エディンバラのB&B





 


2012年夏
兼ねてより大好きな北の首都
エディンバラ
へ行くことになりました




もう幾度か訪れているこの街では
圧倒的に冬に向かうことが多く
“夏”という時期にはなかなかチャンスがありませんでした



エディンバラ城
夏の空に 聳え立つエディンバラ城



しかし、今年はご縁があって
イベントのお手伝い(に、なったか・・・どうか・・・)へ、と
この街をこの季節に伺うことになりました


そして、1年振りに数名のお仲間と
ご一緒させていただきました

そうなると、いつもの『1人旅』ではないので
先ずはお宿をどうするか・・・・

前回気に入ったゲストハウスは僅か1室のみ

今回は私を含む総勢7名
部屋の数にすると5室は必要となります




少々大きめの宿でないと全員が滞在できません

もちろん!ホテルであれば
まったくの心配はなく悠々と滞在は可能ですが・・・
しかし、私の旅の中で“ホテル滞在”と言うのは
イギリス旅に於いては“究極の選択”

同行の方々においては
滞在先がゲストハウスが初めての方ばかり

でしたら、この国でしか体験できない「GuestHouse」にご案内いたしましょう!

Go to Edinburgh!






【 エディンバラのB&B事情 


毎回この街での宿選びはとても愉しみな作業の一つになります

今回のエディンバラ滞在はニュータウン側の目抜き通り
プリンシィズ通りの突端
セント・ジョン教会で行われるエキシビションのお手伝い
・・・しかし・・・そうは言っても観光もしたい、ショッピングもしたい・・・

と、なると出来れば少しでも中心地に近く、
またセント・ジョン教会へも歩いて行ける範囲の場所

エディンバラ中心地地図
昨年滞在した一部屋のみのゲストハウス 
今年初めて滞在したゲストハウス


実は前回のゲストハウスが場所的には
今回の滞在にはBest1の宿でした・・・

しかし・・僅か1室のみの提供のお宅では
どうしても諦めなくてはならず、
まったく新しいお宿を探すこととなりました




欲しい部屋数は4つのシングルベッド・ルームと
1つのトリプルベッド・ルーム

夏場の混み合っている時期に先ず難しい“シングルベッドルーム”
4室!!

これだけでも見つけるのは至難の業・・

メールを送りまくりました!

恐らく両手くらいのお宿宛に・・


これは人それぞれの感じ方だと思いますが、私の中で
これは良いお宿だな〜と思い、
ほぼ高い確率で外れないことの一つは、
「返信が早いこと」

ファーストコンタクトは双方とても大事だと思います

そのこと一つでも日常のお客様への誠意が感じられます


宿の案内を見て

@ 部屋数が少なくとも5つ以上
A エディンバラ市内中心地
B ニュータウン側であること

*今回“ニュータウン側”に拘った理由は
少しでも会場(セント・ジョン教会)に簡単に行けることを考えたので・・



上記3つの条件が合わなければ
今回の滞在できるゲストハウスではないので
・・そうなると“ホテル滞在”を余儀なくされることと・・・


正直なところ4つのシングルベッド・ルーム、で
すでにリストアップしたお宿は次々に消滅していったのでした・・





しかし、諦めなければ理想の宿に必ずぶち当たる!

そんな中で返信も早く、尚且つ4つのシングルルームの提供をしてくれたこと!
そして、トリプルルームについても柔軟に対応してくれたこと!



私にとって見れば“理想”とも言えるお宿のマネージャーに出会えたのです

そして、そおんなマネージャーの居る
良いお宿には良いスタッフも居ます!

これは滞在先の第一条件



滞在中はスタッフに教えてもらうこと・・多々あります
やっぱり気持ちの良い滞在はそんなところからも生まれます


清潔な部屋とバスルームもそんなところから・・・



そして、今回大きく気づいたことは
この街での滞在場所には大きく2つに分かれる、
ニュータウン側オールドタウン側

街歩きでもこの2つはよく分けて紹介されています

どちらにも多くのお宿が点在しています

何度かこの街を訪れ、滞在していく内に
果たしてどちらが便利だろう・・・・と考えたところ
行き着いたのが、私にとっては「ニュータウン」側、と思ったのです


“賛否両論”あるかと思いますが・・


エディンバラ市内のニュータウン側と言っても
まだまだ奥が深く・・・
さすが日本の京都との姉妹都市!と言うくらい
こちらニュータウン側は碁盤目のように道が走っております

