Foot Pathsの賢い使い道 



The walking of Britain


 【7】

湖水地方のウォーキング
 その3-2







2014年6月にお客様とご一緒した湖水地方のウォーキングツアー

最も手配的に苦労したのが
地元のローカルバスをどう乗り継いで移動するか・・・

もちろん、現地のローカルバスサイトで確認はできますが
シーズン的に事前のスケジュールチェンジもあり
実際に旅する日程でどの時間帯が運航するのか・・?が・・??
計画の時点では決められず
その辺が非常に困難でした


前出の湖水地方での人気スポット・ヒルトップ(Hill Top)の予約時間と
その次に移動するにあたり、
その区間は是非ともローカルバスを使いたい!





行きたい方向への時間合わせに実はドキドキしておりました






そして、次に進みたい村は
ホークスヘッド(Hawkshead)コニストン(Coniston)

アンブルサイド(Ambleside)

ウィンダミア(Windermere)経由宿へ戻る


そんな地図を見て行きたい場所を頭に描いても
果たして希望通りにバスはあるのか??!









〜 ヒルトップからコニストンへ 〜



ニアソーリー村
ヒルトップのニアソーリー村




ヒルトップの見学を楽しんだ後は
それまでに歩いてきたこともあり
次のホークスヘッドまではローカルバスに乗って進むことを考えました





宿からヒルトップまでウォーキングを楽しんだ後なので
続けて歩くよりはこの部分は楽に移動

このニアーソーリー村からお隣の村
目的の村ホークスヘッドまでは約4km

その間は525番というバスが運行しています、と
「某歩き方ガイドブック」には載っていましたが
実際にこの辺一帯の主流ローカルバスのStagecoachにはこの路線がなく、
バス路線図にはこの区間は真っ白!

よくよく見ると「Mountain Goat」と書かれているいることに気づきました




この路線のみ地元の旅行会社Mountain Goat Toursが
走らせている路線でした
Mountain Goat Tours


ヒルトップの前の通りにともすれば気づかないくらいに
控え目に立っていたバス停には
しっかりと
「11:07発」
調べた通りの時間が明記されていました

実はこのバスも正直現地へ行ってみないと解らない・・
当日行ってみたら「今日は運航しません」
なんて・・泣きたくなるような場面は今まで数知れず

お客様の手前、来て当たり前!という顔をして
内心“ほ〜〜っ”と思った瞬間でした


No.525のバス
マウンテン・ゴートのバス  
ドアにNo.525とあります



このバスで揺られて約5分

ピーター・ラビット作者・ポターさんのご主人のヒーリーさんの事務所あり、
(現在その事務所はビアトリクス・ポター・ギャラリーになっています)
ワーズワースの通ったグラマー・スクールあり、と
地衣様人口600人ほどの村
ホークスヘッドに到着しました




ホークスヘッド町の中心
ホークスヘッドの村の中心へ


こちらの村でギャラリーへ行く方々と一旦別れ、
ランチ場所を探しながら村を少し散策


  旅籠
左はポターさんに因んでピーターラビットグッズのショップ
日本語表記はこの看板のみ!

右は村の程中心地にある古いInn(旅籠)



右の旅籠はパブの部分とInnの部分がつながっています

この場面はポターさんのピーターラビットの絵本
「町ねずみジョニー」のお話の挿絵になって場所

現在になってもその風景は変わりません



町のデリショップ  
左はデリショップ、右はB&Bを兼ねたティールーム


左のデリショップにはその地で取れた蜂蜜やお手製ジャムなど
店内にはぎっしりと品物が!

