ウェールズの宿

【その2】


~ ニューポートのB&B ~
New PortのB&B





2016年冬に訪れたウェールズでの
ラグビー六カ国対抗戦を市内のパブで観戦した夜
この日の宿は
ここカーディフから列車で約20分離れた
Newport(ニューポート)という
港町を今回は選びました

六カ国対抗戦のような大きなイベント開催時には
毎回カーディフ駅のホームは
上下線共にラッシュになります




私も街中のパブで試合が終わってすぐに
この中央駅へ向かいました

たったか早足でーーーっっ


列車間隔も15分から20分くらいあり、
出来るだけ寒いホームで待つのは辛いし、
出来るなら来る列車にすぐに乗りたい!




予想通りホームに人は溢れていたけれど
ちっこい東洋人の一人くらいは
乗り込める隙間はあるはず


日々都心までの通勤ラッシュに耐えてきたのは
この国の人達には想像つかないような朝を体験してきた
私達日本人のラッシュ慣れが
ここで発揮できなくてどうする!と・・

そんな技?を駆使し
乗り込んだ列車はラッシュに慣れていない
ハイになった人達を飲み込んで
この日に選んだ宿の町へと進みました

そんなNewportの駅で
大勢の人達を飲み込んだ列車から下車したのは
私を含めても僅か数名でした

近代的なNewport駅から
徒歩15分ほどで暖かい宿の部屋を戻れることに
ちょっと嬉しくなって・・

今回の宿も良かったな~と、
思いながら暗い夜道に帰路を急ぎました


駅を降りたら暗いので
               ここでもたったかたーーっっ





このNewportという町ははウェールズの国の中では
イングランドにほど近く、
ロンドンから約220km、
カーディフからは僅か20km余りに位置しています

車窓からのニューポート
カーディフへ向かう列車の窓から
ニューポートの港



この町は名前の通り「新しい港」という
大きな湾に面した場所ですが、
実際は町中からはその港が見えるわけではなく
印象としてはカーディフへ働く人達のベッドタウンのようでした

しかし、海軍の学校もあり、
確かに港関係の施設も多いようでしたが、
町の賑やかな中心地からは外れるため
駅周辺は連なる住宅街と昔ながらのショッピングのためのお店が続く
地方都市、というイメージがありました


駅周辺にはビジネスホテルも少なくないので
きっとそのような港湾関係の仕事での利用も多いのでしょう

そんな町で探したゲストハウスは
ヴィクトリアンスタイルの大きな館

The Knoll Guesthouseをご紹介いたします









:: ザ・クノール・ゲストハウス::
The Knoll Guesthouse


それでも、何故この町の滞在を選んだか?というと
理由は2つありました

先ずは夜に終わる試合後に
① カーディフ駅から離れて30分圏内であること

② 翌日のロンドンへ戻るための交通網が便利であること
(乗り換えなしで着きたい)


地図を眺めながらロンドンへ戻りやすい町、となると
鉄道または長距離バス(コーチ)の発着があることから
このNewoprtは①、②の両方兼ね備えていました

ただ、気になったのは
ガイドブックにこの町の詳細が載っていないこと・・





町自体は鉄道も止まるし、
何よりも長距離バス(コーチ)も発着がある

やっとこさ、現地のツーリストインフォメーションを探し、
ここから先ずは宿情報を探ってみました


Visit Newport


するとこのWebサイトのAccommodation案内から
市内中心にあるゲストハウスが幾つかあり、
その中の3つ星の中の一つ

The Knoll Guesthouseを選んでみました

  住所  145 Stow Hill, Newport Gwent NP20 4FZ
   TEL :  01633 263557

早速お宿のWebサイトから
この宿へメールで問い合わせをしてみました

希望する日の1泊のみ滞在が、可能かどうか・・

中々1泊のみ受け付けてくれるお宿は
多くはありません

しかし、こちらの宿は1泊のみでもOK!




しかし、すでにこの日のシングルは埋まってしまったので
ダブルベッドルームの一人使用で
1泊朝食付きシャワー付きの部屋で£60.00也

予算範囲内の料金でした





それから、チェックアウトの日の朝は
今回は長距離バス(コーチ)での移動にしました

何故ならば、鉄道よりも約£25.00ほどお得だったこと
その分時間が50分ほど長くかかりますが、
ロンドンでの宿はミセス・ハリガン宅

コーチの到着場所ヴィクトリア・コーチステーションからは
行きやすく、近い!


*但し、町によってはコーチステーションが
中心地とは離れていたりするので
そこもチェック要!



