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〜ナショナル トラスト〜
その3
英国中には余りある数と限りない保存地形地などトラスト所有の見所が沢山あります
様々な歴史的保存物などを保持し、修復し、
手を加えていくことで『保存』し続けることの難しさを私達はよく知っています
人の手で造ったものを人の手によって・・・・ということは
技術の進歩で成し得ることも知っている、と思います
しかし・・
私達の手で作られたものでないものの維持や修復の難しさは
想像を絶する以上の困難があるのではないでしょうか・・・
それは自然にあるものの維持・・そして修復・・・
そんな困難をこの団体は見事に成し得ているいることに私は何時も一つの感動を覚えるのです

残念ながら、トラストのハンドブックには載っていないのですが、
現地で購入する地図などには
大抵は『NT』マーク、又はご存知このマーク
で記されているウォーキングコースは
ナショナル・トラストが監理する自然保護地域です
そのコースは550マイルの海岸線と
244,000ヘクタールにも及ぶカントリーサンドの広大な土地
その自然を今の現状の世の中で保護していく努力は並々ならぬことです
1部を除いてほとんどは私達に大きく門を開けて、
その自然を私達は何時でも愉しむことができます
英国の人々は休日にはこのような過ごし方をして、
またトラストへの寄付や会員費を支払うことに躊躇しないことの意味を充分に知っているように思います
上の写真はそのトラストが管理している海岸線のウォーキングコース
同じ場所でありながら、何も持たず軽装でのお散歩から
かっちりとした準備の必要なコースと様々なコースが1つの場所で楽しめるのが、また嬉しい ![]()
だから近くに住む住民の方々は同じ地域をその時のコンディションによって、
何通りもの楽しみ方を知っています
それを人の手によって、その自然を壊すことなく維持し・・・ということを、
この団体はやってのけるのです

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左の小冊子は英国中の街や村に点在する どのナショナルトラストショップにも置いてあり無料でいただけるガイドブック “300以上の歴史的建造物とガーデン案内”とあります このガイドを広げると畳半畳分くらいはありそうなほどの大きさになります 英国の地図にびっしりとマークされたその場所は 英国の島の縁を縁取るかのようです・・ きっとこの国に住む人々でさえもその場所を全て行き着くことができないくらい ですから、一時の旅人である私達は こんなに判りやすいガイドを常に用意してくれているのですから ご自身が行って見たい場所や街を訪れた時にもう一つ!! と言う感じで、出かけてみてはいかがでしょうか・・? 一見してその縁取られたカントリーサンドのウォーキング・コースは 本来ならばわざわざ出向いても後悔しない時間を 私達に与えてくれます それはもしかしたら、私達が普段街で働く事を強いられた窮屈さを この時ばかりは忘れさせてくれる・・・ そんな言葉にならない気持ちを持っていることすら取り除いてくれる、 体中が透明になっていくような・・・ そんな風景を見せてくれるこの国の姿勢に、また団体に 魅了されない旅人はいないのではないでしょうか 詳しいことは下記サイトにてご確認下さいませ The National Trust |
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上記はショップで同じく無料でいただける小冊子 右側のようにその地区のトラスト保護地域のウォーキングコースを紹介しています 改めて見てみるとその街の方々にお薦めしていただいたコースが何と多いこと・・・ 懐かしい、しかりです 我が愛する小さな街・Sidmouth近くのウォーキングコース(フットパス)もありました |
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上の11番がSidmouthの街から気軽に楽しめるコースです そこには画面があまり良くなくて・・申し訳ありませんが・・・ 上の部分には其のコースの景色の説明やティールームなどの案内が 事細かに掲載されています そして、コースの管理事務所の電話番号から始まって 距離の長さや(しかし・・ここにはMany miles・・という表示・・?) 犬OK,自転車・馬OKなどなど・・ 最後にはそのコースの行き方バス利用とか鉄道利用とかの案内です 下の写真は私がこの街に滞在中訪れた左の紹介のコース この看板を頼りにスタートです 【BRANSCOMBE】 ![]() ![]() 丘を登って登って登って登りつめると・・・ こーーーんなに素晴らしい景色をみることが出来ました 絶景です |
幾通りもあるウォーキングコースの入り口にこんな立派な案内のビジターセンターがあります
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そして、このセンター内ではコースの紹介はもちろんのこと・・
様々な方法で愉しむ術を子供から初心者から・・・
誰が見てもわかるように案内をしています
また、ちょっとした売店もここではありますので、
どうぞ、ロングウォークにおでかけになる時は
最後の軽食や飲み物のの補給場所にもなります
もちろん・・コースへご出発されたら、あとはもう自然のまま
人の手がまったく入らない・・そんな場所になります
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『人』、という同胞に会うことが例えなくなっても・・・・
このマークがそこの場所は確実に何らかの形で『人』の手が入っています
この看板は本当に『このコースで良かったかしら・・・?』と ちょっぴり心配し始めた頃にひょっこりと出てきます でも、このおなじみのオークのマークで ここがコースから外れていないことを示しています ウォーキングコースはすなわちパブリックフットパス どなたかのファームを横切ることも多く ですから、もともとそこの先住さんたちを驚かせないように おじゃましながらその道を楽しませていただくのが 礼儀ですよね・・・ 決して彼らを驚かせないで下さい |
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さあ!こんな景色を目にしながら、のんびりと風や空気を感じて・・・・ どうぞお愉しみを! ![]() |
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トラストについては、まだまだ数多くの活動や様々な協力を必要としていることでしょう
私自身はボランティアに参加するでなし、
特別な寄付をするでなし・・ではありますが、
やはりこの国を旅して良かった、また戻ってきたい、と常に思わせてくれたものの一つには
トラスト団体の力もかなりあったと改めて思いました
今回このページを作るにあたっては、
98年の資料をひっくり返すと思っていた以上に自分の旅に大きな影響があったことを
感じずにはいられませんでした
せめて直接力を貸すことに及ばないのならば、
彼らの残した功績をじっくりと心ゆくまで忘れないように、
目に心に焼き付けておこう、と思います
その一つとして、私の滞在期間中や旅の間に歩き回ったトラストのお薦めウォーキングコースを
少しずつ別ページにてご紹介できたら・・・と、思います
今後も少しづつ私なりにこの団体の功績を、旅を通じて見てきたことを紹介し
そして、一人でも多くの旅する方々に何かを感じていただければ・・・
こんなに嬉しいことはありません
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またナショナル・トラストについての皆様のご意見、体験などをお待ちしています
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