Sportsの窓


EPISODE 15

~ The World Cup in Englnad at 2015 ~

 【6】

 スタジアムMKレポート 




ミルトンキーン
(milton Keynes)


2015年10月3日に行われる
ラグビーワールドカップ第三戦の日本代表チームは
ロンドンから北西に約80kmほど離れた町
ミルトンキーンズ(Milton Keynes)で戦います

* 町の読み方としては「ミルトンケインズ」とも表記いますが、
こちらでは「ミルトン・キーンズ」で書かせてください

そして、試合を観戦することができない今年の私は
我が国代表チームが戦う
スタジアム詣でに
この町を訪れたのは今年の1月
まだまだ寒い時期のことでした




先ずは初めて訪れるミルトンキーンズに
わくわくしながら
1泊をするための宿探しから始まりました

観光地としてのガイドブック案内は探せなかったので
ここはインターネットでどんな町か・・

そして、目的地でもあるスタジアムは
実際に町のどこにあるのか・・?




そんなことから始まったミルトンキーンズへの旅は
ちょっと今までにない「訪ね」になりました











:: ミルトン キーンズ ::
Milton Keynes Stadium MK



初めて聞くこの町は一体どんな町なのだろう・・





ミルトンキーンズの歴史は比較的新しく
遡ること1967年に
ニュータウンの指定を受けて徐々に開発された町

それはロンドンとバーミンガムの中間に位置し
幹線道路、運河、鉄道などの交通網も便が良く、
そのために選ばれた町でもありました

当初ニュータウン指定をされた時は
わずか4万人規模にしか過ぎないこの町が
現在はその計画に基づき
19万人を超えるまでになりましたが、
最終的には25万人が
ここで生活できる都市を目指しているそうです

実際に大手の企業が集まり、
特に自動車産業に栄えたこの町は
英国内でF1グランプリを開催するシルバーストーンに近いことからも
この町で滞在する人々も多いそうです


シルバーストーンサーキット
1950年に初めてサーキットレースが行われた
英国内でF1グランプリを行うシルバーストーン・サーキット





さて、今回この町へ向かう起点となった場所は
ロンドンを中心として上下約80kmにもなる町、
その下に当たるブライトンからになりました
(ロンドンから上約80kmがミルトンキーンズ)

なにしろ出発地点がロンドンの下に当たるので
ロンドンを通過しないと行けないと思っていたのですが
ブライトンから北上すると
ロンドン・ターミナル駅へ行かずとも
乗り換えられる駅がありました

(ロンドンから向かう場合はロンドン・ユーストン駅から
約35分ほどで到着します)

その駅はロンドン地下鉄ゾーン2の駅
Clapham Junction駅


クラッパム・ジャンクション駅
Clapham Junction駅にて
おやつのバナナでしょうか・・?



実際は一旦ロンドンのユーストン駅に出た方が
ミルトンキーンズへ行くには早かったのですが・・

この時は別に時間に急ぐでもなく、
実際ブライトンからロンドンへ出る駅はヴィクトリア駅、
そして、このヴィクトリア駅から
地下鉄でユーストン駅までの移動が面倒だったため
このクラッパムジャンクションで乗り換えてしまった方が楽かな~と思い
そのような経路を選びました


今回は滞在するお宿事情により
目指した駅はミルトン・キーンズ駅のお隣
Bletchley駅


イギリスの電車
乗り換えた電車
Milton Keynesへも行きます


先ずはそのBletchleyへ向かったのでした!






〈〈
 ミルトン・キーンズのお宿事情 〉〉


ミルトンキーンズを1泊するにあたり、
第一希望は駅に近く、尚且つスタジアムに近いこと
この条件でもちろん、予算的なことも含め
いろいろと検索してみました

目的であるスタジアムMKは
やはり危惧していた通りミルトンキーンズ駅からも離れ、
車を持たない私にとっては
少しでもスタジアムに近い場所での滞在を希望!

しかし、このミルトンキーンズで宿を検索すると
出てくるのは殆どアメリカ系チェーン型ホテル

ホリディ・イン、ラマダ、ノボテルなど・・

また、B&Bとしてないわけではありませんでしたが、
残念ながら駅から遠く離れた車でないと行けない場所でしか
本来は希望であるB&Bを
見つけられることができませんでした



久々宿に苦戦・・


こうなっては最後の手段とばかりに
Airbnb

希望にあったお宅が1軒だけありました!
早速予約
(但し、この宿泊方法については賛否両論あります
私的には次回はできる限り利用はできないかも・・・)

