Foot Pathsの賢い使い道　

　【6】

湖水地方のウォーキング
　その1





今年2013年の夏、訪れたのは英国誇る美しき湖水地方



点在する湖を車窓から



一昨年から2度目のHigham Hallという
ちょっと湖水地方でも余り観光客が訪れることが少ない北の方に
年間を通じて様々な趣向を凝らした授業を提供している
アダルトスクールへ行ってまいりました！



Higham Hall


以前にもご紹介したとおり
このHigham Hallでの滞在はとても居心地が良く
館のみならず部屋も適度な広さ、
美味しい！（これがポイント高し！！）食事、
スタッフの気遣い、と毎年行けるものなら・・・・



今回は1人部屋　シングルベッドルームです

1人部屋は初めてでしたが、荷物を広げても充分なくらいの広さがありました
窓からは焼き物の窯がある校舎が見下ろせます



左側の建物が焼物の窯がある校舎と生徒が休めるスペースの中庭風
2011年に訪れた時はここで焼物教室が行われました


そして、下はそのお楽しみご飯の1部ご紹介

夕飯の野菜スープとパン	メインの付け合せのカリフラワーと豆	メインのポーク＆クランベリーソースかけ
前菜の果物とポテトサラダ	メインのチキン＆ホワイトソース	毎回変わるデザート　メレンゲケーキ
朝食のバイキング　ホットポレートコーナー	朝食バイキングのヨーグルト＆フルーツ、お茶	選んだその日の朝食の一皿

3食と2回のティータイムあり・・・と
最後のデザートまでしっかりといただいてしまう日々は
どうしても帰国時には胴回りに年輪の如く
お肉がついてしまいます・・・

でぶっ


場所は湖水地方！
イギリスのレジャーの中では古来よりNo.1人気のウォーキングに精を出し
そして、心置きなく美味しい空気と食事を満喫するためにも・・・

Let's！Walking！

【　湖水地方のウォーキングツアー　】


イギリスのフットパスは縦横無尽に国土の中で沢山ありますが、
中でもここ湖水地方では軽いお散歩程度のコースから
本格的な登山、崖登りコースなど
お子様からお年寄りまで全ての年齢層が楽しめる場所でもあります


湖水地方の風景


町に近い場所からのお散歩はフットパスを見つけられれば
手頃に歩きを楽しむことができます



フットパスの案内


しかし、そろそろ連なる丘からの風景をもっと見たくなり、
少し町を離れた場所からの数時間をかけたウォーキングがしたくなりました



Higham Hallから眺める山々と丘


そんなわけで今年は先ずは現地ツアー会社主催の
歩き中心のツアーに申し込んでみることにしました

湖水地方の現地発着ツアーは幾つかあります

残念ながら日本のツアー会社は現地にはありません

しかし、英国のツアー会社で
“日本人ガイドさん”を抱えていらっしゃる会社はありました

その日本人ガイドさんがいらっしゃることは
常々伺ってはいたのですが
遭えてここはこだわる必要はないかな・・？と思い
いつものように初めて問い合わせをした際に
早い返信の来るお相手は
その後の手配などもキチンとしていることからの経験で
幾つかの会社さんへ問い合わせをしてみました

そんなことから下記2社さんのお答えは非常にスムーズで
結局はその後の手配に於いても私にとっては
信用のおける会社さんとなりました

�@のLake　District Toursはサイトで日本語案内もあり、
ツアーの内容も充実していました

様々な質問にも丁寧な回答を返してくれて
既存のツアーのみならず
プライベートツアー、アレンジツアーと幅広く対応可能です


Lake　District Toursのアンディ

その問い合わせにはガイドも勤めるアンディが
最初から最後まで全てにおいて対応、対処してくれました！






もう一つの会社�AMountain Goat Toursは
この湖水地方では最も老舗の会社だそうです

2010年、2013年と今年もこの地方での最も優秀な会社、ということで
カンブリア・ツーリズム・アワードを受賞していました




英語のみですが、たまたまメールで問い合わせをした際に
窓口になってくださったのが
この会社で役員を務めるピーターでした

丁度休暇で湖水地方を離れていらっしゃったにも関わらず
早い返信と親身になってくれた受け答えはとても信頼のおけるものでした

この2社にお願いしたのは
最終的にはLake　District Toursは私達の行程にあった
既存の半日ツアー
「湖水地方の自然満喫！ネイチャーツアー」と
Mountain Goat Toursには
Higham Hallから出発する私達だけのプライベートツアー※を申し込みました

※私達だけのオリジナルコースでHigham Hall近辺でウォーキングをしたいので
そのためのガイドさんをお願いしたい、というものでした

コースはお任せで9:30−17:00までという時間内で
Higham Hallまでガイドさんがお迎えにきてくれて
最後はきちんと送り返してくれる、という私達のためのウォーキングツアーです
ランチは各自持参


実は2社共に上記のプライベートツアーのためのガイドさん＆案内を問い合わせたところ
見積もりで2社間でかなりの額に差が出ました

それは、私達の滞在していたHigham Hallが
湖水地方の中で最も観光客の集まるウィンダミアから車で約1時間離れた
北に位置していたため
その滞在先から出発地点とした場合
私達を迎えに行くガイドさんの移動費用がその差の大きな理由でした

