うさぎの国を旅しました





〜 2014年 6月 湖水地方とハドリアヌスの城壁へ 〜

Walking Tour

 【1】



2014年6月初旬から中旬まで数名のお客様と
イギリスの風光明媚な湖水地方と
イングランドとスコットランドの国境沿いになるハドリアヌスの城壁へ
ウォーキングツアーに行ってまいりました





約1年前2013年の春からこのツアーのご依頼を受け、
湖水地方はともかく
「ハドリアヌスの城壁」についてはまったく!と言ってよいほど知らない、
未知の場所でもありましたので・・
さて、どうすべ〜・・という気持ちが正直・・


しかも、通常の観光ではなく、
『歩き』を中心としたウォーキングツアーでのご依頼でした

行ったことがない場所・旅のスタイルをご案内、手配していくには
“うーーん・・・・”と“挑戦だっっーー!”と
思う気持ちが入り乱れます

あわわ・・・


そうして、ほぼ間違いなくその気持ちはあっという間に
後者が勝り、
“山(私にとっての挑戦)があるなら登りましょう!”的になってきます!





先ずはツアーリーダーの方に期間、行先の他にご希望があれば・・と
尋ねたところ
まとめると下記のような幾つかのご希望をお持ちでした


  @

 ウォーキングを楽しみたい

  A

 6月6日から出発で、日本帰国まで全行程は12日間

  B

 湖水地方は6泊の滞在(ウィンダミアとケズィック3泊づつ)

  C

 湖水地方で滞在したいB&Bがあります

  D
 湖水地方とハドリアヌスの城壁はどちらが先になってもOK


先ずは旅の骨格中心となる
Q.@のウォーキングは日々どのくらいの距離を歩かれまですか?

A.大体皆よく歩くから…
でも、他にもお茶したり、ショップも見てみたいから
1日大体20kmくらい
かしら

(・・20kmくらい・・・
・・
私はお客様と一緒に歩けるだろうか・・・・)


歩くのは元々好きな方でもあるが・・
フットパスをこの国で歩いても精々半分の10km程
お客様達の足手まといになるのでは・・・





と、今(約1年前)から考えても仕方なので
それは後から悩むとして
旅の骨格となるスケジュールから作ることにしました

そうして、出来上がったスケジュールの概要が
下記のもの


 日にち  曜日  スケジュール  宿泊地
 6/6  金  成田空港発
 ロンドン・ヒースロー空港着

 空港からホテルへ
  
 ロンドン
 6/7  土   朝、ロンドン・ユーストン駅から
 湖水地方・ウィンダミアまで鉄道で移動、その後宿へ

 ウィンダミア・ボウネスの宿到着後、
 周辺の散策

 
 湖水地方の地図を購入
  
ウィンダミア・
ボウネス 
 6/8     朝食後、ウォーキングにてヒル・トップへ

 ヒル・トップ見学後、ローカルバスでホークスヘッドヘ

 昼食後、ホークスヘッドからコニストンへ向かう

 コニストンで1時間くらいウォーキング

 その後、再びローカルバスでアンブルサイドへ

 アンブルサイドでアップルパイとお茶
※※をする

 アンブルサイドの町を見て、宿へ戻る


ウィンダミア・
ボウネス  
 6/9    終日現地プロのガイドさんとウィンダミア周辺を
 ウォーキングへ

ウィンダミア・
ボウネス  
 6/10  朝食後、大きな荷物のみ次の宿へ移動
 
 ボウネスからウィンダミア駅まで徒歩(約30分)

 ウィンダミアからバスでアンブルサイドへ向かう

 アンブルサイドからグラスミアまでウォーキング

 グラスミアでジンジャーブレッド
※※※のショップへ
 そして、昼食後はケズィックを目指しローカルバスで
 途中まで進む

 ケズィック手前約20km程からローカルバスを降り、
 ケズィックを目指し、宿までウォーキング

 
ケズィック 
 6/11  水  終日現地プロのガイドさんとケズィック・ダーウェント湖周辺の
 ウォーキングへ
 


ケズィック  
 6/12  木  朝食後、ケズィック・宿より町周辺からキャッスル・ストーン・
 リングへのウォーキングへ

 ケズィックの町で月1回開かれるストリート・マーケットを散策

 町の散策やスーパー・マーケットへ

  
ケズィック 
 6/13  金  早朝の朝食後、大きな荷物のみハドリアヌスの城壁にある
 次の宿へ運ばれます

 そして、私達は別の専用ミニバスでカーライル

 バスステーションへむかいます
 
 カーライル・バスステーションからローカルバスで
 ブランプトン
**へ 向かいます

 ブランプトンからAD122
***へ乗車

 チェスターズ・ローマン・フォートへ向かいます

 再びAD122でハウステッド・ローマン・フォートヘ

 ハウステッド・ローマン・フォートからAD122に乗車

 宿のあるラナーコスト
****まで向かいます
 
  
アビーブリッジ・
ラナーコスト 
 6/14  土  ラナーコスト修道院からバードズワルド・ローマン・フォートまで
 ウォーキング

 再びバードズワルド・ローマン・フォートから
 ラナーコスト修道院まで ウォーキングしながら宿へ戻ります

   
アビーブリッジ・
ラナーコスト  
 6/15  日  朝食後、宿からカーライル駅まで専用ミニバスで向かいます

 カーライル駅からロンドン・ユーストンまで鉄道で移動

 ロンドンのホテルにチェックイン後、ロンドン市内観光へ

 夕方最後にホテルでのアフタヌーン・ティーへ

 
 ロンドン
 6/16  月  朝食後、ホテルよりヒースロー空港へ向かいます

 帰国の途へ


 
機中 
6/17   火  成田国際空港に到着

 解散、お疲れ様でした

 
 