そんな訳でお宿さえ決まれば、
後は住んでいる方々が居る限り目的地には行けるだろう!
・・・後々、これが甘かったことを実感したのは
現地に到着してからでした・・・



ブッチャリー駅
Bletchley駅


さて、先ずはお宿に荷物を一旦置いてから
スタジアムへ向かう、ということで
今晩お世話になるお宅の最寄り駅とされていた
スタジアム最寄り駅とも同じBletchley駅に到着

この駅からバスに乗り、お宿へ向かいます
(お宿への地図は予約確認後に教えられる住所を元に)

先ずは駅からバス通りまで・・


駅舎  駅舎を出た案内

駅舎を背にして左側に歩道を進むと
大きな通りに出ます

丁度警察署前が駅に近いバス停になります
駅の静かな様子から
バスターミナルが人々の生活の中心地であることに気づきました



バス停前の警察署
バス停前の警察署


このバス停からお宿のお宅である住所に近い地名のバス停で下車


バス停付近
バス停付近
しかし、幹線道路しかないので
反対側へ渡るのも命がけでした




Aiebnbで見つけた一般宅は
その後ロンドンでも利用させていただきましたが、
やはりお客を出迎えることに慣れているB&Bとは違い、
行き着くまでが実は本当に難しかった・・
(それは場所だけでなく、他の面においても
中々お宅によっては難しいのかもしれません)


お宿周辺の家々
この地域はこのように比較的大きめの一戸建ての家
アメリカ的に作られた余裕のある空間が
そう感じさせます
(写真は翌日出発時、早朝まだ暗い時のものです)




事前に住所で調べていたにも関わらず
迷いに迷って行き着いたお宅は
お一人暮らしの元気なご高齢のおばあちゃま宅

思っていた以上にバス停から遠く、
またバスの本数もとても少ないので翌日移動にちょっと不安でした


ミルトンキーンでお世話になったお宿
比較的新しい住宅地の一軒家
似た雰囲気の家並みが揃った区域



こちらのお宅ではダブルベッドルーム1室のみ提供し、
バスルームはホストと一緒で
朝食は別料金

料金は1泊宿泊のみで合計\7,436
(内訳は宿泊料\5.666
清掃料\944、Airbnbサービス料\826)

但し、こちらのお宅は洗濯機を使わせていただけるので
そこが実は決め手の一つでもありました





しかし、実際に驚いたのは「洗う」だけなので
折りしも寒い1月

このお宅ではガンガンにヒーターの温度が高いので
このヒーターに洗った衣類を置いておくだけで
すっかりと夜までに完全に乾きました!





お世話になった部屋
1晩お世話になった部屋

この部屋は2階でダブルベッドルームに
壁はミラーウォールのクロゼットになっています



ダブルベッド
普段はたまに遊びに来るお孫さんのお部屋だそうです


テレビがあり、お茶は1階のキッチンからいただきます

お隣はバスルームでシャワーのみでタブはありません

バスルームはホストのおばあちゃまと一緒なので
私物がもちろん多く、
様々なお化粧品などが並んでいました

しかし、ミルトンキーンズにはこの1泊しかないことも含め
早々にこちらを後にして
再びバスに乗り、スタジアムを目指しました




〈〈 目指せ! スタジアムMK! 〉〉



バスルートとバス時刻表
バスルートと時刻表がバス停にあります



ローカルバスは行ってみないと解らないところにどきどき感があります!
ここで駅より先にバスターミナルを発見!
バスも駅から乗車したNo.7のバス以外にも
No.28もBletchley駅Police stationへ行くことが解りました


さて、来たバスルートをそのまま戻り、
最初に乗車した駅近くの警察署を通り過ぎ、
バスターミナルまで進みました
(そこが終点でもありました)


バスターミナル
Bletchley駅に近いバスターミナル
ここはおそらくミルトンキーンズのバスターミナルではないかと思われます


こちらで運転手さんに「スタジアムMKへ行きたい」と伝えると
教えてくれたのがNo.6のバス

アフリカ系の若いやさしそうな運転手さんに
同じく「スタジアムMKへ行きたいから、下車するところを教えて」と
伝えると了解!

