!!2010年冬 英国大寒波!!

今年2010年の東京年明け三が日は比較的穏やかなお天気が続き、
例年通りの寒さの冬になるかと思われました
しかし、日本海側の地区、東北地区は雪が多く、
また9時間時差のある欧州でも
昨年クリスマス前からの寒波による大雪で
大陸と英国間のみならず
国内間ですら交通網が途絶えてしまう・・といった事態が相次ぎました
あちゃ〜
正直なところ昨年クリスマス前には
ロンドンからそのような天候状態を伺っていたものの
今まで冬に何度か滞在していた英国では
スコットランドを除けば“ただ寒いだけ・・”と
高を括っていた私は久しぶりに
“それだけではない・・・雪の怖さ・・
”を思い知らされました(^.^;)
とは、言っても終わってみれば幸運なことに
旅の行程が変わったこともなく
“もしかしたらこのまま飛行機が飛ばなければ
もう1泊余分にロンドン滞在できるかも・・・”という
ちっぽけで迷惑な(会社の仲間にとっては)野望はあっさりと消え、
ただただ大好きな(?)航空機内に数時間閉じ込められたこと以外は
いつもの楽しさに加えて雪・冬ならではの
予想外のわくわくも満喫することができました![]()
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そして、時折止まってしまうロンドン市内の地下鉄や鉄道をものともせずに
(もちろん、バスの渋滞は必須!)
この時期冬の大バーゲンに突進する人々を見て
“さすがに大英帝国!
バーゲンの賭ける原動力に勝るものなし!”も
実感してきました![]()

東京の渋谷駅前を真似た、という
ロンドン中心地オックスフォードサーカスに出来た初のスクランブル交差点
さすがに中心地は歩道は塩で雪は払われ、
常に渋滞している大通りに雪は無し!
そして、もう一つ−8℃という気温の中を
その週末でたった1試合のみ行われたラグビーゲームが
2ヶ月前に購入したチケットの試合だったこと
その試合に24,000人という見渡しても1席も空いていない超満員のスタジアムの
最前列で最後まで愉しめたこと![]()
たった1週間の滞在でも今まで以上に
ぎっしりと内容の詰まったものになりました![]()

レスタータイガース対ロンドンワスプス戦 レスターのウェルフォード・スタジアム
夕方キックオフの試合が2時間繰り上がって
午後キックオフになった
まだまだこれから冬本番!
油断ならない英国の今年の冬を如何にして楽しむかっ?!
そして、冬には冬にしか味わえない面白さと
最も新しい現地の最新状況を
窺い知れていただければ嬉しいことはありません![]()
どうぞ、これからご出発される皆様へ
少しでもご参考になれば幸いです
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【冬のロンドン】
:: 今回の旅(2010年1月)でちょっぴり気づいたこと ::
年明け前日ギリギリまで何時もの如く仕事に追われ、
ロンドン現地の天気予報を見ることなく出発した今回の旅も
もうすぐロンドンに到着します・・・という
機内のアナウンスから現地の気温とお天気の情報に
“ん??!!”と首をかしげたのは私だけではないはず・・・![]()
まさか?・・・雪・・?
そのまさかで、いつもならばそんな放送が機内に流れる頃
窓から見える風景は緑の街 ロンドン
しかし、今日の風景は白い一色・・何も見えず・・・
そんな状態でがくん!と着陸したヒースロー空港の窓の外はただただ降り続く雪
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そして、静かに徐々にグレーになる窓の外
到着したは良いけれど、機内放送で流れたのは
“この機が只今到着できますゲートが空いておりません
ゲートは空き次第、あと1時間程シートベルトをつけたままお待ちください”
・・・結局その放送がその後2回流され、
シートベルトを装着したまま約3時間・・やっと出発できた航空機のあと
空いたゲートに到着
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先ずは到着の遅れを心配している
アンの家に電話をしたのは言うまでもありません![]()
ただ、お気の毒だったのは
その日ヒースロー空港から他の街や国へ乗り継ぐ人々はほぼ100%
乗り継ぎ便はキャンセル、又は乗り継ぎ便間に合わず・・・
空港インフォメーション宿泊課に並ぶ長蛇の列に
思わず同情の念を禁じえませんでした
まだ、この時はまさか地下鉄までも止まってしまうこともある・・とは思ってもみなかったし、
アンの家へ向かう地下鉄は動いていて当然!・・・っだたのです
・・・それが実は運の良かったことと・・・後日判明・・・![]()
さて、雪降る中をでかいとランクを引きずって
地下鉄レイナーズレーンの駅からアンの家まで
通常徒歩10分もかからないところを
倍以上かかって進みそうで進んでいない道中
“帽子”も“指あり手袋”もなく、東京の冬型服装だった私・・・![]()
その大きな荷を軽装で引きずりながら、
つぶやいていたのは
“南極に取り残されたタロ、ジロはもっともっと寒かったはず・・”
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タロジロはこんな子犬?
ですから、すでに真っ暗な時間に到着した
アンが用意してくれた部屋の暖かさに惹かれて
早めの就寝となりました

