やさしい個人旅行のすすめ【3】




【ステップ5】

その5

旅行会社ってどんな種類の会社があるのでしょう?


その4からの続きです・・・

次にこのステップ5の最後・・・旅の最後の砦・・・とも言うべき添乗員さん・・

1) 航空券 a.航空会社より購入 A.航空券を購入している会社から購入する
2) ホテル b.ホテルから部屋を購入 B.ホテルの部屋を購入している会社から購入する
3) 観光 c.現地の会社へ依頼 C.観光ツアーを購入(斡旋)している会社から購入する
4) 添乗員 d.自社の社員 D.添乗員を派遣している会社から来てもらう





がらっと変わって、最後は添乗員さんについて・・です

添乗員を派遣する派遣会社も一般には旅行業界に属しているケースも多い・・かな?と思い、
敢えて最後の4)として、同じ業界に加えました・・・
また、パッケージツアーを主催している旅行会社では、
その旅行会社の社員が同行するケースが比較的多いのですが、
ツアーによってはその地域に於いて専門的知識を持つ添乗員さんなど
それこそプロ中のプロというべきベテラン添乗員さんに依頼することもあります
または、ツアーが沢山出発するシーズンに社員添乗員が出払ってしまって
派遣会社の添乗員さんにお願いするケースも少なくないからです・・・





個人旅行では馴染みもなく、お世話になることもない・・・とは一概には言えません・・・
何故なら、個人旅行でも添乗員さんと一緒に旅行することもありますから・・・



添乗員さん・・とは様々な意味を持っています
海外に行くと、その名前は“ツアー・リーダー”になったり、“ツアー・コンダクター”と呼ばれたり・・・
特にパッケージツアーでは、この添乗員さんによってはそのツアーが生きたり、死んだりもします
ですから、彼らはリーダーだったり、指揮する意味のコンダクターになったりします

最近ではその添乗員さん、“スーパー添乗員”と呼ばれる方々も登場して
一時よりも添乗員付きツアーは面倒、煩わしい、高額になる・・というデメリットを
最近は聞くことも少なくなり、お客様がその添乗員を選んでツアー参加をなさる、
というツアーの選び方も出てきたようです




この添乗員さん・・という職業は個人の持つ性格の向き・不向きが大いに影響するのではないか?と思います


中には添乗員さんだけが “天職” ピッタリーーーという方が派遣され、
そのツアーを企画者以上に盛り上げてくれる・・という彼らの方が
お客様にとってはより良いことだと、私は常々思っております

しかし!

お客様の多くはその主催するパッケージツアー会社の社員であることにこだわるお客様の多いことに
驚かされました

その理由の多くは、やはり派遣される添乗員さんはそのツアーに対して責任がなく、
トラブル処理に於いては頼りにならない・・・というご意見が見られることです・・・





私が敢えてこの旅行会社の中に添乗員派遣会社に含めたのは
実際は元旅行会社社員の方が添乗が大好きで、
または向いていることに気がつき転職していくケースも多いこと・・
そして最終的には旅行ツアーの作成や様々な旅行業界に詳しくないと勤まらない・・
と心底思っているからです

特に現地でのガイドさんがつかないコースやツアーでは
添乗員さんがお客様に旅のあらゆる一人三役をこなさなければならないときもあるからです

歴史・経済・美術・生活などその国のにおいてのガイド説明をしなくてはならず
添乗する地区の勉強は滞りなく準備しなくてはなりません・・・
これは企画部門にも匹敵する勉強になります
(かと、言って企画部のスタッフが添乗業務がお得意か・・?ということとはまったく意味が違います)

またやっかいな 旅行中のトラブルに対処していくのは、その相手が航空会社であったり、ホテルであったり、
はたまたその国の行政機関であったり・・・と多種に渡ります

様々なトラブルをお客様に代わって、お世話をしていくことは添乗員の一つの仕事でもあり、
またそのトラブル事態を乗り越えた添乗員ほど逞しく、強くなる添乗員はいません

その主催する旅行会社の社員添乗員よりもプロ中のプロの添乗員さんの方が経験も多く、
頼りになることも多いのではないでしょうか・・・

添乗員さんのみならず、これはどの部署についた旅行会社社員達にも言えることですが
お客様にとっては【たった一つの大切な旅】なのです
携わる関係者にとっては何本もあるツアーの一つ・・・かもしれません・・・
しかし、すでに出発してしまったら、取り返しのつかない大事な時間でもあります
悲しいことに人が手配していく限り、どこかで何かがあるやもしれません
そんな時にこの添乗員さん如何によっては、
何かあったときのトラブルなどを防いだり、
お客様にとっては最高な時間を生み出し、提供することも可能なのです・・




旅行・・旅は仕入れに始まり、添乗員で終わるのが一連の流れではないかと思います・・





社員添乗員でも派遣添乗員でもそのツアーを成功させよう、お客様に楽しんでいただこう、という
気持ちに変わりはなく、気持ちよく旅を・・・というリーダーやコンダクターが一緒なら
そのツアー中に於いて、貴重な旅の財産になると思います

また、添乗業務だけでは昨今では勤め上げるのは難しいといわれています
添乗業務のない時期は内勤と称して、旅行会社カウンターでお客様のお世話をしているかもしれません・・



私の旅行業務の中で1番長かったのは、全て自分でこの旅行業務を行う・・という会社でした・・
自分でツアーを企画し、営業し、そのツアーの添乗に行き、帰国後は清算まで・・・
その中で実は添乗ほど苦手な業務はありませんでした・・・当時は・・・

ですから、この部分だけでも添乗のプロ!をお願いしたかった・・・
しかし、帰国後お客様の笑顔でそんなことも吹っ飛び、またしてみたいと思えるようになったのです


とても貴重な経験をさせていただきました

現在は某日本旅行仕入部へ潜入しています
日々これまた勉強で・・・この世界の広さを実感しています・・・







さて、このページは私の短い業界内で判り得た事柄からまとめてみました
もちろん、異論もご理解に苦しい箇所も多々あるかと思います

どうぞ皆様のご意見・ご質問などございましたら下記までお問い合わせ下さいませ

率直なお声をお待ちしています












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