Sportsの窓


〜本場ゴルフに挑戦〜

ゴルフプレイ

応援旗

さて、私のように観戦専門者でも、時には実際に許してくれるなら
コースに出て、プレイしたいという大それた気持ちも出てきます・・・

“旅行者”ですもの・・・
飛ぶ鳥跡は汚したくはないけれど、もしも・・もしも・・・
寛大な気持ち?で受け入れてくれるなら・・・

やっぱりプレイしてみたい!
本場、日本では決してない(これはほぼ断言できるかと思います)
リンクス・コースです

日本ではまったくコースに出たことがない私のコース・デビューが
ゴルフ発祥の地・チャンピオン・シップ・コース

さすがに太っ腹!(というよりは恥知らず・・ごめんなさい・・)・・としか思えません 

約3時間半後、スタート地点に戻ってこられました・・・スコア・・・・はご想像にお任せします
しかし、この気持ちの良さ、楽しさは実際コースに出られた経験が何よりの自分へのおみやげになりました





挑戦しましょう!リンクス・コース!


シリー諸島 セント・メリー島 リンクス・コース
上:シリー諸島 セント・メリーズ島のゴルフ場

先ずはゴルフの王道 
セント・アンドリュース(St.Andrews)でのプレイ

この地名を聞いて
“まあ、街にはたくさんゴルフ場があるんでしょう?”と、誰氏も思うもの・・・

本当に沢山ありますが・・
やはりここまで来たら

ゴルフ場の“The King of King”と言える
セント・アンドリュース・リンクスの名を持つ
4つのチャンピオン・シップ・コースの一つに挑戦してみてはいかがでしょう・・・

  • ジ・オールド・コース(The Old Course)・・・sss 72 6566ヤード
  • ザ・ニュー・コース(The New Course)・・・sss 72 6604ヤード
  • ザ・ジュビリー・コース(The Jubilee Course)・・・sss72 6742ヤード
  • ジ・イーデン・コース(The Eden Course)・・・sss70 6195ヤード

先生 さて・・・・どのようにプレイする為に予約を入れれば良いのでしょう・・・?

ジ・オールド・コース(The Old Course)
英国政府観光局などの予約方法によると、
「最低でも6カ月前に現地のオフィスに手紙又は電話で」と・・
大きな大会が入っておらず、日曜日でなければ(これについては別途説明致します)
直接電話か又はFaxdでのやり取りをおすすめします・・
がっ!!
いきなりそんなことしても!天下のこのコースーーーっ!!
そ〜〜んなに簡単に予約は取れまっせんっ!!!
このコースでの力ある人、ゴルフ協会またはその筋の方の推薦状〜〜だあああ?!
普通に旅行している日本人には簡単に手に入りまっせんっ!
しかも、ゴルフ協会などに推薦状を書いていただける、こと自体簡単ではないでしょう
では?いかがいたしましょう・・・??  
簡単な方法の一つとしては、先ずは街のホテルに予約します
“街のホテル滞在”は単なる宿泊だけでなく、各ホテルにいる
“ゴルフマネージャー”なる人にコースの予約を取ってもらう為です
だからホテル予約の際にも、はっきりと自分のその意向を伝えることが必要になります
この街のホテル予約係はこの辺の事情を熟知しているので、
宿泊予約と一緒にコースの予約について必ず適切なアドヴァイスをくれます
しかし、もし可能ならやはりオールドコース ホテル(Old Course Hotel)での滞在が近道です
(宿泊料金は街中ピカ1ですが、マイ・ルームから観るコースは最高の眺めです!!)
街のホテルのゴルフマネージャーはコース予約の為、
それぞれ自分のホテルの宿泊客データを持ち寄り、
プレイ予約を抽選(Ballot)するからです・・・

その抽選によってコースのプレイ予約が取れるか、どうかが決まるのです・・・
だから本家のオールドコース・ホテルの
ゴルフマネージャーは公平であるはずの抽選にも
強い!・・・ということ?なのです・・・どうやらそう想像されます
下:コースのスタート 前方にオールドホテルを望む
セント・アンドリュース オールド・コース
 但し!誰でもこの抽選に参加出来るのではありません
   この抽選には参加資格があり、何を於いても先ずはその第一歩を突破しなくては先に進めません
   それが日本での
所属クラブのハンディキャップ証明書です

   男性はハンディ下限は24、女性は36です
このハンディキャップ証明書を必ず事前に宿泊ホテルへ郵送、又はFAX(宿泊時確認)で送っておきましょう

但し、この抽選はあくまでも、“神頼み”です
そこも愉しんっでしまった方が得策かもしれません
何故なら世界中からシーズンが良ければ当然抽選人数は増え、
抽選当選確率は低くなりますから・・・

 さて・・・折角彼の地まで飛んだのに・・・
どうしてもコースのプレイが当たらなかったら・・・と
諦めきれない方には・・・

予め、事前の1年前からの申し込みをおすすめします
手紙、又はFAXにて受け付けてくれます
ですが!
その際にはご承知の通り、7月から9月がベスト・シーズン
来年のこの時期を狙うには前年の早い月からの申し込みを!