アンの家の部屋
ピンクの足元のお布団はまっこと暖かかったです
そして、かくや“おとぎの国”とばかりに翌日のアンの家周辺は・・
![]() 到着した翌日の朝 部屋の窓から |
![]() アンの家の部屋から向かいの家 |
![]() 雪に埋まったアンの車 |
![]() 通りからアンの家を見上げる |
朝起きて窓の外を見ると
今まで雪景色は見たことがなかったので
まるでロンドンのアンの家がスイスコテージのように見えたことに
とても嬉しくなりました
そして、いつものたっぷりとした朝食の後
しっかりと着込んで早速街へ出かけます
![]() レイナーズレーン駅前の商店街 |
![]() 地下鉄レイナーズレーン駅 |
しかし、ゾーン5の地下鉄駅から段々ロンドンの中心地へ向かう車窓は
そのゾーン4→3→2→1へと進むうちに雪はなくなり、
歩道にはまったくなくなり、
車道にもわずかに通りの端っこに見られるくらいになりました

マリルボーン・ハイ・ストリートのウェイトローズ前に繋がれたわんこ
ロンドンでも大人気のフレンチ・ブル
その通りには雪はない
しかし、空気は冷たく帽子、手袋、マフラーは必須!
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そして、女性はできればブーツがお薦めです
パンツでもスカートでもとにかく足首からの冷気にはこれが1番!
様々なスタイルでブーツを上手に履きこなしています
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そして、何と言っても今年の冬の主役は
“ヒートテック”用品類
ユニクロの商品名ですが、
この手の衣類についてはすっかりと名が定着してしまいました
成田空港にあるユニクロでもほぼ完売状態でした
しかし、私は今回“アンダーアーマー”という会社のもの1枚を持参
これが何にも増してセーター1枚分にも匹敵する暖かさ![]()
ついつい重ね着大好きな私にとっては
より薄いこの1枚は本当に着心地良く暖かく居られた大きな要因の一つでした
ユニクロ ヒートテック
【UNDER ARMOUR】
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ありがたや〜ダマールだけが下着じゃないー
重ね着が出来る服装計画をお薦めします
ラグビー観戦が最も寒い状態になるだろうから、
今回の旅でも観戦をすることが決まっていたので
その晩(ラグビーの試合は夕刻からが多い)に合わせて
玉ねぎのように薄くても重ねられるものを考えます
アンダーウエアーも重ねられるものを!

最初は重ねられるだけ着てみてー
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今回旅の間に週末が1回ありました
現在2012年のロンドンオリンピックを目指し、
週末毎にどこかしらロンドンの“足”でもある
地下鉄の補修工事を行っています
特に土曜日にお出かけになる際は
お早めに先ずは最初の地下鉄駅にて運行状態をご確認ください

地下鉄入り口に必ずある本日の運行状態案内
白い案内路線は“Good Service”=運行良し!
青い案内路線は“Part Closed”=運休・・又は“Delay”=遅れる・・
突然地下鉄駅へ向かったら、
その線は動いていない!ということしばしば・・・
必ず上記の案内が出ています
それは改札口の前にある場合と改札を通ってしまってからの場合と
駅によって違います
それは、改札口を通った場所にある駅は必ず2本以上の路線のある駅です
万一ご自身の利用しようと思った路線が運行していない場合は
“Good Service”路線を見つけて遠回りして利用しましょう
万一週末ロンドンにご到着の方は、
先ずはヒースロー空港からの地下鉄はピカデリー線のみになります
始発になりますので、まったく運行せず・・という場合は
ヒースローエクスプレスという鉄道で
先ずはパディントン駅まで行きましょう

“くまのパディントン”のパディントン駅は大きな駅
その駅からは地下鉄路線が5路線あります
そのいずれかは運行しているものと思われます
目的地までどのように進むか?
判断がつかない場合はいつもより地下鉄スタッフが多く改札口付近にいます
ご自身の目的地を伝えれば、
現在運行している路線を使っての行き方を教えてくれます

ロンドンの長いエスカレーター
止まって利用する場合は右側へ 歩く場合は左を利用しましょう
また、週末はもうすでに地下鉄は利用せずに
バスのみ利用!という交通手段も地下鉄利用よりも細かい進み方や
格安にて交通費を抑えることも可能です
![]() 前方に見えるのはロンドンアイと 右手側はウエストミンスター寺院 |
![]() トラファルガースクエアへ向かう様子 前方にはネルソン提督像とナショナルギャラリー |
そして、バスをご利用される際はもう何が何でも
2階の1番前の席を陣取りましょう!
ミセス・ハリガン宅前の24番バスなら、
ロンドンの主要観光地を通っています
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この24番バスのみでも、
ウエストミンスター寺院、ビックベン&国会議事堂、
トラファルガースクエア、ナショナル・ギャラリー&ポートレートギャラリー、
コベントガーデン、大英博物館、カムデン・ロック、ハムステッド・ヒースまで・・・
![]() 2階建てバスからの眺め ビック・ベン |
![]() チャリングクロス駅のバス停は ナショナル・ギャラリー前 |
バスのご利用については
聞き取りにくい停留場の案内も心配な場合は
1階にはなりますが、
次ぎの停留場の表示が出ますので、こちらでご確認することも可能です
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ロンドンの足としてはやはり解り易い交通手段としては
地下鉄だと思っています
長年私自身もバスは地理的にわからない場合は
どこで降りたら良いのか・・?
降りたら方向的にはどうなるのか?
(無類の方向音痴のため)
しかし、地下鉄が動かない場合は
思い切ってバスにチャレンジしてみてはいかがでしょう?
思いがけない発見ができることと思います

2階建てバスから見えたトラファルガースクエアの凍った噴水池



![]() ヒースロー空港近くの上空 |
![]() 多分ロンドン郊外の上空 |
![]() 多分ロンドン中心地近くの上空 |
![]() 多分ロンドン中心部の上空 |


