冬真っ盛り！

それでもマーケットは各地で開かれます
例えば雪が降ってしまったり、雨のために品物が開けなかったり・・する場合以外は
ロンドンだけでなく様々な街や村で決まった日には“市”がたちます

外でのマーケットや売る方も買う方も寒さで辛くなります・・・
ですから、マーケットによっては季節によって開かれないこともあるようです

それでも私達旅する者にとっては、
その国の人々の生活や文化、歴史などを垣間見るには手っ取り早いのが
このマーケット　

個人で旅行するのに時間が許せば足を向けたいもの

出来るだけ暖かい格好で・・・冬はホカロンは必需品です
そして、少しでも見たいものは見逃さないように！

ですから、今回はご案内しますのは
この季節にはもってこいの屋外のマーケットにいたしました

〜　ロンドンのマーケット　〜


　【オールド・スピタルフィールズ・マーケット】



雨が降ろうが雪が降ろうがびくともしない屋内の立派なマーケットです　

“マーケット”というと陽を浴びての開放的な空間をもってして
初めてそのマーケットという意味を持つのでは・・？という気持ちが先にたったのは正直なところでした

しかし、この大きなマーケットは想像以上に
私達が“マーケット”らしからぬ・・・ということに気づかないほどのストールの多さと開放感

様々な万華鏡のようなお店を見て回っている内に
ここが『屋内』ということを忘れてしまいます

そんなフィールドの広さと独特の空気を損なわない、
そんな楽しい空間を見て回る内に時間が驚くほど経ってしまいます




Old Spitalfield Market







ロンドンでも現在話題のイースト・エンドにあり、
アンティークのストールよりもその時々の流行を先行するような作品が多い・・・
そんな、“目に新しいロンドン”が飛び込んでくるようなマーケットです

それは老いも若きも新しいものや流行に敏感なロンドナー達が
ここに来れば
衣料からインテリア雑貨、手作りのアクセサリー、インディーズの服、オーガニックの食料など
生活をするためのお買い物や新しいものの発見が
ここで全て揃ってしまう・・・という

冬の休日を過ごすにはもってこい！
旅する者がロンドンで新しい何かを見つけようと思って足を運んだり
ロンドンでの生活の基盤である先端の食料、
オーガニック食料品は何かしら・・・？と、見に行くだけでも
充分、充分楽しめます　

開催	：	月〜土曜日　09:00〜17:00 　他のマーケットと違うところは、ストールによってはカード利用ができるところもあります 　（但し、基本的には不可ですのでストールに提示されているところだけです）
住所		Spitalfield Commercial St., E1 Tel : (020) 7613-5897
行き方	：	リバプール駅からの徒歩は約10分

★は鉄道駅のリバプール駅、★オールド・スピタルフィールズ・マーケット、
★ペチィコート・レーン　★はコロンビアロード・フラワー・マーケット









リバプール・ストリート駅のビショップ　ゲイト(Bishop Gate）出口を出ます


左はリバプール駅の内部からビショップゲート出口を見たところ
右はその駅舎のモダンな外観

右の駅舎を背にして目の前の通りを渡り
左手方向へ通りに沿って歩道を進みます

すると、警察署（Police Station)を通り過ぎると下のような案内が前方に見えてきます





この案内どおりに右手に折れるとその界隈がすでにSpitalfield地区になります
この通りが住所のCommercial St.になります



左はCommercial St.,の突き当たりのスピタルフィールズ教会、
右はこの通りの八百屋さんでもあり、店内はカフェとお花屋さんも兼ねている
ちょっぴりおしゃれなお店でした

左の写真の前方茶色の建物が目指すマーケット
オールド・スピタルフィールズ・マーケットです



入り口は幾つかありますが、
初めての方は上記の道順でこの入り口からの入場をお薦めします

出入り口は幾つかの方向にありますが、
入った場所から出ないと駅へ戻る方には方向が難しくなります

そのくらい中はとても広いのです

この日は日曜日でしたので“オーガニック食料”が並ぶ日でした　


そして、上記の入り口から中に入るとこのように人がぎっしり！









あまりに広い空間にぎっしりとストールもお客さんも詰め掛けていますが、
何度かグルグルと回っている内にきちんと整理されていることに気がつきます

そして、お客さんもちゃんと自分の目指すストールへ辿り着けるように
案内もされていることに気がつきます



フードコーナーへの案内の垂れ幕

こんな風に垂れ幕がありますので、
こんな目印を決めておくと自分がこの巨大な空間の中のどの辺にいるのかが判ってきます
（もちろん、インフォメーションもありますが・・・
それよりも先ずは歩き回ってみることで大きさや方向が自然と解ってきます）

