![子犬の国へ](logoireland241.gif)
![](irelandmap2.jpg)
![2017年 Ireland Tour](logoireland4.gif)
![](logoireland10.gif)
さて、アイルランドの旅前半で山場を迎えたこの日、
全員が最も楽しみにしていた場所
“最果ての島”アラン諸島
![アラン諸島周辺地図](maparan_islands11.png)
ご承知の通り
このGalway(ゴールウェイ)に滞在したならば
おそらくこの島への観光がメインの旅行者は決して少なくない
実際はこのアラン諸島への行き方は
他の場所から幾つかありますが、
やはりこのGalwayからの行き方が1番多いと思います
![](01nekopachikuri.gif)
このツアーも当初は
イニシュモア島に1泊又は2泊、というお声も出ましたが
中々この島で滞在するには
日程日の問題がありました![](namidadbl2.gif)
ちょうどゴールウェイに滞在していた3泊は
2017年6月2日、3日、4日
そして、6月5日に移動
6月5日(月)がBank Holidayという公休日、
祝日の3連休
![](kokuminnokyujitsu11.jpg)
週末から数えると夏始めの祝日とあって
宿の確保が難しかったこと
そして、やはりアラン島から次の場所への移動に
時間がかかること
![](ferry.png)
以前よりも大型フェリーにはなりましたが、
天候が悪いと欠航になります
限られた日数の中での交通手段がなくなる可能性があるとすれば
出来るだけ回避したい
そんないくつかの理由から
ゴールウェイからの日帰り観光になりました
先ずはゴールウェイから
アラン諸島3つの島のうち1番大きな島
イニシュモア島へ向かうことに決定!
![](lineline.gif)
:: アラン諸島 ::
イニシュモア島
出発の町となるゴールウェイから
この島への1日観光ツアーが毎日出ています
![](bustour.png)
ゴールウェイの町からアラン諸島へ行く方法としては2つ
|
① |
ゴールウェイからロッサヴィールの港までバスで行き、
そこからフェリーで向かう
|
|
② |
ゴールウェイの空港から小型飛行機で向かう
|
小型飛行機は本当に小さな飛行機なので
8名という人数が1度に予約できる可能性が非常に低く、
それならやはり一般的なフェリーを利用
![](kogatahikouki.png)
また、飛行機の方が欠航に成りやすい・・?
但し、そのフェリーにも座席が限られているので
先ずはツアーに入るか、
個人で手配するか?の選択には
迷うことなく「個人手配」
という訳で先ずは足のフェリーの予約
10:30発ロッサヴィール港出航 イニシュモア島
(大体11時10分から20分くらいで島に到着)
17:00発 イニシュモア島出航 ロッサヴィール港着を手配しました![](bikkuriki.gif)
(ゴールウェイに戻る時間は大体18時頃)
*このフェリー予約の時にゴールウェイから港までの
シャトルバスも必要であれば予約可能
![](kippu.png)
そのため、この町に到着した最初の日に
バスステーション向かいにある
アラン島フェリーオフィスに立ち寄り
日本で予約したフェリー予約確認書を
ゴールウェイからロッサヴィールの港までの往復バスチケットと
フェリー往復チケットを交換しました
*この作業は必須です*
![](office.png)
そして、出発の朝に町中から乗車するバス停を教えてもらい、
8名分のチケットを手に・・
6月4日(日)朝宿を9時出発
今ひとつ、不安な天気
朝食の時間は前が見えなくなるほどの
どしゃぶりに何となく不安は感じたものの
![](kaeru.gif)
しかし、宿の玄関を出ると雨は上がっていました
・・今ひとつ不安な雲行きに・・・![](namida2.gif)
そんな思いを振り払いながら
バス乗場までGo!
元気良くわいわいと出発しました![](bikkuriki.gif)
ところが!町のほぼ中心のバス乗場は
すでに他の旅行会社ツアーや団体さんの乗車するツアーなどで
ごった返していました!
