うさぎの国へ旅しました







〜 プレミアシップラグビー観戦記 〜

その1



さて、2007年新しい年明けに初めて1月出発にて
今がシーズンのラグビー観戦を含めた旅へ出かけました

この12日間の行程の中で
自分なりに今回この時期に出発する英国旅行の目的を
いつものようにたっくさんぶち込んで
ロンドンで滞在するお宿のアンとミセス・ハリガンにも
「真理子の旅は忙しすぎる〜」と呆れ気味にも言われる
毎度の“五目飯個人旅行”です 

何しろ観てみたいもの!やってみたいこと!この時期ならではのもの!と
次から次へと移動を(半分は迷いながら・・・)しながら
最後はやっぱりロンドンへ“ふ〜”と言いながら
いつものお宅のお部屋で最終夜はのんびりするのです


そうして終わってしまった12日間の中で
最も楽しかったこと!を思い出してみると・・・
今回は今年9月に開催される4年に1度のワールドカップが行われる
ラグビーについて



何しろ時は1月
話しには聞いていたけれど、
どんなガイドブックを開いても「イギリスの冬は陽が短い」と
案内されているにも関わらず・・・
“な〜〜に、2月に何度も行ってんだから判ってるよ〜ん、
日本と変わらないじゃ〜〜ん”と
能天気に甘く見ていたのが運のつき・・・

時差ぼけで寝た翌日の朝
目ボケ眼で窓の外を見た時
真っ暗な外で街灯が煌々と照らされ、
誰も歩いていない歩道を見て思わず
時計見間違ったかいっっ!!??
てなくらい真っ暗だった・・夜だった・・・朝なのに・・・
アンの作ってくれた朝食をほおばりながら
徐々に窓の外が明るくなっていく様を眺めながら
これって朝食だよな・・・
街灯が消えかかるのは8時近くになってから
朝7時台はまじ!真っ暗!
・・・これが冬かいっっ・・・





しかし!その後の大雨・大風のTerrible Weatherをものともしない



この国の人々に
私は本当の意味の“大人の国”を見たような気すらしたものです・・・
(天候に逆らわず、ちいちゃな子供でもそれを受け入れる大らかさ)


そんなシーズンが
そのスポーツのシーズンであるラグビー



日本で見ているトップリーグとは違った雰囲気での試合観戦は
今回の旅の中でも最も最も愉しい時間でした

改めて“ラグビー好きはクラブチームの試合を観てほしい!!”と・・

ただお天気については保証はできかねてしまうので
風邪を引きやすい方にはお薦めできません!本当に!!

しかし!スタジアムの興奮や選手の息遣い、
今年秋開催されるWCにご興味のある方は
前哨戦として来月から始まる六カ国対抗戦や
5月まで続くプレミアシップ・ラグビー観戦をお勧めします

しかし!六カ国対抗戦は運よく何度か観戦することが叶いましたが
やはり12チームが混戦模様になる
それぞれのご当地ラグビーである
クラブチーム対抗戦の大会

比較的チケットも手に入りやすいこともあり
私は今回改めてこのプレミアムシップ大会に
魅了させてしまいました

荒ぶる天候も観客の熱気と
それに後押しされる選手達に目が離せません
代表同士それぞれのチームで戦う姿は
テストマッチよりも彼等にぐっと身近になれます

先ずは今回の旅で
現地で観てきた2つの試合の様子を
ご一緒にお楽しみいただければ嬉しいです 












【 NECHarlequins vs Bath 】


〜 6th January 07 at Twickenham Stoop 〜



先ずはおなじみのトゥッケナムスタジアムから徒歩10〜15分のご近所に
NECハレクィンチームのホームスタジアム
Twickenham Stoopがあります


Twickenham Stoop

住所 Langhorn Drive Twicknham Middlesex TW2 7SX
Tel : 020-8410-6000
Fax 020-8410-6001
行き方 鉄道 地下鉄ディストリクト(District)線で終点リッチモンド(Richmond)駅まで
    鉄道に乗り換えて一つ目がTwicknham駅 徒歩10〜15分

*1日地下鉄・バス乗り放題の1〜6ゾーンパスで行くことができます
*ヴィクトリア駅から約40分くらい

バス 267番、281番バスにていくことができますが・・・
    実は乗り場と降り場が違っていたために私・・迷いました
    初心者の方と方向感覚に自信のない方は鉄道をお薦めします