右は綺麗なエントランスのティールームには魅かれるものがありました


結局村のほぼ中心にあったInn
「King's Arms Hotel」にお昼を取ることにいたしました


キングス・アームズ・ホテル

King's Arms Hotelの入口


この入口の手前はテラス席になっており、
お天気の良かったこの日は迷うおとなく選んだのは外のテラス席でした

12時からホットミール(お食事)が可能、ということだったので
それぞれに集まった方たちから飲み物を先にいただくことにしました



キングスアームズホテル全景
キングス・アームズ・ホテル



この入口はホテル、パブ、ティールーム全ての入口となっています

総勢9名という私達のグループはそれぞれにバーカウンターで先ずは好きな飲み物を注文

パブのカウンター
キングス・アームズ・ホテルのパブカウンター
こちらで飲み物などのオーダーを取ってくれます



やっぱりここはローカルビア!

とばかりにそのローカルビアを2種類ほど試飲をさせてくれたのには
やはりカントリーサイドのパブは気持ち良い!サービスをしてくれます



お天気の良いこともあり、
アルコールOKの方は気に入った方のローカルビア、
ノンアルコールの方はここでジンジャービア、シャンディをトライ

それぞれに初めてのイギリスパブでのお飲物を楽しみながら、
パブ飯!に挑戦です!



ジャケットポテト
ジャケットポテト


ベイクドポテトとも呼ばれるパブ飯代表の
ジャッケット・ポテト、たっぷりのサンドウィッチと堪能した後は
おなかもくちくなりながら・・
再び今度はローカルバスStagecoachの路線バスに乗り込み
コニストンへと進みます







バス路線図
Stagecoachのバス路線図

ホークスヘッドからコニストンへはNo.505のバスに乗車しました







〜 コニストンからアンブルサイド、宿へ 〜


コニストン湖
コニストン湖畔



実は何度も湖水地方を訪れているにもかかわらず
このConiston(コニストン)へ行くのは初めてでした

コニストン湖畔にある小さな村で
19世紀後半に活躍した美術評論家ジョン・ラスキンが晩年暮らした
人口1000人を超えたくらいの自然溢れる場所


ラスキンの家
湖畔に立つラスキンの家




波乱に満ちた生涯を送ったラスキンにとっては
この場所での生活がとても穏やかな時間を作ったであろうことは
正直・・夏の最も賑やかなシーズンに訪れた者には
少し違和感を感じたことは否めませんでしたが・・


コニストン湖のボート
夏場は賑やかなコニストン湖を周るボート ニュースダイジェストより



先ず私達はNo.505の路線バスをコニストンのインフォメーション前で下車



コニストン・ツーリストインフォメーション
コニストン・ツーリストインフォメーション
可愛い造りの建物です




何しろこの村については資料が日本で手に入れられず
最初に村周辺のウォーキングがどのくらいできるのか?
そのためには地図を手に入れることからスタートしました



go-!


ツーリストインフォメーションで手に入れた地図


コニストン村マップ
Conistonのツーリストインフォメーションで購入したMap


日本でのガイドブックではやはりこの村での見どころとしては
コニストン湖

しかし、私達はウォーキングを楽しみたく
スタッフのおばちゃんにウォーキングのお薦めコースを尋ねました

村の中心であるこの場所から湖を周って、このバス停に戻る、というコースです

残念ながら私自身このウォーキングコースについての写真がなく・・
このページでご紹介できないことがとても残念です


この時は地図ばかり見ていて、風景が頭の中には入っているのでが・・

次回機会がありましたら、是非追加させていただきたいと思っています!





ツーリストインフォメーションから村の半分を周り、
湖に出て、またそこから村へ入る・・というコースでした

湖周辺は人も多く、ボートや散策を楽しむ人々で賑わっていましたが、
その湖を少しでも離れると
とても静かで穏やかな風景が続きます

そんな中を小1時間ほど歩くのはとても気持ち良い時間でした


このコニストンで最初バスを降りた同じ場所から同じバスNo.505にて
改めて今回の最終目的地アンブルサイドへ向かいました






アンブルサイドは湖水地方の村々の中でも賑やかな町です

人口も3600人ほどと比較的住む人も多く
また町の中心のマーケット・クロスを少し進むとナショナル・トラスト所有の
17世紀に造られた小さな家「ブリッジ・ハウス」があります



ブリッジ・ハウス
  ブリッジ・ハウスの入口
Bridge House 右はその入口 本当に小さいです


そして、今回私達のお目当てはこのブリッジハウス近くの
アップルパイで有名なティー・ルーム

その名も「The Apple Pie」


アップルパイ ティールーム

町の中心にあるティールーム
The Apple Pie



ガイドブックを見ると売り切れの場合もあり、
午後の時間で果たして間に合うのか!