デザイナーのストール 全てがオリジナル作品とのこと ですから、あまり撮影を許してくれるストールがありません それだけに皆さん出品作に自身を持っているのでしょう・・・
そして、曜日によって出来上がるオーガニック食品の市場 様々な食材が揃っています 食材をみるとその国おのお台所が垣間見られて楽しいです
パン屋さん ロンドンでも最近よく見かけるようになった ハード系のパン	オーガニックの野菜の並ぶ 八百屋さん とても瑞々しいお野菜ばかりです
そして、ちょっと驚いたのがこのショップ 『お豆腐屋さん』 売っているお豆腐は奥のパッケージに入れてくれる 日本と同じような大きさですが・・・ 大きなテーブルに並んでいる試食用のものを試していただいてから １丁、2丁と買っていただく・・・というものらしい 実際は日本の絹ごしというよりも木綿豆腐に近いしっかりとしたものでした お値段は日本よりも高価です 小さな瓶はご想像通りお醤油なのですが、 とても濃厚でこちらの方が普段のキッコーマンより まったりとして存在感がありました　 実はこのストールを出しているのはまだまだ若い英国の青年で 私が“日本人”だと知ると試食をしきりに勧め 『美味しいよ』と答えるとホッとしたような笑顔が返ってきたのが とても印象的でした　 彼が作っているのだそうです しかし、まだまだ立ち寄る人の数は少ないようで、 他のストールに比べると静かでした でも、我が国のみならず健康食品としてのお豆腐が もっともっとその美味しさがここで広まれば良いな〜と珍しく思いました 本当の美味しさはやっぱりこの試食用のように お醤油一垂れで食べるのが１番と思うから・・・・
逆に人気があったのはこのチーズ屋さん パリのマルシェのように大きな塊を重さで削って ひっきりなしに来るお客さんへ希望通りの大きさにして売っていました そして、おなかが空いたら立派なフードコーナーがあり どれもボリュームたっぷりで迷ってしまいます

この国での定番のジャケットポテトのお店、
カレーのお店、中華料理のお店、パンケーキのお店と
全てほとんどワンプレートにたっぷりとよそってくれます

そして、お目当てのお食事や軽食、お茶を手に入れたら
空いているテーブルを見つけて落ち着くことができます



コンクリートを打ちっぱなしの床が冷えるので
そこここに小さめの土管のようなストーブが焚かれています

この日私がランチに食べたのは
インド人のファミリーが作っていた、
大柄のお父さんが大盛りによそってくれた“チキンカレーとご飯、そして熱いミルクティー”£3.25也


ぼやけていて申し訳ありません・・
鳥の皮なしの大きなジューシーなお肉がごろごろ入っていて
本当に美味しいかったなーーっっ













このマーケットは屋外でも想像以上に広く
毎日開催されています
その日によって参加しているストールが違うようですが
これからの寒い季節にはちょっと立ち寄りやすい・・・

でも、お出かけになる際は時間をたっぷりと使う予定で
お出かけ下さい

あれもこれも見たくなるようなストール満載です　







【おまけ】


Petticoat lane Market

開催	：	月〜金曜日　10:00〜14：30　日曜日　09:00〜14:00
住所		Middlesex St., E1
行き方	：	リバプール駅からの徒歩は約5分

そして、もしまだ余力のある方はリバプール・ストリートの駅から徒歩約5分
ペチィコート・レーン・マーケット
Petticoat lane Marketへも足を延ばしてみてはいかがでしょうか・・？

ロンドンの中でも古い下町独特のコックニー訛りが飛び交うマーケット

その名の通り『ペティコート・女性の下着』
衣類の宝庫のようなマーケットです


アンティークとか食料というよりも
日々使用する為の日常的な衣類が驚くほど安い価格で
物凄い数で軒を連ねています

もちろん！野外ですので寒さと雨と人ごみの中の定番（？）スリには万全の準備をお薦めします























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財布のひもがゆるむ時


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マーケットは楽しい【5】