(これは日曜日で連休のためもあったかも)
![](bus22.jpg)
様々なバスが停車していて、
チケットのシャトルバスがどんなバスなのか・・・?![](namida2.gif)
教えてもらったバス乗場がわからず
結局早めに到着していたにも関わらず
結局最後に乗り込む、という失態・・・![](namidadbl2.gif)
![](kakugen4.gif)
情けなや・・・![](namida2.gif)
何とか、出発前に全員が乗りこむことができましたが、
早めに来ていたにも関わらず
最後の滑り込みセーフ![](namidadbl2.gif)
皆様、ごめんなさい・・でした![](namida2.gif)
![](2017DSC0177411.jpg)
このバスがゴールウェイからロッサヴィールの港まで行く
シャトルバス
結局、私達が乗り込んだバスのあとに
もう1台シャトルバスとして出発したようですが、
ただ港から島までのフェリーは一艘
各種の観光ツアーバス、
シャトルバスの乗客も同じフェリーに乗り込みますから、
船内の席をまたまた確保するには
早いバスで到着する、
に越したことがないことが判りました![](bikkuriki.gif)
もし、レンタカーを借りての旅だったら
ゴールウェイの町中での滞在よりも
この海岸沿いの宿の方が良いな・・・と
![](house-3-3.gif)
素敵なB&Bやショップがちらほら・・
ゴールウェイからロッサヴィールまでは約50分
336線(R336)を一気に進みます
車窓からゴールウェイの市街地へ
![ゴールウェイの市街地](2017DSC017791.jpg)
車窓では雨のち晴れのち雨、風、雨・・・
ゴールウェイ湾に沿って進む海沿いの道は進むに連れて、
この界隈は小さなホテルたゲストハウス、
キャンピングカーなども多く
静かな観光地でもあることが解りました
波もきっと穏やかで
海に向いて家が建てられているし
静かな海岸線での滞在が人気なのかもしれません
程なく、ロッサヴィールの港に着いた途端
バスがひしめき合うように止まり、
お客を吐き出していました
![ロッサヴィールの港](aranferrie.jpg)
大きなフェリーがロッサヴィールで待っている
フェリーに乗り込む前にチケットをスタッフに見せながら
どんどん船内へ進んでいきます
乗り込んでから気づいたのは
当然のことながら
約20年前に乗ったフェリーとは見事な成長振り!
自分の中でのイメージはこんな船だった・・・
![20年前のフェリーのイメージ](aranferrieago.jpg)
20年前はこんなイメージ、小さなフェリーだった
半分漁船のような小さなもの、という記憶だった
中は座席も多くなく、
甲板に出ていたり、上のデッキの方が人が多かった・・・
実は船には弱く船酔いを必ずする方なので
入り口近くにいて
ちょっとやばいな、と思ったら甲板へ、を繰り返していた![](namida2.gif)
![](hiyoko-kumorii.gif)
しかし、今回ロッサヴィールでのフェリーは
船内も非常に多く、
縦3列に別れていて横1列でも
約12人から15人くらいの座席がありました
![船内の様子](aranferriesennai.jpg)
出発まぎわまで乗り込む乗客に
スタッフが空いている席を示して座らせていました
そして、その船内が1席も残らず埋まってしまうのですから
この日、この時間のフェリーの混み具合が解ります
やはり連休とあって、家族連れが圧倒的に多く
アラン島への人気が良く解りました![](bikkuriki.gif)
大きなフェリーなので真ん中の座席に居たせいか、
余り揺れもなく、酔うこともなく
40分ほどで寄港地
アラン島のKilronan(キローナン村)のピアに到着
これから現地で申し込みOK!と言われた
島内の観光バスを探さなければなりません
![下船した観光客?](aranferriepia.jpg)
フェリーからこれまた吐き出されるように一斉に下船する人達
全員下船したことを確認をして、
桟橋を進んだところで
最初に声をかけてくれたミニバスのおじさんに引かれて
下記のATLANTIC BUS TOURSのツアーに参加
![ジョンさんのツアー](2017DSC0293211.jpg)
事前に確認していた料金€10.00は何故か値上がり?
又は連休価格だったのか?
