Sportsの窓


WC後のオールブラックスへ・・・編



WCを去る・・・



痛恨の日から約一ヶ月・・・


悪夢のあの日からは今日この日まで長かったでしょうか・・・?
それともあっと言う間の日々だったでしょうか・・・

世界最強のチームは本日(12月20日)彼の国・・・イングランド敵陣での国際試合に臨みます・・・

チューリッヒワールドチャンピオンズチャレンジ 
新生ニュージーランド・バーバリアンズ VS イングランドXV IN トゥッケナム

この試合での主将は前大会主将 ランデル君

今回の試合に臨むランデル君



折りしも先日新生オールブラックスの新しいコーチが発表になったばかり・・

ジョン・ミッチェル前コーチは残留を希望していたようですが、
やはり・・・今回WCでのこの結果では厳しくも何ともない・・・当然の結果であったでしょう・・・

ジョン・ミッチェル



新しいコーチは2年契約でグレアム・ヘンリー

更に上回る戦績を・・・・2年でこのチームを立て直すことができるでしょうか・・?
いえ・・立ち直らなくてならないんです・・・・

あの最強のオールブラックスに


WC オールブラックス





去る11月15日はキィーウィー達のとって正に悪夢の1日だった・・そうです・・

その数日前に敗れた今年のアメリカズ・カップで彼らはすでに意気消沈した日を送ろうとしていたところ・・・

そうだ!すでに終わったアメリカズ・カップどころではないっ!
我らには本来の国技であるラグビーがあるではないかっ!?・・あのお隣のライバル国 ワラビーズに勝つ・・
今年のトライネーションズでは見事に優勝している・・敗れるはずはない・・・

そんな期待を一身に背負ったオールブラックスの・・・よもや・・・誰一人として想像すらしていないことが起ころうとは・・・


敗れた瞬間・・






現地に在住する私の尊敬するご一家から、生の当時の情報が送られてきました・・



この新聞は準決勝前の新聞
カルロス・スペンサーはすでに勝利を確信し、
国民誰もが敗れることなぞ・・
そんな文字は我らにはない・・!と・・・
チームのリラックスした練習風景や各記者の勝利へのコメント
前回の屈辱は4年たっても鮮やかに記憶されている
我らの想いをチームは吹き消してくれるだろう・・・と・・・

WC開催されてから毎日のスポーツ面のみならず
新聞のトップを占めているのは
オールブラックスの記事だったそうです

そして・・・悪夢の後・・・・
キィーウィー達の想いは泡と消え・・・・

チーム関係者は帰る国を失くした一瞬・・・

その日笑う国民は誰一人いなかったそうです・・・(?)・・


実際チーム関係者は自宅へ帰る方法として
密入国しかなかったのではないか・・と
まじめに話すキィーウィーには私もちょっと気の毒になりました

この日を境に苦悩のジョン・ミッチェルの大写しが
新聞・各紙面を飾ることになります

物静かなソーン君は主将として・・
そして早々に怪我で大会に出られなくなった
ウマンガ選手のやるせない、
どこへもぶつけようのない想い・・・


何故・・?何故・・・?という気持ちが
国全体を覆った日





近年南半球のラグビースタイルとも言うべきランニング、力強いテンポの速いゲームが主流になりつつあった昨今・・・
昔のスタイル・・というよりは一貫して自分達のスタイルを貫いてきたイングランドの優勝によって

今後のラグビースタイルに波紋を呼んでいます

しかし、もしもワラビーズが優勝していたら・・・
これほどまでに様々な論争が巻き起こることなく
オールブラックスも新しい一歩に更に磨きをかける、ということのみに進んでいくのではないかしら・・と・・・
しかし、結果としてイングランドの優勝で今回の新生グレアム・ヘンリー・チームはどんな方向へ向かうのか・・?
とても興味深いことです


ウェールズ代表、ブリテッシュ・ライオンズを経験したヘンリーコーチ
北半球の取り分け、イングランドスタイルにも明るいことでしょう・・・


グレアム・ヘンリーコーチ


すでに来年のトライネーションで結果を出すには早い期待なのかも知れませんが
私にはその逸る気持ちを抑えようもありません・・・





そして、今年の最優秀選手は若きフランカー・黒のヘッドギアーがトレードマークの22歳
リッチー・マコー
2001年のアンダー21でも最優秀選手を受けるなど、すでにチームにはなくてはならない選手の一人

188cm 105kgの恵まれた体を生かしての彼のプレーはこれからの新しいチームには絶対欠かせない戦力です



最優秀選手 リッチー・マコー

リッチーのみならず、トライ数では今大会1位だったハウレット25歳、ロコココ20歳、要所要所に出場していたノムーは21歳・・・
これからまだまだアンダー21などからも新しい若い選手が続いていくことでしょう


頑張れ!オールブラックス!


これからの・・オールブラックス



では、また新たに走りだした各国の新しいチームの幕開けと同時にすでに4年後を目指して・・・

そして、これからのあらゆるラグビーに期待を抱きつつ・・・

一先ずは今年2003年のWCについてのページ終了させていただきます

どうもありがとうございました
                        



          




注)これはあくまでも私個人の感想になります
皆様それぞれのご感想やご意見をお持ちでいらっしゃることと思います
皆様のご意見などお待ちしています








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