(必ず所属クラブのハンディキャップ証明書もお忘れにならないで下さい!)

1年前からの申し込みなんて・・・と嘆いてはいけません
そのくらい・・待つことに価値があり、待つ楽しさがあるコースは
世界でもここ、
Old Courseだけです! 

下:オールドコースでプレイする人のみ限定 パット練習場・・くっそーー
オールド・コース パット練習場

下:街の住人憧れの職業 キャディー
オールド・コース キャディ待合所
オールド・コース スコアカード 表

オールド・コース スコア・カード 2

オールド・コース スコア・カード 3

上:オールド・コースのスコアカード

ジ・オールド・コース(The Old Course)予約方法

抽選(ballot)  ・宿泊ホテルのゴルフ・マネージャーに抽選申し込みをする
  又は下記事務所へ申し込む
 *2人以上の申し込み限定
 *前日の14時まで受付、16時には抽選に当たった組はホテル又は
   ツーリスト・インフォメーションにて発表される
 *抽選にてのプレイは土・日曜日は除く
事前予約  事前予約は2年先まで受け付けます
 その為には所定の申込書がありますので、ホームページより
 ダウンロードするか、FAXにてその旨申込書を入手して改めて送る
 *2人以上の申し込み限定
 *FAXで申込書を入手される際は名前・国名・希望日を詳細を
   記入してからの 申し込みがベスト
当日  もし1人でプレイ希望される方(例えばご主人のみで奥様はホテルで
 ゆったり・・・)、という方へのおすすめ
 当日の早朝、コーススタートへ申し込んでおくと当日2人組・3人組の
 中へ入れてくれる
 *但し、必ずしもそのような組があるとは限らないのでその旨ご了承
下さい

オールド・コース コース・スタート事務所  左:1人でプレイしたい人が申し込みをするコーススタート事務所

 予約事務所(Reservations Office)

St.Andrews Links Trust
Pilmour House


St.Andrews Fife KY16 9SF Scotland
Tel : +44(0)1334 466666 fax : +44(0)1334 477036
Openning time : 9:00〜17:00(月〜金曜日・火のみ9:30より)






 ザ・ジュビリー・コース(The Jubilee Course)
4つのコースの内もっとも海岸に近いのは、このジュビリー・コースです
おすすめするのは
なーーあんと、私のコースデビューがこちらでしたから・・
日本でもコースと呼べるものはパターコースとミニコースしか知らない私・・
本場セント・アンドリュース チャンピオン・シップ・コースでのデビュー・・・
懐の大きな・大きなこの地です・・・
このコースでプレイするには
やはり前もって電話かFAXで事前予約がベスト
です
上記のオールドコースと同じ事務所への申し込みになります
旅程の決まっている旅人故・・・
予約をしておくに越したことはありません
その際の日本でのハンディキャップ証明書は必要ありません

       

   

下:ジュビリー・コースのスタート地点 オールドコースホテルを望む

ジュビリー・コースから望むオールド・コース・ホテル


    

プレイ実体験記(本当はあまりおすすめできません・・・かな??・・・)

さて、私達は当然プレイすべく宿荷物を置き、車でクラブハウスへ向かいました
そこでこれから今日、プレイできるコースはありますか?と
たどたどしい英語で尋ねると、早速窓口の受付のお兄さんは感じよくニッコリしながらも、
コンピューターを叩き始めました・・・

もしかしたら、今日の今日なんてすっごく恥ずかしい申し込みかも・・・と
言ってから気がつき、駄目だったらプレイ出来る日まで滞在しようか、と
日本語でこそこそと相談していたのですが・・・

するとお兄さんはいとも簡単に
“今日は16時からスタートでジュビリー・コースでスタート出来るよ!”と
答えてくれたのでした

16時からスタート出来るの??日本でそんな遅い時間でのスタートは聞いたことがありません・・・
“スタート時間は16時だよ”と・・・

折りしも7月、こちらの夏の陽が落ちるのは22時をとうに過ぎてからであるけれど・・・
名前を登録してもらい、とにかく予約できたんだろう・・とちょっぴり半信半疑で受け付けから離れたのでした

ジュビリー・コース クラブ・ハウス

それでは腹ごしらえとばかりにランチへ出かけ、再び16時のスタートに備えたのでした

注)とにかくリンクスの風はあって当たり前、ボールの補充は抜かりなく

そして、再び15時にクラブハウスへ向かい、そこで私達は戦闘準備、
もとい・・・ゴルフ・シューズからクラブまでをほぼ一式レンタルしました

そう・・・私達が持っていったのは街で慌てて買い揃えたボール1ダースのみ・・・

まったくゴルフの聖地をナメテイル・・ごめんなさい・・・ごめんなさい

ジュビリーコース クラブ・ハウス 女子ロッカー室さーて、準備万端揃いロッカールームへと進みます
誰もいません・・・
本当にこんなに人がいないロッカールームもなんとなく怖いものです


