Excursion from London
ChapterA
ロンドンからの小旅行で私的には国の違うウェールズも含まれます
この国へ向かう大きな理由はラグビー観戦が主になってしまっていますが
初めて訪れた寒い2月の末にお世話になったお宿のおばあちゃんが
英語を話せず朴訥なウェールズ語でいろいろと話しかけてくれたこと
その言葉をご主人が一生懸命英語に訳してくれて・・・
でも、物凄く訛りが強くて、その言葉もほとんど理解ができなかったこと![]()
寒い夜ナイターのラグビー試合を一人で観に行った私を心配して
帰宅後暖かい赤ワインを振舞ってくれたこと・・・
その時々を大きな手を広げて迎えてくれる
懐の大きな人々が住まう・・・
私はこの国を歩いて何度もそう思えたような気がします
それは、赤い龍がこの国のシンボルで
どこを歩いていても
そのレッドドラゴンが頭上から見守ってくれているような・・・
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緑溢れる渓谷とイングランドとはまったく違う文化を持ち
独自の言葉と精神を持つ
誇り高き国の一つです
北のスコットランドとはまた違ったこの国の空気はとても穏やかで・・
それでいて決してお隣強国に屈しなかった頑固なお国柄
どんな時も自身の『アイデンティティー』を忘れるな、と
私に教えてくれた人々の国
赤毛と民族の誇りを大切にする気持ちを持ち続ける
この国の人々が大好きです![]()
ロンドンから1日かけての小旅行も充分可能なウェールズ・カーディフへ
お天気の良い日に朝から訪れてみてはいかがでしょう![]()
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〜 カーディフからセント・ファガンスへ 〜
<Museum of Welsh Life>
これからの季節にお薦めです![]()
朝早くロンドンの都会から緑豊かな国ウェールズの首都
カーディフからローカルバスにちょっぴり揺られて
1日自然の中でゆったりとすることができます
そして、この国の生活や歴史を直に観ることができ、
広大な敷地の中でウォーキングも兼ねられ、
美味しいお茶もいただける・・・
そんな素敵な1日を過ごすことができると思います

そんな博物館を今回はご紹介します
では、先ずはロンドンから出発いたします
| 鉄道 | : | ロンドン・パディントン駅から直通で約2時間 1時間に2本くらいはあります |
| 長距離バス | : | ヴィクトリアコーチステーションから約3時間10分 2時間に1本くらいはあります |
カーディフ中央駅前に降り立つとバスターミナルが目の前です
もちろん、長距離バス(コーチ)でいらっしゃった場合は
その降りたったターミナルからローカル・バス乗り場へ移動するだけです
カーディフからローカルバスに乗り換えて約25分で
郊外のSt.Fagansに到着します
| 路線バス | : | カーディフバスステーションのStandB3から32番、又は320番バスになります 料金:往復£2.95 乗り込む際に往復(Return)とドライバーさんに伝えれば レシートをくれます 帰りにはこのレシートを見せれば大丈夫 |
| *月〜土 行き 09:15/10:20/11:20/12:15/12:20/13:20/14:15/14:20/15:20 帰り 10:52/11:52/12:48/13:48/14:48/15:48/16:48/17:33 日 行き 09:40から15:40まで毎時40分に運行しています 帰り 10:09から17:09まで毎時09分に運行しています **上記の「時刻は2007年3月までです シーズン毎に時間の変更があります バスステーションのインフォメーションでご確認ください |
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こんな風にバスステーションには案内表示が出ます
スタンドB3で電光表示が次ぎにくるバス番号と最終行き先が表示されます
バスに乗り込む際に必ずドライバーさんか、車掌さんに行き先を伝えて
降りる場所を教えてくれるようにお願いしましょう!
どんな運転手さんも必ず教えてくれます
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カーヂィフの街の郊外をのんびりと抜けていくと
ドライバーさん、車掌さんが教えてくれるバス停で降りると
もう目の前が
『Museum of Welsh Life』
その名のとおり
ウェールズの国での昔からの生活の様子や
広大な庭園を持つSt.Fagansのお城など
見所が満載です
あとで解ったのですが
私が降りたバス停は経路の最後
お城の入り口から入ったのですが
バスによっては経路の始まり駐車場のある前
“The Galleries”前にバス停もあります
こちらからの入場だと順路通りに園内を回ることが可能です
もちろん!
私が辿ったお城からの経路でも充分楽しむことができます

