Excursion from London


Chapter[


【 To Winchester 】


 
【1】


今年2013年8月始め
前月から湖水地方を堪能し、その後ロンドンで短い滞在の後
お客様を日本への帰国を見送った
そのすぐ後に1人で3泊イギリスに留まり
その3泊をどんな風に過ごそうか・・・と考えた時に・・・

思いついたのが、皆様をヒースロー空港までお見送りするので
その
ヒースロー空港から移動のできる町

できれば、折角ロンドン郊外まで来たので
ロンドン市内を通らないで行ける町

そして、今回は湖水地方で“歩き”が中心だったので
一応装備もある・・・


・・登山靴持参・・・

歩くことのできる町

もちろん!歩いて愉しい町♪


イギリスの大判地図を眺めていたら
方向的には・・・

@ イングランド南部
A まだ訪れたことのない町
B ヒースロー空港や戻るロンドンへ1〜2時間圏内の町
C 見所のある町

と、思ったら・・・
ふいに数年前にお問い合わせをいただいたお客様が
このウィンチェスターを薦めてくださったことを思い出し
今回ご紹介するこの町になりました


ジンジャーマン・クッキー
ウィンチェスターのお菓子屋さんから
子供達が大好き!ジンジャーマン・クッキー




ヒースロー空港へ帰国するお客様と一緒にロンドンを出て
そして、この町で2泊して、最後はロンドンで1泊→帰国の途

これが今年夏の3泊一人旅になることもあり
まだ行ったことのない町でもあるウィンチェスター


思い描いていた条件にぴったり!だったので
目標が決まると早速手配を進めました♪


鉄道ではなく、
今回は久しぶりの長距離バス(コーチ)での移動もわくわくです






早速場所と移動方法が決まり、
日本から早割りコーチチケットの予約をいたしました

*事前購入の場合は便の変更は不可なのでご注意くださいね!

National express


購入したチケットは往復で£29.10也

予約確認書での購入なので
長距離バスのチケット交換も今回は初めて!

夏場の1年で最も高い時期でのチケットなので
まずまずの料金にちょっと満足して・・
さて、初めての事前購入チケットやヒースロー空港からの乗車です



コーチの予約確認書
サイトから購入した長距離バスの予約確認書
下の方に日付や行き先、バスの便名などが入っています
また、乗車地のマップなども確認ができます




古都ウィンチェスターをご紹介いたします












【From London to Winchester】


ウィンチェスター



アルフレッド大王
アルフレッド大王の像がお出迎え

この町の入り口では
イギリスでも人気の高いアルフレッド大王像が出迎えてくれます


アルフレッド大王(849-899/在位871-899)は名前はよく聞くけれど
このウィンチェスターと縁があるとは
実は今回まで余り詳しいことは知りませんでした・・

イギリスの歴史においては必ず登場するにも関わらず・・

お恥ずかしい・・・


アルフレッド大王って一体どんな王だったのでしょう・・・?

まだ英国が7つの王国に分かれていた6〜8世紀

879年頃の英国地図
879年頃の英国地図 Wikipediaより


871年に即位したアルフレッド大王が
当時イングランド侵入に悩まされていたヴァイキング(デーン人)を阻止し
この七王国をまとめ上げた、イギリス唯一の大王でありました

そのイングランドで最初の都となったのが
ウェセックスWessexのこのウィンチェスターです

エセルウルフ王(ウェセックスWessex)の4番目の息子で
3人の兄の後を継いで王となりましたが、
外部からの侵略時代を切り抜けただけではなく
アングロ・サクソン諸法律を集大成し、
学校をおこすなど学芸・教育の振興をおこなった人物としても業績があり、
正しくアングロ・サクソン時代最大の王とも称され、
現在では教会内では聖人にもなっています

アルフレッド大王銅像
アルフレッド大王像


また近年ではこのウィンチェスターにある聖バーソロミュー教会の敷地内で
この大王の遺骨の可能性があるとされる骨の発掘でも
英国内でも大きなニュースとして取り上げられたばかり・・・
(但し、まだ科学的な調査までは進んでいません)

本当にその時代の遺骨だったら・・!

