ぼくらはみんな生きている!


言葉はちょっぴり通じないけれど、いろんな表情で話してくれる彼らが大好きです



そろそろ1年の終わりが近づくと
やっぱり嬉しくなるのが
クリスマス





まったくの無宗教者ではありますが
教会見学は大好き

それは大聖堂の圧倒される人の手による偉大さに
人が描く宗教画に
常に感動が湧き上がり
自分自身も生物学上“人”として同じ括り(?)に属していることに
妙に嬉しくなったります

我が国でのクリスマスの賑わいはおそらく宗教とは無関係であることは
周知の事実ではありますが・・・
それでも街がイルミネーションに輝いたり
どこからかの賛美歌が妙に陽の短くなった夕暮れに似合ったり
この時ばかりは俄か教会信者になってしまいます

英国内の中でもこの大聖堂を持つ数々の街があります

その中でもチョーサー物語でも有名なカンタベリーだったり
ハリー・ポッターの撮影でも更にその名が世界中に知られるようになった
グロースターの大聖堂、
巨石で未だに謎の多いストーンヘンジのある草原口にもなる
ソールズベリーの大聖堂などなど

そんな大聖堂を持つ小さな街

ELY

しかし・・この街は大聖堂ではなく
もともとの街の名が
『Eel』
〜うなぎ〜


新しい街並みになり
新しい公園ができ
そこに光り輝く昇り龍ならぬ
“昇りうなぎ”を見た時に
私の生まれ故郷の浜松
(日本でうなぎパイをはじめ、うなぎ養殖日本1)を
見た思いがしました・・・

しかし、私の3大苦手食べ物の一つがこのうなぎ

できれば、大聖堂だけの街でいてほしかった・・・Ely・・・




そんな今回は英国のうなぎ・・をご紹介しましょう







  〜 うなぎと大聖堂の街 ELY 〜     



うなぎ
街の名の語源“うなぎEel”
決してネス湖のネッシーではありません
公園に新しくできたシンボルだそうです


初めて訪れた約15年前は
ロンドンからの日帰りで楽しめる観光として
ケンブリッジの街を2度目に訪れた時
この街から更に電車で15分ほどで行ける大聖堂の街
小さな小さな街でまだまだガイドブックにもその名はありませんでした

たまたま建築雑誌で目にしたそのカセドラルは
威風堂々として
まさにイングランドを代表する建築物としても
見る価値のあるものとして紹介されていました

当時は駅も無人でその駅前は建つ建物はなく
小さなサークルのように古い街並みが続き
駅から延びる細い道を辿れば
いつの間にか先の見えない斜塔が目前に・・という印象があったのですが・・

しかし、今回この街を再び訪れることになり
改めて街の歴史などをもっと身近に感じることになりました


行き方 : 鉄道にてロンドン・キングスクロス駅から約1時間3分
ケンブリッジでの乗り換えも含めると1時間に約2本の割合で電車はあります

イーリーの位置 イーリー近郊地図




駅を降りて驚いたのは
駅前に深夜まで営業しているスーパーマーケットが出来上がっていました

そのマーケットの裏手を回ると
運河があり


駅の裏手の運河沿い遊歩道
駅裏手から延びる運が沿いの遊歩道
遊歩道から運河を望む
遊歩道から延びる運河
公園口の運河
遊歩道運河からの公園口




その対岸から遊歩道から
ゆっくりと上り坂になった遊歩道を進み
公園を通り抜けると
なだらかな丘を登るようにして
前方右手にあの堂々としたカセドラルが見えてきます


公園からの小道1
公園から延びる散歩道
公園からの小道2
やや上り坂になってきました
公園からの小道3
丘を少々上っています
公園からの小道4
個人邸宅でしょうか・・?
見えてきたカセドラル
見えてきたカセドラル
見えてきたカセドラル2
ゴシック建築の逸材です




英国という国は何十年たっても“変わらない”国なんだ・・と思っていました

しかし、以前のイメージが強く残るこの小さな街の変貌ぶりは
正直たじろくくらいでした

この国も目まぐるしく変化する世界の流れと同じうねりなのを感じるのは
実はロンドンではなく
こういう小さな街だと実感しました

“変化無き”ということが如何に「偉業」であることに
思わず納得した今回の小さな旅でした






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