Sportsの窓


ラグビー ワールド・カップ準決勝を終えて編

イングランドサポーター

先週の週末でベスト2!出揃いました!

波乱に満ちた・・とても見ごたえのある2試合!!
やっぱり4年に1度・・という、とても貴重な時間をありがとうございます・・
心から選手の皆様に伝えたい・・
そんな敬謙な気持ちにさえなりました



                      
     
この応援だもの・・凄いですよね〜
         



準決勝第一試合ニュージーランドVSオーストラリア

大会最初の番狂わせがこんなところで起きてしまいました・・
前半半ばから、前回のフランス戦とだぶって見えたニュージーランド
選手達が何をして良いか・・完全に自分達のプレーを見失っていました
最も今日のワラビーズを見て番狂わせは失礼かもしれませんが、
ニュージーランドの自滅に近いような感じも受けました


思い起こせば第1回大会のフランスVSオーストラリア、
第3回大会の南アフリカVSフランス、
そして前回大会のニュージーランドVSフランス

今までのWCでも準決勝は番狂わせが多かったのも事実なのですが・・・

今日のワラビーズは両フランカーが早く、
しつこいくらいにボールに絡み続け強いWTBをFWの近場で動かす、
というゲームプランが浸透していました


タッチも必ず切るし、得意のラインアウトでも、
あるときはニュージーランドのボールまで獲得し続けました
そうは言ってもこの試合のニュージーランドはどうしてしまったんでしょう・・・?
モール・ラックから出た球も何となくFWが密集に突っ込み、前に出られない、大外に回せない、
高速バックスリーもスペースはなく宝の持ち腐れでした・・・
また思っていた以上にディフェンスが脆く、つくづくここでウマガの穴が大きく感じたことはありません

オーストラリアのモートロックに再三ブレークされました・・・
解説でも時折話していましたが、SHのマーシャルを除いて全員が20代、
今のラグビーがスタミナの消耗が激しいとは言っても若さだけでチームを構成すると、
考えていたゲームプラン通りに試合が進まない場合は混乱は収拾不可能・・・
やはり大切なのは経験なんだな・・・と思いました

先日のイングランド戦でマイク・キャットが見せたようなゲームを鎮める役割を持ったプレーヤーというのは
やはり必要なのだ・・ということを思わず考えてしまいました

そういう意味でもやはりここでもウマガの怪我がとても残念でなりません・・・

SOのスペンサーも単純なパスまわしが多くキックを使った有効な攻撃も見せられず、
反対にワラビーズのラーカムのランプレーが輝いてみえました

ラーカム君           スペンサー君

ここもマーテンズが・・・
これ以上は止まらなくなりそうなのでやめましょう・・・

それにしてもニュージーランドは国に帰ることが出来るのでしょうか・・・
前回のランデル君の時のことを考えたら・・・とても心配です・・・

ソーン君


次にイングランドVSフランス


準決勝までの両チームはまさに前日のニュージーランドVSオーストラリアを彷彿させるようで・・・
ここはイングランドにどうして今回は勝っていただきたい・・・
(このページは“英国”のサイトです・・もうイングランドしか残っていないんですーーー

私は決勝は絶対にニュージーランドVSイングランド、ともう頭より先に感情が先行していたのです
それがもし3位決定戦で実現しても・・何の意味があるでしょう・・・
やはりきちんと最後の試合 決勝戦で雌雄を決して北半球に、いえラグビーの故郷、生みの里イングランドへ
エリス・カップを持ち帰っていただきたい・・・
その相手としてはニュージーランド以外あり得なかったのですが・・・
でも相手がオーストラリアでも良いから
今日はとにかくおフランスをここで叩く・・・しか私の希望はたったそれだけです

でも・・・始まってみて・・杞憂でした・・気の弱い私の・・・
前半こそは一時リードを許しましたが、前日のニュージーランドのような言い知れぬ不安感が一度も沸いてきませんでした

