ぼくらはみんな生きている!


言葉はちょっぴり通じないけれど、いろんな表情で話してくれる彼らが大好きです



Vol.6

         



今年2006年は『戌年』

彼の国英国での彼等は“家族同様”
どんな年でも何時でも彼等は家族の一員として街角で様々な顔を見せてくれます

そんな彼等に出会うと
ついついカメラを向けてしまった写真をちょっぴりまとめてみました

私にとってはどの1枚も見ただけで
街の名前も場所も・・・鮮明に脳裏によみがえります

そして、思い出すたびにまたまた彼等に会いに英国へ飛びたくなるのです



             



〜 英国の街角のいぬたち 〜



初めて訪れた南西デボン州の国立公園エクスモアの出会った幸せそうな彼等

この国立公園は遥かロンドンから列車を乗り継ぎ
バスを乗り継いで辿り着いた・・・英国の南西地方でも人気の釣り場が有名な場所です

以前にもご紹介した、訪れるまでに思った以上に苦労した国立公園でした・・

行き方 : 鉄道にてロンドン・パディントン駅よりエクセター行きティバートン駅まで約2時間20分
鉄道ティバートン駅からバス・ステーションまでバスで約25分(No.373)
バス・ステーションからバス(No.398)にて約25分

*バスは週末には運行していないので予めバススケジュールを確認してください
 ちなみに私はその週末にあたり、お宿で当日の朝タクシーを呼んでいただき
 ティバートン・バス・ステーションまで向かいました・・・
 タクシーで約£13.00(チップは別 現在はもう少し値上がりしているかも知れません)
英国地図 コーンウォール&デヴォン州


通常はマイカーで釣りを楽しむ方々が訪れるという
ここエクスモア国立公園の入り口の小さな村
Excbridge(エクスブリッジ)では
私のように鉄道とバスをわざわざ乗り継いでまで向かうゲストも珍しいそうです
正直B&Bのおかみさんもきっと頭の中では“何故?・・・日本人”と思ったに違いありません
(実際はこのお宿では3人目・・しかも英国在住以外では初めての日本人だったそうです・・)

しかし、実は私も宿に着いた時
周りに何もなく(・・・ということはないのですが・・)
まあーそんなところがこの国のカントリーサイドの良いところ

お宿の様子も
周りの風景も本当に静かで穏やかで
不思議と落ち着く場所でもありました


Staghound Cottages : Exebridge near dulverton TA22 9AZ
Tel : 01398-324453
Staghound Cottages, Exebridge


Staghound cotteges 全景

exebridge staghound 玄関 この村での宿泊先を探していたときに
お隣のパブではイン(Inn)も兼ねていたのですが
事前での予約方法が判らず
この小さなB&Bに宿泊しました

お部屋から眺める『草の海』大好きです


staghound cottages twn room


そして、このお宿のお隣は2つ星を持つInnで
お夕飯はこのパブかレストランで取ることができます

このパブは
『The Anchor Inn』

とても英国のカントリーサイド的なパブでもあり、
レストランも兼ね備えたInnです

お天気の良い時は裏手の小川沿いにテーブルも出ていますので
こちらでのビールも格別

the anchor inn全景
私のお気に入りでもある食べ頃の量
“One day soup”

the anchor innパブでの夕食





そして、おなかも落ち着くけば
やはりむずむずしてくるのは足で・・・
宿のおかみさんのペニーにこの周辺の私の足でも歩けるフットパスを訊ねると
“うーん、あなたは車がないから・・・行き着けるかしら・・・?”と
ちょっと心配そうに教えてくれたコースを歩き出して小1時間

こんな風景を見ながらのテクテク歩き
とても贅沢な目の保養です


exemoorfootpass


そして、教えていただいた通りの小道を曲がると
出てきた出てきたこの表示


エクスモアのフットパス

このフットパスのおなじみのステップを越えると
運動場の何倍もあろうと思われる草の広場が目の前に広がっていました

そして・・その場所はいぬがいる家族にとってはまるで社交場のような賑わいでした

たまにこの広い場所でいつもの友人に会うとお互いに挨拶を繰り返す

エクスモアのいぬフットパスにて


彼等が全速力で一直線に走っても障害物はなく
左手方向には小さな小川が流れ
水遊びの大好きな子は早速小川の浅瀬に飛び込んでいく

エクスモアのいぬフットパスの川辺にて

そんな風景がそここに見ることができて
羊や牛のいない広い草原は
本当に彼等にとっては天国にも等しいことが私にさえも解る・・

今まで歩いてきたフットパスの中でも
“いぬ天国”






そして、宿にぷらぷら帰る途中の釣り場近くのお宅でのガーデニングに励む家族の中に
しっかりと存在感があり、彼等なりに“お手伝い”をしているんだ、という
満足そうなファミリーを見かけた時
 
(その中を悠然と横切るねこにも笑ってしまいました!)
エクスモアの釣り場の家


私にとってはこのデヴォンの国立公園には
まさに彼等の存在なくしての思い出はありえないほど
印象深い“いぬ天国”国立公園でした

もちろん!
次回はお宿で購入したフットパスのコース案内書を携えて
再度挑戦してみたい場所の一つでもあります









私は98年以来この鉄道路線、バス路線を何度利用したか・・と、
言ってもかぞえきれないほどではありません

初めてのホームスティでお世話になったお宅が
このエクセターからバスに乗って向かう海辺の小さな街だったことから
ロンドンから、コーンウォールの国の端っぽ・ランズエンドから、
何度もこの街を目指しました

