Sportsの窓
EPISODE 7
〜 2007年度 六カ国対抗戦 〜
“ワールドカップ開催年”
【2】
終わってみたら約2ヶ月前の予想とはまるで違った
大々どんでん返しの結果が出てしまいました
ここで本当に申し訳ないのですが・・・
(このページに限らずですが)
私個人的にとてもとても『ひいき』にしているお国があるために
そのお国中心から見たものであることを
ひらにお許しをいただきたいことを最初にお詫びしてから
進めさせていただきたく・・・ここにお願い申し上げます
と、言うわけで
今年の大会が終わっての結果を直視できないまま
4月に突入してからのこの大会のまとめ
そのくらい私にとってはとてもショックな六カ国対抗戦になってしまい、
試合結果と順位は下記の通りになりました
おフランス | アイルランド | イングランド | イタリア | ウェールズ | スコットランド | |
おフランス | ● 20-17 2月11日 |
● 18-26 3月11日 |
● 39-3 2月3日 |
● 32-21 2月24日 |
● 46-19 3月17日 |
|
アイルランド | ● 17-20 2月11日 |
● 43-13 2月24日 |
● 51-24 3月17日 |
● 19-9 2月4日 |
● 19-18 3月10日 |
|
イングランド | ● 26-18 3月11日 |
● 13-43 2月24日 |
● 20-7 2月10日 |
● 18-27 3月17日 |
● 42-20 2月3日 |
|
イタリア | ● 3-39 2月3日 |
● 24-51 3月17日 |
● 7-20 2月10日 |
● 23-20 3月10日 |
● 37-17 2月24日 |
|
ウェールズ | ● 32-21 2月24日 |
● 9-19 2月4日 |
● 27-18 3月17日 |
● 20-23 3月10日 |
● 9-21 2月10日 |
|
スコットランド | ● 19-46 3月17日 |
● 18-19 3月10日 |
● 20-42 2月3日 |
● 17-37 2月24日 |
● 21-9 2月10日 |
【第2節】
2月10日
イングランド対イタリア
20−7
〜 ロンドンにて 晴れ&雲有 〜
この試合は前回の第1戦目と同じく
ジョニもロビンソンも出場
ほぼ同じメンバーで望むことが出来たし
正直最初は“イタリア”ということもあり
もう少し点数をイングランドは取っても良かったんじゃあー・・と
しかし、その後のイタリアチームを考えると
この点数は妥当に思えて来るから不思議です
何故ならば終わってみればセット・ラインアウト・スクラムに力の差はほとんど感じられず
トライも1つづつ
ただ、小さなミスが重なり
そうなるとジョニへのペナルティーキックを与えることになり
結果点数はそのキック分の点数で勝利を逃した形になったこと・・
トライを取りに行くロビンソン
シックスネーション公式サイトより
この日の試合は敗れたとは言え
“Man of the mach”はイタリアの大ベテラン
スクラム・ハーフのTronconでした
シックスネーション公式サイトより
2月10日
スコットランド対ウェールズ
21−9
〜 エディンバラにて 小雨 〜
例年ならば雪になったであろう、この季節
1月に訪れた時にスタジアムのスタッフが今年は気持ち悪いくらい暖かい・・・
そんな言葉がふと思い出されました
それでも北の国
小雨はウェールズ応援団の足を容易にさせないくらいの天候だったそうです
そしてこの日の主審はアイルランドのルイスさん
地元では“勝てない”というジンクスを持つスコットランドは
この試合には天候に負けない気迫を立ち上がりから見せてくれました
58キャップ 主将10番ステファン・ジョーンズ シックスネーション公式サイトより |
64キャップ 主将12番ピーター・パターソン シックスネーション公式サイトより |
丁度1年前、カーディフはミレニアムスタジアムで観戦したこのカードは
観ていても昨年を彷彿とさせ
どちらが先にトライをあげるのか?!
