やさしい個人旅行講座

〜番外編・ラグビー観戦記〜

素敵な旅を終えられた方からの嬉しいご報告です

残念ながら今年の六カ国対抗戦は、私達日本にいる限りにおいては１試合も観ることが叶いませんでした・・
しつこいと思われるかもしれませんが・・・
しかし！！
２月上旬から毎週RBSから送られてくる六カ国対抗戦の結果お知らせメール
観られない無念さに臍を噛みながら・・2月下旬になっても、○カパーさんの番組案内に出てくる気配なし・・・
何度あれから、悔し涙のハンカチをくわえたか・・・

それでも現地の方々からテレビ観戦の感想、はたまたやはり現地に飛びます！と頼もしいお知らせを頂戴し、
その後帰国されてからのご報告、皆様に御礼を申し上げます



それぞれにお伝えして下さった今シーズン
様々な形で愉しませていただきました・・・本当にありがとうございます　





その中でも個人旅行を実践し、
ラグビー観戦をされたＴさんからのご報告より、ご本人様からのご好意もあり私だけでなく、
これからのラグビー又はスポーツ観戦の旅をご計画の皆様へも・・・

このページでご紹介するＴさんはラグビー観戦は南半球ではご経験がお有りだとのこと・・
しかし、今回の北半球・六カ国対抗戦は初めての観戦ツアーだそうです
昨年のＷＣの興奮も冷めやらない12月頃から、すでにこの大会観戦を念頭におかれ、
熱心に様々な資料を調べ、又旅行会社さんへのアプローチもされ、
最終的にはご自身で『オリジナルの旅』を作られました
そのご様子を帰国後に貴重なお話として、ご報告下さった１部をご本人様より承諾を得、
私なりのページを作らせていただきました


これからのスポーツは5月のスヌーカー大会（ビリヤード）から始まって、ウィンブルドン、競馬、ゴルフ、クリケット・・と
様々なスポーツが目白押しです

今回はラグビー観戦記としてご紹介させていただきますが、
どのようなスポーツでも日本に居ては味わえない生の観戦の興奮と言葉では１００％伝えられない感動が
Ｔさんの言葉からひしひしと伝わりました
そうです！本場へ行ってこそ！

では、これからの旅のご計画に是非！

先ずご出発されたのは2月下旬・・ラグビー観戦中心の個人旅行でいらっしゃいました
ご計画では、

この3つが大きな目的の旅でした





先ず�@の目的の為、ロンドンにてチケット入手の為奔放されたそうです

その方法は・・・実際私も心から感心してしまいました・・・ご本人様から少しでも参考になれば・・と



Ｔさんは最初ロンドンの行ける範囲のチケット売り場を先ず奔放され、
その後日本では購入が出来ない（又は非常に困難な）【Rugby World】という本の
チケットセールの欄からそのいくつかの事務所などへ電話連絡をし、
売り場や購入方法そして料金を調べたそうです
その中からいくつかのチケット売り場をご自身の足で向かわれ（その時にきちんと売り場があるかどうか？がポイントです）
直接チケットの有無・料金・座席の場所などを確認されたそうです
＊必ずチケットがその場にあるかどうかの確認は必要です
できるだけ実物のチケットがあることを確認して下さい
もし、ない場合はご自身が納得の行く説明をキチンをしてもらい、また細心の注意が必要かと思われます

日本では例えば『チケットぴあ』や『プレイガイド』などの前売りチケットショップではそのチケットの金額は額面通り
しかし、ロンドンではミュージカルなどのチケットは当然のようにチケット売り場ごとに料金が違ってiいることが多々あります
（もちろん、人気の舞台などは決められたルートのみでしか購入できず、と言うよりあっと言う間に売切れてしまいますから
その場合に於いては料金は同じです）

�@、�Aの大きな大会のチケットも同じようにそれぞれ売り場によって料金が違ったそうです
特に今回の六カ国対抗戦では、昨年のＷＣでは準決勝でフランス破れたとは言え、
好調を維持しているアイルランドとＷＣチャンピオンのプライドに賭けて負けられないイングランド
しかも地元トゥィッケナムでの開催とあっては今回一番入手困難な試合だったかもしれません・・・
ロンドン・・・本当に入手不可能だったそうです・・・・
また運良く手に出来たとしても、その額は言うまでもありません・・・かなりの高額！！
（£200〜400、日本円にすると約40,000円から80,000円！！）
しかし、目的�Aのチケットは確実にご自身が納得される料金と場所のお席を入手されたそうです