運転席に近い場所に座って約10分

教えてくれた場所ではスタジアムらしいものは一切見当たりません

運転手さんは親切にもその場所からの行き方を
一生懸命教えてくれました

それが、このバス停からまたまた徒歩約15分から20分くらい・・
実は実際にはもっとかかったのだと思います


乗車したバス
親切な運転手さんだった
バスターミナルから乗車したバスを見送る

運転手さんは教えてくれたバス停を降りて
周りを見渡したところ


バス停を降りた場所
バス停の周りはこんな感じ


この町は幹線道路にような広い道路が整備されていて
車にとっては非常に走りやすいのだと思いました


おそらく車で生活する場所として町が作られているのだと・・
それがロンドンやバーミンガムのように
大きな町への通勤県内にもなっているのかもしれません
それが新しいイギリスで作った町

それが徐々に町自体にも企業が誘致され、
その企業に勤める人々も住み始める

・・後々そんなことを感じました

そして、行ったことはないけれど
大きな国、アメリカのような車社会への対応に優れた
そんな風に作られた町なのだろうと・・・

バス停を降りてから教えてもらったように
先ずはこの幹線道路を地下を通る地下渡り歩道を進み、
左方向へ進むと大型ホームセンターと
続けてIKEAが見えてきました


IKEA  スタジアムの標識


このIKEAの向こう側、と教えてもらい、
渡る道路にスタジアムの標識を見つけ
正直人が歩ける歩道らしきものがない場所を教えられた方向が
間違っていないことに嬉しくなりました

そして、えっちらおっちら大きなIKEAを過ぎたと思ったら
またまた大型スーパーマーケットASDA登場!


大型スーパーマーケットASDA
スーパーマーケットASDA

正直こんなに大きなスーパーマーケットは
成田空港近くにある
イオンくらい・・と
思わず・・のけぞりそうになりました

そして、とうとうこのASDAの先に見えてきたのが
目指すスタジアムMK


スタジアムMK
スタジアムMK


円形状の形に見えるのですが・・・
2部リーグになるフットボールリーグチャンピオンシップに所属の
フットボール・チーム「ミルトン・キーンズ・ドンズFC」の
ホームスタジアムです

ここまで来るのに実は道順として
ご案内するこがとても難しいことをお察しいただけるかと思います

今回はとにかく自分でも
どの通りをどのように歩いたかがご案内できないのです・・





とにかく歩道のない通りに沿って歩き
(その間歩いている人は誰もいません
大型ショップの駐車場を横切り、
常にこの駐車場を抜けてスタジアムを目指しておりました



これはご案内ではなく、
自身のスタジアムへの道の
単なるレポートになってしまいました

スポーツクラブ?
大きな駐車場でその奥にはスポーツクラブ?


・・そして、またまた大型駐車場を通り、
やっと辿り着いた、見えてきたスタジアムは
シルバーの近代的なデザイン

スタジアムMKは収容人数22,000人というコンパクトなこのスタジアムは
2007年に完成愛称「デンビースタジアム」


スタジアムMK


試合のある日ではないけれど
きっとクラブショップは開いているはず

行けども行けども広い駐車場を歩き
やっとお膝元に辿り着いたのです


ミルトーンキーンズ・ドンズのクラブショップ
Milton Keynes Donsクラブ



オープンしておりました!
クラブショップは明るい店内で広い空間が見えます

早速中に入ってみました


ショップ入り口  ドンズのユニフォーム


中々現代風なまだ完成して10年も経っていない
このスタジアムはピッカピカ、という感じでした


今回のラグビーワールドカップでの試合は
このスタジアムで行われるのは
わずか3試合

その内の一つが我が国代表
日本対サモア戦

どちらも異国(北半球ではない)のチーム同士で
戦う大事な1戦は
ここに集まる観客達はどちらの国を応援してくれるかしら・・と思いながら
やっぱりイギリス連邦加盟国のサモアだよな・・

なんて思いながら
再びスタジアムの周りを歩きながら
そんなことを考えていました

このスタジアムに応援に訪れる同朋同朋の皆様には
是非車で来ることを願いながら・・
(歩いてくる人も居ないと思う)

お隣のASDAで遅いランチをいただいて
力を得てから
明日の朝食の食料を買い込んで宿へ戻りました


ジャケットポテト&ベイクドビーンズ
ちょこっと食べるには丁度良い
「ジャケットポテト&ベイクドビーンズ」
たっぷりといくつも超えた駐車場の後では
非常に美味しく感じられたジャケットポテトでした♪




スタジアムへの道のりは簡単ではないことは
今までの幾つかのクラブで経験していると思っておりました


スタジアムへ



しかし、今回のミルトンキーンズのスタジアムは
先ず町の構造が車中心の町であったこと
(クラブショップのスタッフの兄ちゃんに聞いた話だと
このフットボールチームの最大のスポンサーは
自動車メーカーのSUZUKIさんだということでした)

おそらくもう少し楽に行ける方法があったのだと思います

それをご案内できなかったことが残念です・・

しかし、行き方に問題があっても2本の足があれば
目的地に着くのだな~・・という
改めてそんな思い出深い場所になりました


おそらく旅の中で「大型駐車場」をいくつ越したのか・・?
これもまた旅也・・?













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