出足は良いものの次ぎにつながるパスにも乱れがあり
ファワードでゴリゴリ押しても
一人一人では決して負けていないウェールズも
3年続けて勝利している相手には意地もあり・・
終わってみれば両者ノートライ試合で
全て得点は上記ジョーンズとパターソン両者のペナルティーキックのみ
2003年以降ウェールズに勝利のなかった地元スコットランドに軍配が上がりました
2月11日
アイルランド対おフランス
17−20
〜 ダブリンにて 快晴 〜
歴史的な場所での記念すべき第1戦目はここ数年の宿敵おフランス
82,300人という超満員の大観衆を飲み込んだ
ここダブリン、クロークパークは
正しく「民族の戦い」とも言われるこの大会に相応しいスタジアム
もちろん!この1戦には地元アイルランド首相のメアリー大統領の挨拶後
国歌の『ソルジャーソング』、
いつもの『アイルランドコール』で幕を開けたのでした
しかし、肝心の試合については前戦で怪我をした
大黒柱の主将・オドリスコル、スクラム・ハーフのストリンガーも欠場とあって
急遽この日の主将5番のオコンネルの踏ん張りもあと1歩
全体的に勢いもあり、“シャンパンラグビー”そのものの早い展開、
強いフォワードのこの日のおフランスには
最後の最後に逃げ切られた・・・とてもとても悔しい1戦でした
ノーサイドの笛のあと・・歓ぶおフランスチーム
シックスネーション公式サイトより
ミシャラク不在の10番スクエラは
正しくおフランスラグビーの層の厚さを彷彿させる活躍
常にオガーラを先行くペナルティ・ゴールでの得点加算で
おまけに9番ストリンガー不在の地元アイルランドは
いつものバックスでの展開もスムーズに進まず
また、姿勢の低いおフランスフォワードに押され続け・・・
それでも北半球チームの中でも代表メンバーが息の合っているチームとして
常に上げられるアイルランドは後半始まって15分過ぎには
自陣からの反撃でペナルティを誘いこみ
オガーラのキックで初めて逆転をしました
その後は両者一歩も譲らず
14-13のまま・・後半36分
アイルランド・フォワードのモールでじりじりと敵陣に入ってから
とうとう我慢しきれなくなったおフランスのフォワードのトラプシングを誘い
82,300人という観衆が居ないかのように静まり返ったスタジアムで
ペナルティーキックを決めたオガーラ
おフランスへの勝利に王手をかけたペナルティーキックを決めたオガーラ
シックスネーション公式サイトより
このキックを決めた後のスタジアムはまるでワールドカップでの勝利のような
怒涛の大観衆によって揺れたであろうスタジアム
オガーラのキック後のクロークパークの大観衆
シックスネーション公式サイトより
17-13で勝利をほぼ手中に収めたかのように思いました
しかし・・この日のアイルランド国民のみならず私自身も
胸が痛くなるような悪夢はこの後に・・・
試合時間残り1分
そのままタテをつかれたアイルランドのディフェンスは
まるでスタジアムのグラウンドに足が吸い付いてしまったように動けず
14番クリークが
風のように駆け抜けた逆転トライを見送ってしまったのでした
それは・・正しく一瞬のうちに翼を焼かれ
「天」からまっさかさまに落ちてしまったイカロスを見るようで・・
本当に私にとっても辛い試合でもありました
決勝トライを上げた14番クリーク
シックスネーション公式サイトより
さて、お次は1週間を中おいての
2月24日
この日に一気に3試合が繰り広げられ
この日はやはり遠い極東の私たちの国での放送は最もつらい
最終試合が終わるのは
朝方7時
それでも1晩で3試合も一挙に観るこのできる幸福に
『この1晩に賭ける!』みたいな意気込みで望んだ晩でした
1) | スコットランド 対 イタリア |
2) | アイルランド 対 イングランド |
3) | おフランス 対 ウェールズ |
この中でも最も・・・
いえ!!今大会私にとっては1番楽しみにしていた試合は
何と言っても第2試合のアイルランド対イングランド
もううすうすお気づきだとは思いますが、
今年私が最もひいきしたお国は何と言っても
アンの故郷アイルランドチームでした
いつもなら迷わずイングランドなのですが、
このチーム選手で何とか優勝させてあげたい、
もう2度とこんなに気持ち良くさせてくれるメンバーが揃うこともないだろう・・・
例えこの1戦にジョニが出場しても・・・
この1戦だけは“裏切る私を許してくれ〜〜”という状況だったのです
