僕らはみんな生きている!

言葉はちょっぴり通じないけれど、いろんな表情で話してくれる彼らが大好きです

vol5

クリスマスが近づいてくるとワクワクしてしまうのは、私達大人(?)でも同じこと




この時期になると、
どうしてもこの『くまのパディントン』は
私の中では切っても切れないものなのです

それは以前の旅行会社の先輩が何故かクリスマスプレゼントに
このパディントンのぬいぐるみを贈って下さったから・・



くまのパディントン ぬいぐるみと本


そして・・この本のシリーズの2つ目が『パディントンのクリスマス』
私の遠い記憶の中で常にこの季節から離れなかった理由はこんなところからもきています



【くまのパディントン】


小学生時代この『くまのパディントン』シリーズが大好きで
学校の図書館に入るのが待ちきれなくて・・先生にねだって次々に1番最初に借り出していたこと

そして、大人になってすっかりそんなことも忘れかけていた頃、
偶然古本屋さんでこの本を手に取って懐かしくてこの初版本を購入してしまったこと・・・

英国に行き始めた頃にロンドンの駅で南西へ向かう為の初の夜行列車出発の駅が
この名前の由来の『パディントン』駅だったので、
ついトランクを持ったくまが今にも歩いて来そうで嬉しくなった事・・(^.^;)

“くま”と言えばこの国にはもう一人の大スター『ぷーさん』がいますけれど・・・
それは又後日


ここでは私達個人旅行者にはきっと利用度満点の駅と季節柄クリスマスに因んでのくまさんのご紹介を少々・・

何故ならば彼はあまりにも有名ですから・・・改めて“ご紹介”なんて・・おこがましいのですが・・
それでもちょっぴり私なりに作ってみましたので、少々お付き合い下さいませ 






ロンドン・パディントン駅

この駅からは主に英国の南西地方へ向かう列車が発着します
夜行も含むペンザンス(Penzance)からセント・アイヴス、
ランズ・エンドへ
プリマス(Plymouth)はイングランドの中でも大きな軍港
米国へ向かったメイフラワー号が出航した南西部最大の街
エクセター(Exeter)からシドマスへも・・・
バース(Bath)はローマンバスで風光明媚な街

英国の中のロンドン・パディントン

パディントン駅周辺
ロンドンの主要鉄道駅にもなるこの駅は
南西に向かう長距離列車、
地下鉄では3つの路線を持ったとても大きな駅です
地下鉄はサークル(Circle)線、ディストリクト(District)線、ベーカールー(Bakerloo)線というとても便利な路線

もちろん駅構内も広い広い
しかし、ロンドンのこのような主要な国鉄を含む駅は
とても案内板が充実していて迷う事はめったにありません

しかし、写真でもお解りになるようにとても広い空間な為に歩く距離が必然的に長くなり、
時間に余裕を持っていらっしゃることをお勧めします


パディントン駅

これは夏の夜行列車に乗るために構内で時間を過ごしていた時のもの・・
正面に大きなボードがあり、乗客はこの案内板を元に自分達の乗る列車を確認できますし、
逆に出迎えの方々もこのボードで到着時間とホーム番号などが一目で解ります

実はこの対面には地下鉄からの上り口、下がり口があります


パディントン駅構内

地下鉄に続く、その奥は増築された「回転すしYO!SUSHI」
その他にもカフェやパブ、本屋さんなどもありちょっとびっくり!


急成長した回転すしYO!
カウンターの中で握っているのは英国人と中国人の職人さん?


      

そして!!ついに発見!!

駅構内の『パディントン』!
こんな場所にいたのねー
そして、期待通りにいつの時代でも子供たちの人気者

駅のくまのパディントン

もう20年近く前、
まだこの駅がこんなにショップもなかった頃はプラスチック製の色とりどりのくまさんでした
この銅像になってから、
とても原作本の挿絵ペギー・フォートナム描くパディントンに近くなってとても嬉しかった
 





そして、何時の時代になっても子供たちだけでなく、大人をも魅了する
日本では1967年初版発行のベストセラー
『くまのパディントン』シリーズ



くまのパディントン 初版本


マイケル・ボンド著 ペギー・フォートナム作画

ロンドンのパディントン駅で
ブラウン夫妻が娘のジュディを駅に迎えに行った時にこの小さなくまと出会いました

夏の暑い日で駅は海へ行く人達でごった返していました
そんな構内でミスター・ブラウンは古いトランクを持ち、
けんてこりんな帽子を被った小さな茶色のくまを見つけたのでした


首には『どうぞこのくまのめんどうをみてやってください。おたのみします。』という
ふだをつけていました

茶色のどことなくちょっとよごれた小さなくまは
暗黒の地ペルーからの移民だ、と言うのです
たった一人の身寄りであったルーシーおばさんが老くまホームへ入るので
仕方なく彼は一人でロンドンまで来ました

とても人の良い奥さんは遠い国からたった一人で旅してきた、
この小さなくまを家に連れて行こうとご主人に頼みます

奥さんに頼まれては嫌と言えないご主人のミスター・ブラウンは
先ずは本人の小さなくまに意向を伺ってから
彼を家に連れて帰ることにします
その時にペルーの難しい名前しか持っていなかった彼につけた名前が出会った駅の名
『パディントン』でした

それからブラウン家に引き取られた、
小さなくまのパディントンが引き起こす長いお話の始まりです


その後、奥さんに百貨店で買ってもらった青いダッフルコートとレインハットが
彼のトレードマークになります

そして、忘れてはいけない・・・彼の大好物のマーマレード!!

マーマレードジャム


この物語は2巻目の『パディントンのクリスマス』から、7巻まで続きます
本国でも大人気で下記のようにサイトも様々です
著者のマイケル・ボンドや挿絵画家のペギー・フォートナムについてはどうぞこちらから・・・

Michael Bond and R.W. Alley’s Paddington Bear
Paddington Bear The Official Website
Rowini's Beertje Paddington


物語の最後にブラウンの奥さんのいつもの呟きがとても羨ましくなります

『うちのなかにくまがいるっていいものねぇ』

ね!?私達の家にもパディントンようなくまがいたら、もっともっと人生が愉しくなることでしょう
残念ながら我が家のパディントンはとっても無口でおとなし過ぎるので・・



くまのパディントン


英国には愛されている『くま』がたくさんいます






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英国だけではなく、様々な国の動物達との出会いをお待ちしています







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