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〜 ロンドンのホステル 〜
2018年1月現在
こちらページご紹介のウィリアム6世は
2017年末を持って閉館いたしました
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今年2013年夏にロンドンで滞在した宿泊施設は
移動を優先した結果、ユーストン駅近くのIbis Hotelを利用しました
その後湖水地方から再びロンドンへ戻り、
その宿泊にはいつものようにミセス・ハリガン宅、と考えていましたが・・
如何せん!超ピークの時期と合って、
お客様優先、と思ったら私の部屋が無くなっておりました・・![]()
しかし、ご一緒に旅していた方々がミセス・ハリガン宅に滞在していたので
どうしても近くの宿に居たい・・・となると・・・

そこで、以前より気になっていた
お隣のパブ『ウィリアム6世』

24番バス停前
ミセス・ハリガン宅へお泊りになった皆様には
お馴染みのパブ 1番近いお夕食場所でもある
WILLIAM Y.
24番バス停前にもなります
そうだ!
あのパブにベッドを取ろう!
そうして、私にとっては忘れがたい1晩となったのです・・・![]()
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上記はこの村にあるナショナル・トラストの第一号プロパティーの
古い農家があり、
また山肌にチョークで描かれた“LONG MAN”を見に訪れた村、
Alfristonのユースホステル
ここのYHは村外れにあり、地図のマークを頼りに山道を登った憶えがあります
どのYHも町の中心からは外れた場所にあり、
徒歩のみしかない旅行者にとっては非常に足場が悪い・・![]()
しかし、宿泊代の安さ、
長期で滞在するには便利なキッチンや洗濯機などの施設が
充実していてるので
一箇所を基点として旅をする旅行者には
非常に有難い宿泊施設でもあります![]()

アンブルサイドのYH キッチン
ここは洗濯室も充実していて、乾燥機もあり
山歩きで雨に濡れた場合でもとても便利でした
ですから、旅の目的によりユースホステルの利用は
旅の楽しみをも占める“宿泊”という部分では
多いに選択視に入れる価値もあるかと思います![]()

予約方法も郵便で前持っての予約でないと・・とか、
様々な制限もありましたが、
(中にはまだそのような施設もあるかもしれません)
今では電話やネットで他のお宿と同じような方法での申し込みも可能ですし、
多くのベット数を持つ施設であれば
飛び込みでも空いていることもあります![]()
目的に応じたお宿の選択の一つとして加えてみてはいかがでしょうか?
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さて、今回私が数年ぶりでその『ホステル』に滞在した
ご様子をご案内いたします![]()
しかし、今回ご紹介いたしますミセス・ハリガンのお隣のパブ
ウィリアム6世は前出の“ユースホステル”とは少し異なります
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ウィリアム6世で泊まることのできる施設としては
俗に言う“ホリデーホステル”になります
YHに非常によく似ていますが、会員証も必要なく、年齢にも関係なく
どなたにも利用できます
そして、門限もないのでチェックイン、アウトについての制限は
通常のホテルなどの宿泊施設と殆ど変わりはありません

ただ、宿泊施設としては非常に似通っていて
男女別々のドミトリーや個室も備えていたり、
シーツなどを貸してくれたり、料金もお安いし・・バックパッカーの方々には
世界共通人気のあるお宿です![]()
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お財布に優しい
以前はよくYH利用していたよな〜・・・と思い出し
今回はミセス・ハリガン宅から最も近いお宿としてトライしてみました!

パブの上の階が全て宿泊施設になっています
黄色いホステルの看板が目立ちます
この宿泊施設部分の名前は「TRAVEL JOY HOSTEL」
宿泊についてはこちらからの申し込みになります
このホステルはパブのオーナー共々
数年前に代わり
そのためすっかりと人気のパブ&お宿になりました![]()

前代のオーナーの時はよくミセス・ハリガンは
お隣は行っちゃ駄目よ、とおっしゃっていました
(それは余り薦められない雰囲気のパブだったので・・・)
オーナーが変わってから
パブの雰囲気も明るくなり、
宿泊施設も見る見る内に人気が出て
以前に比べてパブに集う人達も大分変わってきました![]()

パブの前に出しているテーブルも天気の良い日は気持ち良い!
若者が集うようなパブになりました
新しく変わったオーナーはアイリッシュの若いスタッフ達!
とても気持ちの良い若者達で
リーダーのジョンは何時も元気よくパブのカウンターの内側で
ニコニコしながらも常に動き回っています
ミセス・ハリガンからそのジョンを紹介され、
また、1番近い夕食をいただけるパブとしても
ミセス・ハリガンの右腕とも言うべき朗らかなジューンが薦めてくれたのは
ここでテイクアウェイも可能な美味しいタイ料理でした![]()