ハレクィン スタジアム周辺地図

Stoop ハレクィンクラブスタジアム  Twickenham スタジアム  Twickenham駅



元々この日はトゥッケナムスタジアムの見学ツアー後
15時に試合があるとのことで
そのツアーが終わってから駆けつけました

しかし、想像以上にスタジアムツアーが充実していたために
早足でStoopへ向かう、という状態


この日の試合は毎年おなじみのGuinness Premiershipの今年の2戦目

1週間前に行われた元旦の試合には
翌日観に行こうとしているニューカッスルは
ジョニ所属のファルコンズに快勝したNEC ハレクィンズ

スタジアムへ向かう道すがら
4色のチームカラーを身につけた家族連れやカップル、
チームファンのグループが足取り軽く同じ方向へ一様に向かっています

実際トゥッケナムスタジアムツアー後
スタジアムショップ・スタッフの女性にここまでの道順を聞いたら
“今日仕事でなかったら私も行きたかったのよ〜”と
残念そうに言われ、是非応援してきたね!と頼まれました

本当にクラブチームって地域密着型なんだな〜と改めて感じます

徐々に道路の車が徐行してきて人波も大きくなり
右折車が多くなったと思ったら、
この看板、本日のホームスタジアムStoopに着きました


本日の試合案内 Stoopの案内看板

雲行きが怪しくなってきたのは今朝からで
それでも午後は降ったり、止んだりで時折青空もほんの少し見せてくれたものの
まだ午後3時には30分も前なのに
この暗さはこれからの試合天気にちょっぴり不安を残していました

それでもスタジアムのスタンドが見え隠れするこの時は
まさか・・・まさか・・・チケット売り切れてないだろう〜な〜・・・
このことばかりで頭はいっぱいでした

車を誘導していた係員のおっさんに
“チケットは何処で買えるの?”
と尋ねると親切に教えてくれたブースではまだ人だかりが多く
反対に当日券がまだあることを物語っていました

Stoopチケット売場

チケット売場ではまだまだ人が並んでいました
観戦したプレミアシップチケット

購入したチケット£15.00也

とにかくチケットが手に入ったことが嬉しくて
どこでも良いから・・おばちゃん、券ちょうだい!・・つう感じ
席の選択権なんて当日にはないこともこの時もこの後も!しっかり知りました


そして右上のチケットをしっかりと握り締め
このブースをくぐり抜けると
(ここがGate1になります)
すでに両サイドのスタンドや屋根のあるNorthスタンドには
がやがやと人の動きが激しくて
もうすぐに試合が始まる興奮と熱気に包まれていました



Stoop North Standを望む 試合前

おお・・試合前いつの間にか照明がついている。。真っ暗やんけ。。まだ午後3時前・・


その時のこの写真を見ると納得なのですが
チケットが手に入った嬉しさとスタジアムの様子にすっかりと飲み込まれてしまった私は
あれ?いつの間に暗くなったんだろう・・・?

そして、警備員のおっちゃんに
“このチケットの席はどこ?”と尋ねると
“反対側だよ”とニコニコ顔で差した場所は唯一屋根なしのスタンド

“屋根のあるスタンドには換えられない?”
“今日の試合はもう前売りで売り切れだよ”

・・・・・・・・
オーマイガッーーーっっ!!

ちくそー!!

ロンドンの天気は変わるんだ!試合が始まったら雲は切れる!!

・・・・・しかし・・この日は決して切れることなく土砂降りの雨・・・・・・


思わず昔観た映画の「南極物語」のタロ・ジロも身をもって身近に感じた夕刻でした・・・
寒さでここで果てるかも・・・










〜 ここでちょっとプレミアシップラグビーについて 〜




2007年プレミアシップチーム主将

プレミアシップチームの主将たち


さて、この1年のうちでも最も長いターム9月から翌年の5月まで
各チーム22試合行われるこの大会は
1年の内でも最も長いシリーズの大会です


昨年9月2日トゥッケナムスタジアムで行われたダブルヘッダー
London Irish 対 NEC Harlequins、 
Saracens 対 London Waspsを皮切りに始まり
22ラウンドのあと、
セミファイナル、ファイナルと5月12日まで続きます

ご承知のとおり12のクラブチームで戦われる大会ですが
この長丁場の間には
国代表で戦う南半球との定期戦、六カ国対抗戦、
クラブチームとしてのヨーロピアンチャレンジカップ、EDFエナジーカップが行われており
選手は休む暇もなく
各大会用に練習し、戦っていくわけです