一人€15.00でした![](namida2.gif)
しかし、早めに乗り込めた割には
おじさん(ジョン)、満席にならないと出発しません・・・
船から出てきた人達はこのミニバスか、
馬車、自転車、徒歩と分かれますが
ジョンさんはミニバスの空席に合う人数のお客さん確保に頑張っています
私達も乗り込みながら、
もしお天気が心配なさそうだったら
たくさん止まっている馬車を見て
あっちでも良かったね、と囁きながら
出発を待ちました
![アラン島の働く馬・馬車](2017DSC018301.jpg)
馬車はミニバスと同じくらいの数が
港でお客さんを待っていました
ミニバスから馬車を見ていると
屋根があるもの、ないもの、それぞれのよう
でも、フェリーから降りてくるお客さん達は
馬車はやっぱり興味深々![](bikkuriki.gif)
馬さんには申し訳ないけれど
屋根があってもサイドのない座席は
ひざ掛けだけでは寒いと思う・・・
そんなミニバスのジョンさんの呼び込みもあり、
最後はゴールウェイに住む日本人家族が乗り込んで
めでたく満席
出発となりました![](onpu02.gif)
英語での説明は非常に解りやすく
最初にこんなルートで行くよ、との説明があり、
①Dan Angas/崖っぷち→②Na Seacht dTeampaill/教会→
③Clochan na Carraige/海岸→④Man of Aran Cottage/家→
⑤Port Mhuirbhigh/海岸・湾→⑥Cill Ronain/キローナン村
島内の1本道を登っていきました
下記のMapがそのルートになります
![](maponismor.jpg)
Inis Mor Island
何しろ島内の道は20年前と変わっておらず
(この道はもっともっと古くから変わっていないと思う)
この家はもうすでに住んでいる人もいない、
でも100年前から変わっていないよ、とのこと
![空き家](2017DSC017821.jpg)
藁葺きが崩れないように補強しています
窓枠の赤い色と白い壁が何となく寂しそうです
現在島にはそうした空き家化が進んだけれど
最近は若い家族が戻って
そんな家に住むようになった、と・・・
そうした一家なのか、
古くから何代も住む家族なのか、
一軒の家の子供達、兄妹がバスに駆け寄ってきました
![家の庭から降りてきた兄妹](2017DSC0178611.jpg)
左:庭で遊んでいた兄弟・・・が・・道まで降りてきた!
おじさんはすかさず、バスを止めて
この兄妹達が降りてくるのを待ってくれました
何やら屈託のないこの子供達は
この島で育つ限り
毎日を自然をそのまま感じながら大きくなるのでしょう
そして、道沿いに現れるぽつりぽつりの建物を説明しながら、
![教会](2017DSC017831.jpg)
バスの車窓よりも高い位置にある教会
ミニバスはこの島の1番の見所と言っても良い、
①Dan Aonghasaへ向かいました![](bikkurimarkmidori.gif)
![ダン・エンガス](dunaonghasa3.jpg)
垂直の崖っぷち 眺望絶景
Dun Aonghasa(ドン・エンガス)
バスはこのドン・エンガスの入り口で止まり、
ここには数軒のショップがあり、
村の次に賑やかな場所
とはいえ、
コの字型にショップが5、6軒とあり
ランチもいただける場所でもあるので
ここには約2時間半後くらいに集合!
