今回の旅で訪れたマーケットは
何と滞在中2回もいそいそと出かけてしまいました



食いしん坊の私にとっては
もうどんな「遊園地」にも勝るとも劣らない・・・どころか
このマーケットへ出かけることに時間が許す限り通ってしまうでしょう

わくわく、どきどき、見て回って、
食べて、驚いて、目にも愉しいマーケットはなかった！と思いました！！

そうです、今回ご紹介するのは
『食のマーケット』
バラ・マーケットBorough Market


このマーケットの位置するテームズ河畔のサウス・バンクは
この数年間で見る見る内に変化していくエリアで
ロンドンに住む人たちの中でも最も注目している場所でもあります

しかし、このマーケット自体は今年で250周年を迎える、という
歴史ある古い古いロンドンの胃袋を支える台所

そして、地下鉄からも比較的簡単に行ける、という利点や
お昼のランチへちょっと足を延ばしてみるのも行く価値のある
（そんな食い意地張っているのは私だけか・・・？）
面白いマーケットを御案内いたしましょう

〜　ロンドンのマーケット　〜


　【バラ・マーケット】


最初はピカデリー・サーカス近くのツーリスト・インフォメーションから
バスで向かいました



ロンドンの地図を片手にバスの進む通りの名前を追いながら
乗り換えを2つするのよ、とインフォメーションで教わったのですが、
その“乗り換え”つうのがどうも面倒なので
ロンドンブリッジ前の地下鉄駅Monument前で飛び降り
ロンドンブリッジを渡って
マーケットの位置に検討をつけながら
“やっぱりロンドンに来たら、テームズ河は渡らなくっちゃーー”と
鼻歌交じりに向かいました



ロンドンブリッジからお隣の橋　タワーブリッジを望む

相変わらずこのテームズ河を渡る、というのは誠に気持ちの良いものでございます


【Borough Market】


“Borough”は“自治都市”という意味です
その独立した力強い名前を持つ、このマーケットは
その歴史をひも解けばなんと紀元43年まで遡ることができます

その時代まだローマ軍がこの国を横行していた頃
どんな時代でもどんな生き物にとっても生きるために必要なのは
『食』

そんな人にとって最も最大重要考とも言える市場が
その時代からこの場所にあり
以来ロンドンのみならず
この時代からこの国に生きる人々の台所として
河向こうテームズ河畔にて栄えていました

“人は食べなければ生きる手段はありません”

その時代からこの市へ訪れるために
いち早く河を渡る手段としてこの街最古の橋
ロンドン橋の建設がなされたことは
このマーケットの場所があることに偶然とは言えないでしょう

そのためにロンドン陥落のために人々の食を奪う手段として
逆にローマ軍はロンドン橋を破壊したりの強硬手段も辞さなかったそうです

しかし、テームズ河を船が横行し、そこでの取引に伴い
例え橋がない時であっても
様々な食材はこの市場へ集まり
人々が集まる様子はその昔から変わりありません


現在はオーガニック・フード・マーケットとしてはロンドン1の規模を誇り
肉、野菜、魚、チーズ、加工品、ワインなどなど
地方からのみならず海外から渡って集まる食材の数々は
この国の“食”に対する豊かさをも象徴しているかのようです


山積みされたオーガニックパンはどれも美味しそう


以前はイギリスの食事と言えば
他の欧州大陸の国々より遙かに劣る、とまで言われた時代もありましたが
このマーケットを訪れて自身の目で見た限り
一時でもそのようなことがあったなどと感じる要素は
微塵もなかったように思えます

滞在中に1度でもわざわざ足を運ぶ価値充分の
楽しいテーマ・パークとしてもお薦めです

開　催	：	毎週金曜日と土曜日 　　＊金曜日　12:00〜18:00 　　＊土曜日　09:00〜16:00
住　所	：	8　Southwark St.,London SE1 1TL 　　Tel : 020-7407-1002
行き方	：	�@　地下鉄　 　　　ロンドンブリッジ(London Bridge)駅より徒歩約5分 �A　バス　　　 　　ロンドンブリッジ下車 　　下記の番号のバスで行くことができます 　　No.17/21/35/40/43/47/48/133/141

地図は下記にてご確認下さいませ

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この市場へ行くにはとにかくおなかを空かせて行くこと！

土曜日よりも金曜日のお昼の早い時間の方が
まだまだ人も少なく（？）というのは
最初向かった時は金曜日の早い時間のお昼時
バーベキューの美味しそうな匂いにつられて場所が判ったくらい
そして、人の流れもそれを目指しているかのように続いていました