今後の研究、探求も愉しみですね!






さて、“大王”ばかりではない、この町へは
先ずは行き着くまでも旅!

ロンドンから南へ下った町このウィンチェスターへは
ヒースロー空港から初めてコーチを利用して向かいました
(今まではヴィクトリア・コーチ・ステーションから出発していたので・・・)

自分でも今まで数知れず
この便利な長距離バス・コーチを利用していたにも関わらず
ヒースロー空港ターミナル3から乗車するのは初めて!

お客様を帰国の途へとお見送りした後、
余裕で乗車できるはずだった・・予定のコーチは
混み合うターミナルでの手続きでどんどん時間が過ぎていきました・・

間に合うかなーーー


空港内の案内
ヒースロー空港ターミナル3内の案内

空港内には上記の案内がここかしこにありますので、
初めての場所でも比較的わかりやすいのですが・・

ただ、広いだけに目的地までどのくらいの時間がかかるか?が判らない・・

そんな時は空港スタッフに
先ずは目的地までどのくらいの時間がかかるのか?を
先に訊ねるようになりました

結構無駄に焦ってしまう性格でもあるので・・


・・失敗は数々多し・・


バス・ステーションへ  バス・ステーションへ


大丈夫だよ、10分も歩けば着くよ!”と
スタッフからの言葉に安心して
広い空港内を荷物をしょって案内通りに進みました


そうして程なく到着したのが、
ローカルバスも含む長距離バス・ステーション


バス・ステーションの待合室とチケット売場
長距離バス・コーチの待合室とチケット売場


明るい待合室で周りにはインフォメーション始め、
チケット売場、売店、トイレなどあります

下は長距離バスの会社「ナショナル・エキスプレス」のチケット売場

バス・ステーション  チケット・マシーン
コーチ・チケット売場 右はチケットの自動販売機

すでに私のように早割りで購入した予約確認書は窓口へ

慣れたお客は自分で購入手続きする自動販売機へ

あとは自分の乗車するバスが何番ゲートに乗車できるか?の案内が出るまで待ちます


コーチの案内
長距離バスの案内

@は発車時間
A最終目的地(途中下車の場合は自分の乗車するバスの最終目的地を知っておくと便利)
Bバスの便名、
状況(乗車中、とかまだ待て・・とか)

常に多くのバスが発着をしているので、
この案内ボードは皆一様に見つめています

そして、この案内に自分の乗車するバスの案内が
CBoardingと出たら、バス停へGo!

因みに私のこの日乗車するバス(コーチ)は
18:30発 Portsmouth行きバス便名203でした


バス発着場所への案内  バス停へ
左は待合室からバス発着場所への案内
右はそのバスの発着場所(バス停)


あとは自分の乗車するバスがそのバス停に来るのか?を確認し、
右のドアからバス乗車へと向かいます

バスに乗車
長距離バス乗車
車内へ持ち込めない大きな荷物は運転手さんへ預けます



長距離バスは運転手さんのみが乗車しているので
時間を問わず女性の1人旅は出来るだけ前の席をお薦めします


前方席
出来るだけ運転手さんの近くの席がお薦めです
景色も広いしね!



そして、約1時間半をまだまだ明るい陽がある内に
ウィンチェスターに到着しました



ウィンチェスターのバス停(コーチ)
アルフレッド大王の像が見えます


しかし、このバス停でこの日下車した数名の人達は
瞬く間に町の中へ溶け込んでしまい・・
正直宿までのタクシーすら目につかない・・・

しばし、町の人らしき通行人を待つことに・・
(到着したのが20時くらいだったのです)

そして、人の良さそうな年配の男性にタクシーを尋ねると
ちょっと、待ってね!と言い添えて
歩道を走り去ってしまったので、こりゃ、逃げられた!と思ったのも束の間

待ってーーおじさんッ


ちゃんとタクシーを呼んでくれました
(疑って申し訳ない・・・





今回予約したB&Bは何と!5つ星!