そして、舞台は注目のダブリンは
『クロークパーク』
当日フーリガンめいた応援団同士の衝突もあるのでは?と懸念された日
やはり誰もが感じていた
“ラグビーというスポーツではありえない”
すでに暗くなりかけたダブリン時間17:30過ぎに小雨降る中
前戦以上の超満員のスタジアムで
この1戦の幕は切って落とされました
2月24日
アイルランド対イングランド
43−13
〜 ダブリンにて 小雨 〜
小雨降る中ジョニの左足のキックから始まったこの試合は
開始早々2分もしないうちに
先ずはイングランドはいつものペナルティーキックのチャンスをもらい
3-0と先行しました
そして、ジョニが蹴れば
その後5分後には同じようにペナルティーキックを決めた
オガーラに上がる歓声はいつもの比ではない咆哮のような大歓声
前戦では出られなかった9番ストリンガーも
大黒柱のオドリスコルも万全で望んでいるこの試合は
完成度の高いバックス陣に対して、
フォワード陣も落ちついている・・
イングランドの重鎮フォワードを反対に押し返し
逆に焦りが隠せないイングランドには
いつものような動きが見られませんでした
試合が終わってみれば
アイルランドは4トライとセットでコンヴァージョンが全て成功
ペナルティーキックも5つ成功させている
対するイングランドは1つのトライとそのコンヴァージョン
ペナルティーキックは2つ
得点に結びついているトライ数の差
そして、データで見てみると
ラックからのパスがアイルランドが50に対して
イングランドは38
これは9番のスクラムハーフ・ベテランのストリンガーに対して
まだまだ若いエリスとの経験差もあるのでしょう
アイルランド9番ストリンガー |
イングランド9番エリス |
フォワードとバックスの繋ぎのタイミングは
長年戦ってきた同じメンバーとの“阿吽”の呼吸でもあり
現在世界ランキング6位という
アイルランドチームの最大の武器でもあります
そして、やはりもう一つ数字で出ている差が
パス回しの成功数値がアイルランド137に対して
イングランドは97
セットプレイ率もアイルランドが上回っています
試合全体の印象としては
常に地元アイルランドチームは小雨が本降りになって尚
生き生きとグラウンドを自由自在に動き周り
後者に回ってしまうイングランドは
何か重いものを背負っているような・・・そんな動きにしか見えませんでした
そんな中でもやはりいつものようにタックルに飛ぶジョニは
ただひたすらに敵に果敢に倒そうとしていましたが・・
それでも雨なのか、怪我を負っていたのか・・?アイルランド大観衆の熱気なのか・・?
いつものような鋭い動きには思えなかったように見えました
アイルランド最初のトライ 15番デンプシー
見送るジョニと抜かれたエリス
シックスネーション公式サイトより
この試合は80分間アイルランドはほとんどミスらしいミスはなかったように思います
前半だけですでに23-3というアイルランド優勢の20点差というのは
私自身も記憶にありません
イングランドも最後後半始まってロビンソンと交代した
この試合で初キャップを取得した12番
若いストレートルが上げたトライに
一筋の希望が見出せたように思いました
初キャップのストレートル
しかし、よく“魂の1戦”と言われるけれど・・・
このイングランド戦はアイルランド選手のみならず
国民全員にとってもその1戦でした
選手だけでなく、スタジアムに居た大観衆だけでなく・・
国全体が長く続いた辛い歴史を背負っての戦いを
強国に挑み続け
とうとうその大きな相手を然るべき場所に於いて倒した・・・
そんな一人一人の気迫がイングランドチーム全体に勝った
そんな試合だったように見えました
この試合の“Man of the Match” 5番 オコンネル
シックスネーション公式サイトより
もくもくと地味に仕事をこなした5番ロックのオコンネルは
この日の“Man o the Match”に選ばれ、
そして、イングランドはこの1戦でアイルランドとの試合においての
失点は過去最高失点となってしまいました
この戦いでのイングランドの唯一のトライ
しかし、バックに写る観客で誰一人嬉しそうに見えないことに
ここは敵陣アイルランド、ということが解る
シックスネーション公式サイトより
それでも、若い初キャップの代表が取ったトライは
次世代のイングランドへの飛躍と思いたい
初秋に始まる大舞台では
どんな成長振りを見せてくれるか・・・?