持ち帰ってミセス・ハリガン宅ダイニングで夕食
現在ジョンはもう1軒別の地区で同じホステルを取り仕切り、
2代目のリーダー(ディレクター)のセナンも
同じくアイリッシュの好青年です![]()
今回の旅にそんな以前から興味のあったホリデー・ホステルに
潜入した様子をご案内いたします!
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実は滞在した7月下旬は世界共通夏休み期間で
最も旅行者の多い時期
たった1泊の滞在でドミトリーでも良いから
とにかくベッド1つあれば・・ということで
サイトから申し込みをしたところ、
一発でその日は満室・・・![]()
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と、言うわけでどうしてもその晩は
ミセス・ハリガン宅に近いこの宿がベスト
奥の手を使いました![]()
直接問い合わせメールをしてセナン宛に
“ミセス・ハリガン宅に友人が滞在するけど
彼女の家も満室なので何とかならないか・・・?”
まるで“脅し”である、
そして彼女の名前を出したこともフェアーではありませんでした
・・・ごめんなさい・・![]()
しかし、セナンから来た早速の返信は
「残念ながら個室は用意できないけど
ドミトリーで君のベッドを用意しておくよ!
キャシーのお客なら問題ないよ!」
本当に“感謝!感謝!!”である![]()

と言うわけで私は“ウィリアム6世”のカウンターにて
その晩の宿としてチェックインをしたのでした

パブのカウンターでチェックイン
料金は前払いでこの時に支払いました
ドミトリー1泊朝食付き£23.00也!!
チェックインに渡されたものは
シーツ、布団カバー、そして枕カバー、
(何と!懐かしい!ユースホステルもこの3点セットを手渡されました!)と
清潔なバスタオルの一式
そして、その他に下記2点

左はぐるっと輪になっていて、宿泊の迷子ブレスレット?ではなく、
ここに宿泊しているお客の特権の一つ、
このブレスレットを持った宿泊客は
パブ内のお茶、コーヒー及び各種ソフトドリンクが無料になり
翌朝の朝食もいただけます
右は宿泊部分の2階へ上がるドアと部屋のセキュリチィーコードが書かれたカード
これを無くすと大変なことになりますよ!という
注意書きが明記されています
このコード番号は先ずは外からのドアのもの、
そして、部屋のドアに取り付けられた番号キーのもの
そのコード番号が正しく打ち込まなければ、当然各ドアは開きません
では、早速TRAVEL JOY HOSTELSの部屋へGo!です
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先ずはパブの正面入り口、左手のドアが宿泊者の外からの入り口

宿泊施設への入り口
ここは直接パブへは行けないので
宿泊客専用になります
このドアをあけると下のようにまっすぐのドア(左)と右手のドアはパブへ続きます

2重扉になっていて、左のドアは宿泊施設へのドア
左はパブへ
ここで先ほど渡されたカードに記入された
セキュリチィーコードを打ち込むとドアが開きます
チェックイン後にセナンが私の大きなトランクを持ってくれ、
そのセキュリティー・コードの打ち込み方を教えてくれ、
こっちこっちと曲がって、階段を幾つか登り・・
部屋まで案内してくれた経路が正直・・・最初は判りませんでした・・・![]()


上記の@〜Eまでが私の部屋までの経路
判ったのは最上階、ということだけ・・
この建物の女性専用10人部屋のドミトリーです
そして、割り当てられたNo6の部屋へは
同じようなセキュリティーコードを打ちこまないと
部屋には入れません・・![]()
まあ、このコードが中々うまく打てなくて・・
その後何度か中の同室仲間に開けてもらいました・・![]()

セナンは一応女性部屋なのでドアの外で
私のトランクを降ろし、ここでお別れしました
いよいよドアを開けると
そこには計5台の2段ベッドがぐるりと壁に沿ってありました

ドアを開けたところ
部屋の壁に沿って並ぶ2段ベッド
手前はロッカー、奥は窓側になります
う〜〜ん・・・女性の部屋でも・・・すっごいですねー
一応床は見えるけど、誰の荷物かは判らない・・・![]()
突き当たりの窓に面した2段ベッドが上下空いていたので
早速その上の段を私の今晩の寝床に決めました!
下の段にはまだ人が居るようには見えなかったので
早速ベットに沿って大きなトランクを置き、
借りたのりの利いたシーツと布団カバー、枕カバーで早速今晩の用意!