前の晩はミセス・ハリガン宅のお隣、
ホリデーホステルのドミトリーでの1晩だったので
最後3泊の内、この2泊はちょっと贅沢をしよう!と思っていたのです





このウィンチェスターで滞在しようと決めたのは
旅の約3ヶ月前

それなのに・・すでにこの町での目をつけた宿は軒並み満室・・

そんなに人気のある町なのか・・・と・・・

そうなると俄然に行きたくなる気持ちに拍車がかかり、
滞在できる範囲
(車がないので、出来るだけ町中で且つちょっと良いB&B)に
数軒問い合わせメールを送りました

そんな中、返信も早く、料金も予算内(ギリギリ・・)だったので
決めた宿が『Orchard House

1泊朝食付きシングルユースで専用バスルーム付き£60.00也

乗り込んだタクシーで約5分

しかし、かなり町の中心から走ったように思いました

それでも、静かな高級住宅街と思しき地域は
ほっとさせる空気をそこかしこに醸し出ておりました

オーチャードハウス

滞在した Orchard House B&B

想像以上に大きな家で門から玄関までの車廻しが広く、
車で旅をする旅行者には持ってこい!の
敷地内に駐車が可能です

しかし、歩きの私はこの玉砂利をトランクを転がすのが辛かった・・


玄関


と、まあ文句を垂れながらも何とか玄関まで行き着き
出迎えたくれたこのB&Bのマダム・ヘイディは
この家のように大きい方でした!



案内してくれた私の部屋は
(何度もしつこいけれど)前の晩とは
(申し訳ないけれど・・)
比べ物にならないくらいの素晴らしい部屋
思わず小躍りしたいくらいでした


ダブルベッド
大きなダブルベッド
向かって右側手前は窓 左は鏡張りの収納


大きなテーブル
大きなテーブル(有難い!)にはTV、
お茶セットとフルーツや町の資料ファイル


バスルーム
広い広いバスルームはシャワーオンリーですが、
窓の外は表玄関が見えました

本棚
入り口近くの本棚には写真集もあり、
ビートルズ関係の本がたくさん!






今晩はこの部屋でゆっくりできることに満足し、
さて、時間的にはゆうに夕食時間を越えていることに
おなかも満足させてあげようと
近くのお薦めパブをヘイディに教えてもらいました

あと30分で食事の時間が終わるから、と
またまた急いでこの家を飛び出し向かったのは
この町でも1,2のパブと言われる『The Queen Inn

住宅街の中で一際そこだけ人の声が聞こえた

素敵なパブでした

The Queen Inn
Queen Inn


前庭には幾つか野外でも楽しめるよう
テーブル席があり、
中でもわいわい・・またその裏庭にも人が沢山いました



パブの看板  パブの入り口
左はパブ看板 右はパブの入り口


21時に食事メニューが終わる時間前に何とか行き着き
室内よりも気持ちの良い外の方へ

お薦め地ビールとチキン・シーザー・サラダWith新じゃが

この日の夕食
この日のお薦めメニューから


ビールハーフ・パイント£2.30、
チキン・シーザー・サラダWith新じゃが£6.50也

この一皿が食べても、食べてもなくならないっっ

パブ飯はどこでも相変わらずの量・・
まあ、生野菜サラダが主なので健康的だと
一生懸命食べました!

美味しかった!っす





外のテーブルではこんな仲間も居て・・

家族連れ
おとなしくて人懐っこいブルテリア 綺麗なお嬢さんでした


彼女もちゃんとお水をもらっていました

さすがに22時近くになってくると
パブは段々人が多くなって賑やかになってきましたので
真っ暗になって帰りの道が判らなくなる前に退散!

帰りますーーてってけてー


そして、居心地の良い宿へ向かい・・

朝から半日お客様とロンドンでのショッピング&アフタヌーン・ティー

午後遅くにそのお客様達をヒースロー空港でお見送り、
コーチでこのウィンチェスターまでのと・・・
長い、長い1日が終わりました







次ぎは楽しみなお宿の朝食から始めましょう!
















次ぎはいよいよ町へ出発します!

1ページには収まりきれないロンドンからの小旅行

盛りだくさんの見所満載のウィンチェスターをご紹介いたします!


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