イングランドは一部の解説者サン達からでさえもブーイングを受けながら、
試合前にインタビューで答えていたように、淡々を自分達のゲームプランを貫きました

それは最初に敵陣に入った時のウィルキンソン選手のDGにはっきりとその意思は見て取れたからです
「我らは敵陣に入ったらどんなに力業と非難を受けても点取るぞ!」
そう15人・・いえ22人プラス首脳陣もでしょう・・・
そう体で発しているような老練なFWの仕掛けとウィルキンソン選手のキックでした


試合前からのインタビューでもフランスのミシャラク選手とウィルキンソン選手、
両選手の出来如何によるでしょう・・という

コメント通り彼ら2人を取ってみても対照的でした・・・


   ウイルキンソン選手          ミシャラク選手     


先日のニュージーランド戦でも感じましたが、
経験を持った選手とスタミナ溢れ
これから経験を積もうとする恐れ知らずの若手の融合、ゲームプランの浸透

WCに勝ち抜こうとするチームが持つ当たり前のスタイルを
イングランドが前日のニュージーランドの敗北を目の当たりにして目覚めてしまった・・
そんな感じのする試合運びでした

あれだけこのWCに入って充実し出したおフランスに何もさせなかったのですから
強い頃のイングランドが再び・・・
そんな感じのするチームでした
試合終了後にスタジアムに流れていたSWING LOWが本当にトゥッイケナムのようで・・
とてもオーストラリアでの試合とは思えませんでした
いったいどこから、あれだけのサポーターが集まるのでしょう・・・
あの歌とイングランド魂も彼ら選手の大きな力の原動・源でもあるのでしょう

またもチームの熱狂的なサポーターの一人として
ハリー王子が顔を真っ赤にして喜んでいた、ワイシャツ姿も良かったですね・・
グリーンウッド選手の奥様とも仲良しで一緒に応援していたそうです・・・

「トライはない・・、ううん、良い〜〜んです! 
ジョニー坊やのキックさえあれば」→J・川平調で・・・


ウィルキンソン選手のキック




 

                                     

さて、決勝ですがイングランドVSオーストラリア

イングランドは皆様もご存知のように面白くないラグビー(これは解説者さんや元ラグビー選手の方々がとくに強調!)を
やらせれば天下一品ということを準決勝で証明しました
対してオーストラリアも割りとFW周辺を攻め続けラックの連取から堅い試合展開をするチーム
お互い手堅いゲームになるんでしょうね・・・

でもやはり世界最高峰のゲームですから、
最高の手堅いゲームを緩むことのない緊張感の中で80分間続けてくれると思います


少しでも切れた方が負けるでしょうから・・・

やはり個人的にはウィルキンソン選手が力を発揮できますように・・・!


で、3位決定選戦ですが、おフランスはともかくニュージーランドのモチベーションが持続できるのかな、と
心配だったのですが相手が彼の国となればここ数年続いたどこか危ういニュージーランドのトラウマが
前回の準決勝に起因する!と思っていた私にとっては楽しみなゲームになるような気がします

ニュージーランド首脳陣とプレイヤー
「決勝以外の試合は意味がない・・だけどこのままでは帰れないし、
フランスには前回のつらい思いの仕返しはある、
ましてや2度負けたら本当にもうニュージーランドの土は踏めない・・・」


おフランス首脳陣及びプレイヤー
「・・・・・、トレビアン!」

カレラダケハナニヲカンガエテイルカ。。ワカラナイ謎ノシュウダンナンデス
さて、次の試合に対するモチベーションは・・・



本当にあと2試合で終わってしまうのですね・・・
まだまだ続けてほしいけれど、世界最高の試合(決勝戦)も観たい・・・

すでにもう4年スキップしても良い・・と思ってしまいます・・・



ところで下のツーショット!
豪華ですよね・・アディダスさん・・・民間放送でもこのCMを流してほしい・・・

私にとっては最高の30秒です

(注:私はベッカム選手のファンではありません 
ごめんなさい・・しかし・・彼もいい顔していますよね。。このCM)


ジョニー坊や&ベッカム



次回も、大会の結果と感想を独断と偏見に満ち満ちた・・ページで続けさせていただきたいと思います
(4年に1度の祭典ですので・・・お許し下さい)

注)これはあくまでも私個人の感想になります
皆様それぞれのご感想やご意見をお持ちでいらっしゃることと思います
皆様のご意見などお待ちしています








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