アップルパイの店内ショーケース
店内の様子
アップルパイだけでなく、普通のケーキやパンもあり
どれも美味しそう!



内心どきどきしながらお店の奥深くのテラステーブルへと案内されました

表から見るよりは中はとても大きくて、
数多いテーブルは殆どお客で埋まっていました

しかし、店内奥は半分がテラス席になり、
こちらでは大人数のグループも居て
午後の遅い時間にも関わらず
食事をしているグループ、お茶のグループと賑やかな空間でした
(ワンコもこちらのスペースでお水のお椀が幾つか置いてあります)


早速スタッフさんが持ってきてくれたメニューを見ると
アップルパイの種類は2種類ありました
案内を受けて、先ずは“あって良かったー”

その2種類は一つはプレーン、
もう一つはミックススパイス、とあります

冷たいもの又は暖かいもの、アイスクリーム又はクリーム乗せか・・

選ぶ種類がいくつもあり、それを考えるだけでわくわくします

結局いつもそうなのですが・・私が注文したのは
シンプルにプレーンで暖かく、
アイスクリームもクリームもなしのもの


有名なアップルパイ
The Apple Pieのアップルパイ


元気の良いスタッフさんが運んでくれたのは
初めて見るアップルパイの形に思わずどよめきが!!


何時も目にするパイ生地は薄く、四角い形
大好きな端っこパイ生地はありません



普通のアップルパイってこんなですよね・・・?



しかし、パイ生地が薄い分、シナモンの効いたリンゴがしっかりと
ぎゅっと詰まっています

そして、もう一つのミックススパイスのアップルパイは
シナモンのみならずその名の通り
スパイスの効いたケーキ

とっても美味しかったそうです


ホールのアップルパイ  
店内のショーケースにはお持ち帰りのホールのアップルパイ


ホールのアップルパイは大体20cmくらいの小ぶりではありますが、
£3.75くらいだったと思います

お値段的にもリーズナブルで店内でいただくものよりも
気軽にテイクアウェイできます



改めて店内をぐるっと見渡して
次に訪れる時はパイや美味しそうなパンも試してみたいな〜と思いました



アップルパイのショップ・ディスプレイ
外からのディスプレイには美味しそうなバンズが・・


帰りのバス停へ向かう間に町のウィンドーを眺めながら
宿へ向かうウィンダミア駅行きのバスに乗り込みました


そのバスは2階建てですが、
何とその2階半分がオープンカー!!?


2階建てバスのオープンカー
前半分は屋根付きですが、後ろ半分はオープンカー


とても気持ちの良い席ではありましたが、
そのうちに強い日差しと風で
徐々に屋根付きの前の座席へ移動したのはいうまでもありませんでした・・


そして、ウィンダミア湖の車窓を眺めながら
無事にウィンダミア駅まで到着!


2階建てバス
最後に、と2階建てバスのオープン席から
到着したウィンダミア駅を眺める




宿を朝出発してから夕方まで
ウォーキングあり、ローカルバスに揺られて・・あり・・と
湖水地方を周るには
そのタイムスケジュールをうまく利用することの楽しさを満喫できた1日でした



ローカルバスマップとタイムスケジュール
現地で手に入れた活用したバスのタイムスケジュール














こちらのページのご意見、ご感想、ご質問などお待ちしております


また、季節・年度によりバスのスケジュールなどの変更がございます
その旨ご容赦くださいませ








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