(この場所での観光が
ミニバスツアーの半分くらいを占めます)
という訳でバスの乗客はここで全員下車
ジョンさんはここではたくさんのミニバス、馬車が集まるから
自分のバスを忘れるなーと言い残して
送り出してくれました
![](carminivan.png)
記憶にあるこのコの字型のショップは
以前は3軒くらいしかなくて
それでもドン・エンガスへ向かう方向は憶えていたのですが、
驚いたことに
ビジター・センターが新しく出来ていて
ドン・エンガスの崖まで行くために
ここを通っていく以外にはなかったこと
![ビジター・センターの入り口](2017DSC017871.jpg)
青い字はドン・エンガスへ と
ビジター・センターへの入り口
まさにまだ新しそう!と思えるような
ビジターセンターとカフェ、ショップ、トイレで
囲まれた場所
20年前にはただただ風景だったような気がしました
![ビジター・センター](2017DSC0178911.jpg)
ビジターセンター周り
でも、そのビジターセンターには
若いスタッフ数名で管理をしているようで
これだけの観光客が来る場所ならば
保存のため、島の就業確保の一つとしても
良いことなんだな~と思いました
![](2017DSC017901.jpg)
ビジター・センター入り口
ビジターセンターの前にも
カフェとトイレ、ショップがきちんと出来ていたことも
この島の未来のためにも
やっぱり良かったな、と思いました
![ビジター・センター](2017DSC017921.jpg)
ドン・エンガスへ向かう前にここビジター・センターのカウンターで入場料を払う
ここではMapやカードなどが売られている
ここでは何ヶ国語かのMapがあり、残念ながら日本語はなし
ドン・エンガスへの入場料は
一人€5.00也
この建物の入り口とは反対へ向かう出口まで
この辺りの歴史や地形などの展示物が
壁に貼られていて
何故か懐かしい文化祭の展示のようにも思えました![](bikkuripink.gif)
![展示物](2017DSC017911.jpg)
この展示物を見ながら進むと
ドン・エンガスへの出口へ
全て英語なので余り見ても解らないので
なめるようにして眺め
ここでは出口へと進みます
すると遥か、ドン・エンガスへの道が目の前に広がります
ここからは以前と同じ
徒歩以外での行き方はありません
このビジターセンターから目的地
ドン・エンガスまでは20分から30分
のんびりと良いウォーキングにもなります
![ドン・エンガスへの道](2017DSC017951.jpg)
1番奥の部分がドン・エンガス
とにかく朝からの天気の変化に
この時は雨が落ちなかったので・・
とにかくこの天気が持ちますように・・・
祈りながら歩を進めました
![](usa12.gif)
でも、この風景の中を歩けるこの時は
本当に気持ちの良い歩きだったように思います![](minipi.gif)
![](2017DSC017961.jpg)
見渡す限りの平原のようですが、
実は岩盤の上のようです
![岩盤](2017DSC017971.jpg)
所々にこんな岩盤が見える
アラン島独特の土が少なく、
こういう岩の島、ということが垣間見えたようにも・・
![](2017DSC017981.jpg)
そうして最初は遥か彼方にも思えた場所が
徐々に近づいてくる
![石壁](2017DSC018041.jpg)
ドン・エンガス内に入ってくると岩場だらけになります
そして、円形状に岩壁が作られた場所で1部崩れた場所から
崖の海岸線に近づきます
そして、いよいよその中心地へ
![ドン・エンガスの中心地](2017DSC018051.jpg)
ドン・エンガスの中心
この中心から幾つかの輪のように岩壁が作られています
左側がその断崖絶壁
![断崖絶壁](2017DSC018061.jpg)
20年前と変わらず、の風景
風が強く、子供だったらそのまま飛ばされそうな・・
また、実は高所恐怖症の私には
崖の端まで行けなくて、当然目線は遥か先になります
それでも、お天気もそこそこ良く
視界が先まで見えるので
中心地の石壁を背にして
(それなら飛ばされることも落ちることもありません)
ここまでの写真は撮ってみました
![崖](2017DSC018101.jpg)
切り立った石壁
皆さんを見てみると
結構“チャレンジャー”・・![](namida2.gif)
それでも、そんな周りの勢いもあり、
ちょっと進んでここまで撮ってみました
![手に汗が出る写真](2017DSC018071.jpg)
この壁に座る人もいます・・・正気とは思えない・・・
そして、更に中心のこの石壁を越えると
思っていた以上に人の多さ