最初にこの街を訪れた時は
ウェバリー駅裏手のB&Bから始まり
その後はエディンバラ城裏手辺りのお宿など数件滞在しました

しかし、昨年偶然に久しぶりにニュータウン側の宿でお世話になってから
街歩きには面白いオールドタウン側とは別に
滞在するなら“ニュータウン”側!と気づきました

それは、先ほどの碁盤目、全ての道が・・と言うわけではありませんが、

@ 比較的通りが解り易い
A 大通りプリンシィズ通りに出れば方向を見誤ることが少ない
B バスやタクシーに比較的乗りやすい
C 食事場所、ショッピングには比較的解り易い

もしかしたら、まだまだオールドタウンでの散策が足りない・・
・・のかもしれないこともあるかと思いますが、
一個人の感想、ということでお許しいただければ幸いです
では、最新エディンバラでのお薦めゲストハウスを今回はご紹介いたします







【 Dene Guest House 】

ディーン・ゲストハウス



スコットランドツーリストボードでゲストハウス3ツ星のB&B
★★★


Dene Guest House


住所 7 Eyre Place Edinburgh EH3 5ES U.K
Map
お手数ですが、上記Mapにアドレスを入力して御利用くださいませ


料金 お一人様£24.50〜(二人部屋使用でのお1人様料金でシェア・バスルーム)
お二人様£50.00〜(プライベートバスルーム使用の二人部屋料金)

*但し、シーズンにより料金は変動します
**シェア・バスルーム又はプライベート・バスルームかの
   ご希望は必ず明記くださいませ
**尚、サイトから直接Bookingするより、
   先ずはメールからの問い合わせの方が
   料金面などお安いこともあります


●参考までに今回私達のグループでは・・・
  1人部屋1人使用シェア・バスルームは£38.50
  1人部屋1人使用プライベートバスバスルーム付き£48.50でした


●お支払いはクレジットカード利用(VISA,Master可)
  但し、カード支払いは料金に3%加算されます



行き方 ウェバリー駅より徒歩15分

またはプリンシィズ・ストリートからHanover Street に入ったところに
路線バス23、27番バス停があります
そこからBrandon Streetまでのバス停行き、そこから徒歩2分


お申し込み 電話番号:+41-(0)131 556 2700
*Visit Scotlandを通してのお申し込みの場合は手数料£4.00加算
**ゲストハウスのサイト『Tariff&Enquiries』からお申し込み、
   お問い合わせをされた方が宜しいかと思います


部屋タイプ お1人様部屋(シェア・バスルームもしくはプライベートバスルーム)
お二人様部屋( 同上条件あり)
ファミリールーム可能、またはお子様向けの簡易ベットを入れるとこも可能


部屋のファシリティ ティー&コーヒーセット、テレビ、ドライヤー、タオルセット、目覚まし時計有


特別な手配 ベジタリアンミール可能
WIFIインターネット環境あり

今回は人数も多いこともあり、
サイトの問い合わせメールで先ずは部屋のタイプなどを問い合わせました

早速返ってきた返事はそれぞれの部屋についての環境と
料金が解り易く
バスルーム付き、バスルームなしなど・・・
それで、私たちも仲間内でどの部屋に滞在するか?を
予め相談することができました




:: デポジットについて ::


よくサイトからのお問い合わせで
この
「Deposit/デポジット」前払い金について
メールをお寄せいただきます

今回のお宿も正式な予約と同時に
1室につき1泊分の前払い金(デポジット)は発生しました




この前払い金は宿側にとっては
保険のようなもので
折角お部屋を予約されても
突然取り消しをされたり・・当日ゲストが現れなかったり・・・と
泣きたくなるような出来事が多々あります

それを回避する方法として
このデポジット/前払い金をいただくこととなります





残念ながら・・予約をされても突然の取り消しは
宿側にとっては非常に手痛いもの

逆にゲスト側はこの料金さえ払っていれば
確実に部屋の確保は保証されます





この形は直接お宿へ問い合わせをして
予約する場合は
このような手順をするお宿は増えつつあります

旅行会社からお申し込みされた場合でも
約1ヶ月前からの取り消し料金がかかりますので
それと順当する、とお考えいただければお解り安いと思います




又メールでクレジット・カード番号を伝えることにご不安な場合は
2通に分けて詳細を送ることも可能です

お宿窓口とお気軽にご相談してみてくださいませ




あとはお互いの信頼関係が築くことができれば
滞在前から気持ち良くやりとりができるでしょう!