そして、毎年最後の順位12位になってしまったチームは
来年のこの大会の出場権を失います
そして、下部リーグの1位と翌年の出場権が交代になります


1月29日現在の戦績表は下記とおりです


順位 マーク クラブチーム名 試合数 W D L Pts
1 Leicester Tigers 14 9 4 47
2 Bristol Rugby 13 10 1 2 46
3 Gloucester Rugby 13 9 1 3 41
4 London Wasps 14 7 1 6 39
5 Saracens 13 7 1 5 36
6 Sale Sharks 14 7 0 7 33
7 NEC Harlequins 14 6 0 8 30
8 Bath Rugby 14 6 0 8 30
9 London Irish 13 6 0 7 28
10 Newcastle Falcons 13 5 0 8 24
11 Northampton Saints 13 4 0 9 20
12 Worcester Warriors 14 2 1 11 16

W : 勝利  D : 引き分け  L : 敗戦



今年去年と現在トップを走る
チームと前イングランド代表主将でもあるマーティン・コリー率いる
Tigersが強いようですが、
しかし、ここ7〜8年の過去の戦績を見ても
どのチームが1位になってもおかしくないくらい
各チームの力が接近しています


2006年プレミアシップ決勝戦

昨年の決勝 Tigers vs Wasps
前イングランド代表チーム主将コリーと前々代表チームの柱ダラーリオ

プレミアシップ公式サイトより

プレミアシップラグビー大会は
当初1987年に発足された
イングランド国内のクラブチームを強化するために発足された
Courageリーグ加盟チーム同士の対戦でした
当時次ぎの12のクラブチームが集いました

Bath, Bristol, Coventry, Gloucester, Harlequins,
Leicester, Moseley, Nottingham, Orrell, Sale, Wasps, Waterloo



すでにイングランドの街や地域には
“おらが街のラグビーチームは・・・”
なんて日常的に人々の生活にこのスポーツが浸透していましたから、
そのクラブチーム同士の大会には
各地域のクラブがそのような大きな大会に参加することは
とても意義あることとして受け止められていました
もちろん当時はまだアマチュアのクラブチームです

そして、その年の最下位12位のチームが
翌年は他のチームと参加が入れ替わる、というシステムは
そのまま現在に続いています

このようなCourageリーグ同士での対戦はプレミアシップ大会として
その後10年間1997年まで行われていました


1997年から200年までの間は
プレミアシップ大会は
“Allied Dunber Premiership”と名を変え
時ともにラグビーの「プロ化」に伴い
南半球にやや遅れて
徐々にプロチームとなっていく
クラブチームの更なる凌ぎをけずる大会に発展していきます

最初のプロクラブチームとしては
1998年にSir.John Hall卿が
元々Gosforthというチームに私財を投じ
New Castleチームを発足させました
まだ名前はFalconsではなく
New Castle Gosforthでした


1月27日ファルコンズでの試合から

現在療養中のNew Castle Falconsのジョニ
今シーズンの始めの頃



その後は次々に地域であったり、
スポンサー付きのプロチームであったりと様々ですが
1995年に南半球でプロ化新時代を築き上げていく中において
この大会は北半球のプロクラブチーム最大の大会へと発展していきます


そして、この大会の名前は2000年から2005年までは
Zurich Premiershipという
まだまだ耳に慣れ親しんだ大会名になりました


前年の1999年は第4回ラグビーワールドカップが
ウェールズで行われ
それまで南半球に遅れてのプロ化になったイングランドチームは
この大会での成果を真視に受け止め
(南半球の圧勝、北半球の低迷)
次ぎの大会へ繋げるべきこの2000年の大会から
様々試みを始めることになります

ボーナスポイント制度を儲け
改めてチューリッヒ選手権大会として
最終章ともなる準々決勝から決勝までを
イングランドラグビー最高峰スタジアムである
トゥッケナムスタジアムで行うことに成功し
この大会への観客動員数を延ばし
そのことにより選手達の向上に大きく貢献していきます

そして、この最後のチューリッヒ大会において
大会当初から参加をしていた
NEC Harlequinsがこの年は12位で終わり
降格してしまったことは
チームサポーターばかりではなく
遠い日本でのテレビ中継を観ていた私にも
その一抹の寂しさを感じさせるものがありました
(当時確かその試合の解説をなさっていた小林深緑郎さん?の
郷愁を帯びた解説もまだ耳に残っているようです)


そして、現在に続く2005年からは
ビール会社で知らない人も少ないGuinness社が新しいスポンサーとして参入し
この大会もこの年から
Guinness Premiershipと再び名を変えました

