うさぎの国を旅する    イギリスの南西地図  

〜 英国・南西部から   

英国内はもとより大陸でも人気の高いここ“英国のリビエラ”と称されるトーキー周辺のこの地域
しかし、この国特有の海岸沿いのリゾート地にはおきまりのアミューズメント施設がある、賑やか過ぎるトーキー周辺

ほんのちょっと足を伸ばすだけで往年のアガサ・クリスティーが今にも顔を見せそうな・・・
そんな面影を今に残すこのダートマス街やその周辺
ハーフ・ティンバーの家々や海軍士官学校のみならず海賊の家・・なんてお宿もあるくらい
今はのんびりとした保養地になっています





   ダートマス(Dartmouth)の街


ダートマス周辺地図


上:ダートマス周辺地図
  ダートマスの街の周辺地図

上:ダートマスの街の周辺地図


ダート河河口のこの街は古くから海軍の要所として栄えた街です
1905年からイギリスの海軍士官達がこの街の海軍士官学校を巣立って行きました
そして河口からイギリス海峡の彼方、敵陣フランスに睨みを効かせてきた
ダートマス城がそびえています


街は対岸のキングスウェア(Kingswear)"王様のお召し物”という名の街に向かって誇らしげに、
17世紀のハーフ・ティンバー(Timber)の家々が立ち並びます

ダートマスの街並み
上:対岸場近く見事なティンバー・ハウス

ダートマス城
上:河口のダートマス城
ダートマスの街並み















左:ダートマス城より街を振り返る

街の中心から城までは徒歩約15分、河沿いを少しの登り坂を進む
この登り坂には小さなB&Bが立ち並びます

ここから対岸へ小さな船で渡ります
キングスウェアまでは
ホンの10分くらい
頻繁に行き来しているので
とても便利です
ダートマスの対岸 キングスウェアの街















右上:対岸側のキングスウェア(Kingswear)の街 渡し船乗り場にて

       観光客もお互いの町を行きして、それぞれの街からスタートする谷間のフットパス・ウォーキングを愉しんでいます
そしてダートマスからフェリーでキングスウェアへ渡り、そこから
蒸気機関車でトウ湾(TorBay)沿いの街、
ペイントン(Paignton)へ
 

このペイントンからバスでトットネスへ戻ることもできます
又は
トーキー(Torquay)へ訪れることも・・・。

トットネス〜ダートマス、ダートマス〜キングスウェア、キングスウェア〜ペイントン、
そしてペイントン〜トットネスまでご紹介した乗り物を使っての
周回乗り物券
ウェスタン ナショナル社(Western National)より発売されています
但し、その年のイースターより10月くらいまでで
毎年時期を調べる必要があります



  
実は、何故ここデヴォン州の小さな街々を訪れることが出来たのか・・・
その種あかしでございます


アガサ・クリスティーと訪ねる南西イギリスの本

この本は1997年に発行された本です
著者:津野 志摩子さん
PHP研究社 定価:1500円

私自身もともとアガサ・クリスティーの本はポアロさん最後の“カーテン”を残し
翻訳されている著作は全て制覇していました   


いつかクリスティーの作中に出てくる村や街をこの目で見たかったこと・・・
知られざる彼女のゆかりの地に、私はまだまだ足を踏み入れていなかったこと・・・
理由は沢山ありました

しかし、思っていた以上に詳しい資料が載っているガイドブックなどでは当時探せ出せなかったのです・・・
この本を手にした時はまさか!
手持ちのガイド・ブック・資料以上に充実した中身だとは!(ごめんなさい・・)

通常“クリスティーゆかりの地”と言えば、トーキー(Torquay)を中心とした
“イギリスのリビエラ”と称される海岸線一帯はすでに有名ですが、
この本はその海岸線一帯だけでなく広範囲に渡って紹介されています

しかし、正直なところ現地に住んでいたり長期の旅でないとなかなか訪れることが
難しいかもしれません・・
だからこそ!いつかそのようなチャンスで訪れることが来た時の為に!!

この本に載っているいくつか訪ねた思い出深い写真達
実はどこも車がなければ到底辿りつくのは・・・でも足が動く限り辿り着けない場所はありません

そして紹介されていた“ゆかりの地”はどこも行ってみる価値のある思い出深い場所です  

アガサ・クリスティーが寄贈したステンド・グラス

上:セント・メアリ教会(St.Mary the virgin)
後年アガサ・クリスティーがよく通った教会
彼女が印税で寄贈した教会内のステンド・グラス
礼拝のある日曜日にしか教会は開かれていないので事前に
牧師様に電話をして開けていただきます




いかがですか?
南西部への旅はロンドンからも距離がある為、残念ながらツアー旅行には組み込まれることがあまりありません

しかし、春から夏にかけてもしイギリスの田園風景や
ほんのちょっぴり同胞者には会いたくないなあ・・と感じたら、
またのんびりとしたいなあ・・とお思いになったら、
是非!この“うさぎの後ろ足”をおすすめします


キングスウェアの丘よりダート河キングスウェアからスタートした
フットパスのコース

丘からダート河を見下ろす

まるで桃源郷?のような
眺め・・・
です











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