2度目に行った時は土曜日のランチ時間真っ盛り
その時は満足に進めないくらいの混雑振りだったのです・・

でも、このマーケットへ行って改めて新鮮オーガニックの人気ぶり
そして、近年この国の外食も、
もちろん家庭料理も加えて
目覚しい発展をしてきた底力は
元々このような良い素材が沢山あったことによるものだとつくづく思いました

では、マーケットの様子を御案内いたします

ロンドン橋から匂いの元を辿ると・・・ あんな美味しそうなバーベキューランチが	チーズのホットサンド屋さん こんなに大きなプレートで焼いてました
よく見かけたオリーブ屋さんです 試食も気持ち良く薦めてくれます	オーガニックパン屋さん ブールが1個£1.00也
背伸びして撮ったお肉屋さんの ハンバーガーランチの鉄板の様子	1番大きなお魚屋さん 中央は鮫の頭
色とりどりの大きな野菜 色がそれぞれ濃いの美味しそうです	花屋さんの花束コーナー 鉢植えも沢山ありました
とっても美味しかった なめらかプリン一瓶£1.00は安いと思う	ご近所に勤務のサラリーマンが ランチを取りに来ていました
フレッシュジュース屋さん 試飲で飲ませてくれたレモンジュース、最高！	大好きなきのこの山 朝食のマッシュルームの原型です
夏の最後のフルーツが色とりどりに並ぶ	宝石のように輝くホールのケーキ

目移りしてしまいますどこへ行っても美味しそう


そして、どこを見渡しても人々の幸せそうな顔にぶち当たります


唯一マーケット内のでレストラン『Roast』のテラス席


近年この国では様々な、
特にお肉に対しては問題が次々と勃発していました
しかし、このマーケットで食べられる食材は
きちんと管理されている、というところから
安心して楽しむことができる、ということもあり
金曜日には近くの会社からお勤め人と思われるグループや
おじいちゃんとおばあちゃんに連れられて
顔よりも大きいバーガーをほおばる子供達や
週末のお買い物に買い物籠を下げ、
ワインやお惣菜に厳しいチェックをしているマダムたち、
もちろん、私のような旅する人たちも
今日のランチは何にしようと
どの顔も真剣そのものです・・ある意味・・長い列にもくもくと待つ人々


長い列で並ぶケバブ屋さん　野菜たっぷり挟んでくれます


私も例外ではなく
長い列を作って（この国の人々は本当にきちんと並びます）いる屋台や
人垣に出来ているブースを覗きながら
選んだのはこの一品£3.50也

日替わりでオーガニックの鳥をバーガーにしてくれる 本日の鳥は何と！オーストリッチ！本当かって！？

そのオーストリッチ・バーガー　ウェルダン レタスとサニーレタス　With マヨネーズ　めちゃ！うまっっ

ビーフやマトンよりは列が短かかったけれど
私は鳥類（又はカンガルー・・とんでもねぇ奴です・・・）のみ食べられるので
この「日替オーガニック鳥屋」というべき
この屋台に吸い付かれてしまったのでした

大満足ーーーっっ　なランチでした


そして、マーケット中に1番人だかりができていた
屋台はこちらでした

列の終わりが何処だかわからないほど・・・ 美味しそうな香りも振りまく帆立屋さん

長い列を並んでゲットした方に 見せていただきました・・うまそう・・・

帆立とロブスター、蟹を売っているお店の帆立屋さん

　　　　　　


たっぷりの野菜でいただきますが、
何と！背広姿のサラリーマンやスーツ姿のキャリアウーマンの皆様方も
立ち食いでこの帆立をほおばっていました








私が2回目に訪れた帰国日前日は
この時に買ったパウンドケーキの味が忘れられず
御土産に大量買いしに行ったのです



こんな1本も£3.50
街中での買ったら・・・とてもこんなお値段では手に入りません

マーブルあり、オレンジケーキあり、レモンジンジャーあり・・と
とても美味しかったのです

それぞれのワンカットも£1.00とお味見としても手頃な嬉しいお値段


暑さ2cm以上もありそうで、どっしりとしたこのワンカットは
ちょっと小腹が空いた時にも重宝するおやつです








私達の国でも様々なマーケットがありますが、
こんな街中で、しかも足で回るのに手頃な広さ

お天気に左右されない（屋根があるから）市場は
行く価値充分だと思いました
どうぞ、おなかも目も大満足なバラ・マーケットを今回はお薦めいたします




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財布のひもがゆるむ時


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マーケットは楽しい【5】