![](2017DSC018231.jpg)
この上は岩の台座のように1段高くなっています
ここからだとダン・エンガスの全景を見ることができます![](bikkuripink.gif)
![](2017DSC018181.jpg)
こんな絶壁が更に続いています
![](2017DSC018221.jpg)
石の大きなテーブルのようでもあり、
石板のようでもあります
そして、この島特有の石積みがこんな感じ
![石壁の石積み](2017DSC018151.jpg)
几帳面に詰め上げられた石壁
石積みの壁はイギリスの湖水地方でもたくさん見てきたけれど
この島のダン・エンガスの石積みは
四角い同じ形に近いものを煉瓦のように積めています
そして、大地の石だと思いますが
ライト・グレーカラーが明るい雰囲気を作っているようにも思えました
そんなことを考えていると
ふと皆さんはどうしているのだろう・・
お天気がもっているうちにビジターセンターへ戻って
ランチにしたいな、と
知らずに集まってきて
皆で来た道を引き返すことにしました
![ビジターセンターへ戻る](2017DSC018251.jpg)
ダン・エンガスからビジターセンターへ戻る道
これからダン・エンガスへ向かう人達と改めて見ると
結構登ってきたんだな~と
この風景を見ていると
本当にこの島が“最果ての島”と囁かれる所以が
ひしひしと感じます
でも、足元を見ると
風に吹かれてこんなに可愛い花々が一生懸命に咲いていました
![](2017DSC018281.jpg)
お花の名前は解りませんが・・![](namida2.gif)
この荒涼とした土地でも頑張って咲かせています
帰りは行きよりも足取りも早く
(下り坂でしたので)
ビジターセンターに思ったよりも楽に着けました![](bikkuripink.gif)
![戻ってきたビジターセンター](2017DSC017941.jpg)
ビジターセンターをダン・エンガスを背にしてみた
さあ、ランチは何処でいただきましょう!
結局少し時間のずれたカフェで
8名の席が取れたので
(この8名分の席が取れる、ということはかなり重要ポイント)
ビジターセンターの向かいのカフェに落ち着きました
何時雨が降るか解らないので
外のテラスはやめて
屋内のカウンターを除くと
皆さんのお気に入りの「本日のスープ」が!!
![](soup1.gif)
必ずパンがついているので
日本人女性のランチには調度良い適度な量![](bikkuriki.gif)
私ともうお一方を除いては
皆さん、そのスープをそろってオーダー
残りの2名(うち一人は私)はサンドウィッチを!
三角パックに入っていたのですが・・
これがすこぶる美味しい
かった!!
![名前は「ハムサンド」](2017DSC018291.jpg)
名前はただの「ハムサンド」でしたが・・・
白パンはふかふかで、かといって柔らかすぎず、
耳もしっかりと味があり
ハムのほかにはしっかりとトマト、レタス、卵と豪華版![](bikkuripink.gif)
これもまた、今までいただいた
この三角パックサンドの中ではNo.1!![](bikkuriki.gif)
スープもポテトスープで黒パンも美味しかった!とのこと
おなかも気持ちもちょっぴり上向きになり、
さあ残る時間はあと30分程
ビジターセンターの1角にある小さなショップ2軒を見て、
再びコの字型のショップがある場所まで
ぶらぶら移動することにしました![](bikkuriki.gif)
![待機している馬車](2017DSC018311.jpg)
小道で待機する馬車達
その小道ではずらっとすでにお客が戻ってくるのを待つ
馬車が並んでいました
屋根のない馬車や大きなコーチ(屋型)には
2頭の馬が働いています
大人しい大きな馬達は
どの子も足が太く、しっかりと大地を踏みしめる頼もしさ
つい通りかかる人達もカメラを構えてしまいます
![ショップ](2017DSC018341.jpg)
コの字型の1角のショップ
この島特産でもある、
アラン編みの衣類や毛糸、おみやげ物が売っています
見ているだけでも楽しい時間![](bikkuripink.gif)
![唯一のティールーム](2017DSC018351.jpg)
コの字型のショップの中で
唯一のティールーム
早めの入店が良いかも・・・
ぐるっと周っても5,6軒のショップはあっと言う間に・・
中央に設けられたピクニックテーブルで
ミニバスとジョンさんを待とう!という時に
心配していた雨がパラパラと落ちてきました
![](2017DSC018322.jpg)
早速雨具を身につける
そうしているうちにジョンさん登場!
さあ、乗り込むぞっ!
