市場!市場!市場!



〜マーケットは楽しい!〜






陽が徐々に短くなってくると英国の人たちのみならず
そわそわしてくるのが
1年の後半での最大のイベント(?)になるのが
クリスマス・シーズン





普段離れて住む家族が一同に顔を合わせ
日本でのお正月のようにとても大切にしている日々でもあります

そう、“お年玉”のように皆が(大人も子供も!!)楽しみなのが
それぞれに送る、送られるプレゼント



実は先日何かの本を読んでいたら
すでに夏のバーゲン期間に
そのクリスマスプレゼントを選ぶ主婦もいるという・・

確かに『プレゼント』って
送る側が選んでいる時が1番楽しいと思う・・・
私もその時間が大好きです

英国の人たちはもうこの秋口から
年末に集まるそのシーズン目指して
送る人たちの笑顔を思い浮かべながら
一人一人への品物選びに余念がありません

その選ぶ場所の一つとしては
もちろん!このマーケット!
はずす訳はございません

毎週、毎日どこかで行われる市場へ
朝早くからいそいそと出かけます

どんばガイドブックを開いても
“マーケットは早朝が勝負!朝早い方が掘り出し物が見つかります!”

それはよく判っている・・・のですが・・・
しかし、旅先で結構夜遅くまで遊んでいること
多いのは私だけでしょうか・・?

そんな今までの不摂生経験から
ようっし!このマーケットこそは早朝から出かけましょう!

そして、何か面白いものが見つかるかもしれない
丁度今回の旅での日本からの忘れ物の一つにピアスがあった
記念に気に入った物を探しましょう!

っで、その日前日の朝ミセス・ハリガンへ
明日は早朝からマーケットに行くから7時の朝ごはんでも良い?と尋ねたら
「明日は週末だから勘弁、8時にして〜」・・・「Yesっ!・・

そんなわけであっさり前日夜のパブ通いにもどっぷりと浸り
翌朝ミセス・ハリガンの朝食8時ですらギリギリ状態で起きだし、
たっぷりと腹にイングリッシュ・ブレックファーストを詰め込んで
土曜日のマーケットに出かけたのでした


   
 急げっ急げっっ
やっぱり朝の弱い私には8時朝食が限度でした・・






〜 ロンドンのマーケット 〜


 【ポートベロー・マーケット】



私自身ロンドンへまだ何回も訪れる、ことを夢にも思っていなかった頃
この街での3大マーケットと考えていたのが
このポートベロー・マーケットとカムデン・ロック・マーケット、
そしてコベントガーデンのアップル・マーケットでした

ですからそれから過去数えると
カムデン・ロック・マーケット、
コベントガーデンのアップル・マーケットの2つは
数回訪れていました

何よりもこの2つは日曜日に開催、という
私の今までの旅にとって
日曜日にはマーケット、という一つの図式のようなものすら
あったのかもしれません

しかし、もう一つの土曜日開催という
今回ご紹介のポートベロー・マーケットは
十数年前の数時間・・しかもほんの一角のみ覗いただけで
その後はかなり長い間訪れることができませんでした


ですから、是が非でもこのマーケットを散策したくて
金曜日に成田を発ちました

その心意気でないと・・・
1日たっぷりと時間をかけてこのマーケットを見るぞーーっ!
てな訳で勇んで出かけたのが前回の旅
どうぞ、一緒の楽しんでくださいね!




 Portobello Market 】



ポートベローマーケットへ
最寄駅周辺に出ている路上のショップ
マーケットへ急ぐ人々の様子



ポートベロー・マーケットは
世界最大とも言われる『アンティークマーケット』と言われていますが
(それは土曜日のみ行われるもの)
アンティークだけでなく
場所によっては衣類だったり、食品だったり、お花だったり・・と
見所満載!
様々な品物を見て愉しむことができる
そういう意味では女性だけでなく
男性にも決して“荷物持ち”(ごめんなさい・・)だけでなく
充分遊べるマーケットです


開催  アンティーク・衣類・野菜なその食品ストールが出るのは毎週土曜日 
アンティークなどは05:30よりディーラー達の取引が始まります
この時間に一般の方々が訪れての取引ができるか、どうかは正直わかりません・・
衣類・野菜などのストールが出るのはだいたい08:00頃からだそうです
*土曜日 05:30〜17:00
  Portberro roadとWastbourne Groveという通りが交差した角には
  インフォメーションブースが09:00〜14::00(土のみ)まで開きます

