市場!市場!市場!


〜マーケットは楽しい!〜

その7


2018年
久しぶりにロンドンの幾つかのマーケットを訪れました

そのうちの一つは
今まで何度も訪れていた場所でもあり、
そして、何度となくこのマーケットにも足を運んでいましたが・・

それでいながら、
今まで気付きもしなかった、
アンティーク・マーケットが“そこ”にはありました

何故、今まで訪ねたことがなかったのか・・??



う〜ん、不思議だ・・・



このサイトに訪れてくださる方からの
有り難い情報で
早速今年の旅早々に行ってみました!

ロンドンの最も人気の場所
コベント・ガーデン

アンティークが中心になる曜日のマーケット
ジュビリー・マーケットへ

毎週
月曜日のみ大体的に行われる
このアンティーク・マーケットへGo!!











〜 ロンドンのマーケット 〜

コベント・ガーデンのジュビリー・マーケット

Jublee Market



ロンドンを訪れた方々は
限られた日程の中で様々な見所を観光します


初めての場所ではとかくうろうろしがち・・・


そして、「ロンドンへ行く」となると
どうしても行ってみたい場所として
「マーケット!」と言う声をよく伺います

しかし、残念ながら
この「マーケット」は
毎日いつでも開催しているわけではなく・・


日本でもポピュラーになりつつある
フリーマーケットも大抵は人の集まる休日開催が多い



大抵は人の多く集まる週末に開催されたり、
又は陽の長い春から夏にかけての決まった日に
行われたりします

ボロー・マーケット
大勢の人達が集まる
Borough Market
*日曜日以外は毎日開催されますが、
やはりお店が多く、お薦めなのは金、土曜日



また、沢山の人々が集まるために
広い場所が必要であるため
大きなストリート・マーケットも
やっぱり週末開催が多い!

ポートベロー・マーケット
世界から来る観光客に加えて、
地元ロンドンにクラス人たちも訪れる
土曜日のみ開催される
最大のストリート・マーケットのポートベロー



そんな中
ロンドンの中心地でありながら
毎日開催されるマーケットとしては
コベント・ガーデンの中のApple Market(アップル・マーケット)と
Jubilee Market(ジュビリー・マーケット)は
滞在中、曜日が合わなくても
マーケットの雰囲気を味わいたい、という旅行者には
お薦めです


アップル・マーケット
ドーム型の市場を模した建物の中で
毎日行われている
可愛らしいマーケット Apple Marketの前で





開 催    毎日 (2018年4月現在)
  *ジュビリー・マーケットのアンティーク・マーケットは月曜日のみ開催されます
  *09::00〜19:00
  
*但し、品物が少なくなってきたら、午前中又はそれよりも早い時間に店じまいしてしまう
   ストールもあります

住 所   The Market,Covent Garden,WC2 LONDON
  
行き方  @ 地下鉄 Piccadilly Line ( ピカデリー線) Covent Garden駅 徒歩1分   

A バス No.24、29、176(Lelcester Square駅下車 徒歩5分)
        
 

マーケット、というと早朝のイメージ




開催時間も朝9時スタートは
他のマーケットに比べると遅い方

これなら、お宿の朝食を逃さずに出かけることが出来ます


イングリッシュ・ブレックファーストは
是非!
いただいて欲しい



そんな旅行者の味方のようなマーケットが
ロンドン中心地にあります





:: 
コベント・ガーデンの歴史 ::



そもそもこのコベント・ガーデン、と言えば、
すぐに頭も思い浮かぶのは
不朽の名作
オードリー・ヘプバーン主演の“花売り娘”イライザの
「マイ・フェア・レディ」

ミュージカルのマイ・フェア・レディ
ミュージカルの「マイ・フェア・レディ」
花売り娘のジュリー・アンドリュース案じるイライザ
 コベント・ガーデンにて



しかし、舞台であるコベント・ガーデンの歴史を遡ると
中世の時代からあり、
その時代にはウェストミンスター大聖堂の野菜畑だった、という
面白い逸話を知ることができました




