2005年度国際ガイドデー




英国の公認ガイドさん



実は先日ロンドンにて正式なブルーバッチを持つ公認観光ガイドさんの裕子さんからのお便りで
来月21日に聞きなれない(私だけか?)
『国際ガイドデー』があります
是非遊びに来て下さい 

という、お誘いをいただきました

果たしてどのようなツアーなのか?とても気になるところです






裕子さんのお便りにはこのようにありました

2月21日は国際ガイドデーがあり、
英国政府公認の観光ガイドであるブルーバッチガイドのことを多くの人に知っていただくため、
英国各地で催し物が行われます。
特にロンドンでは市長ケン・リビングストンの協力を得て、大きなイベントになる予定です

日本語ガイド協会でも
、2月19日(土)に下記の無料ガイドツアー(約1時間)を用意しました
参加御希望の方は、E−メールで各担当者に連絡をし、整理番号を受け取って下さい


場 所 集合時間 集合場所 定 員 予 約 先
 ナショナル・ギャラリー 午前11時 セインズベリーウィングの
インフォメーション前
50名 int@yoriko.fsnet.co.uk
テート・ブリテン 午前11時 正面入り口インフォメーション前 50名 hirokowright@lineone.net
大英博物館 午前11時 グレートコート内、図書館入り口 50名 masakoemori@hotmail.com
観光バスによる
パノラマ・ロンドン市内観光(A)
午前10時 セント・ジェームズ・パーク地下鉄改札口前 40名 hirokowright@lineone.net
観光バスによる
パノラマ・ロンドン市内観光(B)
午前11時半 セント・ジェームズ・パーク地下鉄改札口前 40名 rominorth@hotmail.com
ダリッジ美術館 午前11時 正面入り口前 20名 yinagaki@fd6.so-net.ne.jp


定員枠がありますので御希望のツアーにご参加できるかどうか?!は、運次第・・というところですが、
この機会に個人旅行でロンドンにいらっしゃる方はとても良いチャンスだと思います





私自身ダリッジ美術館を除いては上記のコースはほぼ自身の足で観光はしていますが、
いつも思うのは“独学って限界がある・・・”でした・・・

何故ならばいくら詳しく調べて見たところで、やはり付け焼刃・・プロのガイドさんの説明に勝るものはないでしょう
実際に自分の調べた、見学物が果たしてこれだろうか・・? と
情けない事に私はいつも本物の前に辿り着くと首をひねってしまうのです

“これが教科書の写真でしか見たことのない、遺跡かー、でも・・本物?ちょっと小さいかも・・・?いや?大きいのかなー?”と
誠にもって情けない見学者です・・

もし、たとえパッケージツアーで添乗員さん付きの旅行に参加したとしても“ガイド”さんと添乗員とは違います
現地にプロのガイドさんがいない場合(これは英国のツアーに関しては稀なこと)のみ添乗員さんが一生懸命説明してくれますが
その割合はとても少ないケースだと思います
私達の業界で言うガイドサンとはその場所を案内することにかけては、これ以上いないプロ中のプロ
現地で常にお出迎えしてくれる数多くのガイドさんの中でもブルーバッチガイド資格保持者は早々多くはありません





特に『公認ガイド』さんという資格のハードルはとても高い、高い・・です
そこのところを裕子さんにお伺いしてみたところ、以下のようなお答えが帰ってきました




「英国に於けるですが・・先ずは大学レベルの資格試験に合格し、協会に登録します」
それぞれのお国事情により、公認ガイドさんの資格取得の難易度は違いますが、
それでも大学レベルの資格試験・・・

私達が業界内で取得する資格試験の第一歩は、添乗員の仕事には必要な「一般旅行業務旅程管理」という資格

英語の試験はものすごく量も多く、難題な科目と言われていますが
それでも中学生英語学力レベルと言われているそうです
(但し、昨今は昔と違ってかなりレベルが上がっているとのこと)

これは当時試験を受ける際の私のテキストを見た、愚弟も発していた失礼な言葉
“基礎が理解できていれば100点取れる英語の試験”
 ・・それでも1番追試確率の高い科目だったのです・・・


その英語力だけを見ても、この資格を得る為の学力・能力について、
この公認ガイドさん資格に私は頭を垂れてしまいます



    


それぞれのお国事情でその国について勉強し、知るためにはやはり高い壁が『語学』
お客様の多くは同胞旅行者かもしれませんが、
その語学無くしては遥々訪ねてきたお客様に対して満足していただく為の『ガイド』のお仕事は

語学のみならず歴史・文化はもちろん・・これまた深い世界がセットですから
日々の勉強は果てしなく終わりがないものと想像します


私には添乗員・ツアーコンダクターとは異するお仕事だと、つくづく思うのですが、
(もちろん!添乗員さんも頑張ってお勉強なくしては大事なお客様の先導〜ツアー・コンダクター〜には成り得ません)
しかし、お客様に楽しんでいただければ、という熱意はそれぞれ添乗員さんもガイドさんも同じです





この公認ガイドさんについてはあいにくと日本語版の説明サイトを見つけることが出来なかったのですが
ご興味のあられる方は下記を訪ねてみて下さいませ


www.blue-badge.org.uk

今回の国際ブルーガイドデーがトップニュースになっております
そこから日本人のガイドサン以外にも各国のロンドンで活躍されていらっしゃる方々についてものぞくことができます






もし訪れる初めての国や街での限られた時間のみしか許されない滞在でしたら
裕子さんのような『プロ』のガイドでご自身の興味ある場所を有意義に過ごすことができたら

それは極上の個人旅行になるかと思うのです






どうぞ、このページに関するお問い合わせやご意見をお待ち申し上げております





Top New ページのTop  やさしい個人旅行講座