この試合ではイングランドファンとして
唯一次ぎにつながる期待の光明を見出した・・
そんな思いを残してくれました
第4節は3月10日と11日に分けられた2日間で行われました
3月10日 | 13:30 | アイルランド | 19 | 18 | スコットランド |
15:30 | イタリア | 23 | 20 | ウェールズ | |
3月11日 | 15:00 | イングランド | 26 | 18 | おフランス |
終わってみればどの試合が1番か・・?と問われれば
実は全てこの3試合それぞれが目を離せないくらいの大試合
先ずは10日の第1戦目
民族的には同「強敵」を持つ同胞同士
しかし、何故かこのカードはいつも“波乱含み”と解説者さんたちの弁です
アイルランド対イングランド
19−18
結果的にはアイルランドの辛勝わずか1点差で
勝利を手にしました
地元スコットランドチームは
前の試合でイタリアから奇襲を受けたショックを引きずるよりも
この試合に持てる力を全て出し切り
次ぎの最終戦に賭ける意気込みが
観ているこちらにも充分伝わってきます
それはすでにこのチームでは完成されているかに思える
アイルランドフォワード陣のスクラムをじっと耐え
自陣に攻め込まれても
早い出足でのディフェンスから
攻めるアイルランドからのペナルティを引き出す・・・
そのペナルティゴールから必ずパターソンのキックで得る得点を
彼等の攻撃パターンに組み込んでいるかのような展開は
観ていて“これは我慢比べの試合”
彼等の国々の歴史にも合い通じるような1戦は
本当に目が離せなかったです
アイルランドの得点源ホーガンを倒す
この日9個のタックルを決めたロック・ヘインズ
シックスネーション公式サイトより
しかし、この試合で唯一のトライを決めたオガーラの分
試合最後の数分はスコットランドが攻めて攻め抜いたにも関わらず
わずか1点差に勝利を逃した北の王者に
次週の最終戦に期待がつながったように思えました
2年連続敵陣での獲得トリプルクラウンに喜ぶアイルランドチーム
シックスネーション公式サイトより
昨年に引き続き英国3カ国から勝利したアイルランドは
またしても敵陣でのトリプルクラウン獲得で
まさにこのチームでの強さを見せつけた試合でした
10日の2戦目
イタリア対ウェールズ
23-20
誰がこのような予想をしたのだろう・・
しかし、前戦のスコットランド戦での勝利はこの1試合で
イタリアの成長振りが確かなものになっていることに
誰もが認めざるを得ず、
“北半球のアルゼンチン”へそう遠くない未来にイタリアがなるのでは・・・?と
イタリア国民のみならず期待せずにはいられない
トライもお互いに2つづつ
トライ後のコンヴァージョンも2つづつ
3点の差は1つのペナルティーキック差の3点でした
常に試合後者に回ってしまったウェールズ
しかし、たったの3点・・・
まさか、2年前のグランドスラム獲得優勝国の国民も選手も
このような結果になるとは・・・
しかし、フォワードもバックスもイタリアの選手達のボール支配率は
8割近くの数字をはじき出している
9月のどこまで走りぬくのか・・・?
そして、翌日3月11日
イングランド対おフランス
26-28
祈るような気持ちで正座して観てしまいました
前戦の敗退を引きずらないように
頭を全て切り替えて
宿敵おフランス戦に全てを賭けるように・・
しかし、もう後がないイングランドは
この試合に大ベテランと若手が上手に融合し、
「大丈夫かも・・」と思わせてくれる試合展開をしてくれました
ジョニやファレルが出られず
若いハーフ団フロッドとエリスのフレッシュマンコンビ
彼等がのびのびとプレイが出来るように
フォワード陣マーティン・コリーの踏ん張りや
仕事人ウォーズリーのボールへの絡み、
復帰して私たちを嬉しい驚きに変えてくれたマイク・キャット、
ロビンソン、ティンデルがグラウンドを走り抜ける
しかし、おフランスも負けていない・・何よりも敗北が大嫌いなお国柄
しつこいくらいボールに対する執念の持ち主、
大ベテラン・ベッツェンが
何度もタックルを仕掛けては起き上がる様は敵ながら感服してしまいました
しかし、紙1枚の差でやはりイングランドはフォワードが相手より勝って
初めて勝利を得られるチームであることも
この試合で「チーム持ち味を生かせての勝利」という当たり前のことを
改めて思い知らせてくれました
スクラムもモール、ラックもわずかにイングランドが気迫と執念で
おフランスを押さえ込み
それにイングランドの若手フラッドも
この試合では2つペナルティーゴールをはずしただけで
その後は諸先輩達の後押しに
ゴール、1つのトライと、彼本来の持ち味を充分引き出せた80分だったように思いました
手足の長い若手の10番 フロッド
シックスネーション公式サイトより
最後のノーサイドの笛がこんなに嬉しかったことはありません
試合後喜び合うイングランド ベテラン陣 キャットとティンデル
シックスネーション公式サイトより
この日ロンドンはトィッケナムスタジアム周辺では何時までも
“Swing low Sweet Chariot”の歌声が鳴り響いていたかもしれません・・・
そして、運命の最終節
第5節の6各国が最終戦へと牙を研ぐ
結果はすでにご承知の通りになりました
3月17日 | 13:30 | アイルランド | 51 | 24 | イタリア |
15:30 | おフランス | 46 | 19 | スコットランド | |
17:30 | ウェールズ | 27 | 18 | イングランド |
どうしても勝ち点とその失点差で順位が決まってしまうこの大会は
勝ち点としてはアイルランドもおフランスも同点でしたが、
得失点差でわずか6点差で優勝はおフランスに・・・
アイルランドチームはご承知の通り51点8トライでイタリアに勝利したにも関わらず
24点を逆に奪われてたことにより
優勝を逃しました
あの時にオガーラが2つはずしたコンヴァージョンに悪い予感がたち
そして、この試合残り時間僅か14秒前にアイルランドディフェンスをすり抜けた
イタリアのトライとコンヴァージョン成功が
試合終了後はどちらが敗北したかのか?