Higham Hall近辺に住むガイドさんの方が私達を案内するにあたって
移動距離も短く、ガイドさんの拘束時間も少なくなります

Mountain Goat Toursには
偶然この近く在住のベテランガイドさんをお持ちでいらっしゃったのです

ピーターからの返信にはそのガイドさんに任せてくれれば
とても良いコースを案内するよ！、とのこと
費用面以上にその一言が決めてでした




そうして今回の湖水地方での歩きは

これは解散場所を特別に見学場所が終わった最後の町
アンブルサイドで下車を依頼

翌日は滞在先のHigham Hallから
ガイドさんお迎えで1日ウォーキングツアーへ！



さあ、コースも決まったぜ！









【　湖水地方の自然満喫！ネイチャーツアー　】
Nature tour


　【No.1】


このツアーは2013年現在のご案内になりますが、
下記の内容になります

　<コース内容>

ミニ・ハイキングの様子　サイトより

このツアーを申し込むにあたり、アンディへ事前に訪ねたのは・・

Higham Hallから出発して午前中はヒルトップ、
その後ボウネスへ移動するので
そのボウネスでツアーバスに乗車したい、ということ、と
あとは先ほどのツアー解散場所を出来るだけ
Higham Hallに近い町でバスを下車したい、ということでした




申し込みの際に希望を明確にしておくと
先方にも伝わり易いので
例え既存のツアーでも相談をしてみても宜しいかと思います

アンディは問い合わせの中でも
出来ること、出来ないことをはっきりと教えてくれました

メールにて


さて、私達はその日の午前中ツアー前に
自分達で手配した専用車に乗り込み
先ずは初めて湖水地方に訪れた方達のために
人気のHill Top（ヒル・トップ）へ向かいました



ピーター・ラビット生みの親　ポターさんの家「Hill Top」



10名以下は予約は必要ない、とも言われていましたが、
季節的にも混む時期

朝、オープン前に到着し、
チケット売場で入場できる時間を予約しました
（人数が少なくても事前予約は必要であることを実感・・　）


Hill Topのチケット売場

何とか逆算してツアー集合に間に合う時間に入場できることにほっとし
チケット売場から入場できる時間まで
周辺をぶらぶらしたり、ナショナル・トラスト・ショップでお買い物をしたり・・・



左:「あひるのジマイマ」にも出てくる村唯一のパブ
Hill Topのお隣の“Tower Banks Arms”
右：Hill Topから眺めるニアソーリー村

ヒルトップの入り口から
右の写真、右手奥の白い大きな家に
ポターさんが結婚後に住んでいた家が見えました



ポターさんが結婚後に暮らしたカールス・ファーム・コテージは
ヒル・トップから見えます

ニア・ソーリー村の中でも大きめのコテージです
ポターさんが結婚後生涯こちらのコテージで過ごした、という
カールス・ファーム・コテージです

そんな風景を眺めながら
私達のグループが見学できる時間があっと言う間にきました

すでに5回目にあたるヒル・トップ訪問に・・私は
今回は庭をじっくりと見ることにし、
初めて家には入らずお天気の良い気持ちのいい庭をぶらぶらすることにしました


　
左：入り口ショップから続く小道
右：Hill Topの入り口（右端、入り口近くのベンチで入場を待つ人達）


　
左：家の前から菜園へと続く小道
右・その菜園から観たHill Topの全景


　
左：菜園のねぎ　細くてわけぎとねぎの中間くらいの細さでした
右・よくよくみたら下草の中に木彫りのうさぎ



今まで何度も訪れていたにも関わらず
家の前の小さな菜園に入ったのは初めてでした

その菜園からは家の全景が見えることを知ったのも初めて！！



何度来てもこのヒル・トップは来てみたい場所の一つになりました



Hill Topの庭の小道
見学者も徐々に多くなってきました



ゆっくりと庭を堪能した後は
このニア・ソーリー村からボウネスへと車で向かいました

この道はもう20年近く前に徒歩、自転車で行き来した道です

ゆるやかなカーブを描いて私達を乗せた車は
湖水地方で1番大きな湖ウィンダミア湖畔に着きました

ここから対岸へ船に車ごと乗車してボウネスへ向かいます


次々と船に車が乗り込んだ状態
渡し船で両岸にロープが張られ、それで牽引され動きます

この船は人は勿論、自転車、車と対岸へ行く人達の大いなる移動手段です

この船以外には道路もありますが、
湖をぐるっと半周することとなります

人、自転車の乗車制限はないようですが、
車は規定の台数しか乗船できません

乗り込めない時は船が戻ってくるまで待つのみです！


渡し船の料金表

往復料金はなく、片道料金で人はP.50、自転車は£1.00也、
車は長さにより£1.60〜£16.00まで


　
左：乗船中に1人1人、1台、1台料金を徴収していくスタッフ
左；対岸のボウネスの岸が見えてきました


対岸のボウネスまでの所要時間は約15分〜20分くらいです

湖を渡っている間は車で乗船した人達が
天気の良いこの日は一斉に車から降りて短い湖上を楽しんでいました

しかし、対岸のボウネスの岸辺が見えてくると急にバタバタと車に戻り
下船に備えます！


そして、ボウネスの町中での待ち合わせ場所に近いカフェ兼御食事処で
たっぷりと美味しいランチをして
いよいよ午後からのツアーへ向かったのでした！



ツアーバス　サイトより











本来はウォーキングツアーの様子までご案内したかったのですが、
前振りが長くなってしまって・・・

大変申し訳ございません

次ページへ続きます


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