この旅の時は確かトットネスというもう一つの南西地方が誇る雄大な国立公園
ダートムア近郊の小さな街からエクセターヘ向かった列車の中でのひとコマでした

我が国と違うのは英国のみならず大陸の幾つかの国では
盲導犬以外でも家族と一緒に彼等が列車に乗っている風景は日常です


彼等の引き綱は義務づけられているものの
本当に感心してしまうほど“おりこうさん”に乗車してしまいます

そんな車中から


車中のいぬ

家族の方に“写真を撮らせて”とお願いしたら
では!とばかりにカメラ目線に・・・



車中のいぬ2

その内やっぱり疲れちゃったーー

も、とっても静かにちゃんと彼女(2歳とのこと)は彼女なりにリラックスして
迷惑にならないように・・?伸びていました








南西地方でも荒々しい風景とその気候は
そこだけがぽっかりと違う次元のようなもう一つの国立公園
『ダートムア』

この公園の素晴らしさを満喫するには
この広い公園内にポツリポツリと点在する村に数日間滞在し、
ウォーキングコースの入り口まで車で移動し、
そこをスタートとして歩くことを愉しむことが一般的とも言われています

しかし、車の運転もできない私がこの広大な公園を訪れる術としても
また滞在する街としても大好きな小さな河の始点の街
Totnes(トットネス)


国内の素晴らしいガイドさんでもあり、
またB&Bのホストレディとしてもお薦めしたい
この街観光局公認のダートムアツアーを行なっている、
アリスンが住む街でもあります


時間がなくて・・それでもこの公園を目にしたくて
コーンウォール州の州都のトゥルローからプリマス経由トットネスへ行く経路として
ダートムアの荒野を横断する路線バスを利用して向かったことがあります

途中でバスの乗り換えで立ち寄った大きな軍港でも有名なプリマスは約15年振りでした
当時から観光客が賑わいの街でしたが
ウォーターフロントはすっかりと整備され、
おしゃれな地域として生まれ変わっていました

ウォーターフロント2

1588年に英国海軍でも元海賊として
名高いフランシス・ドレイク提督は
この港から当時“無敵艦隊”と呼ばれた
大帝国のスペイン艦隊を打ち破る為
この港を出港しました

1620年新大陸へ向かう清教徒達も
メイフラワー号で旅立ちました
そして、1912年南極大陸探検隊スコット隊長もドレイク提督共々
この街の近郊出身者


歴史味わい深い港街です


ウォーターフロント3

街のツーリストインフォメーション
プリマスのツーリストインフォメーション

そして、この街では1番手っ取り早く広大な荒地のダートムア国立公園を横断する
路線バスNo.82


バスの停留場

*路線バスは長距離のコーチとは違いますが、
比較的長い路線のバスはこのように案内も詳しく提示されています


プリマスからエクセターまでは約2時間半片道料金は£3,00でした

この当時どうしてもダートムアが見たくてトットネスへ行くのに
一旦このNo.82番バスで荒野を横断して
プリマスからエクセターまで行き、
エクセターから列車でトットネスへ戻ったのでした






そして、懐かしい小さな街トットネス
すれ違う車が1台やっと通れるくらいの狭い細い坂道のハイストリートの時計台を過ぎ登りきると
毎年5月1日から始まる毎火曜日に16世紀の衣装を身につけた人々が集まって開く
“Elizabeth Day”のマーケット広場に出ます


トットネスの時計台

この通りにはしゃれたショップが軒を連ねています
そして、エリザベス・ディ以外の日には
このマーケット広場は街の人々がショッピングの途中やお散歩の合間に
ちょっとお休みするには丁度良い位置にあります

そこである日出会ったこの3人


トットネスのマーケット広場で出会った3人

おじいさんのご自慢のお嬢さんたちだそうです
しかし、赤い首輪の右手側の子は左の青い首輪のお嬢さんの娘さん、とのこと
親子だったのですね・・・


この美しい親子のお名前を伺ったのですが・・・難しい発音(単に私が聞き取れなかった・・・ )
プードルよりも顔が長いのです
そして、とても細かいくりっくりっの巻き毛でカットするのがもったいない!!
こんな優雅で上品なお嬢さんたちを連れたおじいさんがとても羨ましくなりました 








どの子の顔を見ても、とても家族の中でも大切にされていることがよく判ります
そんな彼等の1枚1枚の写真が私にとっては大切なお土産です

街中で引き綱をつけているのは
彼等を従えるのではなく・・・車などから守ってあげる為の手段だと思いました

そして、その綱がなくても彼等もそのことを私以上に充分理解しているようで
常に目は一緒にいる家族から離れません



今年は戌年
我が家にいるのは現在はねこのリキだけですが
小学生の時立つと自分の背丈よりも大きかったダルメシアンのポポが懐かしくなります






【おまけ】


ロンドンのおしゃれなショッピング・ストリート
キングス・ロードで見かけた初めての青い目の子



ロンドン・キングスロードの子犬

まだまだ生後2ヶ月の子犬だそうで、外が怖くなってしまったようです
家族の足の間で座り込んでしまった・・・
元気良く育っていてほしい









まだまだご紹介したい、家族であるいぬたちがたくさんいます
街角やショップ、パブやカフェで・・

これからもこの1年は是非彼等の横顔をご紹介できたら・・・と思います

どうぞ、本年も宜しくお願いいたします






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