と、思ったら同じミニバスツアー仲間の最後に乗車した
日本人家族のお子様達
![](girlkids12.jpg)
双子の女の子達
5歳の双子のお嬢ちゃん達が一斉に馬車に乗りたいー
どうして、私達は馬車じゃないの?!
おうまさんに乗りたいーー、と可愛い抗議の声が・・![](namidadbl2.gif)
![](girldada.png)
![](girldada_man.png)
![](mamakomaru.png)
とてもお行儀の良い子達で
二人共とっても可愛くて
すでにバスの中ではアイドルに![](minipi.gif)
ところが、ジョンさんのバスではなく、
“おうまさんに乗りたいー”
“何故乗っちゃいけないの?”
“みんな乗っているよ、
おうまさんの方が良い!”
![出発する馬車](2017DSC018361.jpg)
次々にお客を乗せて動き出す馬車
“こんな場面見ちゃったら、言いたいよね?”
ステレオサウンドで訴えるので
お父さんもお母さんもそれに一つづつ辛抱強く答える姿に
他の乗客もジョンさんもただただ待つだけ・・![](namida2.gif)
結果やはり生きている年数の差
おとうさん、おかあさんに納得の行く答えをもらったらしく
最後はニコニコとミニバスに乗り込みました![](bikkuripink.gif)
![](car_onebox.png)
日本語での会話にジョンさんも他の乗客も
内容が解らなかったと思いますが、
子供達の様子に察し
乗り込んだ家族を温かく迎えてくれた他の乗客達とジョンさん
なんとなく打ち解けた雰囲気の車内に
改めて出発進行!となったのです![](bikkuripink.gif)
そうして雨が程なく止み
ミニバスは再び走り出し、
ジョンさんの案内で止まったのは
2つの廃墟のような古い教会とお墓
![教会とお墓](2017DSC018381.jpg)
すでに朽ち果ててるかのような廃墟となった教会、と
怪しい雲行き
15世紀くらいの古い教会で
宿泊所が設けられた様子が見てとれるそうです
![教会を見て周るミニバスツアーのメンバー](2017DSC018411.jpg)
2つの教会跡
門から入り、この屋根のない教会から
ケルト十字の大きなお墓、
少し最近らしいお墓もありました
![墓地](2017DSC018441.jpg)
お墓部分はもっと広く
一つの敷地が結構広い
またまた雨が降りそうだったので
次の見学場所へ
この教会と墓地の道をそのまま通りすぎるように
道を進むミニバスは
私達ジョンさんのバスだけではなく
数台のバスとすれ違いました
行く場所、コースは皆同じなのですね・・・
次は③Clochan na Carraigeの海岸です
![クロハン・カルゲ 海岸](2017DSC018451.jpg)
小道の途中でミニバスを降りて
海岸まで歩くツアー客
鉛色の空と打ち寄せる波頭に厳しい海が
見て取れます
海岸までの途中にジョンさんが教えてくれた
島特有の古いボート
![アラン島特有のボート](2017DSC018471.jpg)
今は使っていないだろう、という古い島のボート
右側に歩いているのはミニバス・アイドルの双子ちゃん達
木を組み立てて
底はがっしりとした枠で補強しています
![ボートの底](2017DSC018481.jpg)
すでにボートの中は長い間使われていなかったのか、
蟹の足や甲羅や貝が・・・
そして、タールが塗られているそうです
でも、前方の海を見ると
こんな頼りないボートでこの海へ向かっていった島の人達は
怖かったろうに・・・と・・・
厳しい生活の1部を実際に目の当たりにした思いでした
![](2017DSC018501.jpg)
1本の桟橋
この海岸では“Cloch”と呼ばれる
アイルランド特有の石がたくさんあるそうで、
この石を使って家を建てていたそうです
実はアラン島の案内は
全てゲール語で書かれていて
それを英語になった地図などが非常に少なく、
英語だとその石は“The Clochan of the rock"
ゲール語だと“Clochan na Carraige”になるそうです
島の生活を支えた自然の恵み、ともいうべき
石が集まった海岸、ということでしょうか・・?
