子犬の国へ



Ireland
From London to Dublin
【1】


2016年9月めずらしく残暑のロンドンから
中2泊往復夜行バスでお隣の国アイルランドは
首都ダブリンへ行ってまいりました





ダブリン オコンネル・ストリート
ダブリンの中心地 オコンネル・ストリート


実に1998年にこの国を訪れた後は
中々近くて遠いアイルランドを
再び訪れることができませんでした・・

98年は第16回目のサッカーワールドカップが
6月から7月におフランスで行われた年





地元イングランドは決勝リーグで早くも6月末に
PK戦でアルゼンチンに破れ、
結局開催国おフランス優勝で締めくくった大会で
日本からのサポーターは
各大手旅行会社が主催したにもかかわらず
その大会観戦チケットが確保できず
そのチケット販売に大きく問題を残した・・・
そんな年でもありました
(その時ほど旅行会社勤務でなくて良かった・・と
思ったことはありませんでした)




それから18年経ち
当時まだアイルランド£だったお金も
現在は€に変わり、
EU加盟国となった際には経済的にも
良い時があったり、
ダブリンの発展は度々日本にもニュースが上がってきていました

ただ、渦巻く欧州の経済問題や人種問題
様々な国が一律化するのが困難であることが
徐々に膨れ上がり・・

その後のダブリンはどんな街になったんだろう・・・


アイルランド



折りしも今年6月にツアーがあり、
その下見も兼ねて18年前に辿った経路で
ロンドン滞在中にお隣の国ダブリンへ小旅行へ出かけました!






ロンドンから夜行バスで早朝ダブリンに到着

ダブリンのB&Bで2泊した後、
再びダブリンから夜行バスでロンドンへ






ロンドンから到着した早朝6:30の1日と
翌日丸々1日
ロンドンへ戻る夜行バス出発の20:00までの
約3日間のダブリンでの旅をご紹介いたします












 ロンドンからダブリンへ ::


限られた日程の中で
先ずロンドンからダブリンへの行き方については
幾つかの選択肢がありました

方 法  利 点  欠 点
 ①  飛行機   移動時間の短さ   ・料金的に高いこと
 ・空港までの往復時間が面倒なこと
 
 ②  鉄道+フェリー 
 又は
 長距離バス(昼間)
 移動が楽 
 飛行機よりも安価
 ・時間がかかること
 ・到着時間が深夜
 ③  長距離バス(夜行)   
 早朝着夜出発で時間を有効に使える
 1番安価な移動方法

 ・夜行移動で身体的に疲労有り 

上記3つの利点も欠点もそれぞれもっとあるかと思いますし、
移動方法もまだあるかもしれません





私的には大きく3つに分け、上の表のようになりました





利点の数が多く、
欠点が少ない・・ということで選んだのは
結局18年前と同じ
長距離バス(夜行)でした

そうなると先ずはダブリンに滞在するお宿を決め、
宿の空室状況を見ながら、
長距離バスの安い日を確認していく・・

長距離バス(以下コーチ)は
鉄道と同じく事前予約で時間や日にちによって
料金が異なっていきます



コーチの運行日や時間を見ながら
日曜日の夜行便と早朝到着した日と翌日の2泊を
ダブリンのB&Bに予約し、
水曜日の夜ダブリンを出発する夜行便の予約を
早速いたしました



と、同時にダブリンへ行く前後のロンドンのお宿も
夜行バスの出る
ヴィクトリア・コーチ・ステーションに近いお宿

ミセス・ハリガン宅です

彼女の家はヴィクトリア・コーチ・ステーションから
徒歩僅か15分
(バスに乗れば5分くらい)

本当はダブリンへ出発する日も
彼女の家に滞在したかったのですが・・

例年通り彼女の家は混み合っていて
結局ダブリンへ向かう前の数日間は別のお宿で・・

ダブリンから戻る日からの滞在のみ予約ができました


ミセス・ハリガン宅の前
ミセス・ハリガン宅の前はテームズ河
対岸は旧バタシー発電所
この旧バタシー発電所も取り壊しが決まり
対岸の風景も徐々に変化が見えます



戻る日からでも予約できたのは
凄くラッキー

そうして、ダブリンへの出発当日は
別のお宿をチェックアウトして
先ずはミセス・ハリガン宅へ向かい、
彼らへのお土産を先に渡しに伺い、
再び4日後の再会を楽しみに・・

テームズ河に面した彼女の家から
ヴィクトリア・コーチ・ステーションへ向かいました


ミセス・ハリガン宅
テームズ河に面したテラスハウス
この裏木戸から出発Go!