その2段ベッドから改めて部屋を見渡した風景がこんな感じ

1段目のベッド空間のみに付けられた赤いカーテン
急な2段目への階段は壊れそうだった・・・・
確かに“乙女の部屋”とは言いがたいのですが・・・![]()
長期滞在していると
ドミトリーではベッド部分のみが自分の場所
そこでは“生活部分”として洗濯もし、
洋服棚ともなり・・と言い訳も必要となります![]()
まあ、男子部屋の方がもっと凄まじいでしょう・・
・・・と
あとの部分はご想像に任せ、改めて宿泊部分を探検してみました
先ず部屋には大きなロッカーがきちんと人数分あります

ドミトリー部屋のロッカー
しかし、どう見てもトランク使用ではないので
いつものバックパッカー用の35Lリュックなら大丈夫、入ります!
と、なると共用部分の床にトランクを置く以外はありません

そして、部屋のすぐ前にはトイレ、共同シャワーとあります

左は共同トイレ、右が共同シャワー
出来る限りの清潔感はあります
しかし・・いざ!使おう!と思ったら・・これが“男子”も共同・・・![]()
と、なると・・ちょっと使うには抵抗がありました
(これはあくまでも私個人の感想です・・ご容赦のほど・・・)
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また、共同スペースの廊下にはお水と貴重品のロッカー

男女共同スペースにあるお水と貴重品ロッカー&鏡
それでも、私は1泊の滞在なので
とにかくこの夜に眠れれば良い!という状態だったのです
しかし・・![]()
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その晩、ああ・・やっぱりユースホステルと決定的に違うーーーっと思ったのは
その問題の晩・・

この夏、ロンドンは30度以上の日が珍しく続く暑い夏
夜も結構昼間の熱が覚めやらない寝苦しい夜にも関わらず・・
このドミトリーで夜中1時過ぎにイキナリ大声を上げながら部屋に入って来る
数名の奇声と足音
どうやら私のベットの空いていた1階部分も含め
数台空いていたベッドに数名がなだれ込んで来ての大音![]()
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それも、容赦ない大声と奇声が止まない様子もあり・・
思わず日本語で「うるさい」と一言![]()
万国共通、その言葉の意味が判らなくとも
音のニュアンスで通じるもの・・・
一瞬部屋の空気が凍りつき
どこからともなく小さな声で「ごめんなさい」
それからひそひそ話しになったことが言うまでもありませんでした
翌朝の私・・・
昨晩の騒ぎで早朝から目が冴え、
さあ!お楽しみの朝食へと向かいました
まだまだ部屋の住民は皆、寝ております
よくよく考えたら、若者・・夜は強いよな〜・・
クークーと可愛い寝息まで聞こえました
そーっと部屋の床に散りばめられた荷物を踏まないように・・・こっそりと・・
と、言うわけで1人最上階から
1階のパブ・スペースへと向かい、
すでに朝食の用意が整っていたテーブルを覘いてみました![]()

左は飲み物やヨーグルトなど 右はシリアル&トースト(自分で焼きます)奥にトースターがあります

左はパンを切るまな板とフルーツ、イギリスのトーストは三角です 右は何故?お嬢さん座っているの?・・

左のお嬢さんに尋ねたら・・・何と!彼女は“パンケーキガール!”
朝食は中々豪華!
特に可愛いお嬢さんがリクエストに応じて焼いてくれるのが
パンケーキ!
最初オムレツかと思ったら、パンケーキのみ!というお答え

ドミトリー£23.00でこの朝食付き、この場所(利便性)を考えたら
人気のあるホステル、というのは納得でした![]()

パブの中でこんな朝食がゆっくりといただけます
しかし、残念ながらこの日の朝食は
お隣のミセス・ハリガン呼んでくださったので
ここでの朝食はいただけず、徒歩20秒のお隣へと急ぎました!

この日のミセス・ハリガン宅の朝食テーブルの様子
眠りの浅かった晩を過ごした後のこのテーブル風景は
今回はバックパッカーではない旅行者の私には
とても穏やかな朝になりました
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しかし、1回は経験してみたいと思った
久しぶりのホステルの一夜は結構楽しかったかもしれません
但し、滞在する時はリュックでの旅であることや、
どうしてもミセス・ハリガン宅での滞在が適わない時になるでしょう・・
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どうぞ、ご興味のある方は是非このような宿泊先をご利用してみては?
イギリスのB&B=ベッド&ブレックファーストでもあります!
目的にあった宿泊スタイルとして合えば
お宿の選択視の一つとして増えることでしょう![]()

24時間運行バス 24番バス停にて

旅の中でお宿は重要な位置にあると思っています
非日常的な経験も愉しいもの!
お金がなくて、時間がたっぷりとあった時代の旅では
本当によくお世話になりました![]()
ユースホステル&ホリデーホステル
また、何時か愛用のリュックをしょって
そんな旅もしたいと思っています![]()
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