やさしい個人旅行のすすめ【4】




さて、お子様ランチの中で1番ぱっと目を引くのは一体何でしょう・・・
私は大好きなエビフライもそうですが、
やはり・・日の丸の旗の立ったチキンライスではないでしょうか?

旗を取ってしまえば、
単なるご飯でしてかありませんが、如何せん・・・・
それでもおざなりにはできない存在なのです
何故なら、その『チキンライス』は
お子様ランチに於いては私達日本人にとっては
重要な大事な『ごはん』
『ごはん』無き、食事はありえないのです!

しかし・・このごはんというものは、
何も手を加えない炊き立てご飯が1番のごちそうであることは知ってはいるけれど・・・
特別な『ハレ』の時はちょっぴり脚色、
それがお赤飯だったり、五目ごはんだったり、おはぎだったり、・・と
楽しみの数も満載!
それがこの1皿・ワンプレートにおいては・・・オレンジ色のチキンライス 

だてに旗が立っているだけではない代物です
旅における『お宿』もこのチキンごはんの如く
ごはん=お宿無き旅はありえません
それが、様々な種類・形態のお宿であれ、
人は眠らなくては・・人にあらず・・もちろんお宿は眠るだけの空間ではありません


ただ“宿泊する”という目的の為だけでも、
その過ごした、たった1晩が一生忘れられない時間に成りうる事もあります

それは高価なお宿だったから、とか・・有名なお宿だったから・・ということのみならず
それが例え野宿で星降る満天の夜空が天井だったとしても、
宿が見つからず車のシートがベッドであっても
忘れられないそれは一種のその夜のお宿

単なる赤いだけの色つきご飯(ただ寝るだけの場所)にするか、
周りのおかずに負けないくらいの極上の一品
(その宿泊先に滞在する為に旅する)にするか・・・?は
ご本人の選び方次第

私の旅に於けるこだわりは何と言っても『お宿=ごはん』です

そんな私のこだわりについてちょっぴりお時間を拝借させて下さい





【ステップ3】

宿




たかが一晩・・されど一晩・・・
旅に出たら、私はお宿に関してはとてもシツコイくらいこだわります
それは日常では在り得ない、大事な1晩だからです
1日沢山歩き回った後にくる疲労感を癒してくれるのは・・・その晩の眠る場所
その寛ぎ感は翌日にまでとても大きく影響します

英国内にある私達が体験できるお宿の種類をまとめてみました


城館ホテル(マナーハウス)  個人所有のお城からナショナルトラスト所有のものまで
 英国中に散らばっています

 もちろん料金は侮れない設定です
ホテル(5つ星から1つ星まで)  一般的に宿泊されることが多いのがこのホテル
 しかし5つ星から1つ星までと範囲も広いので、ご自身の旅のスタイルに
 合わせてお選びいただけます

 需要も様々・・・旅の形態も問いません
ベッド&ブレックファースト(B&B)  英国を代表する宿泊施設
 ご存知一般家庭の現在使用していないお部屋を提供しています

 何と言っても全てはオーナー次第・・のこのお宿、年間通しての営業が
 されていない場合も多々あります・・・もちろん料金も様々です
イン(旅籠)  上記のB&B同様この国を代表する宿泊施設です
 もちろん他のお国にはありませんとは申しませんが、やはりパブという
 文化が根付いているこの国ならでは・・と言っても過言ではないかと
 思います
ユースホステル(YH)  世界中の旅人のお助け宿泊施設です
 夏の間のこの宿泊施設は上記4つよりも混みあうのでゆっくりお宿を
 堪能したい方はオフシーズンでの利用がお薦めです
 しかし・・・年間通して営業していない場所もあります
のでご注意を!


そして、このお宿スタイルを選択することによってご自身の旅スタイルもおのずと決まってきます
バックパッカーさんのマナーハウスへの滞在は居心地がヨロシクナイ・・と思いますし、
せっかくのちょっぴりお洒落した姿でのユースホステル滞在をされる旅人はいらっしゃないと思います
ご自身がどのような旅をされるかによって、大きく左右されるのが服装などです
そのようなことも含めて、ご自身の旅のスタイルを選ぶ一つの指針にもなれば・・こんな嬉しいことはありません




その1

城館ホテル
マナーハウス





そもそも『マナーハウス』とは・・??

貴族の館や地方の有力者の邸宅をホテルに改装した宿泊施設
長い歴史と格式・豪華な内装や装飾・庭園・伝統的な英国料理・・など・・

英国中にまだ息づく『お貴族様』のお館を何と!宿泊施設にしてしまいましょう!!
なんて・・平民の私達にもそんな極上の非日常を提供して下さる、この国には太っ腹な方々がいらっしゃいます

「い〜〜えっ!まったく普段の生活と変わらなくてよ」とおっしゃる方もいらっしゃるかと思いますが・・・
私にとってはもうお屋敷にお泊りできるなんて・・・と、それだけで舞い上がってしまいます
憧れのお城 


しかし、そこに日常お暮らしになっていらっしゃる方も当然いらっしゃいますが、
ナショナルトラストが監理するお城もあり、
そこには宿泊施設として新しく生まれ変わるマナーハウスも少なくはありません