すでに12世紀の時の王、
イングランド王ジョンは
この地を“コンヴェント・ガーデン”と呼び、
時代が進むにつれて
やがて現代の“コベント・ガーデン”へと
呼び名が変わっていきました


1572年のロンドンの地図
1572年の当時のロンドンMap
緑で囲った部分が当時のCovent Garden wikipediaより



上の地図で緑に囲われた部分が当時野菜畑だった場所、
Covent Gardenです

その後数世紀は修道院のみならず、
ロンドンに住む人々にも
ここで作られた野菜が出回り
当時としてはその出荷量で事足りていたそうです


中世の野菜はローマ軍が持ち込んだ
主にハーブ類だった



そして、16世紀に入ると
あのヘンリー8世が
大修道院から取り上げたこの土地を
お気に入りの貴族へ無理無理寄贈

しかし、時が流れ17世紀に入ると
第4代ベッドフォード伯爵フランシス・ラッセルの手により
この地が再開発され、
イングランドにおける初期を代表する建築家
イニゴ・ジョーンズ
によって
大きな市場が設計、造られていきました
(wikipdeaより)


また、同じ17世紀に起こったロンドン大火により
東にあった当時コベントガーデンよりも大きかった
最大の市場が燃えてしまい、
その後コベント・ガーデンが
ロンドン最大の市場へと発展していきます

ロンドン大火
1666年9月1日に起こったロンドン大火
約4日間燃え続けた大火事の様子


市場の商人や買い手が集まる場所としてのみならず
この市場は常に活気に溢れ、
しだいに人々の娯楽も盛んとなり、
マザーグースの喜劇
「パンチ&ジュディ」の人形劇がここで初めて演じられ、
大道芸人達も集まるようになりました




広場で行われる大道芸
現在でも広場で行われる大道芸人たちのパフォーマンス


時代が進むにつれて人口も増え、
とうとう1960年代には
ロンドン市内の交通網で
この市場まで物を輸送することが困難になったため、
市場自体を新しく開発した
ロンドンの南へ移転することとなりました





そして、1980年にこの跡地の大改装を施して
現在のショッピング・センターを造り上げ、
近くにはロイヤル・オペラ・ハウスや
交通博物館など観光客も集まる
人気スポッへと変貌していきます


コベント・ガーデン
広々としたショッピング・センターへ


大改装されたショッピング・センターは
昔の市場の面影を残すようなドーム型の屋根を持ち、
中央にはマーケットが開けるスペースと
地下からの吹き抜けにして
その地下も含む両サイドには
人気のショップやレストランなどが軒を連ね、
1日中ここで過ごせるようなショッピングセンターとして
生まれ変りました


コベント・ガーデン・ショッピングセンター
Covent Garden Shoping Center Wikipedeaより


唯一のパブは2階にある、
この地で初めて上演された人形劇の「パンチ&ジュディ」の名を
そのまま残し、2階に設けられました

このパブのテラスは広場に面しているので
大道芸人のパフォーマンスが始まると
そのテラスには人が沢山出てきます

パブ パンチ&ジュディのテラス
広場に面したコベント・ガーデン内のパブ
パンチ&ジュディのテラスは
広場に面しています


また、このテラスからの大道芸見物は
特等席となっています!

大道芸人たちのパフォーマンス
毎週末の特定の時間になると始まる
大道芸はさすが!



時には観客を巻き込んでのパフォーマンスは
訪れる見物客の笑いを大きく誘っています









:: 
コベント・ガーデンのマーケット::



地下鉄のCovent Garden駅の改札口を抜けると
人々のざわめきと共に
右手方向へ進むと
大きな屋根のドーム型ショッピングセンターが見えてきます


駅から見たショッピングセンター
コベントガーデン駅を出て、見えるショッピングセンター



勿論、この通り沿いには
週末や決まった時間になると、
両サイドの歩道には
大道芸人やミュージシャン達も出てきます

この通り沿いに一際人だかりが出来て
可愛いパフォーマーに
運良く遭遇できたこともありました



ストーリート・キャットのボブ
“ボブという名のストリート・キャット”のボブ
2016年イギリス映画で賞を受賞した実話のベストセラーの主人公
日本人観光客からの差し入れ
おにぎりを前にハイタッチをしてくれます



曜日や時間により、
この通り界隈に立つ人たちは違うので
その時々の御愉しみ!