ミセス・ハリガン宅のテームズ河に面した大通りから
24番バス停があり、
通常この24番バスを利用する頻度がとても高いのですが、
コーチ・ステーションや徒歩でヴィクトリア駅へ向かう場合は
テームズ河の反対玄関方向から
裏手に当たるルプス通りに向かいます

このルプス通りは24番バスも通りますが、
その他にC10バスと360番バスが運行しています

C10バスは1階


C10バスに乗れば僅か4つ目のバス停
終点がヴィクトリア・コーチ・ステーション

荷物がある時はこのC10バスを利用します

ルプス通りC10バス停
Lupus Street


但し、今回失敗したのは
このC10のバス運行時間を調べておいたにも関わらず・・

ここで待てど暮らせど
バスが来ない・・

コーチ・ステーションへは少なくとも「30分前」には
到着したい・・

ところがこの
「30分前到着自体が
そもそも失敗だったこと

業を煮やしてC10バス利用を諦めて
荷物を持ち、
徒歩でコーチ・ステーションへ向かうことに決め
早足で到着したのが
バスの出発30分前・・・


電光掲示板で
Dublin行きのバスのゲートを確認

インフォメーションの電光掲示板
全てのバスの出発ゲートが確認できます


「19番」とのこと
慌ててゲート前へ!!


ダブリン行きバスのゲート前
19番ダブリン行き出発ゲート


あちゃー
すでに人がバスに乗り込んでいました

そして、更にバスへ向かう人の手元には
何やらチケットが・・・

今まで日本からサイトでの購入時の予約確認書ではなく、
皆ぞれぞれにチケットのようなものを握っています!

バスへ向かう人に尋ねると
インターナショナルカウンターでチェックインすればもらえるよ!

“ チェックイン!!?”

そうだ!!ダブリン行きは「国際線」
今までの国内の長距離と違い「国際」だーーーっっ



インターナショナルカウンターへと走り
げーーッッ!!Queue!!


国際線のチェックインカウンター
インターナショナルチェックインカウンター


この長距離バスを利用して
様々な海外(おフランスやベルギー、オランダなど)へ向かう
旅行者のチェックインカウンターです



ダブリン行きの案内
チェックインは1時間前から行います、と表示が・・・



急ぐのーごめんなさい!と
割り込みさせてもらって、
(親切にも皆さん譲ってくださいった )

パスポート予約確認書をカウンターで見せて
チェックイン
チケットをもらって再び19番ゲートへ
バスに乗り込むため向かいますーーー

カウンターの人も急げ!急げ!と・・


ゲートから見たダブリン行きバス
19番ゲートから見たダブリン行きのバス


ゲート前は見送りの人達なのか、
次ぎに出発するバス待ちの人達なのか・・・?

ゲート前の人達をかき分けて
バスの入り口でチケットをチェックしているドライバーさんへ
もらったばかりのチケットを見せると
「こんにちは、ダブリンだね?」


ダブリン行きのチケット
このカードがチェックインカウンターでもらった
本日ダブリン行きのチケットです



もう最後から数名のお客だったため
いつも最前列の席に陣取るのが、
今回は無理かな~・・

と、思いながら自分で席に持ち込めない荷物を
バスのおなかに入れて
車内へ上がると
なんと!!ラッキーなことに
最前列の通路側が1席あり!!

車内を見渡すと2列目以降の席は
ほぼほぼ満席に近い

それも前が何もない進行方向に向かって左側の席だったので
正しく私にとっては1等席

並びのドライバー席の後ろの前列は
大柄な若い黒人女性が
一人で2席占領

左席の窓側は小柄なおじいちゃんがちんまりと・・・




彼に通路側は空いている?
ここ座っていい?と尋ねると
「どうぞ!どうぞ!」と感じ良く勧めてくれたので
“ これは嬉しい!”とばかりに手荷物を抱えて座りました





 
女性の一人長距離バス利用でお薦めしたいのは
出来るだけ前の席に座ること

ドライバーさんの目が届く場所、
周りが女性が比較的多い座席をお薦めします




お隣も「おじいちゃん」というのも
ちょっと安らぎを感じます

そして、通路を挟んだ並びの席を見ると
結局一人で2シートは許されなかったのか?
いつの間にか
これまた若い黒人男性が座っていました

・・・二人ともこちら側に比べると大柄なので、
ちょっと窮屈そうでしたが・・・

ぎゅう~ぎゅ~
バスのシートは日本人だったら充分です




さて、先ほどの大きな身体の陽気なドライバーさんが乗車し、
自己紹介をすると
「これから、ダブリンへ向かうぞ!」と!

