Sportsの窓


本国・イングランドより〜編


今日は伝統ある早明戦・・・半旗と黙祷から始まりました・・・
先日イラクにて亡くなられた奥克彦在英大使館参事官と井ノ上正盛1等書記官のご冥福を心よりお祈り申し上げます
早稲田選手の偉大なる先輩にあてた今日の闘志はきっと彼らに届いていることと思いました・・・


静かな聖夜





WCが終わり、何故か国内のラグビーへは何なく足が向かなくなり・・・
今朝もスカパーの再放送のアメリカVSフィジーをぼ〜っっと観ながら
ああ・・夢のようだった・・とつぶやきながら、
ふとカレンダーを見上げて「明日はロンドンで優勝パレードがある日」だと、
気がついた途端に、日本にいる寂しさがふっと胸に過ぎりました・・・
ここがロンドンだったなら・・・

そんな訳で先週より現地にいらっしゃる方々からご好意により送って下さった
イングランド優勝の一瞬をまだ大会に未練を残している方のために
ちょっぴりおすそ分けが出来たら、嬉しいです・・・





ご承知の方も多いことと思いますが、本国英国には現在岩渕選手を始め数人のラグビー選手がプレイしています
また、今までも多くの摘出した優れたプレイヤーがラグビー留学をしていました

ラグビーというスポーツはロンドンのみならず、英国に在住されていらっしゃる日本人の方々にも
今回のWCという大きな大会だけでなく、シーズンになればそこここでプレイされる
とても身近なスポーツであり、人気も想像以上に高いことを
改めて感じる機会に恵まれたことも私にとっては、大きな収穫でした

実は今回10月の英国お薦め本にてご紹介いたしました、木野 悍 様のご好意により
木野様が現地にて発行されていらっしゃる【英国日本人会ニューズレター2003年12月号】から
下記のコラムの転記をほんの一部、ご許可いただくことが出来ましたので、
ここにご紹介させていただきたいと思います


東証ロンドン事務所副所長でいらっしゃいます、竹中 聡様は国内外のラグビーに精通された方だそうです
去る10月8日に「ラグビー・ワールドカップの見所」という講演会を
ロンドン・日本人クラブに於いて講演され、
夜の会にも関わらず20数名の方々がお集まりになったそうです・・・


こちらではその竹中様の講演後、「WCその後について」をご案内いたします





WC決勝戦について、二水会冬休みのページ
ラグビーワールドカップその後



11月22日という土曜日は、イングランド・ラグビーチームが劇的な優勝を遂げたことで、多くの人にとって忘れられない日になりました。
オーストラリアが先行するイングランドに追いついたのが規定時間ぎりぎり、
延長戦に入っても時間切れ30秒前まで勝敗の行方がわからなかったという、めったにないシーソーゲームでした。
かといって編集氏が一人騒いでいると、

「あら、二水会はまだ男性路線かしら?」と、女性会員の声も聞こえてきそうですね。
でも10月二水会とその後の動きは、けして男性専科ではありませんでした。
出席者21人中10人が女性という場面から始まり、講師の竹中さんが賞品に提供したシャンペンは、
ゲストで出席した山中麻理子さんの手に入ったのです。
山中さんは準決勝進出4カ国を的中させたばかりか、日本チームの総得点数予想でもみごとな勘を働かせました。
というしだいで、火付け役だった竹中さんに男性を代表して決勝戦の感想を語っていただいたしだい。

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  イングランド対オーストラリア、これぞワールドカップの決勝戦といえる一戦ではなかったでしょうか。
総合力ナンバー・ワンのイングランドと、開催国の底力を見せて3度目の優勝を狙う実力者オーストラリア。
どちらにも勝って欲しいと、イングランド・サポーターの私としては、矛盾する気持ちも実はあったのです。
当日は激しい雨の中での戦いであり、しかもフォワード(編集部注:前衛とも訳す切込部隊)に優れるイングランド圧勝と予想したのですが、
結果は同点で延長戦になりました。
オーストラリア後半の守りは、特に見応えがありましたね。
  ジョニー・ウィルキンソンのキックばかりが話題に上りますが、
私の印象に残っているプレーは、その決勝キックまでゲームを導いたフォワードの頑張りでした。
徐々にボールを良い位置に運び、的確にパスするということができたのは、チームの意思統一が完璧であったことを意味しています。
特に最後は、自身がフォワードであるキャプテンのジョンソンがボールを持ち込みながら、あえて無理をせず、
ウィルキンソンに好球を渡して土壇場のゴールを決めさせた名場面を演出したのです。
優勝への貢献度と言う意味からは、ウィルキンソンに負けず劣らず価値の高いプレーでした。

竹中 聡談


日本から遠く離れた同胞の皆様たちがこんな形でラグビーを楽しんでいらっしゃること、
またそのスポーツ発祥の地の彼の国の世界1は、
竹中様達始め皆様も本国の方たちに負けないくらいの喜びを感じられたに違いないのでは・・・・と思わずにはいられませんでした


その木野様、また私の後輩が送ってくれた現地での優勝したときの貴重な新聞記事をほんの1部ですが・・・

新聞各紙の1面です
全てがスポーツ新聞ではありません
やはりジョニー坊やこと、ウィルキンソン選手が
かなりの書面を取っています

彼のキックの場面あり、優勝が決まった瞬間あり・・・

送っていただいた新聞は・・・
The Sunday Telegraph
Sunday Mirror でした
ロビンソン選手のトライシーン、
そして前回の主将ダラーリオ選手の突進

白黒ですが、2面見開きによる試合中の名場面

ここには写っていはいませんが、
イブシ銀のようなベテランの鏡

マイク・キャットも笑っています
そういえば彼が出てくると
不思議と負ける不安は一切なくなる・・
頼りになる先輩バックスでした

グリーンウッド選手の奥様にしがみついて
ハリー王子・・・
ずり下がったGパンに、イングランド帽子
目頭が熱くなりました
本当に力強いサポーターです・・・

王子の素直な喜びが
言葉よりも何よりも私達に伝わってきます・・・

こちらは決勝戦の王子と
グリーンウッドの今度はお嬢さんと一緒に観戦

今日も続けてのラガーシャツ姿で・・・
そのお隣は授賞式でも離さなかった
ニール・バックとお嬢さん


このお嬢さんは世界中で1番幸福な
お子さんです・・・
もう横顔もそっくり

この新聞記事を一つ一つ読みこなせるだけの英語力がもし私にあったなら・・・
是非ご紹介していきたいです・・・
ただ・・その能力が私には不足していることを、皆様にはお詫びのしようもありません

ですからこの紙面から少しでもイギリスの興奮度が伝われば・・・幸いです・・



                                     

先日ウィルキンソン選手がエリザベス女王から大英帝国第5級勲位(MBE)を賜ることが決まったとのこと・・・
12月10日にその授与式

最優秀選手賞をもらったウィルキンソン選手


明日12月8日はロンドン市内で優勝パレードです




益々と面白くなりそうなこれからのラグビー・リーグ・・・目が離せません・・・

本当に何もかも投げ出して、何をおいても今はロンドン行きのチケットを手に入れたい私です・・・
(・・・本当に行こうかしら・・・?・・)




次回は実は・・・・頑張れ!キゥイー オール・ブラックスからの新聞記事を交えてお伝え致します

まだまだ、このWCページは終わりません・・・

イングランドさぽーたー



注)これはあくまでも私個人の感想になります
皆様それぞれのご感想やご意見をお持ちでいらっしゃることと思います
皆様のご意見などお待ちしています








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