今年2006年大会には1年間の不在のみで
翌年すぐに昇進復活してきた
あのNEC Harlequinsの試合に
今年最初のラグビー試合観戦とばかりに
勇んだ私がいてもなんら不思議はありませんでした 



プレミアシップラグビー

写真はGuinness Premiership公式サイトギャラリーより










    VS  



さて、そんなこんなで私の今年始めてのラグビー試合観戦は
そのロンドン郊外にあるトゥッケナムのお膝元にスタジアムを持つ長い歴史のチーム
NECハレクィンズの今年第2戦目は
これまた私が最も好きな街でもあり
地元地域密着型のチームバースとの対戦カード



1月6日試合プログラム

1月6日NEC対Bathの試合プログラム£3.00也


少々の雨くらいで怯むような心構えではありません

おまけにこの日までこの2チームは8位、9位と
とても仲良しな順位で今日の試合如何で順位が入れ替わる可能性もあります

お天気なんぞ長年の経験で
英国に降る雨はそう長い時間降るものではない!との確信のもと
警備員のおっちゃんの教えてくれた屋根なしスタンドへ洋々と向かいました


StoopのSouth Standから

屋根なしスタンド South Stand Block C


このブルーの目に鮮やかな椅子が私のスタンド
さすがにまだ試合前
このずぶ濡れのシートに座っている人はそう多くはおりません

しかし、このブロックの前を各方向に設けられている売店へと
急ぐ人々の足並みが途切れることはなく
正直この時点でも傘を差している私が本当に少数派

濡れることにここまで無頓着な人々に改めて軽い感動すらしたものです

そして、更に驚いたことにこのように寒い日でも
このビール売りの売り子さんは
ひっきりなしに1パイントビールを途切れることないお客さんに売りさばいていました


Stoopのビール売り子さん

スタジアムのビールの売り子さん


そして、いよいよ試合が始まりました
このブルーの椅子にも人々が戻り始めました

この土砂降りの中試合開始です

そして、願い空しくお天気は好転する様子もなく土砂降りのまま試合開始

周りを見渡せば更に更に驚くことに皆さん、
何と!身一つの人が多いこと!
試合が始まったら天候よりも応援するチームへの声援と
1パイントのビールがあれば他は無用!とばかりに・・・

お隣に座った20代始めとみられる一人の好青年も
傘どころか、ビール片手にウインドブレーカーにジーンズの姿の軽装
彼も頭から雫を滝のように流れさせながら
敵の本拠地で“Come on Bath!!”と楽しそうに声援しています
屋根なしスタンドの後ろの方からも
同じようにBathに声援を送る熱い人たちがいることに気がつきました

この時にまじかで聞くBathの声に
本来のこの街の名の発音が理解できた気がします・・

そして、隣りで震えながらどこにボールが転がってんだい!とばかりに
きょろきょろする私に好青年が話しかけてきました

“日本から来たのかい?僕も数年東京で働いていたよ
今日はどちらの応援だい?”
それまで我慢できずに傘を差していた私のその傘の雫が滝となって
彼の膝に大挙してしまったことを笑いながら“気にするな”と言ってくれた好青年
思わず“今日はBath”と答えたことは言うまでもありません

お隣の好青年は相変わらずビール片手に楽しそうに声援を送っています
試合は何しろ水しぶきしか見えず
正直どこにボールがあるのかも解らず
かろうじてスクラム、ラック、モール、ラインアウトと選手の走る方向で
試合展開が理解できるくらい・・・

結局前半はハレクィンズがバースの反則により手にいれた
ペナルティーゴールの3点で終わりました

そして・・・私の寒さに関する我慢に限界が来ていました

好青年に私は屋根の方に逃げる!Bathの勝ちを祈ってるよ〜と言い残し
残る後半を観戦するために
チケットにはない位置の屋根スタンドへこそこそと入り込んだのでした・・


1月6日ハレクインズ対バース 後半戦の始まり

後半試合開始



良い子は絶対にご自身の購入したチケット以外のシートでは観戦しないで下さい


こんな当たり前のことを違反させるような天候の中
運よくこのようなシートに潜り込めた私は
この旅での幸運を使い果たしたと言っても過言ではないと思いました

何故ならばこのようなLexus Standは本来ならば年間シートを購入しているファンや
クラブチームのスポンサーさんたちの集う場所
当然この位置に入り込むには
各通路、階段に怖い警備員のおっちゃん達が
一人ひとりのチケットを確認して通してくれます

