Sportsの窓


ラグビー ワールド・カップ第1週目を終えて編

イングランドサポーター


第5回ラグビーワールド・カップがいよいよ開幕しました
先週、約1ヶ月振りにスカパーのスポーツチャンネルを復活させ、
出来うる限り4年に1度の大会を楽しんでいます



今回の大会は時差のあまりない国での開催でもあり、オープニング・セレモニーから余裕を持って観ることができました
まだシドニーオリンピックの記憶も新しい、シドニーブリッジやオペラハウスをふんだんに使ってのオープニングは
この国の持つラグビーという競技の人気を表しているかのように感じられ、とても羨ましくなりました
(だって、もし万が一日本での開催だったらレインボーブリッジ使わせてくれますか?)

スタジアムでのセレモニーも大会を増す毎に洗練され、
色取り取りのライトや子供達、アボリジニの演出がとても目に鮮やか!
そして!この大会のおなじみのテーマソング♪“WORLD IN UNION”の大合唱 ♪♪
おおらかなお国柄らしくスローテンポな(オペラ歌手・・っつうのもすごい組み合わせだと思うけど・・・)もの・・
・・個人的には第3回大会のボーカルとテンポの良さは気に入っています
 

第5回ラグビー・ワールド・カップの開幕戦



さて、まだ第1週目が始まったばかりで・・・各プールの1試合がやっと消化したばかりではありますが・・・

通年私達が見ることの出来る試合は
北半球の六カ国対抗戦と南半球のトライネーションの三カ国、それとジャパンです

今回の大会でウルグアイやグルジアなどは正直ラグビーをやっていることも知りませんでした・・・(不勉強でごめんなさい)
そして、個人的には大好きなアイルランドのオドリスコル選手が出る初戦の相手、ルーマニアチーム
あまり試合を見る機会のない国でもありましたし、
おそらく大差で(ごめんなさい)、あっさり(失礼)決まるでしょう・・・
なんて、思っていたら
試合が進むにつれて我がアイルランドチームよりも、
ルーマニアチームのFWの強さに目が離れなくなりました
・・・
(お陰でオドリスコル選手も激しい当たりで退場してしまった・・というのに・・・)

ルーマニア マーク
ルーマニア マーク

試合は終わってみれば、点数の差はついたものの次への試合の期待が高まります
また、グルジアの各選手の腕力の強さ、
イタリアのPGを狙わずトライを取りに行こう、とする気迫には思わず拍手を送りたくなりました

グルジア マーク イタリア マーク
グルジア マーク イタリア マーク

         逆に「あら・・・?」と思ったのはフィジー・カナダ・スコットランドです
フィジーは相手がフランスとはいえ、
後半は進むにつれて「あら・・?ら・・?」と思えるようなディフェンスーっ?と思ったら終わってしまったし、

カナダも相手がウェールズとはいえ、
やっぱりカナダらしくガンガン行く間もなく終わり、
スコットランドに至っては、まあ相手が我が国日本代表とは言っても・・・
やはり世界ランキング9位という試合をしてほしかったなあ・・と思いました

今回感じたのは、元ラグビー選手が言っていたように大きな番狂わせがないよ・・・という言葉通り
ランキング一桁の国は順当に勝ち進み(アルゼンチンは対戦相手がもっと強かった)、
試合が終わってみれば大差で突き放している・・というのが事実でした





日本のマーク さくら
 VS スコットランドマーク あざみ

そして、ジャパン・・・
スコットランドの“ごり押しラグビー”という、割合に単調なゲームプランに助けられたとは言え、よくタックルしていました
何故、これが夏前のアメリカ戦やロシア戦、イングランド戦に出なかったの・・・?


今回は秩父宮競技場で、この初戦を出来上がったばかりのスクリーンでオンエアするというので
行って来ました! パブリックビューイング !

秩父宮ラグビー場スクリーン

何度も何度も見放し、もう絶対に桜のジャージの試合は行くもんかっ!と頭から湯気出しては、
帰り道に青山通り近辺でうっぷんを晴らす・・という日々でした

しかし、あの89年のスコットランド戦は
やはりこの秩父宮で“満開に咲いた桜”を目の前で観戦していた日が忘れられない・・・

もしかしたら、「奇跡」が起こるかも・・・・という気持ちがほんのちょっぴりあったのです
でも、奇跡はやっぱりなかったけど・・・

しかし、今回のこの試合で後半の20分までは、
4点差にまで食らいついていたのですから・・・健気にタックルを繰り返しながら・・・

秩父宮競技場では小野澤のトライの時はものすごい状態になっていましたよ、実際  
皆の歓声は薬でもやっているんじゃないかーーっ?!と、思わせるくらい・・・
一瞬でも勝てるかも・・・という蜃気楼のオアシスを見たような・・・本当に蜃気楼のように消えてしまいましたが・・・

素人の私が見ても、
もしあの時にスコットランドチームのフォワードが早く目が覚めていたら、どうなっていたかしら?、とか
もし坂田や栗原が出ていなければ、
後半に取られた2つのトライはなかったんじゃあないか?、とか
もしミラーと苑田のコンビにこだわらず、
そのまま広瀬と辻でハーフ団、ミラーはFBに出ていたら?、とか・・・
試合が終わってみたから言えることですけど・・
でも、秩父宮での観戦は往年の藤田や堀越交え、燃えていましたねーーっ 

とにかく次回のフランス戦に期待しましょう・・・
この試合がスコットランド戦と同じくらいの点差で終わったならば、本当に強くなったんだなあ・・と
私は涙するかもしれません・・・

03.10.14日本vsスコットランド戦ファーストスクラム

でっかいスクリーン上でのファースト・スクラム





さて、開幕のお楽しみとしては各国の代表ジャージです
フランス・イングランド・・私の祈りも空しく・・・つるつるジャージでした・・・しかも、南アフリカチームまで・・・

確かに現代のスポーツは日々進化に進化を重ねているのでしょうが、
何もそこまで・・と言わざるを得ないと思うのです・・・

相手にとってはタックルの時に掴みづらい、
という利点はあるにしても結構破れていましたし、

フォワード陣に至っては、もちろん7割以上は腹筋なのでしょうが、
とっても体型ぴっちり出ます・・・ということにも、もっと主張してほしかった・・と・・


国間に於いても、ポジションに於いても、皆が平等であるよう、
是非!IRBではつるつるジャージを禁止していただきたいものです


在りし日のイングランド 袖長ウィルキンソン


次回も、大会の結果と感想を独断と偏見に満ちたページで続けさせていただきたいと思います
(4年に1度の祭典ですので・・・お許し下さい)

注)これはあくまでも私個人の感想になります
皆様それぞれのご感想やご意見をお持ちでいらっしゃることと思います
皆様のご意見などお待ちしています








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