新しい町は町の距離感がわからないため
早速予約した宿へコーチステーションからの出発時間と
その日の朝はタクシーで向かうので
お宿からの所要時間などを質問してみました



初めてのお宿の良し悪しは自分の中で
このような様々な問い合わせにどう対処してくれるか、
返信は早めにくれるか・・などを一つの基準にしています





早い返事をくれるお宿では
今まで私の中では非常に高印象

時たま中々返事が来なくて
やっと・・来た・・・と思った時
不在していて遅くなって、ごめんなさい、とあれば
これはまた違ってきますが・・

そのような現地でしか解らないインフォメーションは
お宿に尋ねるのが1番確か、だと思います




特に日本で事前に解らないことは
地元の方ほど良く知っている方達はいないので
予約後であれば、
出来るだけメールで事前情報が必要な場合は
どしどし尋ねておくと
滞在前から宿の人達とも親しくなったようにも感じると思います





滞在当日前に
事前に午前中に到着する旨を伝えてありましたので
前日の宿での朝食後に
荷物を持ってこのNewportを訪れました

荷物の多さと道順不明なこともあり
また折りしも駅を降りた途端の雨




駅からタクシーを使って約5分経つか、経たないかで
到着したKnoll Guesthouseは
何と前日の宿と同じような丘の天辺!

ウェールズの宿はみんな丘の上!!


但し、さすがにTreforestのCentral Guestahouse程の
胸突き八丁とまでは行きませんでしたが・・


クノール・ゲストハウス
坂の天辺のヴィクトリアン・ハウス
The Knoll Guesthouse




駅からタクシーで£5.00也




荷物と一緒に呼び鈴を鳴らし、
待つこと数分・・
えっ・・この時間に着くって言ったよね・・

やっとこの宿のホスト
初老の感じの良い笑顔のバリーさんがドアを開けてくれました


玄関ホール
出入口ドアの直進
ホールの様子


そして、少し待ってて、と言い残し
案内してくれたのが
この宿のシッティングルーム

調度品の見事なヴィクトリア時代を思わせる重厚な部屋


シッティング・ルーム
大きなソファーに暖炉、
カットボードなど重厚なイメージの部屋



程なく先程のバリーさんが宿帳を手に戻ってきて、
早めに到着したにも関わらず
お部屋に通してくれました


早めにお部屋に通してくれるのは
有り難いです!




その部屋は1階(グランドフロア)で
通りに面した部屋になり
窓からはまっすぐに下り坂が見えます

そして、ダブルベッドが中央にあり、
足元は暖炉と大きな鏡
大きなチェストや一人がけの大きな椅子

部屋内部
部屋の中央にでんっとあるダブルベッド
その頭部分は通りに面した窓




1階にある唯一の客室で通りを歩く人の話し声も聞こえてきます
それが気になる、というよりは私は
一人旅のときはとても心強い

話し声がだんだん小さくなっていくので・・
ああ、人が居るんだな~と思うのです



足元の暖炉  椅子とチェスト

左の写真はベッドの足元の暖炉と鏡、小さなTV
右手奥は部屋のでは入り口
ドアの手前にティーセットが置かれています

右の写真はベッドに向いて部屋の右側
右手前側に大きなチェストとすわり心地の良い椅子とアンティークチェスト


シャワールームのトイレ  シャワーブース
部屋続きにあるベッドのアンチィークチェストの反対側にある
シャワールーム
(En-suite)


調度ダブルベッドと同じくらいの長さの部屋で
コンパクトに洗面台、トイレ、シャワーブース




アメニティセットも用意があり、
シャワーヘッドも取り外しができるもの

お湯もちゃんと問題なく使えました


これで夜カーディフから戻ってきても安心です


そして、駅からタクシーで来てしまったので
バリーさんへここからどうやって駅へ行ったらいいですか?と尋ねたところ
“とっても簡単!”と地図を描いてくれました


駅までの地図

お宿のブローシャーに手書きしてくれた駅までの地図

本当に簡単そうね!と御礼を言って
明日の朝食を特別に7時スタートの確認をして
バリーさんの降る手に答えて再び駅へと向かいました

帰宅できるのはもう暗くなっているはずなので
何か目印になるようなものを
確認しながら・・・

先ずは家(というより館)の目の前の道を下って
振り返って見るKnoll Guesthouse


下り坂から
Stow Hillの天辺
突き当たりにKnoll Guesthouseが聳えています


この下り坂を300mほど下がり、
突き当たったところをまた更に下がっていきます


下り坂

両サイドは住宅街で
とても大きな家々が続いています


通りの名前

さすがにウェールズらしく
発音ができません・・

ですから、帰り道のために通りの名前を写真に撮っておきます



目印の家

そして、バリーさんが300m下がる、と言っていた
突き当たりの家も撮っておきます

ダッチドハウスでもカラーが違うと2軒に見えます



 

そして、このTunnel Terraceという小道を更に下って行きます

そうすると前方遠くに橋らしきものが見えて
バリーさんの地図の通り、
ここを下がっていきます



駅が見えた!