  そこでは各国の言葉が併用されているガイドブック(日本語もあり)を

  
無料でいただけます

土曜日以外はストールは出ませんが、月曜日から土曜日までは
元々この通りにあるショップや常設のアーケードのショップは
通常通りに営業しています
もちろん、その中には様々な種類のアンティークショップも沢山あります
土曜日以外はこのようなショップを落ちついて見て回ることが
できるのではないでしょうか・・・

住所 Portberro Road,W10

行き方  @ 地下鉄 ノッティングヒルゲイト(Notting Hill Gate)駅より徒歩約10分
        ラドブロックグローブ(Ladbroke Grove)駅より徒歩1分
*アンティークストールはノッティングヒルゲイト駅から進む方が良いです
*衣類・野菜などの食品はラドブロックグローブ駅から始まっています



A バス   ノッティングヒルゲイト駅前の通り、Notting Hill Gate、

        
又はPembridge Rd.,に停車するNo.27・28・31・328
        
ラドブロックグローブ駅に隣接する通りLadbroke Groveを走るのが
        
No.23・52
*バスはその他の番号も走っていますが、上記のNo.のバスで降りるのが
 判りやすいと思います

 





ノッティングヒルゲート周辺の地図



Pembridge通り
ラドブロックグローブ駅
ラドブロックグローブ通り
ポートベローマーケット
ノッティングヒルゲイト駅
ノッティングヒルゲイト通り



この通りがマーケットになり、ストールが続きます
インフォメーションブース
ノッティングヒルゲート駅へ
ラドブロッググローブ駅へ

ウエストボーン通り





おそらくはこのマーケットへ行く方々の半分以上は
アンティークストールがお目当てではないでしょうか・・・?

私自身もそうでしたが初めて訪れるこの場所への行き方に
ガイドブックを見てもそうそう道順が載っているわけではなかったので
正直迷いそうになりました

実際は人の流れに乗ってしまえば行き着いたのですが・・・
その私の行った道順をちょっぴりご紹介いたします
きっと迷うことなくお目当てのアンティークストールの海へ突入できます








では、等身大のマーケットのご案内をお楽しみください


ノッティングヒルゲート駅の構内案内

上:先ずはノッチィングヒルゲート駅に到着
Bの出口へ向かいます


右:出口にはこのように案内があります






地下鉄出口近くの案内




地下鉄駅出口を出たところ

上:階段を上がるとWHSmith
これを右に曲がって
Pembridge通りへ進みます
右:Pembridge通り




駅からマーケットへ進む道Pmbridge通り



Pembridge通り



ポートベローマーケットへの案内

左:バスも通るPembridge通り
上:100mほど進むと
左前方へ見えてくる表示
ここで左方向へ入る通りへ進みます

その通りがPortoberro Rd.,になります



ポートベロー通りに入ったところの住宅B&B

Portoberro Rd.に入ると
可愛いB&Bの看板も見えてきます



マーケット手前に出ていたカード屋さんのストール

通りを進むと少しずつストールが
並び始めます






街頭ミュージシャン

一つ目の十字路の手前で
美しい音色を聞かせてくれていた
大道ミュージシャン



アクセサリー屋さん

その十字路を渡ると
徐々にこのようなストールが並んできます



ポートベロー通りのカラフルな住宅街

ポートベローマーケットに入ると
多くなる人ごみとカラフルな住宅街



マーケットを巡回するおまわりさん

徐々に増える人ごみに
巡回する頼もしい?おまわりさん



化石屋さんのストール

小さくて判りにくいのですが
こちらは化石を売っているストール
アンモナイトの入った石が
可愛らしかった

のんびりとした店主のおっちゃん


通りに面したショップ

通りに面したアンティークショップ内にて
スポーツに関したものがたくさん!
特にアンチィークではないそうですが・・・・
インテリアのオブジェ?としての
皮のラグビーボール