Princes Street
ニュータウンのみならずこの街の目抜き通り
Princes Street



さて、今回お薦めの宿
DENE Guest Houseはニュータウン・
プリンシィズ通り
ウェバリー駅を背にして歩き
約5分ほどで左手側に立つ
ロイヤル・スコティシュ・アカデミーが見えたら
その前から直線の延びているのが
Hanover通りになります


ロイヤル・スコティッシュ・アカデミー
目印のロイヤル・スコティシュ・アカデミー


この建物の目の前から延びると通り

そのHanover St.,に入ります

Hanover Street
早朝のHanover street
宿からPrinces Streetを目指す通り
レストランや瀟洒なショップが並んでいます


このHanover通りに入り、
坂を下るように進みます

そのHanover通りはQueen Street Gadensを通り過ぎると
Dundas Streetと名が変わります


Queen Street Gadens
Queen Street Gadens

Dundas Streetなで進んでくると
前方にはかすかフォース湾が望めます

Dundas Street
Dundas st.,とGreat King St.,の交差角付近


更にそのまままっすぐに進み
Eye Placeを右に折れたら
3軒のゲストハウスが並んだ真ん中がDENE Guest Houseになります


Eyre Placeから
Eyre Placeに入ると2軒目がDENE Guest House



典型的なジョージアンハウスのこの宿は
全部の部屋数は11室
全室禁煙です


ゲストハウスの入り口
ゲストハウスの玄関ホール

すっきりとした色合いのレセプション

入ってすぐに気付いたのは百合の花の香りが出迎えてくれたこと・・・

レセプション レセプションの案内

左はレセプション部分 生花の香りが漂う場所
右はその迎い側のセレプションにはエディンバラの観光案内パンフレットが満載!

そして、上へと続く螺旋階段はゲストルームへと続きます

1階からの螺旋階段
1階から見上げた美しい螺旋階段


私達グループはロンドンからの乗り継ぎ便が天候のため
2時間遅れで到着し、
22時近くの遅い時間にチェックインしたにも関わらず・・・




マネージャーのHamishが笑顔で迎えてくれ
大型スーツケースを持ち何度も行き来し
この螺旋階段を登り下がりをして
私達の部屋を丁寧に案内してくれたことに大変好感を持ちました





ホテルとは違いベルボーイなど居ない
このようなゲストハウスでは
お客個人が個々に荷物を持っていくことが当たり前なのに・・・

そんな嬉しいファーストコンタクトに
今までメールでのやり取りしていたHamishの心気遣いが
その後随所に見られたことは言うまでもありませんでしたし、
また彼以外の若いスタッフ達へも
その精神がちゃんと行き渡っておりました





そして、予想とおり!どの部屋も清潔感溢れ、
非常に機能的に作られていました

今回私の部屋はシングルベッドルームの
シェア・バスルーム

1泊朝食付き£38.50也

No.4の部屋  No.4 窓から見る

左は入り口から部屋を写したところ、
右はドアの反対側窓から見たところ

洗面台    タオルセットと保湿クリーム


洗面台、小さなチェスト、
コーヒー&紅茶セット、テレビ、タオルセット、目覚まし時計など
必要なものがコンパクトに収められて
1人での滞在には非常に使い勝手が良かったです



部屋のTV
ベッドから見られる位置に張り付いていたTV


そして、床が木の床
磨き上げられたこの床を
帰宅してから裸足で歩くことの気持ちが良かったこと!


バスルームも2階(イギリスではFirst Floor)に1つ、
こちらはシャワーのみ

3階にもう一つバスルームがあり、
こちらはタブとシャワーがあります

どちらを使っても良いよ、とのこと

でお湯もたっぷり出ていました!




