Foot Pathsの賢い使い道 



The walking of Britain


 【6】

湖水地方のウォーキング
 その2






ウィンダミア湖畔
Bowness-on-Windermere


湖水地方で最も観光客が集まる場所の一つは
ここウィンダミア湖周辺

お宿もお店の数も湖水地方最大の湖であるウィンダミア湖に最も近い町が
ここボウネス・オン・ウィンダミアになります

町にはショップも多く、レストラン、ティールームも
不自由することなく選ぶこともできます






私達はこの町でミレニアム トラベル レイク ディストリクト ツアーズの
「自然満喫!ネイチャーツアー」参加をするため
やり取りをしていたアンディの指示のあった待ち合わせ場所で
ツアーのバスを待っておりました



待ち合わせ時間に遅れること15分・・・
(待ち合わせ場所を間違えたかとちょっと心配に思い始めた頃・・)

一緒に参加する4名のお客を乗せた
アンディのミニバスが私達の目の前で止まりました


さあ、ツアーの始まりです!









【 湖水地方のウォーキングツアー 】

ミレニアムトラベルレイクディストリクトツアー主催
湖水地方の自然満喫!ネイチャーツアー


夏の湖水地方
自然豊かな湖水地方


1日ツアーから半日ツアーまで幅広く提供している
ミレニアムトラベルレイクディストリクトツアーは
定番ツアーA〜Eまでの5つのツアーがあります

私達が今回選んだツアー
“TourB 湖水地方自然満喫!ネイチャーツアー”と
銘打たれたこちらは下記の見所が紹介されていました

1)

ウィンダミア湖

2)

ラングデイル山の見事な眺め

3)

コルウィス・フォースー湖水地方の有名な滝

4)

古代ローマ時代に造られた道

5)

ブリー・ターンー山の中の美しい小さな湖

6)
とっておきの見晴らしの良いビュー・ポイントまでのミニ・ハイキング


広大なこの湖水地方の中にはまだまだ行ったことのない
自然な場所が沢山あり、
ガイドブックの中でも紹介されていない見所もたくさんあります


車窓から
バスの中からの風景



さて、私達お客総勢8名を乗せたミニ・バスは
ボウネスの町からウィンダミアの町を出て湖に沿ったA591を一路北へ向かいました

最初の見所は最大の湖ウィンダミア湖に沿って進む
ミニバス車窓からの眺めになります

ウィンダミア湖は本当に大きい!


ウィンダミア湖
湖面穏やかなウィンダミア湖



そして、小さな村(と、呼ぶには余りにも小さい集落)の中への
細い曲がりくねった坂道道を登り、
車が止まった先には
突然見事な山々の連なりを見ることができました



ラングデイル山
ラングデイル山 
雨が降ると自然に出来る滝も望めます

車を降りて見た風景は日本の山並みとも違う
余り木のある山ではなく、岩山のような山肌でした

英国には余り高い山がなく
15年以上昔の映画ヒュー・グラント主演の
「ウェールズの山」の通り丘と山の区別に難しい・・・

しかし、ここでははっきりと丘と山の区別がつき
緑豊かな丘と岩肌の山を楽しめます

英国内で登山、というと
やはりここ湖水地方!ということもあり
ラングデイル山も見事な姿を見せてくれました

(あとはスコットランドになります)

風景のマップ
石版の案内はここから眺められる山々の高さと名前が記されていました
しかし・・ちょっと見づらくて・・・


山並みをバックに記念撮影を!

ラングデイル山並みをバックに


手前側のなだらかな丘には羊達がのんびりと草を食んでいます

草を食む羊達
日のあたる傾斜でのんびりと草を食む羊

そして、この羊達がこの車の通る道へ出ないよう
この放牧地と人が通る区切りとして
こんな細工がしてありました


もしかしたら、この丘もフットパスとして歩けるのかもしれません

放牧地との境界
放牧地と小道の境に作った木の扉と石の階段


この風景を一回り楽しむと再びバスに乗り込み
今度は森の中へと進みました



次ぎに向かったのは「コルウィス・フォース」

先ず山の中の道路でバスを降り、アンディ先頭にフットパスの示す小道へ


フットパスの案内
フットパスの入り口


山肌を登るようなフットパスに入ると
ここがナショナル・トラストの所有であることを示す案内がありました

この山を登るまっすぐと登る道と右へ進むと目指すコルウィス・フォースへとの
案内にもなっていて、私達の進むべき方向を指し示しています


ナショナル・トラスト
この森がナショナル・トラスト所有であることの案内板


コルウィス・フォース(滝)は右!

コルウィス滝への案内


ここで本日のツアー仲間イスラエルからいらっしゃった
ご年配ご夫婦の奥様は悪路の登り坂を見て
ここで私は待ってるわ!とのこと

健脚そうな旦那様を見送ることになりました


コルウィス滝への道
滝へ向かって登り、奥様に見送られながら進む旦那様
アンディの後ろに続く


鬱蒼とした木々と岩や小石の多い足場の悪い登りを
アンディに続き歩くこと10分弱

森
左手側は登りになり、
木々と下草が綺麗でした

自然に出来た小川
雨が降ると自然に出来る小川

きのこ
アンディが教えてくれたきのこ
川の対岸の小屋
そして、大きな川が見えてきました
対岸の小屋

小さな小屋が見えてきたあたりから
滝の音が聞こえてきました


コルウィス・フォース
コルウィス・フォール


かなり高いところから落ちる、という滝ではありせんが、
川幅一杯に落ちる水の量は多く
力強い水音は
正しくこの地域でも“有名”の名を持つ滝の一つであることに間違いありません

コルウィス・フォール

川岸から突起した岩からの眺め


豊かな水量の川に降り注ぐ水はどこまで流れるのか・・・?