そうして、このドーム型の建物の中央に毎日立つのが、
Apple Market(アップル・マーケット)と
もう一つ奥の古い建物内では
Jublee Market(ジュビリー・マーケット)が開催されています


アップル・マーケット
冬のマーケット開催時間は
いつもの季節よりものんびり準備
ストールのご主人達
常に見やすいように工夫があります



ドームの屋根に沿って立つ
Apple Marketはアンティークや家具、
手作りのアクセサリーや雑貨類などのストールが並びます

アップル・マーケットのストール
綺麗に並べられたビンテージものの食器類


思わず魅入ってしまう
ビンテージ物の食器類を見つけると
足が進みません

そして、ドーム型の建物の延長線には
様々な小さなお店や食べ物のお店も
お天気の良い日や夏場は出てきます

建物外に出てくる屋台風のお店
その場で作ってくれるホットドックの屋台


ミニ・カップケーキ屋さん
ケーキスタンドに綺麗に並べられた
ミニ・カップケーキ



手作りクッキーのお店
こちらは手作りクッキーのお店です


マーケット内でストールに写真を向ける時は
必ず店主さんに許可を得てから・・

やはり手作りのグッズなどは
特に気を配りながら写真を撮らせていただいています

そして、ドーム型の建物を抜けると
昔ながらのマーケットがもう一つ開催されています

こちらが、月曜日のみアンティークのストールが集まる、
Jublee Marketです





ジュビリー・マーケット
Jublee Market


Jublee Marketはドーム型建物を抜けると
古い建物の1階が吹き抜けていて
大きな空間になっています

その部分に沢山無数のストールが
引きめき合っています


ジュビリーマーケット内部
まだまだこれから用意するストールも!


アップル・マーケットは建物同様に新しく
とても綺麗です

しかし、このジュビリーマーケットは
建物も年代物

各ストールもアンティークでも
マニアっぽいミノタリー物、古いレコード盤、銀食器のみのお店
看板のみのお店、アクセサリーなど
雰囲気からしてアンティーク感満載です!


古いレコードのみ売るお店



床にまで広がったり、
持参の棚や敷物に品物を展示したり・・と
中にはどこからどこまで品物で私物なのか??
わからないストールも・・・


ジュビリー・マーケット内
そして、何故かおじさん率高し!


やはりそんな混沌とした中でも
食器を満載のストールへ目を走らせ、
座り込んで物色します

流石に品物は豊富で
ついつい馴染みのある会社のビンテージ物は
手が出てしまい、
まとめ買いはちょっと負けてもらうコツにもなります



ロンドンのお土産にも!


中には掘り出し物を見つけられる、
そんな面白さもあり、
特にアクセサリー類は自分のこれ!と思うものが1番だと思います



アンティークの集まる月曜日は
早くから人が集まります
自分の好みのストールをいち早く見つけることが最善



今回の掘り出し物は
少し端の欠けていたウェッジウッドの花瓶
£4,00がP.50.00に!

しかし、まとめ買いをしても下げていただけない品物もあります
そんな一つが下記のプレート

こちらはビンテージ物のお皿
とても可愛らしい子猫の図

結局持ち帰ることが出来なかったので
写真のみ撮らせていただきました



持ち帰りたかったけれど・・
諦めたビンテージのプレート



お隣のApple Marketよりも
古さとストールの多さとマーケットの面白さは
このJuble Marketの方が多種多彩だと思います

是非、御自身の好きな物を見つけに!
早朝に出かけなくても良い、
ロンドンの中心にあり、
様々なショッピングも楽しめる
コベント・ガーデンのマーケット!

そして、曜日が合うならば
他には開催されていない月曜日のアンチィーク・マーケット
Jublee Marketへ
お出掛けくださいね!

いつでもオープンしています


















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