夏とは言え・・・15度前後の日々に
私は3階のタブ&シャワールームを
結局初日以外はずっと使っておりました

こちらのゲストハウスのレセプションから
続くダイニングルームは
朝8時からの朝食と夜8時まで開放されていて
お客さんの誰でもここで寛ぐことができます


シッティングエリア
ダイニングルームも兼ねたシッティング・ルームにもなる寛ぎの部屋

朝食の部屋でもあり、
テーブルの上には毎朝スタッフがゲスト達が気持ち良くいただけるよう
早朝からセットしてくれます


朝食のテーブル


このテーブルの奥にある4つの缶は
4種類のシリアル、手前の木のボールには小さなチーズの盛り合わせ、
オレンジジュース、アップルジュース、クランベリージュース、
果物が盛られます


今回は残念ながら朝食の写真が撮れませんでしたが、
各テーブルにはメニューが置かれ、
ゲストがその日のホットミールを選べるようになっています


ダイニングルーム 寛ぎスペースから

ベーコン&エッグ、スクランブルエッグ・オン・ブレッド、
“Cookier”と評されたメニューに一瞬?と思ったのですが・・・
これがフル・メニュー(ベーコン、ソーセージ、卵、ビーンズ、マッシュルーム)でした




ベーコン&ソーセージのいただけない私が毎朝選んだのが、
“ベジ・ミール”

完全な“ベジタリアン”ではなく
卵、ビーンズ、ハッシュ・ポテト、トマト、マッシュルーム
大好きな組み合わせの一つ


また、この国U.K.の方々が大好き、と良く聞く
ビーンズ・オン・ブレッドもポリッジもメニューにありました

下記が参考までにその写真です
(こちらのゲストハウスのものではありません)

ビーンズ・オン・ブレッド  ポリッジ
左はビーンズを乗せたトースト
右はポリッジ(オートミールとは異なります お粥がポリッジ)


元々この国では普通の宿ではよく出されていた
ブラック・プディングや
ここスコットランドの伝統料理のハギスは
この国のフル・ブレックファーストのメニューでした

スコティッシュ・フル・ブレックファースト
これはスコティッシュ・フル・ブレックファースト
Wikipediaより
ブラックプディング、ハギスが入ります


しかし、近年ではここエディンバラの宿の朝食には
余りそこまで提供しているお宿が少なくなったっように感じます

*ハギスはスコットランドの伝統料理で
羊の内臓のミンチをオート麦と一緒にハーブなどの香辛料で味付けしたもの
「詰め物」料理として紹介されています

ハギス
市販のハギス


このお宿の朝食は
その伝統的な朝食を食することはできませんが、
ゲストそれぞれの好みと量を選ぶことができます

特にチーズ各種は非常に美味しくて
旅のメンバーには好評でした!




どのスタッフも非常にてきぱきしているので
メニューオーダーから
自分で取ってきたシリアル、果物、チーズをいただいている間に
コーヒーまたはお茶が来て、
トーストもブラウン・ブレッドまたはホワイト・ブレッドを
お馴染みの薄切りトーストでいただくことに
見る見る内になくなり・・・
皆様の朝食はご満足いただけたものと思います!






エディンバラは本当に訪れる度に新しい出会いもあり、
新しいお宿にお世話になる度にご紹介したくなります


宿の近くの家のドア前で・・・


街も大きいためにどの場所を基点にするか?は
滞在目的にそれぞれ違うことと思います

しかし、徒歩圏内で中心地に出られる、ということは
他の英国内の大きな街に比べると
元々中心地にこのようなお宿が沢山あるっていうことだと思います


もし、これからこの北の街
エヂィンバラへいらっしゃる機会がありましたら
どうぞ、こちらのお宿でのご滞在もご検討くださいませ

すでに次ぎの旅には再びHamishへ予約を訊ねてみようかな〜と
考えている自分がすでに居ます・・・(^.^)



宿近くのカフェで
宿の裏手Brandon Streetのカフェにて
雨上がりの日曜日
朝食を楽しむマダムとわんこ












どうぞ、このページに関するご意見、ご感想は下記より
お待ちしております


メール


Top New ページのTOPへ


ロンドンのお宿【1】 ロンドンのお宿【2】 ロンドンのお宿【3】


ロンドンの宿 2007年秋


カーディフのB&B    エディンバラの宿