お城からの入り口 この前にバス停があります
上記がバスを降り立った場所のミュージアムの入り口です
| Museum of Welsh Life St Fagans National History Museum |
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| 住所 | : | St Fagans Cardiff CF5 6XB |
| Tel | : | 029-2057-3500 |
| Open | : | 10:00〜17:00 無休 |
| *入場料はありません | ||

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![]() ジンジャークッキーマン |
![]() 焼きたてパンが並ぶ |
パン屋さんの店先には
子供達の大好きなジンジャークッキーや
焼きたてのホワイトブレッドや色とりどりのキャンディーやお菓子が並んでいます
そして、この界隈には当時の街のショップが再現されていています
洋服屋さん、郵便局や雑貨屋さん(食料などを置いているよろず屋さん)など・・・
その中でも“Gwalia Stores”はそのよろず屋さんの一つですが

こちらの2階はティールームになっています
早速こちらで一休み
お茶をいただくことにしました
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明るい店内ではお茶のほかにランチなどの食事を取ることも出来ます
サンドイッチプレートや暖かいスープ、ジャケットポテト、
入り口近くには本日焼かれたケーキがホールで並べられ
ここでのんびり寛ぐことが出来る場所です
窓からは外の農場の様子を眺めることもでき、
壁には昔の暮らしの様子の古い写真が飾られて
とてもゆったりとした古き良き時代を彷彿させるような穏やかなティールームは
おばあちゃん同士がおしゃべりしていたり、
小さな子供を連れた若いお母さんやこのミュージアムのスタッフがランチを取っていたり・・
私もすっかりここでのお茶に一時の休息を取ることが出来ました![]()

上は私がここでいただいたクリームティーのセット
£3.85也
2つのフルーツスコーンとクロッテドクリームとジャム
ハウスティーです
スコーンは焼きたてのほっこりとした食感でクリームもジャムも甘すぎず
美味しかったです〜![]()
このティールームから1階のショップ内部に降りられる階段があります
こちらでしっかりと休んだ後よろず屋さんでちょっぴりショッピング
店内はウェールズ産のジャムやハム、チーズなどの食べ物、
この農場で作った蜂蜜やクリームも売っています
![]() 食料品のコーナー |
![]() 台所用品売場コーナー |
![]() タバコ売場コーナー |
ジャムの壜も蜂蜜も美味しそうだったのですが・・・まだまだ道のりは長く諦めてしまいました・・![]()
居心地良いショップから外に出ると
このように柵の中には先ほどのチーズの元
広々とした農場が広がっています
そして、ピクニックもできるようにこのようにテーブルが用意されているので
お弁当持参でのんびり空気の綺麗なこの場所での
ランチもお薦めです![]()

柵の中にはおなじみの牛やら大きな羊達がゆったりと草を食んでいます
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ロンドンで過ごしたり、
ちょっぴり大きな街のカーディフでの喧騒のあと
このようにのんびりとお茶をして
牧場を見ながらのんびり歩き・・・
そんな至福の時を持つ旅の贅沢な時間は
お天気と季節がセットになってこそかもしれません
しかし・・・元来た道順をのんびりと戻りながら
カーディフの街から来たバスを降りた反対側に
街へ戻るバス停があり
ここでぼんやりと帰りのバスを待っていたら

そのバス停のミュージアムの向かい側はこのように古い教会が
ぽつんと建っていたことに気がつきました
来たときはまったく気づかずじまいでした・・・

St Fagansの静かな集落やここMuseum of Welsh Lifeは
ウェールズが正しくイングランドとは違った歴史を待ち
生活や文化を守りつつ
人々が穏やかに暮らしてきた経緯を感じることができます
是非、ロンドンからの1日たっぷりと使った小旅行に
お天気の良い日を選んで
でかけてみてはいかがでしょう![]()
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ロンドンからは列車でいらっしゃることをお薦めします
もちろん、レンタカーでもコーチでもいらっしゃれますが
どうしても街に入る際には
世界共通渋滞が予想されます
それはここロンドンもカーディフも変わりません
では、ロンドン滞在中の小旅行が
皆様にとって素晴しい時でありますように・・・

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