英国のフットパス１

【　My favorite Foot Path　】

～私のお気に入りのフットパス～

Step 2

フットパス（Foot Paths)は
正式名称はパブリックフットパス（Public ｆｏｏｔｐａｔｈｓ)
ウォーキング（Walking)するコースのこと

しかし、今回ここでご紹介するのは
我が国からのご旅行者の皆様が最も滞在の多いロンドンの街から気軽に愉しめる　
在住の方々にももちろん！“憩いのコース”

お天気の良いこれからの季節にピッタリの　
ロンドンだけのご滞在の方も
カントリーサイドを巡ってきた方にも
お薦めの街とウォーキングコースです

　　　　　　　　

ご用意いただくものはヒールのない靴だけ・・・
このコースでは疲れたら休むティールームやパブ
はたまたバスにも簡単に助けてもらえる嬉しい場所　

ロンドンの喧騒からチョッピリ逃れたくなった時、
そして、おしゃれにのんびりお茶をしたい時・・・には、
とっておきの過ごし方です

　　　　

≪リッチモンド周辺≫

このコースは嬉しいことに本格的にウォーキングを楽しみたい方でも
ちょっぴり歩いてのんびりしたい、
そしてショッピングも・・・と、
同じ時間の使い方でも歩くだけではなく、
途中の寄り道の選択幅が広いこと　

そして、ロンドンの市中心から出かける方法としても
地下鉄・鉄道、バスと行き方も様々
その街の名の通りロンドン市内でも高級住宅地と言われています

そう言われて納得がいってしまうのは、
ロンドン中心地にもあるおしゃれなショップの支店も多いこと
ショッピングとしてもお薦めしたいです

もし、お天気が悪い日でも・・
途中でウォーキングする意欲が失せてしまっても・・・まったく！ノープロブレム！
街のそぞろ歩きに急遽変更しても、ちっとも悔いはございません

～ロンドン中心地からの行き方～

<地下鉄･鉄道>	①地下鉄ディストリクト線ゾーン４　終点　ヴィクトリア駅から約40分 ②鉄道　ウォータールー駅からアシュフォード行き　約30分
<バス>	地下鉄ハマースミス＆シティ線　終点　ハマースミス駅より190番・371番バス終点

　

＊リッチモンドの街への手前がキューガーデンになります
但し、１日で両方周ろうとするとかなりの御時間が必要になりますこと・・・・ご了承下さいね　

さて、私が訪れたのはまだ東京でも桜の蕾が固かった３月中旬
すでにロンドンでは桜の花が開いていたことにビックリ！しました
実際はこの桜・・・
東京でよく見られる染井吉野もどきだそうですが、
仕事を目一杯して（休暇前は当たり前です・・）
寝不足・時差ボケの頭で目にした桜に涙しそうになりました・・・

　さて、私はロンドンから向かうと一つ先の駅の大きな街
キングストンからリッチモンドを目指しました

このキングストンも観光地ではありませんが、
昔々のサクソン時代の王たちが戴冠式用に使っていた『石』が
今だに保存されている・・・という・・
それで街の名前が『王様の石』

この街もテームズ河沿いにあり、
この河を船でのんびり下るとヘンリー8世のお城だったハンプトン・コートへと続いています

そしてこのキングストンの街を抜け
この河沿いを上っていく途中にはナショナルトラスト所有の『Ham House』があります

1610年建造、その後60年後に拡張されて以来そのままの姿が意地されてきた、とても美しい館です

1948年ナショナル・トラストに既存されるまで、
王統派と議会派の対立を乗り越えてきたダイサート伯の血筋の子孫が
館ばかりではなく、
内装共々約300年の間守ってきました

また、見事なイングリッシュ･ガーデンも見ごたえがあります

そして、この丘を上り詰め、
テームズ河を左手の位置に丘を下っていくと街の中心地に出ます

テームズ河にかかる５つの美しいアーチを描く石橋、
現存するロンドン最古の橋と言われる『リッチモンド橋』
この橋を側沿いに少し進むとツーリスト･インフォメーションがあり、
その周辺が街の華やかな場所
その街の中心には季節の花屋さんを囲むようにして通りがあり、
様々なカフェやショップが集まっています
　　　

広大なパークを散策した後は何といってもテームズ河沿いのどこに入ろうか・・・？と、
迷ってしまうくらい素敵なパブが点在しています

何といってもウォーキングの後の最大のお楽しみはパブでの１杯　　
これに勝る締めくくりはありません　

リッチモンドはエリザベス1世没したリッチモンド・パレスがあった街

元々彼女の祖父であったヘンリー７世が
シーン宮殿を建てたことによって特別になった、という・・・
またこの街には1729年建造の『マーブルヒル・ハウス』という
パラディオ様式の館もあり
ハム・ハウスとはテームズ河を挟んでほぼ真向かいにある為、
渡し船でウォーキングの一休みとしてもお薦めです

建物やお庭を見学したり、
又今後は夏のイベントが目白押しのこの地域
館のコンサートや教会での演奏会・・
またまた陽の長くなるこれからの季節にはウォーキングツアー
（残念ながら英語のみの案内）も沢山のコースの設定があります

私も次回のロンドンへ訪れる時には必ず違うコースを『歩くぞー！』と
リッチモンドパークの丘から
テームズ河沿いの延びる別の小道を見つけて誓ったのでした

もし、フットパスについてご希望の地域がございましたら、そちらのお問合せもお待ちしています　

リッチモンド橋	街角花屋さん
そして、そのツーリスト・インフォメーションで見つけた！とっておき
左の緑の小冊子には、この周辺のガイド付き（英語のみ）ウォーキングツアーの案内が右は同じくテームズ河を中心にしたフットパス２１コース！短いコースは2マイル半（約2.4ｋｍ）から最長コースは15マイル（24ｋｍ）このガイドを見ているとロンドンに滞在しながらカントリーサイドに居るような様々なウォーキングが楽しめそうです個人旅行でも中々長い滞在が出来ない場合はお天気の良い日を選んでこのパスを愉しんでみたいものですねー