そんな滝を見て、湖水地方の奥深さを感じました

昼間は運良く晴れましたが、
前の晩から早朝まで降ったこの日の雨のお陰で
かなり足場はスリッピーになっています

だから、こんなにも緑が奥深い色になり、
羊歯類も大きくなるのでしょう


雷などで倒れた大木   羊歯類
雷などで倒れた大木も下草豊かなのでまたここから再生する
そして、雨も多く羊歯類もよく育つ



再びミニバスの乗り込み、車窓は小さな村を抜け
ウィンダミア湖の突端アンブルサイドとコニストンの間
広々とした風景・ブリー・ターンへと向かいました

湖水地方は正しく湖と丘、そして山並みの風景がどこまでも続きます

アンディがバスを止めた場所もこんな風景から始まりました


ブリー・ターン
山間の小さな湖


ここでは車窓で何度か目にしたこの地方ならではの羊、
ハードウィック種体の顔が白くて体が黒い羊です



湖水地方の羊達
この地方特有のハードウィック種の羊達


上の羊達は両方共にハードウィック種の羊達

左に白い羊君は毛刈り後の羊
右はまだ毛刈り前の羊・・どちらも同じハードウィック種です


そして、下の黒い羊が実は子供の羊だそうです


ハードウック種の子羊
ハードウィック種の子羊

大人になるにつれ、顔が白くなり、毛も徐々にグレーから白くなるそうです


この種は湖水地方のみ生息し、
絶滅寸前だったハードウィック種を増やしていったのは
あのピーターラビットの生みの親、ヴィアトリクス・ポターさんです


Ms.Potter
農婦としての晩年のポターさん Miss.Potterより


寒さに非常に強く、またタフで農作物に不毛な湖水地方でも生き延びられ、
毛の品質はメリノ種などに比べると
多少落ちますが、この地方にはなくてはならない品種でした

晩年のポターさんは実は農業家としての名声も非常に高かったのです

子供の羊
ポターさん始めこの地の農業家の手により増えていった
手前が子供のハードウィック種の羊 顔も真っ黒!
左のは母親?


そんな湖水地方では羊がもう沢山!

この風景には欠かせない彼らとなりました


ブリー・ターン
羊と丘&山並み これぞ!湖水地方の風景です




そして、そんな景色の中をミニ・ハイキング、
ウォーキングがここから始まりました

前方の小さな湖を巡るコースをアンディが指し示し、
私達ツアー客はそこでバスを折り、様々に歩き出しました


   


右の小さな湖を周回するような小道を進みます

辺りは私達ツアー客しか居ないので・・・プライベートコースのようでもありました





湖のこの小さなコースはこんな小川も流れ、

フットパスのコース

私達の前方にはこんな風景が広がります


開けた場所は遠くまで見渡せます


山肌が岩なのが良く判ります


天気が変わりやすく・・雨が今にも落ちそう・・

フットパスのコースは幾つもあります

様々な風景を見せてくれるこのウォーキングは
約30分ほどと短いものではありましたが・・・
自分の足で歩き、感じる空気は
やはりこの地方ならでは、の楽しみ方だと実感しました

やっぱりここに来たら!ウォーキングなしではいられません!




フットパスの終わりはこのゲートで!

フットパスの出入り口ゲート
フットパスの出入り口ゲート


アンディの待つミニバスの乗り込み
今日最後の見所、スケルウィス・フォールヘ向かいました

アンブルサイドから程近いこの滝は
また小さいながら力強い滝でした

滝の入り口まで川にそっての遊歩道を歩き、
滝音が大きくなった場所から川へ出ることができました



それは丁度水が落ちる滝本体の中ほどでしょうか・・?

Skelwith Fall
遊歩道から入る滝を見られる場所

そして、見上げた先には更に幾つかの段階に滝が出来ています


2段目の滝?   1段目の滝?

川に沿って下へ下がる石段があり、
ここから滝を見上げると・・このような風景が望めます



石段
川に沿っての石段でここから望む滝の迫力は凄いです
石段を下がって見上げたところ


この石段は非常に滑り易いので、
イスラエルのご年配夫婦の奥様は上でのみ楽しんでいました

石段の上から

これは石段の上から見たところ


日本とは違い最小限度の手すりしかないため
アンディも目を離さず、私達を見ていました





ツアーの最後は事前にお願いしたアンブルサイドの街中で
ミニバスから降ろしてもらい、
この日一緒に楽しんだツアー仲間に別れを告げ、
私達の「自然満喫!半日ツアー」は終わりました!



コルウィス・フォール前で
コルウィス・フォースの前で揃ってチーズ!
・・・肝心の滝が見えていませんでした・・・・



湖水地方での初めてのツアー参加は
とても充実していました

主催ツアーとは言っても、
私達のピックアップ場所や解散場所、その場所への到達予定時間なども
予め問い合わせをしていたので
それには快く、臨機応変に対応してくださったと思います

今回規制のツアーでも希望を述べれば
可能な限り相談に応じてくれることも判りました

そんなところからもツアー会社を選ぶきっかけにもなるとかと思います



現地の様々なツアー会社を時には利用する、ということも
旅のスタイルとしては幅が広がったかな・・?と思える良い経験になりました














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