現地の地図は日本では手に入りにくく、洋書を扱う大型書店であれば取扱いあり
しかし、今回
25000分の1の縮尺地図必須だったため
ウィンダミア駅のツーリスト・インフォメーションでの購入を決めていました

しかし・・・それが予定外の出来事で大きく変わり・・・




※※アンブルサイドの有名なアップルパイのお店
『The Apple Pie Bakey』
こちらでのお茶のご希望がありましたので
コニストンからウォーキング後に一路バスにてアンブルサイドへ向かいました



アップルパイ ベーカリー店内
The Apple Pie Bakeyの店内
様々なケーキが並びます


こちらのアップルパイは従来いただいているアップルパイとは
かなり形が違うもの




私の頭にあるアップルパイはこんな形


しかも、味(?!!)によって2種類から選ぶのです
詳細は改めて!
ご案内いたします



※※※湖水地方ではここでしか!絶対に手に入らないものの一つに
グラスミアにある1854年創業、支店は一切なくこのショップのみ!という
セイラ・ネルソンのジンジャーブレッドのショップがあります


グラスミア ジンジャーブレッドショップ
Sarah Nelson's Grasmere Gigerbread


今回出来立ての1枚をその場でいただいてみました
(1枚P.50.00也!)


先ず口の中でわーっとジンジャーの香り
そして、ソフトな口当たり!
これは驚きでした

このジンジャーブレッドは何時も堅く、瓦のように感じていましたが、
作りたてってこんなに柔かいんだーーっ

セイラ・ネルソンのジンジャー・ブレット ジンジャー・ブレッド
左:包み紙で3枚セットです  右:セイラ・ネルソンのジンジャー・ブレッド

ここでしか味わえないジンジャー・ブレッドは
煉瓦のように食べやすく
甘い「イギリス版」おせんべいのようです





カーライル(Carlisle)はハドリアヌスの城壁の最西端に位置する町です

スコットランドとの国境近くにあり
鉄道駅前にはカーライル城(国境部隊博物館)を
見ることができます


カーライル城
Carlisle castle Wikipedeaより


この町は北方のピクト族やスコット族の侵入を防ぐ
重要な軍事拠点でもありました

カーライル駅はヨークシャー・デイルズ国立公園へ向かう
始点の鉄道駅にもなっています



保存鉄道の改札口
ヨークシャーデイルへ向かう鉄道改札口

ヨークシャー・デイルズ国立公園は起点となる町が
スキップトン、セトルになります

特にセトルの駅はイギリス1可愛い駅としても有名です



セトル駅
Settle駅舎


**ハドリアヌスの城壁はカーライルから北のニューカッスル・アポン・タインまで
約118kmまで続く
ローマ遺跡の中では最大級の城壁になります

そのカーライルから城壁に沿った町の一つがブランプトンです

毎年ハドリアヌスの城壁を訪れる方々のために
春から秋にかけて運航される特別バスがあります

今年2014年はここブランプトンから運航されました

そのため私達はカーライルからローカルバスでこの町を訪れ、
城壁へ向かうためのバスに乗り換える
僅かな時間の滞在を愉しみました

ブランプトンのツーリストインフォメーション

Brampton tourist infoemation



***「AD122」、とは
ハドリアヌスの城壁がローマ帝国によって
“AD122年から126年”にかけて建設された年号になります

その年号をこの地を運航するバスの名前にしました

「AD122」は
通常毎年イースター休暇から10月下旬くらいまで運航しています

しかし、その起点となる町はカーライル、ということなのですが・・
実はどうやら毎年変更になるようです

しかも、その変更はシーズンの途中で変わることもあるようです

何故ならば今年2014年のイースター(4月20日)から
5月23日まではカーライルからの運航はありました

その後5月24日から9月28日までは
カーライルーブランプトン間の運航がなくなり、
このブランプトンからの始発運航になりました


AD122の時刻表(ブランプトン)
ブランプトンのAD122バス停の時刻表
1日2本の運航です




****今回私達の宿はブランプトンの町から約4km程離れたB&Bを選びました

ブランプトンの町近くのB&Bを探したところ
この思いがけなくイングリッシュヘリテージにも登録されている
ラナーコスト修道院(こちらもAD122ルート変更により停車になりました)が
宿近くのバス停となり、
偶然この修道院の裏手に立つ歴史ある農場が宿の一つにもなりました

このラナーコスト修道院は
日本のガイドブックでの紹介が見つけられませんでしたが、
周囲も含めて
とても見どころのある修道院でした


ラナーコスト修道院全景
Lanercost Priory(ラナーコスト修道院)





さて、今年2014年の長い旅はこのような行程になりました

どんな旅だったのか・・・

少しづつご紹介させてくださいませ

湖水地方、ハドリアヌスの城壁にご興味のある方には

少しでもご参考になれば幸いです


早朝の眠る羊
早朝7時前 まだ眠る羊の仔
ハドリアヌスの城壁 ラナーコスト修道院内











またこちらはあくまでも私個人的に感じた事になります
どうぞ、 このページに関しての皆様のご意見・ご質問をお待ちしております






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