Foot Pathsの賢い使い道 



The walking of Britain


 【5】






2011年の夏も暑かった・・・
すでに例年よりもその猛暑は6月から始まり、
その記録的な暑さはまたまた更新された地区もあるのではなかったでしょうか・・?

やっと日々お腹一杯に爽やかな空気を体に
一杯にすい込められるようになった10月は
私達同胞にとって最も良い季節の到来になりました



日本の札幌と同じ緯度に位置するロンドンは
すでに秋真っ盛り!

この国は1年中(真冬のお天気悪い日は除く)
歩こう!と思えば
その装備の種類は我が国以上日常的に手に入り易い!

そうは言っても時間の限られた旅行者にとっては
その装備一式はタダでさえ
帰国時には持ちきれないほどの荷物になるのは必須
(・・・・私だけでしょうか・・・?)

ワックスコートだの・・汚れても良いようなウォーキングシューズだの・・・
重たいばかりか、嵩張る!嵩張る!!


普通の格好で
ちょっと時間的に余裕が出来た時、

@ アフタヌーンティーでまったりするか・・?

A ウォーキングにでかけるか・・・?

確かに“お茶でまったり”



・・・魅力的であります・・・

しかし、この夏で肥えた腹を見ると、
  “歩こう!”





そんな訳で装備なし!で
ちょっと手軽に歩きに行ける、
ロンドン市内のウォーキングをご紹介いたします


そして、老若男女全ての年齢層の方々へ
無理なく、楽(?)が出来る方法での
ちょっぴり怠惰(・・・?・・)なウォーキングです!










【 24番バスの小旅 】





ことの発端は
ロンドンで毎回お世話になっているB&B
ミセス・ハリガン宅の家の前から出ている
24時間運行のNo.24バスの終点に
「Hampstead Heath」行きがあり、
常に気になっておりました


まだ英国旅行をし始めた頃
ロンドン市内で良いB&Bをないか?と
いろいろな資料から捜していた時に
ガーデン関係の方の著作本から
“ロンドンの中でも閑静な住宅街でもある
ハムステッドのB&Bが私の定宿”と言う一説から
そのお宿へ電話をして滞在したことがありました



ヒースロー空港からピカデリー線をもうこれでもか!?というくらい乗り、
1つ乗り換えてはるばるハムステッド駅に到着した頃は
すでに駅界隈のショップはクローズしており、
真っ暗の中をファックスで送ってもらった地図を頼りに
お宿のお宅のベルを鳴らしました

すると・・・(推定年齢65歳)のマダムが出てきて
「今晩あなたの泊まる場所は向こうの家」と
玄関先でまたまた地図を渡され、
初めて歩く暗い夜道を重い荷を下ろすことなく
まるでビジネスホテルのような別宅(?)に到着

そのお宅の部屋を眺めながら・・・
何故ここまで来たのにパディントン駅裏と同じような部屋なんだろ・・
・・・言うまでもなく
朝食も部屋を出たら忘れるくらい記憶に留まらない簡単なものでした



それから、十数年経っても私の中では“Hampsted”という場所の思い出は
そのお宿のイメージがしっかりと刻まれてしまい
(三つ子の魂100までも、のように)
残念ながら改善することがなかったのです・・

しかし、実際のハムステッドの街はとてもおしゃれで
常に女性雑誌や多くのガイドブックからは
多大な指示を受け
沢山のショップ情報に溢れています




ショッピングだけでなく、美味しい街、観る施設も数あり、
地元のみならず世界中からも観光客を引き寄せる場所としても
高い評価に見受けられます


・・そんな苦い経験から足を延ばすことなく年月が経ちましたが、
先日ふと思い立って、オイスターカード片手に24番バスの終点、
Hampstead Heathへ行ってみよう!



24番バスの終点ハムステッドは
その後どんな様代わりをしているのか・・・?

そして、ロンドンで1番大きな公園でもある
「Hampstead Heath」へ行ってみるだ!


そんな理由からある日の午後
2階建てバスの最高シート1番前の席を陣取って、
ロンドンの街を縦断してみました





先ずはいつもの家の前「Grosvenor Road」からGo!

始発停留所から2つ目なので
常に2階の1番前の最高席に落ち着くことができます

バタシー元発電所

バタシー元発電所を後にバスに乗り込み、
お馴染みのヴィクトリア駅を通り、
ウェストミンスター寺院&ビックベンからトラファルガー広場、

 ビックベンの時計台  トラファルガー広場へ


劇場街のレスタースクエア〜古書街のトッテナムコートロード

以前は良くお世話になっていたお宿の通り
大英博物館に程近いグッジ・ストリートを上り、
リージェントパークとユーストン駅の間を通り抜け、
ロックパンクの発祥ロンドンへ着始めた頃に必ず行っていた
キャムデン・タウンを高いバスの座席から見下ろしました

キャムデン・タウン駅前

2階席から見るキャムデンの通りは
今までの目線と違い、
見えていなかったショップのディスプレイがまじかに見えて
ここで原宿竹下通りの違いを感じました

キャムデンへはマーケットに来ること以外は来たことがなかったので、
マーケットのない平日でのこの街は
比較的大人の方も多い・・・
ある意味芸術性のある地区なのだと思いました


そして、運河を越えて、更に進むことも今回は初めてです!