![](2017DSC018511.jpg)
北大西洋に面した外海の海岸
次に向かった先は⑤アラン島の古いコテージ
車窓からの眺めのみでしたが、
藁葺き屋根の窓が小さな横長の家
厳しい寒さと風のため
極力上には伸びず、大地にしっかりと根を下ろしたような家々です
今は空き家なので「誰か買わないか?」とジョンさん
![アラン島のコテージ](2017DSC018521.jpg)
色合いが可愛らしいコテージ
一同、無言・・・・![](namida2.gif)
それを埋めるかのように即!次!
ジョンさんが教えてくれたのはロブスター籠
![ロブスターの仕掛け籠](2017DSC018541.jpg)
ロブスターの仕掛け籠
島の高額商品でもあるロブスターは
一大産業でもあり、
島のレストランでいただくのが新鮮で1番美味しい!とのこと
![](lobster.png)
何時かいただいてみたいもの![](bikkuriki.gif)
そろそろ1日のツアーも終わりを告げようとしていました
道が複雑になってきたのは
キローナン村に入ってきた証拠
出発地点にとなった
ピアでジョンさんに御礼を皆、言いつつ
乗客の私達はミニバスを降りて
それぞれにバラバラに散っていきました
さて、まだ15時半
フェリーの出発まで1時間半あります!
さあ、ショップ見学ダーっ!
ピアからショップまでの海沿いには
海に向かってケルト十字がありました
![大きなケルト十字](2017DSC018621.jpg)
まるで海に向かって祈るような大きなケルト十字
その後ろでは働き活躍した馬車の馬達が休んでいました
湾に沿って様々なショップが並んでいます
やっぱり島の代表はアラン毛糸を使った
羊毛衣類の数々
世界的にも有名なアランセーターのショップ
ARAN SWEATER MARKET
![アラン・セーター・マーケット](2017DSC018611.jpg)
皆さん、飛ぶようにして解散!
それぞれのお好みのショップへ
その名の通り、品揃えは島1番!
中にはこんなに観光客が居たの?というくらいお客さんが入っていました![](bikkuriki.gif)
![ショップ](2017DSC018631.jpg)
海沿いから1本内陸に入った小道のショップ
ここでも馬車の馬が休んでいました
カラフルなショップも20年前の何倍も増えて、
品物も数多く、
じっくりと愉しむことが出来ます![](bikkuriki.gif)
お客様達の様子を見ながら、
ツーリストインフォメーションへ行ったり、
ぶらぶらしているうちにピアへ歩き出す人達を見て
早めに桟橋へ向かいました
![ピアでフェリーを待つ人々](2017DSC018601.jpg)
またまた雲行きが怪しくなったので
屋根のあるベンチへ移動
でも、こちらの人達は本当に外が好き
雨も降りそうで風も強いのに
外ベンチで寛いでいます
そうして沖合いからフェリーが一艘横付けされました
そのフェリーが帰りの船でしょう![](bikkuriki.gif)
![帰りのフェリー](2017DSC018641.jpg)
行きよりも小さめのフェリー
ゴールウェイへ戻る時間帯としては
1番のピーク
ちょっと小さめのフェリーは
やはり明日まで祭日とあって
島に1泊する観光客も多いのかも・・・
船に乗り込みながら、
ミニバスで一緒だった双子ちゃん家族も乗り込んだのを見て
帰りのフェリーの中では酔わずに寝られるかも・・
そんなことを思いながら
桟橋から遠ざかるフェリーの中から見た
島は本当に名残惜しい場所だった
![フェリーから見たイニシュモア島のキローナン村](2017DSC018651.jpg)
桟橋から離れて見た
イニシュモア島のキローナン村
また何時か来たいな~と思いながら
帰りはやっぱり満席に近いフェリーの中で揺れながら思いました![](bikkuriki.gif)
![](03neko.gif)
![](lineline.gif)
2017年のツアー、
まだまだ、まだまだ続きます![](bikkuriki.gif)
どうぞ、今後の続きもお付き合いくださいませ
![](ojigineko.gif)
![](image/pe05ml.gif)
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