〜・・・”と
つい目頭熱くなるような気持ちにすらなった
今回の滞在で1番の高級レストランになりました

エディンバラ ウェバリー駅裏に聳える
街のランドマークでもあるバルモラル ホテル
このホテルの中のレストランの一つ
1番カジュアルでもあるブラッセリー
「ハドリアン’ズ ブラッセリー」![]()
この晩は7人という大人数だったこと、
週末金曜日、ということもあり
夏のエディンバラの街中で落ちつけての食事場所がなかったのです・・
そこで地元の方が薦めてくださったのが
このバルモラルホテルの中でのこちらでした

| 住所 | : | 1 Princes St.,EH2 2EQ TEL 0131 557 5000 |
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| OPEN | : | 朝食:月〜金 7:00〜10:30 土 7:00〜11:00 日 7:30〜11:00 昼食:月〜土 12:00〜14:30 日 12:30〜14:30 夕食:月〜日 18:30〜22:30 |
今までは街の風景としても
この時計台は常のこの街のシンボルであり、
エディンバラ城に対してどうどうと真っ向から迎い合うに相応しい・・
そんな場所でもあるこのホテルのブラッセリーは
向かう足取りもわくわくしたものになりました
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そして、用意されたテーブルは
居心地の良い長テーブルと椅子
周りの空間も心地良い空間で収められており
会話が聞こえない程度の距離を保っていました
ア・ラ・カルトで先ずはスターターとメインを選びました
私が選んだスターターは本日のスープ
たっぷりの野菜スープ、と伺ったので
果たしてどんなものか・・・?

本日のスープ
ベースはコンソメ風のスープで
セロリ、人参、ブロッコリ、白菜(?)、葉物野菜がぎっしりと入った
本当に美味しいスープでした
と、同時にパンも運ばれてきました

4種のパン バターも美味しい!
私が選んだメインは“Sea Bass”

白身魚のスズキ ソースがうまい!
普段は魚の皮が食べられない私でも
パリッとした外身の皮とほっくりとした白身
そして、バターとクリームの濃厚なソースが絶妙に合って・・・
とっても美味しゅうございました![]()
もう一方メインにシーフードを選んだ方は
その名も“ボールの中のシーフード”

エディンバラのシーフード
魚や貝類の旨みがぎゅっと詰まった
ブイヤベースのような味わいでこちらも滋養高いシーフードよ〜と
非常に美味しかった!とのこと![]()
そして、残りの皆様揃って選んだのは
“スコットランド牛のフィレ・ステーキ”
焼き加減もレア、と私には絶対にいただけないメインが来た途端
歓声にも似た溜息がこぼれました

迫力のスコチィッシュ・ビーフ・ステーキ
いただいた皆様の感想は非常に柔らかく、
フィレとは言え、適度の油もあり・・・
とても美味しかった!とのことでした![]()
やはり美味しいお食事は胃を大きくします
やはりデザートは外せないでしょう!
スタッフのお嬢さんにお薦めを尋ねると
今の時期のみのピーチメルバ!と速攻答えが返ってきました

この「ピーチメルバ」は
おフランス人の高名なシェフ
ジョルジュ・オーギュスト・エスコフィエが
1892又は93年に
ロンドンのサヴォイ・ホテルの料理長を務めていた時
滞在していたオーストラリアの人気歌手
ネリー・メルバのために考案したデザートと言われています

メルバにこのデザートの名前を聞かれた際に
エスコフィエが「ピーチ・メルバと呼ばせて頂ければ光栄です」
という由来の1品です
ヴァニラアイスクリームの下地に
ヴァニラシロップ漬けのピーチを乗せて
ラズベリー・ソースを掛けたもの
100年以上も昔にロンドンで生まれた
このピーチ・メルバを
スコットランド誇るホテルのブラッセリーでは
どんなお味なのでしょう・・・

ハドリアン’ズ ブラッセリーのピーチ・メルバ
見た目の派手さはありませんが、
こちらのメルバはヴァニラ・アイルクリームと桃の上に
ラブベリー・シャーベットが乗った豪華なもの
同じラズベリーソースとは
ちょっと違う味のシャーベットは
夏にいただく最もさっぱりとした味わいでした![]()
そして、お会計については
ブラッセリーというスタイルであるのでしょう・・・
しかし、そうは申してもこの国の最高位地のホテルです
ロンドンよりは抑え気味ではありますが、
お1人様7000円〜8000円ほどで召し上がることが可能です!
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そうして、陽の長い夏の御夕食にすっかりと満足感に浸りながら
エディンバラ城を眺めながらの帰宅ほど
贅沢な時間であることに間違いがありません

プリンシィズ・ストリートを歩きながら眺めるエディンバラ城
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今回の旅は1人旅ではなかったので
普段経験できない
初のレストランへ行くことができました
しかし、1度様子が解ると
次回は1人でも楽しめることも解りました![]()
こうして旅の幅が広がっていくんだな〜と・・・
次回のエディンバラ滞在に大きく前進したことに
今からその“次回”が非常に愉しみです!
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【おまけ】
:: The Elephant House ::
エレファント・ハウス

ハリーポッターが執筆されたカフェ
逆に前回は1人でのんびりと過ごした
エレファント・ハウスへ皆さんを連れてまいりました
前回トライしたメニューとはまったく違う味に出会えたことに
今回再訪したランチの様子をちょっぴりお伝えいたします♪
![]() ホーム・メイド・クラシック・ビーフハンバーガー |
![]() サワークリームのジャケット・ポテト |
![]() ホームメイド・シェパーズパイ |
![]() サーモン・パニーニ |
そして、やっぱりここでの味で1番美味しいと思った
ショート・ブレッド

“象”の形のショート・ブレッド
バターの香りたっぷりで美味しい!!
窓からのお城を眺めることよりも
今回は会話に弾んだことは言うまでもありません
1人でもお仲間同士でも
わいわいと楽しめるカフェを一つ知っておくと
とても便利です
また、この象さんをいただきに行きたく思います![]()
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どうぞ、このページに関するお問い合わせやご意見をお待ち申し上げております

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