〜お庭自慢のロンドンのお宿〜




ロンドンほど様々なタイプのB&Bを選択できる街はありません

もちろん!大きな街である以上、数の多さでは英国随一
『お料理自慢』『場所の利便さ』『お部屋のタイプ』と・・・

そして、それぞれに旅する人たちを迎える、言うまでもない
1番ありがたいのはホストの方々のホスピタリティーについてはこちらでご紹介している以上
その宿へ行っていただけた皆様がよくご存知かと思います

その中で今年早春に初めて訪れたお宿の中から、
これからの季節にぴったりのお宿をご紹介します









24 Fox HILL

Mrs. Sue Haigh

24 Fox hill, Crystal Palace,London SE19 2XE
Tel : 020-8768-0059 Fax : 020-8768-0063

www.foxhill-bandb.co.uk




クリスタルパレス駅
右がスーの家の最寄駅
クリスタルパレス駅舎です

その名の通り
ガラス張りのちょっと郊外を思わせるような
古いこの建物は見かけほど大きなものではありません

ロンドンの鉄道駅マップを見ると
とても複雑怪奇な路線にある、この『クリスタルパレス駅』
ところが地下鉄マップでもおなじみのゾーンで見ると
ゾーン3に属するこの場所は
実はロンドンの中心部に程近く、
通勤サラリーマンの多くが住む地域でもあります


単純にヴィクトリア駅、又はロンドンブリッジ駅から出る
ガトウィック空港行きの列車に乗れば
その各駅から約20分という便の良い場所

マップを見て迷うよりは実際に滞在してみると
観光帰りには程よい近さです


      

駅舎から出ると左方向へちょっと坂を下っていくと、大きな通りにぶち当たります
その通りを渡りその道沿いを左に進み、
2つ目の右に折れる上り坂「Waldegrave Rd.,」をゆっくりと突き当たるまで上ります
前方にテレビ塔を眺めながら・・・そして突き当たったところを再び左に折れると
小さなサークルに出ます

そのサークルを中心にいくつかの小道が伸びていますが、
右手方向ちょっと戻るような形に入る小道が「Fox Hill」・・狐の丘
本当に名前の如く、ひょっこり三角の顔の狐が飛び出してきそうな・・・
そんな静かな静かな通りで、ここがロンドンであることをすっかりと忘れさせてくれます

閑静な住宅街にあるスーの家は真っ赤な玄関No.24
(駅からゆっくり歩いて約10分)

玄関をノックすると
ホストレディのスーが満面の笑顔で出迎えてくれます
スーの家の玄関にて

ホストレディのスー

       
この家のご自慢の一つは玄関を入ってすぐのキッチン
普通は居間に当たるシッティングルームの場所
この家では1番の日当たりの良い
広いこの部屋をわざわざキッチンに改造したそうです

人が集まるのも、家の中で家族が1番長く過ごす場所ならば
そこは居間でもキッチンでも良いでしょう 
うちは皆が集まる場所は
ここ!キッチンなの!と・・・


スーはもちろんご主人も大のお料理好き
こちらのお宿ではリクエストすれば
お夕食のご用意もしてくれます



キッチン

                                                
そして、玄関から続く階段を上って
私が今回お世話になったのは3階のツインベッドルーム


玄関
大きなドアを開けたその部屋は光溢れていました

ツインベッドルーム

ベッドは手作りのパッチワークのカバーと
大きめの帆布の洋服掛けと南国香りのシルクスクリーン


真っ白い壁にやさしい色使いの組み合わせは
本当にほっとする空間になっています
                                        

そして、私が何よりも大好きな部屋の天窓・・・
空を見ながら部屋に居られるこの天窓はほっとすると同時に夜の星空も楽しみです 

そして、一つ置かれている椅子にはテディベアのクッション
鏡の前にはこの季節に相応しい満開の黄色のチューリップ・・もちろんお生花です
 

スーのツインルーム
そして、『B&B』と言えば・・・何よりも翌日のお楽しみはやっぱり朝食 
スーの朝食

さあ!これからスタートする朝の祭典の始まりは、
この家で1番陽の入る家族皆の大好きなキッチンから・・・


    
スーのスレディ

そして、この家族の大事な1員
スーが『 Good Boy, My Dear 』と優しい声で話しかける
目に入れても痛くないくらい我が子同様
くるくる巻き毛のスレディは
キッチンの床から見上げるその大きな瞳は
スーの動きから目を離しません

冷蔵庫の隣の熱帯魚

そして驚くべきことに冷蔵庫の隣には
本物の熱帯魚の水槽があり、

オレンジ色のクルーゼの色鮮やかな色と
ゆらゆら泳ぐ熱帯魚との
美しい色のコントラストにうなってしまいます


本当にキッチンでその家庭の『カラー』が
見事に演出されているようで・・・
一般家庭のB&B滞在が楽しくなる一コマです
 


   
                      

そして、ところどころ要所要所のこの家のお花は実は私がスーのこの家を見つけた一つのキーワードです 
 
『GARDEN LOVERS』という
庭の美しい宿ガイドの中で
B&Bの多いロンドンの中でも
たった3つ選ばれたお宿の内の一つが
このスーの家

訪れたのは3月中旬
この国ではやっと春の花が
芽吹いた頃
しかし、朝の日差しの中でも
すでに暖かな空気が流れているのが
よく判ります


そして、彼女はこの庭に立って
“ほら・・カッコウの声が
聞こえるでしょう?”と
嬉しそうににっこりしていました

スーの家の庭

  

庭の池

小さな空間に作られた手作りの池
そして、またまた私をびっくりさせたのは
その池の前には
ニワトリのノラとデボラ


ノラとデボラ

それでも夜は時折住所の名前とおり
狐が現れるので
かわいそうだけどケージの中でないと
さらわれてしまうのよ・・・と

スーはまじめな顔でそう語っていました

でも・・ここはロンドンの中心に近い住宅街
それでもまだまだ自然が数多く残っていることにも
静かな地域であることも
驚いてしまう彼女の自慢の庭

これからの季節にはまた別の顔を見せてくれるでしょう

    


人種の坩堝のロンドンの街から帰ってくると
スーの家に戻る度にホッとするのは私だけではないはず・・・
こちらではご紹介できませんが、
家のそこここにさりげなく置かれた彼女の手作りのパッチワークの作品の数々も必見です


スーのパッチワーク

是非、彼女の手作りのサイトから彼女の家へのご滞在をお勧めします 



   

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