常設店

様々なお店が入っている
常設店のアーケード
主にこちらもアンチィークが多く
チィーカップから時計から
はたまた甲冑なんて大物もあります



アンチィックドールのショップ・マスター

このアーケードの2階の階段を上った場所に
ひっそりと静かな空間が
このアンチィックドールのお店でした
ざわめくマーケットの中で
ここだけ時間が止まったような・・・


彼がショップマスターでもあり
このようなアンチィックドールの修理も
手がけているそうです
話しかけるとやさしい笑顔が返ってきたのが
とても嬉しくて・・・


週末に出るインフォメーションブース

● こちらのブースが週末のみ開設されるインフォメーションブース
マーケットの地図やブローシャー、
どんなストールや常設ショップの場所などを教えてくれます



インフォメーションを更に1ブロック進むと
お待ちかね
食べ物のストールのブロックになります
もう『食のマーケット』の楽しさがあって
週末でもあるから働いている地元の人々も
楽しみながらお買い物










野菜のストール

野菜の並ぶストール
瑞々しい野菜がゴロゴロ
調理ができる滞在先ならば
ついお野菜ほしくなってしまいます


果物のストール

こちらは果物のストール
早春というには早すぎる時期
それでもネクタリンや多種のリンゴなど・・
輸入品も多くなっているのは我が国同様



パン屋さんのストール

こちらはパン屋さん
とても繁盛していました
次から次へと注文をさばくおばさん



お惣菜屋さんのストール

日本で言うお惣菜屋さん
オリーブやピクルスなど・・
お肉の燻製などもありました



揚げ物屋さんのストール

ファーストフードのストールも
歩道に沿っていくつかあります
1番列が長かったのは
このストール
揚げ物屋さん
貝と海老のフリッター£3.75〜
食べたかったなあ〜揚げたて〜



ジャーマンドック屋さんのストール

こちらも長い列の本家?の
ジャーマンドック屋さん
“ホットドック”ではなく
「本場のドイツソーセージ」が売り物
お値段も£2.00〜とお手頃
もちろん!炒めたタマネギとトッピングOK!
男性陣に人気でした



公衆トイレ

そして、食べ物のストールを
過ぎるとちゃんとあります!
有料公衆トイレ
入るときに女性はちょっと勇気がいるけれど
有料だけあって綺麗


衣類のストール

ラドブロッググローブ駅に近くなると
ここはもう一転して変わります
もう東京アメヤ横丁も顔負け
衣類のストールの海です

目移りしてしまいます










ここまでがだいたい地下鉄で行った
ノッティングヒルゲート駅からラドブロッググローブ駅までの
だいたいのマーケット全景です

本当に1件1件覗いていったら1日では到底見切れません

でも、マーケットはやっぱり人ごみの中でワイワイ見るのが
もっとも愉しい

確かにその分犯罪率が増えますが
それはロンドン内の地下鉄でもショッピング場所でも
マーケットでも同じこと!!

大切なのは夢中になりすぎて
貴重品に気が回らなくなることです
予め、私のようにそうなってしまう方は
しっかりと服の内側に大切なものをしまっておきましょう

これからは厚着になりますから
夏よりは自然に隠せることと思います





そして、数々の寄り道もこの界隈はできます

そんな一つがこのポートベロー通りを交差するウエストボーン通り
この通りにいては下記にて別ページでご紹介しています

go to お惣菜屋さん Tavola

この通りをじっくり散策して
帰りは再びアンティークストールを観ながら
ノッティングヒルゲート駅へぶらぶら戻るのもお勧めです
(行きに見られなかったストールや
ちょっと気になるショップを再び訪れる・・っていうのも私のくせ)





皆様為りのマーケットの楽しみ方は千差万別です
これからの季節のロンドンの楽しみ方として
活用していただければ幸いです









【おまけ】



お買い物好きなご家族のお供に
人待ち顔のおりこうさん


ポートベローマーケットのわんこ

ご家族は食べ物のストールへ突入しているようで
じっとその方向を見つめながら微動だせずに待っていました
お昼ご飯は何かしら・・・




こちらは衣類のストールのお店番

ポートベローマーケットのお店番

しっかりと家族の貴重品を守ると共にお店番も・・・
写真を撮らせて!というと
椅子の向きを変えてくれました


マーケット内のわんこ達はどの子もおとなしく
ご家族と一緒です



次回はどんな子に逢えるかな・・・?











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