Sportsの窓


ラグビー ワールド・カップ第3・4週目を終えて編

イングランドサポーター

ついに予選リーグも終わり、ベスト8が出揃いました!


オーストラリアチーム       フランスチーム       イングランドチーム       ニュージーランドチーム 


アイルランドチーム   スコットランドチーム   南アフリカチーム   ウェールズチーム


波乱を起こす可能性のあるチームもありましたが(やはり・・元ラグビー選手曰く・・どんでん返しはあまりない・・)
アルゼンチン・フィジー・サモア・イタリアとまだまだ観てみたいチームが・・・やっぱり大方の予想通りの
順当な結果になってしまいました・・


しかし、最後の週にはスコットランドVSフィジー、オーストラリアVSアイルランド、ニュージーランドVSウェールズなど
見ごたえのある試合が続き、もうこんなにすごいゲームを休日に観ていいのかっ?!バチがあるぞーーーっという・・
これが4年に1度の至福の時とばかりの試合ばかりで・・・がすすんだこと・・・
 

特に我がアイルランドチーム(と、言ってもはばからないくらい・・私は今回力こぶが入っています  )には
オーストラリア戦が終わった後は本気で泣けきました・・勝たせたかった・・・悔しかった・・・



さて、これからは一試合たりとも気が抜けません
注目の組み合わせは、

11月8日 ニュージーランド VS 南アフリカ
11月8日 オーストラリア VS スコットランド
11月9日 フランス VS アイルランド
11月9日 イングランド VS ウェールズ



準々決勝の注目カードはニュージーランドVS南アフリカ戦、フランスVSアイルランド戦です
ニュージーランドとウエールズ戦のニュージーランドは、
前大会のフランス戦を彷彿させるような頭の中真っ白状態のような危うさを感じましたし、
南アフリカのサモア戦は、イングランドのサモア戦とは違った格の違いを見せつけたような・・・

やや大会中だるみのニュージーランドチームとチームのまとまってきた南アフリカの対決という図式でしょうか・・・?
順当であれば、やはり今年のトライネーションのようにニュージーランドが頭一つ出るでしょうか・・・?

しかし!何といっても1番の注目はフランスVSアイルランド戦ですね!!

キース・ウッド、オドリスコルがぐいぐいチームを引っ張るアイルランドと六カ国対抗戦の雪辱を晴らしたいフランスの
まさに意地を賭けた戦いになるでしょう・・・

        ガルティエ フランスの主将       キース・ウッズ アイルランド主将


アイルランドというチームはニュージーランドやイングランドのような圧倒的な強さに裏打ちされた冷めたような自信ではなく
魂のこもった熱い気持ちを感じます・・

・・ここ何年かのアイルランドチームがそうだったように、
もしかしたら、このまま負けてしまうかも・・・と、たまにチラッと過ぎることがあっても、
私達の期待を裏切ることなく、ずっーーっと 「一生懸命」が続いているのです・・

そこが今回のチームのおもしろさで、心底応援したくなってしまうのです
頑張っても負けたら、そこで終わってしまう・・だから頑張るーーっ・・みたいな・・・そんなチームに思えるのです
・・・

これが続いている限りは今回のアイルランドはフランスに勝てるとは思いつつ、
本番に何故か強く、やっぱり負けること(=格好悪いこと)が大嫌いなフランスチームはヤッパリ侮れません 

   とにかく頑張って下さい アイルランド 

オーストラリア戦のキース・ウッド




桜・・散りました・・


やっぱり・・避けて通れない話ですが・・・日本チームの試合も全て終わりました・・・(本当にサクラ散る・・ )
結果は終わってみれば4戦全敗
1・2戦目は負けても頑張った・・・ということで評価すべき試合なんでしょうが、3戦目少なくとももっと接戦、
アメリカ戦は勝たなければいけない試合でした・・。
結局はいつものようにチームとしての熟成期間がほとんど取れず(ここが疑問?4年に1度の最も大事な大会に
合わせないで、いつチームが出来上がるのか?その為の代表ではないのでしょうか・・?)、
今年のゲーム結果に不安を感じ、追い詰められた各選手が自分達でそれぞれの能力を引き出した末に、
チームとして自然に機能しだした・・・という偶然の産物に近いものだったように思えます

で、何が良くなかったというとやはり首脳陣を含めた協会の選手やファンに対する配慮や思いやりの足りなさだったような気がします
春・夏を過ぎた頃のジャパンが大敗を繰り返していた時、
いろいろなサイトや評論で全日本のステイタスはどん底まで落ちていたと思います
(実は7月のイングランド戦の時、私は反対にロンドンにいましたが、自国チームの遠征のニュースを
本国では聞くことなく・・・・とても寂しい気持ちになりました・・・
当然帰国してからの日本チームの結果は・・もっと悲しくなりましたが・・・)
そのとき、代表選手や応援するファンはどれほど不甲斐なく惨めに感じていたか・・・
日本のラグビーの舵取りをしている人達はそれを全て選手のパフォーマンス不足と片付けていなかったのか・・・

戦術・チームスタイルの方針決めは当然ですが、本当にラグビーというスポーツが日本の中では衰退しないように願っているのか
自分達の社会的地位の保身のために協会という枠の中だけで物事を進めていないか・・?よく考えてほしいと思います

2011年のワールド・カップを誘致するという話も聞きますが、開催国がベスト8に残らないようでは開催する資格はないと思います

その時点でラグビーが根づいていなければ、今回のオーストラリア各地で見られるように
下位国同士の対戦に2〜3万人の観客を集めることは出来ないでしょう
日本戦や強豪国同士の試合は満員、それ以外がガラガラではワールド・カップ開催国に相応しいとは思えません

たった8年でそこまでラグビーを普及させるには並大抵のことではなく、
現実的にはとても困難だと思います・・・

前回・前々回は確かに選手にも観ていて腹が立ちましたが、今回だけは追い詰めながらも健闘した彼らを見ていると、
満足な準備をしてあげられなかった協会や首脳陣に憤りを感じます・・・
今回の大会が終わった時点でキチンとした総括をして次のステップを間違えることなくスタートしてほしい・・・です・・・
(と、思うファンがいることを協会や首脳陣は忘れないでほしいです。
学生ラグビーやラグビー・リーグも大切ですが、その最高峰・ジャパンを目指す彼らのお手本になるようなチームが国の代表ということ・・・
改めて【代表】の意味を知って下さい




さあ!来週からの週末はテレビの前に張りつきましょう!!

泣いても笑ってもあとの試合は数えるばかりです


願わくば・・最後まで・・ウィルキンソン選手



次回も、大会の結果と感想を独断と偏見に満ち満ちた・・ページで続けさせていただきたいと思います
(4年に1度の祭典ですので・・・お許し下さい)

注)これはあくまでも私個人の感想になります
皆様それぞれのご感想やご意見をお持ちでいらっしゃることと思います
皆様のご意見などお待ちしています








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