しかし置く荷物が何もないというのは寂しいもので、
無理やり履き替えた靴だけをロッカーにしまう・・・ 

果たして何時にここへ戻ってこれるのだろうか・・
なんとなしに感じたそんな予感・・・
当たりましたけど・・・



ジュビリー・コース スコア・カード

右:コースのスコアカード
  親切にもコース案内も載っている




これでおわかりのように小道一本
隔てただけで海岸線に沿って
コースが作られているため
風は想像以上に強い
です








ジュビリー・コースのポット・バンカー





悪魔のようなポット・バンカー
このバンカーの遥か彼方一直線にグリーンがあるのが
おわかりいただけますでしょうか・・・・

そして前方右手方向にも
黒々とした・・・・穴が・・・・

こんなに深いバンカーは私・・・初めて見ました・・・

左:“悪魔”のポット・バンカー




ジュビリー・コースのブッシュ

そしてところどころ立ちはだかる
忌々しい・・・ブッシュ・・・本当にこの名前の奴に
良い奴はいない・・・と思います・・・


この中にボールが入ったら、
絶対に見つからない・・・確率120%・・・です

右:オールド・ホテルを望む
にくたらしいブッシュ


ジュビリー・コース 9番コース・スタート




左:9番ホール 157ヤード


半分まで来た9番ホール
狐色のブッシュの向こうは地元人のいこいの散歩道があります
時たま犬連れのおばあちゃんが通りかかります
そして、その向こうは遠く北海に続く海原へと続きます






ジュビリー・コース スコア・カード女性用


そして・・・約3時間半・・・かかってスタート地点に戻ったとき・・・
時は19時過ぎ

これからスタートしようとする
おじさんグループを見た私達が驚いたのは言うまでもありません・・・

そう・・・夏場のゴルフ場の営業時間は、早朝6時〜日没までなのでした・・・・

さすが!ゴルフの聖地は奥が深く・・・・深く・・・

ゴルフをこよなく愛する人達に脱帽いたしました   

ジュビリーコースの1番スタート

お一人からでもこうしてスタートできます 
Let's play !!




 オールド・コースでもう一つびっくりしたこと
     土・日曜日は予約を入れられない理由・・・
     先ず土曜日はなんと!街の住民のプレイが最優先だから・・だそうです・・・
     日曜日はコースは全面クローズ
     その代わり、このコースを自由に散歩できるのです・・・&芝のお手入れのため・・・
     私達もプレイできない代わりに(予約が取れない、という理由以前の問題で)
     日曜日に滞在し、聖地のお散歩を愉しみました・・・日本でこういうことって出来ますか??

オールド・コース 1番ホール スタート





セント・アンドリュースの街


セント・アンドリュースの行き方

<列車>
ロンドン キングス・クロス駅(London King's Cross)よりエディンバラ ウェヴァリー駅へ
約5時間半から6時間半
エディンバラ ウェヴァリー駅にて乗り換えルーチャーズ駅まで約1時間

ルーチャーズ駅よりバス又はタクシーにて

又はエディンバラ・セント・アンドリュースクエアからセント・アンドリュース・バス・ステーションまでバスにて
セント・アンドリュースの周辺地図
上:セント・アンドリュース周辺地図
セント・アンドリュースの英国内に於ける位置
セント・アンドリュース バス・ステーションの案内 昨今のイギリス国内で絶大な人気を有する英国プリンスが
選んだ注目すべき大学がこの街にある



歴代のこの国の時期王が進むべき・・とさえ云われた大学
オックス・ブリッジを蹴って?まで彼が暮らすことになろう・・・
この街はゴルフだけでなく、魅力溢れる古都です・・・




この街でゴルフ以外の私の取っておきのおすすめ場所
但し・・・夏場に限りますが・・・



セント・アンドリュース カセドラル

街の突き当たりとも言うべき、東側海岸上断崖絶壁に立つ
今はこの骨組みしか残っていない
大聖堂(Cathedral)










セント・アンドリュース カセドラル案内

12〜13世紀に建てられた当時のスコットランドでも
1番の大きさを誇る大聖堂
暴風雨と火災により、
現在はこのような骨格しか残っていないけれど
この中のお墓を眺めながらや芝生にのんびり海風に
吹かれるのは最高!

住民や観光客のいこいの場になっている


         

セント・アンドシュース カセドラル      トム・モリスの墓標

この街の英雄とも言うべき
トム・モリス(Tom Morris)もここに眠る

  ゴルフ観戦やプレイだけでなく、北の小さな街ならではの静けさやホッとするには是非立ち寄りたい街です 



イギリスでゴルフをプレイされたい方、又はセント・アンドリュースの観光などに
ご興味のある方はお問合せ下さいませ








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