リージェント運河

リージェント運河はこの国では現在も重要な交通網の1部でもある
グランドユニオンの支流になります

グランドユニオンの全長は約220kmという膨大な長さで
バーミンガムからテームズ河まで
その支流はイングランド中(ウェールズへも流れています)に広がり
道路が確立されていない中世の時代には主要な幹線道路の役目をしていました
(もちろん、現在もその方法は引き継がれています)

名前の通りパディントンからリージェント・パークを流れ、
ここキャムデンからはその運河見たり、体験したりを楽しむことができます
この運河を更に更に下ればテームズ河へ出ることでしょう!

さて、そんな風景を楽しみながら
そろそろ終点に近づいてきた気配がしてきました

車内の乗客の方々もまばらになり、
景色に段々住宅街になってきました



こんな標識を見て、急いで車外へと飛び出しました
(終点でした

そこはのどかな住宅と静かなショップが点々とした
落ち着いた佇まいの駅前と
以前の記憶とは若干違う空気が流れていて・・・
観光客らしい姿も見えず
午後の買い物に歩く人やお散歩しているご年配の夫婦や
子供連れのお母さんなど
のんびりと歩いています


「Hampsted Heath駅」

お茶がしたくなり、
先ずは歩きに行く前の腹ごしらえとトイレ休憩!
と、ばかりに光がたっぷり入り、お客さんの様子も眺められる
駅前のカフェへ飛び込みます

通りに面したウィンドーには美味しそうなパンが並び、
ケースの中にはサンドウィッチやパニー二、ケーキが並び、
スコーン、クッキー、ブラウニーに目を奪われながら
お茶とチョコクッキー1枚




明るい店内ではお客がひっきりなしに入る様子は
何となく住民のような気持ちでほっと和めました

しかし、ここまで来た目的は「歩き」

早速ショップで聞いた、
駅のお隣に位置するハムステッドヒースヘ向かうことに
居心地の良いカフェを後にしました









Enjoy!Walking!


【 ハムステッド・ヒースへGo! 】
Hampsted Heath



その前に見所の一つとして
『Keats House』があります

わずか25歳でこの世を去った
ロマン派詩人のジョン・キーツ
1818年から2年住んでいた、という館は
ここから徒歩5分
ウォーキングの前にお時間があれば立ち寄ることも可能です

今回はお茶をしてしまったので
そのまま目的の公園へ向かいました

西口ゲート

East Heath Rd.,から入るゲートにはこのようにマップがあり、
どんなコースを歩くかを見ることができます

マップ

暫くは駅から続くEast Heath Rd.,沿いに小道もあるので
ちょっと通りに面して歩いてみると、
ロンドン中心地の公園でも良く見かけることができる
リスを目にすることができました

East Haeth Rd., 木元にリス

古い佇まいのショップが連なるEast Haeth Rd.,
左はメリル・ハイ・ストリートにあったブックショップDAUNT BOOKSの支店もあります
右は大きな木の根元にリス
こんなに道路の近くにまで出てきます

さて、広大な公園に入ってみましょう!




ロンドン市で管理しています!

さあ、歩きにまいりましょう!



住宅街
ハムステッド住宅街

池の周りにはベンチがありました
池
美しい水面の池です
池で釣りをする少年
その池でボクサーと一緒に釣りをしていました
犬とお散歩
2頭のジャーマンシェパードのお散歩

広い広場を囲むように小道が続きます
ピクニック
子供達がそれぞれのお母さんと一緒にピクニック
犬達の散歩
お散歩係り?8頭の犬達のお散歩

大きな木が沢山ありました 森のようです
迷い犬のポスター
迷い犬のポスターが木に張ってありました

以前よりここは広いので、
決して暗くなってからの歩き、入場は止めたほうが良いと聞いていましたが、
そのことを改めて実感しました

  

特に女性の一人お散歩は暗くなったら、
絶対に引き返してくださいね!

今回私は思い立って出かけましたが、
予めコースのマップをご持参されてのお出かけをお薦めします



大きな木に貼り付けられた
迷ってしまい家に帰れない犬のポスターを読んで悲しくなりました
本当に帰ってこれなくなってしまったのです・・・


しかし、お弁当を持って
1日のんびりと歩くには本当にもってこい!の場所




なんの装備も必要なく、
気軽に出かけられるハムステッド・ヒースは
“もっと早く来ておけば良かった・・”と
ちょっぴり後悔した気持ちもありました



カーパーキング


ここは駐車場ですが、
こちらから犬や子供達を連れた親子連れなどとすれ違いました

さて、ここから地下鉄ハムステッド駅までは
大体徒歩15分くらいです

Well Walkという小道に入り、

閑静な住宅街を進みます

パブレストラン

決して大きな通りでがありませんが、
大きなパブを見ながら・・・

左手方向には横切る通りの名前の由来でしょうか?
Christchurch Hill


教会


小さな教会が見えました

この教会を境に進んでいく通りの名前が
Well WalkからGayton Rd.,へと変わっていきます

そして、この通りを進んで突き当たった
大きな通りがHampsted High St.,





ここからはガラッと雰囲気が変わり、
お洒落な街としてのハムステッドが垣間見れます



ハムステッド・ハイ・ストリート


ショップを見ながら
なだらかな昇り坂をぶらぶらしながら進むと
地下鉄ハムステッド駅が見えてきます


ミセス・ハリガン宅から24番バスに乗り込んで
ここまで半日あれば
気軽にロンドンの自然の中でのウォーキングを楽しむことができます

今回は残念ながら「Foot paths」ではありませんでしたが、
ロンドン内での「walking」
街中に居ても広い空間と風景、
大きな木立の続く小道は正しく長閑な贅沢な空間です


自分のペースで楽しめる、
そんなWalkingを季節は問わずお薦めします!












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