やさしい個人旅行講座
【 英国新旧50ポンド紙幣について 】
〜 Exchange of an old £50 〜
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今回はこれから英国へご旅行される皆様へ
旅をするにあたって、
どうしても避けられないのが「お金の換金」
サイトへのお問い合わせの中でも多いのが
“お金の換金で1番良い方法を教えてください”
と・・言うご質問をいただきます
もし、短期のご旅行であれば
是非日本で換金してお持ちになった方が宜しいのでは?と
答えさせていただいています
(この回答は社の添乗員さんからの受け入りですが・・・)
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短い滞在の中でわざわざ換金のための時間を割くのはもったいないし・・![]()
・・・英国での換金は
短時間で手頃にできる場所はレートなど条件的にお薦めできないし・・![]()
また、レートなどを優先するならば、
その場所へ行く手間と時間帯によっては混み合うこともありますし・・・![]()
(例えば、マークス&スペンサーとかレートは良いのですが、混みます)
また、何よりも現地の到着した空港での換金は
“安全性”に欠ける・・・と・・・
(いろんな方々がいますので余りお金を見せるのはお薦めできない)
などなど様々な私のなりの理由から、ということになります
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そして、換金はなるたけ回数を少なくした方が良いとも思います
手数料にかかる料金も嵩むと結構な額になりますし、
そのためにかける時間(換金場所を探す手間)も少なくて済みます
但し、最大のデメリットは1度に大金(?)を所持することになります
こちらも“安全性”という意味では?でしょう・・![]()
ですから、予め御自身の旅の中でどのくらいの「現金」を使うか?・・
そのシュミレーションは必要だと思います
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その換金(両替)について1回で済ませることとしたら・・・
個人個人その額は違うと思いますが、
日本円で“数万円”という単位を換金するとしたら
おそらく1枚は『50ポンド紙幣』が入ってくる可能性が高いと思います
今回はその高額紙幣“50ポンド紙幣”について
今年始めの旅の中で気づいたことを
このページでお知らせをしてみたくなりました![]()
でも、もうすでにお気づきの方々も多いと思いますが・・
恥ずかしながら私は2012年1月の旅で初めて知りましたので
情報が新しいとは言いがたいのですが、
これからの旅でまだお気づきでない方が(私のように)
もし・・いらっしゃったら
少しでもご参考となれば嬉しいです
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実はこの英国スターリング紙幣の50ポンド札は
非常に評判の悪い紙幣のようです
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私自身は今までこの紙幣を使用していて
不便を感じたことはありませんでしたが・・
(実は余り良く考えていなかったかも)
サイトの情報を検索してみると
出てくる!出てくる!50ポンド紙幣の悪口が!
中でも多かったのが
| 高額過ぎて店員さんが受け取ってくれない、 または・・・ |
| ↓ |
| 本物か?どうかを調べるために支払い後待たされる |
レジなどで待たされる、というのは非常に心地良いものではなく
そう言われてみれば
50ポンド紙幣を出して、必ず!と言ってよいほど出会う場面は
紙幣をラインマーカー、又は鉛筆などで線を入れたり、
透かして見たり・・という行為
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きちんとした銀行や空港の両替所での換金されたお札に
偽札は普通ありえないので
どうどうと彼らの行為を反対にまじまじ見てしまうのですが・・・
そんな現地の人々の動作を面白く見てしまう私は
特別扱いせずこの50ポンドを使用していました![]()
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さて、この50ポンド札が
昨年2011年1月2日に新しいデザインになりました![]()
(しかし!昨年1年間は私自身まったく目にする機会がありませんでした)
偶然今回銀行博物館へ立ち寄ることとなり
(実はトイレを借りたかった・・だけ・・・)
その時に目にした展示物
(一応来館者のフリはしました)を見ていたら
紙幣の歴史があり、その中に新しい50ポンド紙幣が展示されていたのです!
前回の旧20ポンド札が急遽使用できませんー
と、いきなり言われても・・・
・・と思ったら、
まだ有難いことに何時から使用できない、という期日は入っていませんでした
(2012年1月現在)
しかし・・現在多く出回っている
1994年版の旧50ポンド紙幣が何時までに交換しなければ!と
発表になるか?は解りません
(銀行博物館のスタッフのおっちゃんも“解らんな〜?”でした)
日本の換金してくれる場所もまだまだ新札の流通はのんびりです![]()
もし、現在お手元に旧50ポンドをお持ちでいらっしゃれば
お早めに使ってしまったほうがお薦めかと思います![]()
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では、まだ新しい50ポンド紙幣がお手元にない方や
旧50ポンド紙幣をお持ちの方々へ・・・
今回手に入ってきた新しい紙幣をご紹介いたします♪
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〜 ニューデザイン!新50ポンド紙幣 〜

上の紙幣が昨年2011年1月2日に世に出た
新しい50ポンド紙幣になります![]()
従来のものよりも色を沢山使っています
年々偽札が出回ったりするので
印刷技術も徐々に複雑を極めているのかもしれません

上が従来の旧デザインの50ポンド札
下が新しいお札になります
こうして比べてみてもデザインがより複雑になっていることが解ります
お札の裏も変わりました!
旧50ポンド紙幣には
イングランド銀初代総裁ジョン・フーブロンがデザインされています

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彼の肖像と彼の邸宅です
新50ポンド札は
色は現行の50ポンド札と同じ赤ベースで、
偽造防止のため「モーションスレッド」と呼ばれる
特殊なホログラムが採用されているそうです
裏面にはスコットランドの発明家ジェームズ・ワット(1736〜1819)と、
イングランドの企業家マシュー・ボールトン(1728〜1809)が描かれています
ボールソンは高効率の蒸気機関など
ワットの発明を製品化し資金面で支えるとともに、
産業革命の進展に貢献したことで知られています
また今回は紙幣の裏面に複数の人物の肖像画が使われるのは初めてと、という
目新しいデザインです

左:マシュー・ボールトン 右:ジェームズ・ワット
なにやらおっちゃん二人組みは確かに珍しいデザイン![]()
偽造も難しいことでしょう!
もし、日本での両替に旧50ポンド紙幣が入っていたら
可能であれば20、10ポンド紙幣に交換していただき、
難しいようであれば
なるたけ旅の間に使ってしまいましょう!
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例え店員さんが怪訝な顔をされても、
こちらは正規なれっきとした場所での換金紙幣
何も恐れることはありません!
何時何時・・・「旧50ポンド紙幣は使えません!!」と言われてもいいように・・・
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実は今回新しい50ポンド紙幣が欲しくて
イングランド銀行へ行ってみました

中央出入り口
古めかしい石の建物で中は天井も高く、
映画に出てくるような背広の係員が居なければ
ヴィクトリア時代を思わせる内部

これがイングランド銀行だっ!
教えていただかなければ通り過ぎてしまう
地下鉄バンク(BANK)駅からすぐ、です
中央の入り口から入り
(中はカメラは駄目でした)
バックの中を検査され、
3つある窓口へ旧札や海外のお金を持って来た人々が並んでいました
窓口では用紙に名前など書き込むだけで
旧50ポンド札を新50ポンド札に交換
特にパスポート(旅券)の提示もなく
スムースに新しい紙幣を手に入れることができました![]()
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