：：　ブライトン　コミュニティースタジアム　：：
Falmer Stadiuam



先ずはロンドンはヴィクトリア駅から列車で約1時間程の
ブライトンまで乗り換えなしで行くことができます

このブライトンはロンドンのほぼ真下あたりに位置し、
East Sussex州の中でも
最も海岸沿いの町でも最も歴史の古い町としても
興味深い場所です

すでに1086年の土地台帳も残り、
当時はまだまだ小さな漁村でしかなかったブライトンは
16世紀の英仏戦争ではもろに襲撃を受け、町は大破

その後18世紀には連棟式集合住宅という建築様式で
美しい町並みになり、海岸沿いのリゾート地として急成長を遂げていきます

そうした中ジョージ4世の庇護の元
ロイヤルパビリオンというインド風の優雅な建築物も
この町の一世風靡に華を添えています



現在の形は19世紀初頭にジョン・ナッシュにより
改築されました


そして、19世紀初頭に鉄道が引かれるや否や
日帰り旅行者が急増するようになり、
それは現在まで続いています



観覧車も人気の施設
ブライトンピアから


先ずはロンドンから鉄道でブライトン駅にて乗り換え、
スタジアムのあるファルマーへ行きます



ブライトンの駅構内
改札口


ブライトンは終着駅のように各ホームには
改札口が設けられていました

ロンドンからそのままホーム番号が解っていれば
この改札を通らずにファルマー行きの電車に乗り換えることができます

私は一旦改札を出てしまいましたので
駅のスタッフにファルマー行きのホームを教えてもらい、
その番線ホームへ向かいました


　　

駅構内で1番はじの8番線ホームでした

電光掲示板で行き先を確認してから乗り込みます



電車の中にも行先の案内が電光掲示板で案内されます


初めての場所での行先案内は確認してから乗り込みます

そして、車内で落ち着く間もなく
ファルマーに到着いたしました



小さな駅「Falmer」


駅のスタッフにスタジアムの方向を尋ねると
ブライトンから来た反対側のホーム裏、と教えてくれました

そこで反対側へ行くには線路の上を通る歩道橋を渡ることとなります

実はこの時はまだ先日泊まったエクセターから直接向かい、
宿へ荷物を置く前だったので
小さ目ではありましたが、トランク1個・・ここまでは問題なかったのですが・・
この旅では結構雨が多く
おまけにここブライトンではその量も風も強く
歩道橋を登るのは傘を差して登れるか・・・？という状態だったのです

しかし、地図を見てもこの駅近くであることは解っていました
風と戦いながら、駅を越える歩道橋を進むと
遥か前方にその目的のスタジアムが見えています



歩道橋を渡って、下車した駅のホームを望む


こりゃー駅近いわーーっ

今までスタジアム、というと徒歩10分で行ければスキップするほどの近さ！
それが駅から見えるなんてー




正式名称「the American Express Community Stadium」


このスタジアムはまだ新しく2007年に起工されて
2011年に開場となった
ここ地元ブライトンのフットボールチーム“ブライトンアンドホーヴアルビオン”の
ホームグランド

プレミアリーグの2部所属のチームになります




“ALBION”とはGreat Britain島の古名で，
“white land”の意味になります
ブリテン島は南部海岸の絶壁が白く見えることから
そう呼ばれていました

海岸線をづっと上れば
白亜層の断崖絶壁が美しく見える場所は
正しくこの町のチームに相応しいものかもしれません

スタジアムの所有はブライトンとホーヴ市となっており、
通称“ファルマースタジアム”
この地がファルマーであることから、こう呼ばれています

最大収容人数は22､374名
サセックス州で1番大きなスタジアムです




そのまま進むとスタジアムへ入れるようになっていますが、
良く見るとスタジアムの横は一応通路にもなっています


人が居るのでそのまま入口方向、道なりに進むと
このスタジアムで行われるフットボールの試合案内がありました



　　　


2015年1月17日にここでの試合です

そして、スタジアムで人影が見られるのは
スタジアムショップでしょうか？




入口近くのマップ





そこから出入りが見受けれるので
そこを目指してみました


すると中はチケット売り場も兼ねる大きなスタジアムショップ



中は思っていた以上に広くて
奥には長蛇の列

年間チケットや次の試合のチケットを売っている
チケット売り場はカメラを向けられなかったのですが、
かなりの数のおっさん達（何故かほぼおっさんだけしかいない・・）が
とぐろを巻いて並んでいたのです

そんな中、こちら側のショップはガランとしていて
私はこの大きな広い店内を泳ぐようにして地元フットボールチームのグッズを見る振りをしなが
ら
このスタジアムについての資料がないものか・・・？と
目を泳がせていたのです





実はこのショップで9か月後（この時は1月でしたから）の
ラグビーワールドカップについての何か・・？
解るもの、ラグビーの試合がここであるんだよー！という痕跡があれば・・・と
思っていましたが・・
この大きなショップ内にあるのは全てフットボール関係ばかり・・





ラグビーについてはパンフレット一つ、チラシ一つありません





そこで暇そうなレジのスキンヘッドのショップスタッフのおっさんに
「このスタジアムで9月にラグビーの試合をやるよね？」と
水を向けてみました

「ここはサッカースタジアムだから
ラグビーはやらない」ときっぱりとおっしゃった！

9月にやるでしょう！？
南アフリカが来るんだよーっっ

よっぽど暇だったのか、おっさんはレジ横にあった
スタジアムスケジュールをキーボードを叩いて見て
「9月・・？・・あれ・試合がない・・ここかーラグビーは・・・」

この反応のなさに思わず
「日本戦がここであるの！南アフリカとやるの！」

そうっかー、ちょっと待て

とそのおっさんは奥のスタッフルーム（らしき）場所へ行ったかと思うと
このスタジアムのポストカードをくれました



通称ファルマースタジアム


これでしか我が国代表が戦う場所として見ることしかできないけれど
しかし、イギリスらしい芝の綺麗なスタジアム



鳥瞰で観るスタジアム

そして、下記がラグビーワールドカップでのチケット販売の
スタジアムカテゴリーマップです





わずか22,374枚の“夢”のチケットを手にした観客を羨ましながら
9月の空に桜が咲くといいな～と思いつつ
スタジアムを後にしました


　

少し風が弱くなってきたところを
駅の歩道橋からの長いスロープを戻りながら
それでも来て良かった・・

9月19日のTV放映ではこのスタジアムを思い描きながら
あのシートから見る自分を想像しつつ
荷物を引きづりながら・・ブライトン駅へと戻ったのでした



ブライトン駅　案内板




行き方としては非常に解りやすいスタジアムです

ロンドンから日帰りも可能です


但し、一つ思ったのは・・
このスタジアムはファルマー駅からは非常に近いのですが・・
もし、チケットなしでスタジアム近くのパブで試合を観よう！と思っても
おそらくスタジアムの反対側のファルマーの町中でパブを探すようです

ですから、その場合は逆にブライトンの町のスポーツパブでの観戦をお勧めします














ブライトンのスタジアムへの行き方はいかがでしょうか？


こちらの行き方などお気軽にお問い合わせくださいませ
お待ちしております