わからないくらいのチームの明暗落胆さに
つくづく楕円形のラグビーボールの転がる行方の気まぐれさを見出したような・・・
タックルをすり抜けるアイルランド主将 オドリスコル
シックスネーション公式サイトより
しかし、試合後のデータを確認してみると
イタリアが仕掛けたタックル数は111、
それに対するアイルランドは69
スクラム、ラインアウト、ラックはほぼ互角、
モールに至ってはイタリアが僅か上回っていました
ですから、試合後のこの点数ではなく、
実際に彼等イタリアと試合をしたアイルランドチームの落胆振りは
優勝を逃しただけでなく、
その実力上昇振りへの
アイルランドチーム選手たちの気持ちを表していたのかもしれません
その次のおフランス対スコットランドの試合は
きちんと点を重ねていったおフランスに当然のように軍配が上がりました
観ていてチームは安定しているし、
それに自分のペースを出し切れないスコットランドは自分たちのスタイルを
確率する間もなく
終わってみれば勝ち点は同率のアイルランドを抜く得失点差・・それも僅差
スコットランドとの試合後優勝?に歓ぶおフランスチーム
シックスネーション公式サイトより
本当に平均して強さを最後まで見せたのはおフランス
今大会ではその強さにムラがなかった・・・というチームとして
最後は優勝へ、と駒を進めたおフランスのように思えました
そして、最後の試合になったイングランド対ウェールズは
やっとけが人などの欠場者が出てきたレッドドラゴン達は
今までの4試合を著消しにするような猛反撃をここで爆発させました
そして、前戦で大活躍だった若手ハーフ団が
ウェールズの勢いに押されてしまったのか?
攻撃のリズムを作れないまま・・それは大ベテランのキャットを擁しても
彼一人の力ではどうにもできないくらい模索している内に試合が終わってしまった・・という感じでした
しかし、それでもエリスのトライやフロッドのドロップゴールなど
彼等なりに攻撃しは積極的だったけれど
自身チームのミスも多く、
それをウェールズが見逃すはずはなく
そのほころびにつき、ペナルティーキック分の差(9点)がついてしまった、ことは
9月への大きなイングランドにとっては課題になることでしょう・・・
復帰組のイングランド主将 マイク・キャット
様々な意味でも今大会は北半球ラグビー界にとっては
9月のWCへ向けての大事な大会でした
そして、最終節までもつれ込んだ今年は
各チームの最終調整への大きな意味持つ
大事な大事な期間でもありました
選手の入れ替え、見直し、
チームの建て直し・・・と意義ある、次ぎへつなげる期間でした
更に今年の9月が楽しみになります
頑張れ!イングランド!
そして、今度こそ不屈の精神を持つ民族
あのメンバーでのアイルランドチームを
私は最後まで応援するでしょう・・・
クロークパークでのアイルランドファン
どうぞ、ラグビー観戦にご興味がおありになる皆様からのご意見・ご質問をお待ちしております
注)これはあくまでも私個人の感想になります
皆様それぞれのご感想やご意見をお持ちでいらっしゃることと思います
皆様のご意見などお待ちしています
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2004年シーズン後 EPISODE 2
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トゥッケナムスタジアムへの道 EPISODE4 【その1】 【2】〜【3】はこちらからお進み下さい
2006年六カ国対抗戦 民族の戦い EPISODE5【1】 【2】〜【3】はこちらからお進み下さい
Road of The World cup 2007 EPISODE6【1】
プレミアシップラグビー観戦記 その1
2007年六カ国対抗戦 WC開催年 EPISODE7【1】