ゆっくりと夕暮れのコーチ・ステーションを出発し始めました


出発
座席から見た、動き出したバス


ほぼ全席満席の状態で
ロンドンはヴィクトリア・コーチ・ステーションを定刻通り
18:00発


ドライバーさんは大きな身体をするっと
座席に押し込むと
大きなハンドルをたくみに操り、
ラッシュも少し落ち着いたロンドンの町中へ、と進みました


コーチ・ステーション界隈



ヴィクトリア駅脇を通ります




まだ陽の高い9月


比較的順調にロンドンの町を抜け始め、
バスは軽快に進みます

夜行バスの中は皆、これから約12時間の長旅に
自分の座席に安心して
車内もちょっと静かめ

こちらも日中の行動にバスの揺れとの心地良さに
ついついねむりを始めて・・

気づいたら、バスは最初の停車地

Milton Keynes(ミルトーン・キーン)の
バスターミナルに停車していました


ミルトーン・キーン 長距離バスターミナル
Milton Keynesのコーチ・ステーション


2015年の秋に
ラグビーワールドカップ開催に伴い、
日本戦が行われた町で
私はその年の冬、初めて訪れた町でした

しかし、僅か1日の滞在でコーチ・ステーションは見かけなかったので
町の郊外だろうと思います



Milton Keynesのコーチ・ステーションへ


高速道路から入ってすぐの場所のようでした
この町からこの中距離バスに乗り込む人がいるので
乗客にはトイレ休憩になります

元々長距離バスの後方にはトイレが付いています


バスのトイレは比較的綺麗ですが、
やはりお隣のシートまで人が居ると
入りにくいよね・・



しかし、ここで20分の休憩だよ!と
ドライバーさんの呼びかけに先ずは皆トイレへ、と
バスを降ります



ラウンジへの入り口


バスのラウンジは人もまばら

停車しているバスも自分達のバスだけだけど
一応場所を確認しておきます


乗ってきたバス
ロンドンから乗り込んできたバス

また新しそうな綺麗なラウンジは
小さな売店が開いていて
軽食なども楽しめます


ミルトン・キーン コーチ・ステーション
広めのロビーを持つ、
まだ新しそうなMilton Keynesのコーチ・ステーション



座席が前だと降りるのも早いので
早々にトイレを済ませ、その売店をぶらぶら見ていて
そういえば、今晩の夕食って・・?

早速、お茶とマフィンを購入





リュックのお菓子だけでは足りない!

基本、バスの車内では飲み食いは厳禁なのですが、
夜行の場合は周りを見ると
むしゃむしゃやっているので
ドライバーさんも見逃してくれているのかも・・・


車内はよごさないでね!

お茶とマフィンを持って
バスに乗り込んで、まだ時間あるよね?・・と思っていたら、
いきなり乗客の数確認もせず、ドライバーさんの声

時間だから出発するよーと一声

すると!
後ろの方から「ちょっと、待ったーーっ!ー隣の奴がまだ戻ってこない!」


ドライバーさんって乗客の数、数えないんだ・・・・
乗り遅れたら、そこでOUT?・・

 
基本的に休憩などでバスを離れて
再度出発する際には
乗客はドライバーさんの点呼は期待してはいけません

時間厳守なのでバスに戻ってこないと
容赦なく取り残されます



結局、時間にちゃんと戻ってきた数名のお客を乗せて、
再び暗くなった高速道路へと進みました



すっかりと夜の帳が降りた高速道路


何となく一つ目の停車地を過ぎて
夕暮れと共に
車内はガサゴソと食べ物を出しだす音がし始めました



ミルトーン・キーンで買ったお茶とマフィン
ジュースはお隣のおじいちゃんのもの



座席の前には小さなテーブルが出ます

ドライバーさんはとても上手にすいすいと前の車を追い越していく

熱いお茶と甘いマフィンが身体に沁みこみます




そうして、程なく時刻は23時を廻り始めた頃、
(ロンドンを出発して約5時間くらい)
またまた大きなターミナルにバスは入りました


バーミンガム・コーチ・ステーション
Birmingham(バーミンガム)の新しいディグベス・コーチステーション



最初はここがあの!
バーミンガムのコーチ・ステーション(Digbeth Coach Station)とは
気づきませんでした

バーミンガムはこの周辺の長距離バスの分岐点で
分単位でバスが行き交っています





町的にも黒人の多く住む都会で
以前は女性一人でこのコーチ・ステーションに降り立つことも
ちょっと勇気が要りました



教会も多く、私的イメージは
“ 日曜日はゴスペル ” な町


しかし、現在はすっかりと近代化?され、
明るくて開放的で大きなターミナル・ステーションとなっています!