この通りを進んでいくうちに
駅舎の屋根が見えてきました

そして、下りきった場所に出たのは
交差点

目印の左右のお店は左がTESCO EXEPRESS
右はレストランのようです
調度駐車禁止の標識の小道が下ってきた道になります

帰りはこの両サイドのお店の間の道を登るわけですね・・
(下りあれば登るあり・・


テスコ・エキスプレス 目印のレストラン

バリーさんの地図だとここを右に折れると
橋があり、そのまま進むと駅になります


駅への道

前方に駅舎が見えてきました!

道案内
駅舎近くの案内板


下り坂ばかりだたったので宿からの所要時間は約15分

帰り道はこれが全て登り坂
まあ、心構えして駅からカーディフへ向かいました





この晩の試合が終わり
帰り道のTESCOでお水など必要なものを買い、
来た道を登りました

住宅街を通るとは言え、
やはり暗い道
人通りはありません

足早に宿へ戻り
翌日の朝食に期待が膨らみます


宿のレセプション
夜の宿のレセプション
気温8.3度だったのですね



今晩この宿はやはり六カ国対抗戦観戦のお客様で満室とのこと

でも、帰宅した時は
この1階玄関から正面のレセプション部分はひっそりとして
誰も帰宅していないようでした



宿のドア ステンドグラス
宿のドアのステンドガラス


振り返ると昼間には気づかなかった
ドアのステンドガラスがとても綺麗
外からは2重ドアになっているので
このステンドガラスは内側のドアの細工でした







翌朝はタクシーで8:20発
Newportのバス停からロンドンへ向かうコーチに乗るため
7:30から朝食をスタートしてくれました

通常は日曜日なので8:30からの朝食ですが、
このスタートもバリーさんのご好意

ダイニングルームは1階、
私の部屋の隣です




その部屋は手前側には4人がけのテーブル2客、
ちょっと細長い部屋で奥突き当たりはバーカウンターになっていました

きちんとセッティングされたテーブル




ここで先ずはバリーさんがメニューからオーダーを取ってくれます



案内されたテーブルからの眺め


左手のドアがキッチンになっていて
シリアルは自由に奥のカウンターから



シリアルカウンター 

オレンジジュースはたっぷりと持ってきてくれます

そして、いつものようにベーコン、ソーセージ抜きの
フルイングリッシュ(この場合はウェルシュ)ブレックファーストです

ウェルシュ・ブレックファースト


ホワイトブレッド、卵、トマト、マッシュルーム、ポテトケーキ
ポテトケーキはウェールズの朝食ですね!

ただ・・ここでもびっくり!
トマトは缶詰トマトでした!!




ウェールズの宿のトマトは
缶詰トマト・・・?

ポテトケーキと一緒にいただくのに
調度良かったと思いました

しかし、部屋を見上げれば
モールディング部分になるのでしょうか・・?

こんな風に飾ってあるダイニングでの静かな朝食に私は
目の保養


飾られた磁器 


ブルー&ホワイトのプレートやティーカップ、
中にはこんなコテージ型ティーポットも!

アンティークやヴィンテージものの磁器を
眺めながらの食事は
ちょっと贅沢かもしれません





朝食も終わり、
早朝から用意してくれた御礼と一緒に精算をして
バリーさんの呼んでくれたタクシーで
ロンドンへ向かうバス停へ出発しました




宿からのタクシー代は何と!
昨日よりも安い£3.80!(チップ別)

タクシー代はやっぱり気をつけていないと・・と
僅かな額ではありましたが
昨日のタクシー運ちゃんに上げすぎたことに気づきました




次回の反省材料として
タクシーを選ぶこと!

そして、宿から本当に10分も掛からず到着した場所は
大きなショッピングモールの横


デパートとショッピングモール
ロンドン各地にあるDEBNAMSデパート
この大きな通りに面したバス停



大きな通りにあるコーチステーションというよりは
「バス停」でした

駅から徒歩で行くにはどういう道のりになるのか?も
次回の課題かも・・・


ニューポートのコーチステーション(バス停)
Newportのバス停


コーチステーションを想像していましたが、
このスタンドのみ

しかし、徐々に待つ人達が増えて
ここからの乗車にちょっと安心しました

もう1度この町で滞在してもいいかも・・・と思いながら
カーディフからの乗車客を乗せたバスに乗り込んだのでした

ロンドン行きコーチ
ロンドンへ


無事に定刻通りにロンドン・ヴィクトリア・コーチステーションに到着

荷物を受け取って
その晩の宿、ミセス・ハリガン宅へと向かったのでした












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