そんなことも知らない私は
寒さの余り売り物のマッチをついすってしまったマッチ売りの少女のように
ついついこのシートのチケットを持つ
しらないおいちゃん達の後ろをふらふらと続いて入ってしまったのでした

何しろこのシートは出るときも
警備員のおっちゃんがその人々のチケットを確認するという周到さなので
試合が始まってしまったら出るにも出られない・・・

そんなわけで後半はかろうじて雨だけは避けた場所での観戦になりました

しかし、実際この日の試合は本当に下記の試合模様


1月6日ハレクインズ対バース

土砂降りの雨の中の試合
プレミアシップ公式サイトより

終わってみれば4つのペナルティーゴールの内
本拠地ハレクィンの10番Adrian Jarvis
3つのペナルティー
ゴールを決め9点を挙げていました

そして、試合を通して交代したのはハレクィンズは
5日前のニューカッスル戦での快勝劇を演じた
14番ウィングのDavid StrettleをUgo Monyeに後半から代え、
対するバースは控えの選手をほぼ全て交代させての後半戦に臨みました



わずか1つのペナルティーゴールの3点は
後半開始15分にバースの12番Olly Barkleyによる
同じくペナルティーゴールで同点に追いついたことから
天候によるキックもままらない状態で
お互いの肉弾戦に近い戦法で進む試合はどちらに勝利が傾くのか・・?

観ているこちらが痛くなるような試合運びでした


しかし、その後バースの1番プロップのDavid Barnesが
過激な行為で10分間の退場を命じられたときに
14人で戦わなくてはならないバースが
その間2つの反則から
ペナルティーゴールで6点が追加になり
試合終了2分前に敵陣5m前のラインアウトでそのボールを支配していれば
あわや!トライのチャンスも訪れただろう・・に
ハレクィンの最後ディフェンスに阻まれて
9-3という僅差の勝利をものにしたのは地元応援に後押しされた
ホームチームでした

この試合で6位まで上がったのは
NEC Harlequinsでした



1月6日ハレクインズ対バース

体張るハレクィンズの主将7番フランカーのPaul Volley
プレミアシップ公式サイトより


今回の悪天候の中での観戦でとても印象的だったのは
土曜日とあって家族連れ観戦の多い中
3〜4歳くらいのちびちゃい子供もとうちゃんの手をしっかりと握って
雨の中ぐずる様子もなく
濡れながら試合を観ていたこと

正直凄いな〜と心から思いました









今年1年は様々なラグビーを沢山観戦できたら良いな〜と
今晩から開幕の六カ国対抗戦にわくわくしてます

そして、度重なるイングランド代表の失態に対して
更迭された前ヘッドコーチ・アンディ・ロビンソンの後継者である
ブライアン・アッシュトンは
イングランド勝利を目指すために今回の大会に
ジョニを代表に選んでいます

現在彼の起用に関してはファルコンズでも長い間ジョニを見てきた
イングランド監督のロブ・アンドリューは
まだ復帰について疑問を持っているようです
(何故ならば先週1月27日のファルコンズのプレミアシップラグビー試合に
たった40分出場しただけで
今回ジョニを代表選出してしまいましたから・・・)


それでも現在の泥沼状態のイングランド代表戦には
やはり彼の存在は欠かせない
(ごめんなさいね、
頑張っていることはよ〜く解っているよ
ホッジソンに太めのアンディ・グッジ)

彼の大ファンの一人としては早く復帰を期待したいのですが・・
まだ27歳、もう27歳
一試合通じてでなくても
いいから
ちょっぴりその姿を代表戦で見たいと思う気持ちが募るばかりで
申し訳ない

もう1度10番のジョニと8番のダラーリオのおっさんが観てみたい、と
心から願っているのです・・・





練習中のジョニ

六カ国対抗戦に出場すべく練習中のジョニ
BBCニュースより





【 追記 



もうご承知の通り2月3日の2007年六カ国対抗戦で
見事にジョニは約70分間出場 

開始早々口を切ってその後はその止まらない血が気になっていないが如くの猪突猛進振りは
イングランド中のみならずラグビーファンを魅了しました

日本での中継テレビ解説者元日本代表あの奇想天外なプレイヤーであった
今泉氏と矢野アナウンサーの
「ウィルコ劇場ですね〜」の言葉通り
正しく水を得た魚のよう・・・

午前3時に床に入っても残像で眠れなかったのは言うまでもありません


代表に戻ってきたジョニ

2月3日 六カ国対抗戦 第1戦目 スコットランド対イングランドにて
2月3日 BBCニュースより












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