夜中近くとは言え、
実はロンドンからここで下車する乗客も数名いました


ドライバーさんの声が響きます

「イギリスで最後の停車地だよ!30分後に出発!」

時間を合わせて、
やっぱりバラバラと皆バスから降りていきます


広いコーチ・ステーション
まだ出発する路線あり?
バーミンガムのコーチ・ステーション



98年にイギリス中を横断していた時、
何度このバーミンガムのバス・ターミナルを行き交っただろう・・

もちろん、昼間のみの利用だったけれど
それでも大柄な女性スタッフが気を使ってくれて
待合室でも私の見える場所にいなさい、と
言ってくれたこともありました

真夜中近くに同じバスターミナルを
うろうろとしている自分がとても不思議でした
(実際に乗客も同じバスの人達同士)


そして、30分はあっと言う間に過ぎ、
一路ウェールズは
アイリッシュ海を挟んで
ダブリンと最も近い対岸の町

HolyHead(ホーリーヘッド)へと向かいました

BOWWOWーー



車内が暗く、
何となくおなかも満たされて
眠ってしまった乗客の中、
ふと目が覚めた


バスは港町、
ホーリーヘッドへもう着いていました

ホーリーヘッド
ホーリーヘッドの港へ向かう車の列


真っ暗な中をアイルランドへ渡るため
乗用車の列、トラックの列・・・
無機質な港へ、と車のテールランプが輝いていました

お隣の席のおじいさんはじっと目を凝らして前方を見ていました


港の検問所
ここはダブリンへ行くフェリーに続く検問所?


1台、1台の車がこれから国境を越えて
お隣の国へ渡るための検問所を入ります

写真はNGなので言葉でのみになりますが・・


バスは乗用車ともトラック群とも違う
建物を目指して
この広い港と思われる場所をぐるぐると進んでいました




そして、大きな倉庫のような前で止まると
ドライバーさんが「自分の荷物を全て持って、あの建物を進んで」と・・

バスの中には荷物を置かず、
そしてバスのおなかに入れたトランクを全て自分の手で出し
(これは乗客の男性陣が助けてくれました)
その荷物を持ち、倉庫の中へ進みました

すると別の方向からは同じようなグループが・・

最初にバスから降りて、
乗車が遅かったので荷物も早く出してもらうことが出来たので
同じバスグループの最前を進んでいました

すると、前方に3名の係員が
“ こっち、こっち ”と手招きしているので
そこへ行くと出国審査なのでパスポートを見せて!



私の後ろにはすでに同じバスの乗客が続いています




はて・・ハンコも何もなく、ただパスポートを見るだけ・・

そして、大きなこの倉庫はイギリスの港の出国審査場のようです

あとの二人があそこから出ていいよ、と言ってくれた場所は
この倉庫に入った入り口に戻った場所でした




そこではドライバーさんが待つバスのおなかの中に
再び自分のトランクを入れて
最前列の自分の席へ戻ります




次々に同じバスの仲間(もう何となくそんな仲間意識)が
バスに戻ってきました

お隣のおじいさんも戻ったし、
並びの黒人若者二人も席に付きました

いつものようにドライバーさんは
「出発するよー」と一声

ここでも点呼も人数確認もせず、
バスはやっと海を渡るフェリーへと進みました


そして、目の前に大きなフェリーのおしりが見えたかと思うと
そこへは何車線くらいあるのだろう・・
5又は6車線・・?

