やさしい個人旅行のすすめ【3】




【ステップ5】

その2

旅行会社ってどんな種類の会社があるのでしょう?


その1からの続きです・・・

ここでは、1)の航空券について・・ご紹介しましょう・・・

1) 航空券 a.航空会社より購入 A.航空券を購入している会社から購入する
2) ホテル b.ホテルから部屋を購入 B.ホテルの部屋を購入している会社から購入する
3) 観光 c.現地の会社へ依頼 C.観光ツアーを購入(斡旋)している会社から購入する
4) 添乗員 d.自社の社員 D.添乗員を派遣している会社から来てもらう





1.航空券


航空会社は全ての旅行会社に安売り航空券を売ってくれる訳ではありません・・・
席の数に限りがありますし、お互いの契約条件が揃わなければなりません
し、
また、航空会社の数よりも旅行会社の方が圧倒的に数では負けてしまいますので・・
と、いうのは半分冗談にしても、あながち違っていないのでは・・?と思っています
 
@) 航空会社100%資本子会社へ卸した航空券からの購入    
A) 大手旅行会社が直接航空会社から購入した航空券からの購入

もちろん、現在は一般のお客様が直接@)の会社でもA)の会社からでも航空券が購入できます
但し、中には@)の会社からの購入が1番価格がお安いか・・?というとそうでもないのが現状です
何故なら、この100%子会社と言っても、例えばこの子会社よりも沢山の数の席を売り切ってしまう
旅行会社があるからです


もうお分かりのように航空券に限らないのですが、当然沢山の数の席を売り切ってくれる旅行会社には
それだけお安くした料金を航空会社は提示して席を大量に提供します

そのような会社はもちろんパッケージから個人旅行から、またまた航空会社からは直接購入できない
同じ土俵であるはずの旅行会社からも、と購入先の幅が広くなります

但し、これも航空会社との契約や自社購買規約(?)のような取り決めで
同業社同士の売買が出来ない会社もあります(某H社)


では、航空会社100%子会社で購入するメリットはどこにあるのか?
という疑問もわきます
(A)の会社よりも高い料金であるにも関わらず・・?)

それは、必ずしも料金の面では大手(と、言っても差し支えはないでしょう・・)旅行会社よりも
ここが強い!のでは?と思うのは・・・
「万が一の底力」に尽きるような気がします

例えば、混みあうシーズンの席の確保の保証

ご承知の通り、席が取れて航空券が手元にあっても起こる、航空会社の陰謀とも言うべき
“悪魔くん”よりも怖い・・その名もオーバーブッキング

このカラクリは航空会社の恐るべし!自己中丸出しの行為!!
(そうとう痛い目にあってます・・・過去の私・・・)
そんな時には航空会社は親心丸出しで、先ず子である会社、
それから沢山航空券を売りさばいてくれる会社・・という順序で便宜をはらっていきます

また、その国で大きなイベントなど(例えばオリンピックとかワールドカップとか)がある場合には
けっこう子である会社にいつもより多く席を提供したり、金額を他社よりも抑える・・といった傾向があるようです

但し、航空会社の子会社は、当然親会社が取り扱う国や地域しか扱えないので、
あまり会社の知名度が一般的でないことが多いです
(旅行会社の規模としては、割合にこじんまりとしているのではないでしょうか・・・?)
ですから、必然的に一般のお客様よりは旅行会社が購入することが多いと思います



安売り航空券が現在は簡単に一般のお客様の手に入りやすくなりましたが、
各会社によっては航空会社からの仕入れルートの違いにより、
また、旅行会社の種類によっては料金がまちまちなのはその為です

そして、航空会社100%の子会社は全ての航空会社が持っているものではないので
やはり一般のお客様には、見分けがつきにくいかとも思います






次回は2)と3)のホテルと観光について・・・です



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