3月7日　ミレニアムスタジアムで行われた　ウェールズVSフランスの一戦





Ｔさんはトゥィッケナム競技場へ出向くことなく、6日の試合はパブにて愉しむことを決め、
翌日の�Aの試合のチケットを入手されて、ロンドンからウェールズはカーディフへ
その気になるチケットの料金は・・・額面の約２倍〜３倍だったそうです
もちろん、座席は様々・・・選ぶことも出来たそうです
＊ちなみに定価（額面）は座席の位置にも寄りますが、£３６〜£４２だったそうです

しかしＴさんは日本の代理店からの購入金額も把握されていらっしゃったので
この料金と座席なら、とご購入を決めたそうです

そして、カーディフでは大会には付き物の「ダフ屋」さんも経験されたとのこと・・・

パブで愉しむ・・・
これは一昨年前のサッカーＷＣで日本でもそれらしい楽しみ方が1部の地域では浸透してきましたが
やはり！！本場でのパブでの観戦は、例えわざわざ出向いて行ってもこの方法は
チケット入手できなくても、出来ればスタジアム近くのパブなら言うことありません
ビール片手に応援歌、外からの歓声が怒涛の如く聞こえてくる・・・
そして、パブのテレビやスクリーンに映し出される試合解説などに登場でしている大物ゲスト（過去や現在のプレイヤー）
一見の価値は十二分にある！と私は思っています


また、日本では実際は見ても、なかなかお世話になる経験の少ない
『ダフ屋さん』との未知との遭遇・・・

こればかりは実際に行ってみないとわからない、伝えようもない案内です　
Ｔさんは果敢にもカーディフ駅に沢山いた、このダフ屋さんにも声をかけてみたそうです
さて、その気になるお値段は・・その時々ですから・・ここでは伏せておきましょう・・・
ご本人はすでにロンドンで購入されていたチケットでウェールズ対フランス戦を楽しまれたそうです

初めて観る六カ国対抗戦はご想像以上に国と国との戦いに臨場感溢れる体験をされたそう・・
スタジアムで楽しむ観戦は、スクリーンを通しては感じ取ることが出来ない試合運びを観ることができます
スタジアムでの興奮はプレイヤーと観客が一体となっての試合
また、初めて会う観客同士の同じチームを応援するという強い仲間意識
それは肌の色が違っても、言葉が違っても、その瞬間同じ時を過ごし、同じ経験をしている、という連帯感
それが敵・味方であろうとあの巨大なスタジアムに集った一つの大きな集団になります
それは言葉では言い尽くせない・・・と思うのです・・・

旅の方法をお伺いしたところ、�@�Aの旅では鉄道を利用し、
その後は�Bの為にレンタカーを借りたそうです

ケルティック・リーグが行われる街にも鉄道駅はあり、だいたいはその地方の中心の街で、
鉄道駅から約１キロくらいの場所に競技場があるそうです




しかし、レンタカーを利用したのは試合の終わる時間の終電や宿泊施設の心配があった、とのこと・・
またゲームが行われる街以外にも足を延ばそう・・と思われた・・・
それはその他の『ラグビー場を見に行く』という目的ももう一つお持ちだったそうです　


英国の旅は初めてではなかったそうですが、レンタカーは今回の旅では全くのお初だったそうです

もし日本で車を運転されていらっしゃる方であれば、標識もあまり難しくないし、
唯一つ日本ではあまり･･ほとんど見かけないラウンドアバウト･･信号無きサークルです
何度か経験すれば慣れてくるでしょう・・とのことでした

レンタカーを試しての旅は英国観光局のページに詳しく掲載されています
下記にてご紹介いたしますので、是非ご参考にされてみてはいかがでしょう

http://www.uknow.or.jp/bta/theme/drive/

ケルティック・リーグについては下記にてご紹介しています
まだまだ新しいリーグですが、アイルランド・ウエールズ・スコットランドのクラブチームが争う面白そうな対抗戦です

Celtic League Homepage


英国中のどんなに小さな街に必ずと言っていいほど、緑豊かなラグビー場があります
それは街の人々が支えるクラブチームが多く、『おらが街のチーム』
そのような試合を観戦されたのですから、当然同朋はおろか、その街以外の人間が観戦にわざわざ来るなんて・・
どこのチームでも遠い国からわざわざ観戦に来る旅人を受け入れないチーム・サポーターはいません
口の重たい人々も試合が進むにつれて・・・一つの仲間になっているのです
そして、そのような試合のチームから・・次の代表が必ず生まれてきます
(実際にあのニール・ジェンキンズがプレイしていたそうです）

レンタカーに挑戦する旅も一つの『スポーツの旅』･･ご自身がトライする旅のひとつだと思います

Ｔさんのこの度の素敵なお話のご報告を、心より御礼を申し上げます
どうもありがとうございました
どうぞこれからも心に残る素晴らしい旅を続けて下さいますように・・・




３月６日（土）ロンドン　トゥィッケナムより　イングランドVSアイルランド　試合終了にて


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