もの凄い数の車がフェリーの中に吸い込まれていきます

しかし、バスが止まった場所を見ると
同じようなバスが沢山駐車されています

車の大きさにより、駐車場所が違うのでしょう

ドライバーさんがここでこのバスに戻ってくる際の
注意をしてくれます

「船内で到着の放送があったらバスに戻る事」

バスを降りて自分達のバスの場所の目印を教えてくれました

フェリーの地下駐車場
自分達のバスを憶えること


そして、ここが地下なので出口として
その場所の目印を覚えておくこと



バスの近くの出口はDECK5でブルー文字


ここから上のデッキまで階段を上っていきます

しかし、この時は本当に寒かった・・・

すでにこの状況を知っているお隣の席のおじいちゃんは
薄手のダウンをどこからか出していたし、
並びの席だった黒人の二人も厚手の上着

私も実は以前の記憶の中で
フェリー内は真夜中だし、
寒い・・と刷り込まれていたので
ある程度持っている上着を全て出していました


持参衣類を全部身につける


時刻はもうすでに2時を廻っていました

有り難いことに並び席の大柄な黒人女性が
実はづっと一緒に居てくれていました

彼女も一人だったので
広くて大きなフェリー内でたった一人は
ちょっと寂しかったのです・・


船内の免税店
船内にある免税店


彼女は自分の半分くらいしかない
東洋人(私)に対し
途中からかばわなくてはならない小動物のように
横になる場所も
トイレも一緒についてきてくれました

この時ばかりはとても有りがたかった





大きな荷物はそのままバスの中とは言え
手荷物を抱えて、
そしてこの船内に居る間が唯一横になれる場所も
やはり慣れている旅行者は場所取りも早い


こうしたソファーは場所取りで早くも確保されてしまうので



また、当然英語の船内放送のみで
ドライバーさんがこんな放送が入ったら
バスに戻るんだよ、と言われていましたが・・
果たして聞き取れるかしら・・・と思っていましたが
彼女が一緒に居てくれたので
実際には早めに行動が出来、
船内でも安心して横になれた気がします


 
フェリー内ではバスの乗客が入れないフロアもあります

大型の船内なので余裕はこの時期は充分ありましたが、
夏のハイシーズンでは横になれるソファーには
人が殺到します

そして、出来るだけお店の近くにいた方が安全です

スタッフの目が届かない場所も沢山有りますし、
船内はゲームセンターもあるので
女性一人の場合は近寄らないことをお勧めします

また、夏でも船内はとても寒いです
一晩とはいえ、防寒対策は忘れずに!!

大型フェリーは結構横揺れします
船酔いに弱い人はとっとと寝てしまいましょう




寝袋もお薦め!



船内は一晩中カフェも免税店もゲーセンもオープンしています

起きている人達も大勢居ますが、
ダブリンへ着いてからが辛いので
ここは眠ろうとする人達に賛成して私もソファーに横になりました


こうして寝ていると思って・・・


周りは皆大柄なので身体を窮屈そうに
それでも少しでも横になれるのは
有り難い

そして、彼女に起こされて慌てて荷物を握りなおし、
一緒にデッキ階段へと移動したところ




すでに早い人達は地下へ降りるそのデッキ階段前に待機していました

フェリーのスタッフがその階段前に張られた鎖を
外されるのを待っています


そして、程なく階段への通路を開けられ、
地下駐車場までバスに乗り込みました

次々に同じバス仲間が乗車してきます

驚いたことに一旦バスに乗り込んだ人達数名が
ドライバーさんにこれは自分の乗るバスか?と尋ねています

どうやら、同じように違う都市から出発した夜行バスに乗ってきた
乗客達は自分のバスを見失ってしまったようです


   

ドライバーさんがどこから乗車したのか?を尋ね
これは違うバスであることを伝えています

と、突然周りの車達のエンジンが掛かりだしました

いつのように点呼もせず、
バスの乗車口が閉じられ徐々に前の車が動き出しました

フェリーから出発です

フェリーから出発
ダブリン上陸

まだ明け方早朝の港から
フェリーのおなかからどしどしと車が飛び出していきます




そして、徐々に明るくなっていく空をバックに
町へとバスは向かいます

車内は長い道中の終わりを感じ、
徐々に賑やかになってきました

大型フェリー
イギリスから乗船した大型フェリー

どんどんとイギリスから渡ってきた大きなフェリーを一瞬見せて
バスは一路ダブリンの中心地へと走りました



BOWWOW----











イギリスの形がうさぎに似ていることから
よく “うさぎの国”と呼ばれます

対してアイルランドは
子犬が横向きになった姿に似ているため
“こいぬの国”と言われるそうです

このダブリン紀行はまだまだ続きます

どうぞ、今後の続きもお付き合いくださいませ









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