パッケージツアーでも最近は1・2泊のマナーハウスでの宿泊を目玉している会社さんもいらっしゃいますが

ここはやはり!!
お城や歴史上貴重な建物での寝起き体験をせっかくなさるのですから・・・・

皆さん『団体さん』でいらっしゃっては
せっかくのお貴族様とのマンツーマンでの会話チャンスの確立がぐっとさがりますでしょう
是非『個人旅行』でゆったりとしたご滞在をお薦めします

とは言っても全ての『マナーハウス』がお貴族様のお館・お城とは限りません
中には歴史上貴重なお屋敷が新たにマナーハウスとして生まれ変わる例もあります
下記様々なタイプのマナーハウスのご紹介を致しましょう 






【南西地方のマナーハウス】

〜The Manor House Hotel &
Gidleigh Park〜





イングランドの南西部地方はDevon(デヴォン)州、私がとても気になる地域 Dartmoor(ダートムア)の中・・
小さな小さな村Chagford(チャグフォード)からご紹介します


Chagford(チャグフォード)への行き方

ロンドンのPaddington(パディントン)駅から約2時間 Exeter(エクセター)駅下車
駅からバス、又はタクシーで約20分
ロンドンからは車で約3時間半


『イギリスで最高に幸せな村』と60年前ある新聞で評されたことが現代でも自慢のこの村
国立公園の入り口に程近い場所に位置するこの小さな村は半世紀たっても同じ姿のまま
村の広場を囲む苔むした石壁に600年の歴史が刻まれたパブでは、お天気の良い日には外でもエールがいただけます
 
そして毎金曜日には蚤の市、近くの街から車をかって出かける人々で賑わいます




The Manor House Hotel

このマナーハウスはチャグフォードの村から車で約10分・・・ここには昔の領主の館が現在はマナーハウスとして
今も優雅な時間が息づいています・・・



館は典型的な英国貴族の荘園ホテル
館の目の広がる英国庭園は必見の価値有です
是非お部屋を予約する際にはお庭に面した部屋リクエストをお薦めします
レストランとバーがあり、ヘッドシェフは幾つかの賞をいただいた本格的な実力者を・・・
こちらでのお夕食は見事な英国料理が楽しめます 
また到着後のテラスでいただくアフタヌーン・ティーは
ゆったりとした往年の英国貴族気分を満喫させてくれます
ゆっくりとご滞在できない方は事前に予約を入れてお茶だけでも楽しむこともできます

また、広大な敷地には18ホールのチャンピオン・シップ・ゴルフコースを保有しています
ゴルフプレイを楽しむ方々の滞在も人気の一つです
ゴルフプレイ滞在が目的の方は下記よりサイトをご紹介いたします

マナーハウスホテル ゴルフコース案内


Near Exeter, Moretonhampsted, TQ13 8RE
Tel : 01647-445000 Fax : 01647-440961

週末料金は1泊朝・夕食・tax込み 一人£84.00〜
週末のゴルフプレイ込みの料金もあります
 
1泊朝・夕食・tax・ゴルフ1ラウンド付き 一人£99.00〜






Gidleigh Park

森の中に隠れたようにたたずむ・・・とっておきのホテルです
チャグフォードの村から車で5分



ホテル全景

こちらのホテルのお薦めの1番はミシュラン2つ星に輝くレストラン
ゆったりとした空間で愉しむ、庭園を眺めながらのお食事はこの上ない究極の贅沢な時間です

またレストランのみならず
1990年にホテルガイド賞から、1997年にはホテルオーナーガイド賞、1999年は欧州の優秀ホテル賞と
国内外の様々な賞に輝いています

ルームは一つとして同じ部屋はなく、個々それぞれに個性豊かに落ち着いたアンティークを使い、
豪華なカントリー調にまとめあげています

小花を散りばめた上品なベッド周りと重厚な色合いの絨毯とのコントラストはこの国ならではのインテリア・・・
正しく英国貴族のカントリーライフを実感できます

特にホテルご自慢の部屋お薦めのルームナンバー3は、庭園を見下ろすバルコニーでの朝食は
1度経験したらやみつきになること・・・
 

Chagford Devon, TQ13 8HH
Tel : 01647-432367 又は 01647-432225 Fax : 01647-432574

宿泊料金は、モーニングティー・コンチネンタルブレックファースト・サービス料・Tax込みで£430〜£575
ディナー・ランチ共に2コースから選ぶことができます
ディナー: £72,50〜£77,50
ランチ:£27,00〜£35,00





いかがでしょうか・・・・?
このようなマナーハウスは英国中に点在しています
ご自身に合ったこの国ならでは・・・の館は、目的毎に選ぶことができます
そして、もしマナーハウスでのご滞在を目的される旅でしたら、そこには出来れば最低2泊なさることをお勧めします

お食事やスポーツ、時間の流れ、ゆっくりのんびりとまだこの国に健在する貴族の生活の1部分に
手頃にちょっぴり浸ることのできる・・・マナーハウス



私自身は・・・恥ずかしながらまだまだこちらの滞在を愉しむゆとりもありませんが、
いつかは・・・を目指したいと思っています・・・






さて、このページは私の短い業界内で判り得た事柄からまとめてみました
もちろん、異論もご理解に苦しい箇所も多々あるかと思います

どうぞ皆様のご意見・ご質問などございましたら下記までお問い合わせ下さいませ

または目的毎のマナーハウスでのご滞在を・・とお考えの皆様のご相談もお待ちしています












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