Excursion from London


Chapter[


【 To Winchester 】


 
【3】


年を越して2014年初めてのページは
引き続きこちら大王の町
ウィンチェスターの観光から・・・


アルフレッド大王像
アルフレッド大王の後姿


小さい町ながら歴史とまだまだガイドブックに紹介されていない見所が
沢山詰まった町でした


観光案内プレート
町の要所にある観光案内プレート



ロンドンから列車でも長距離バス(コーチ)でも
僅か1時間強で行ける日帰り充分可能な町

またイングランドにとっては遥か中世の頃より
この国にとって重要な節目節目の時代に必ず歴史上には名が出てくる町


River Itchen
町の東側を流れる美しい河 イッチン河


1554年あのヘンリー8世の長女、
メアリー1世女王スペイン王フェリペ2世の結婚式が
この町で執り行なわれてもいます
(この時代はイングランドが歴史上最も興味深い時期、
“ブラッディ・メアリー”※と言われた女王
生涯で1番嬉しい時を過ごした場所でもあります)



イーストホールとウェストホールの回廊
今も残るメアリー女王の結婚式が執り行われた場所の通廊
(ウルブジー城址跡より)

そのメアリー女王とフェリペ2世は結婚式が執り行われた
かつてのウィンチェスター大司教の居城、
現在は廃墟と化している
ウルブジー城跡のご紹介から始めましょう!

Wolvesey Caslte

ウルブジー城跡 wikipediaより


ウルブジー城址からGo!






【From London to Winchester】


ウィンチェスター


市内のツーリストインフォメーションが薦めてくれた
市内の見所ウォーキング

下のマップでBから今回は進みます

町のウォーキング・ルートマップ

@ ツーリスト・インフォメーション
A Abbey Garden
B Wolvesey Castle
C Wincester College
D Jane Austin's House
E Cathedral
F Market Lane
G Great Hall & Round Table


最初のこの町での建造物としては
12世紀に建てられたノルマン式のBウルブジー(Wolvesey Castle) 城

“城”とは言ってもこの城はすでに廃墟となっています

しかし、イングランドの中では重要な歴史的な建造物として
イングリッシュ・ヘリテイジが管理、保護をしているので
この静かな城跡は人も少なく
漫ろ歩きには丁度良い空間です




イッチン河沿いから別れ、College Streetへ進むと
すぐにこの城跡の小さな入り口を
見つけることができます


“大学通り”  大司教の事務所

左はイッチン河から右手に折れて
静かな通りCollege streetへ入ると
右の写真ウィンチェスターの大司教のと事務所


ウィンチェスター大司教の家と事務所


上記のゲート右手横に細い小道があり、
この小道をまっすぐに進むと遥か昔12世紀の大司教が住まっていた
現在は廃墟と化した
Wolvesey Castle(ウルブジー城址)の入り口となっています


Wolvesey Castleの入り口  
*入り口は一応ありますが、見学は無料
但し、
2014年は3月末までは閉鎖されています



この城は中世の頃絶大な力を持っていた
ウィンチェスター寺院の
大司教※※の家としても非常に大きな城でした
      
     
メアリー女王は父ヘンリー8世が自分の母との離婚を認めさせるため作った英国国教会を否定し、
母の国であるスペインと同じカトリック教に傾倒
そのため父ヘンリー8世の英国国教会支持者を尽く処刑
そのため“ブラッディ・メアリー”と称される

※※大司教とはカトリック教会位階の一つで、ある司教区(教区)を監督する聖務職のこと


大司教ヘンリーの家(城)
大司教の名はヘンリーさん 
大司教ヘンリーの家としてこの城は紹介されています



周りからは下記城壁に囲まれているために
その広さ、大きさは解りませんが・・・中に入ってみると
その時代に絶対的な力を持っていた寺院と
その頂点である大司教の地位の高さを実感します



城壁
この城の敷地を囲む城壁の跡


その城内で最も古い建築部分とされているのが
下記都市壁の門の部分です

都市壁の門
@は1141〜54年にかけて造られたもの
AからDまでの順番
最後のDは1372年建造


そして、そのゲートを越えると
1554年7月25日イングランドのメアリー女王とスペインのフィリペ2世が結婚式を挙げた
イーストホールがわずかに残っています


East Hall  East Hall全景
イーストホール

そして、この大司教が最も力を持っていた証としては
大きな宝庫


宝庫  The Treasury跡
大司教の宝庫跡

敷地の1番奥にあった宝庫の跡

時の権力者の城跡を最後の眺めながら
この城址と後にしました


イーストホールから奥宝庫まで
手前がゲート、次ぎがイーストホール、奥が宝庫

そして、最後は現在のウィンチェスター大聖堂の司教宅と事務所

現在のウィンチェスター大聖堂の司教宅と事務所
今もって大きな力を感じさせるウィンチェスター大聖堂司教宅と事務所の建物


再びCollege Streetへ出て、その小道をそのまま進むと
1382年創設されたイングランド最古の男子全寮制パブリック・スクールの
ウィンチェスター・カレッジの入り口があります



Wincester Collegeの入り口
ウィンチェスター・カレッジの入り口

1323年にこの町の大司教(W・Wykeham)が聖職者の教育を向上させるために
当時のイングランド王からの寄付を引き出させて、
この大学の基礎を作り上げました

実際に大学の教育の場としては1382年に開講はしますが、
この大学の建物自体は1387年に着工が始まり、
その間はこの場所では授業はできませんでした
その間1394年3月まで
その教室はオックスフォードで行われ
ウィンチェスター・セント・マリー・カレッジとして活動をしていました



入り口から奥を覘く

この大学はイギリス首相で最も最年少24歳で首相となった
“小ピット”と呼ばれる18世紀末から19世紀始めの政治家ウィリアム・ピットの後
(この小ピットとも学友だった)
首相となったヘンリー・アディントンを始めとする
詩人、登山家、法律家、物理学者と多方面に渡り
英国にとって財産ともなる人物を数多く世に排出しています


ガイドツアーの案内
校内ガイドツアーの案内

歴史あるこの学校内を子息を入学させたい親御さんのみならず
私達のような一介の旅行者にも門とを広げて
学校内を見せてくれるガイドさんと一緒のツアーを設けています



校内ツアーの様子
校内ツアーの様子 Wincester Cllegeサイトより


学校のサイトの「Guided Tour」から
催行日と時間を確認されてからお出かけくださいませ

因みに私はこの日は12時からツアースタート、とのこと
時間が合わず・・・
入り口付近でこれ以上不審者として通報されない程度にうろついてから
後ろ髪を引かれる思いで後にしました・・・

大学の高い塀
College Streetに面した学校の塀
これだけでも歴史を感じさせる石造りの頑丈そうな石塀です



その未来の英国のエリート達の学び舎のお隣は
今日の英文学には欠かせない
ジェーン・オースティンが生涯の最後を暮らした家があります



大学のお隣にあったジェーン・オースティンが住んだ家

ジェーン・オースティンは元々ハンプシャー州のスティーブンで生まれ、
その後バース、サザンプトンと続き
ここウィンチェスターに住まいました

この時代一生を独身だった彼女は家族の移転と共に
その居を変えて行かざるをえなかったのですが、
ここウィンチェスターへの転居は
すでに病魔に冒されていた
ジェーンの病気療養として移り住んだのでした

しかし・・僅か2ヵ月後にその生涯を閉じ、
彼女のお墓はこの町のウィンチェスター大聖堂にあります





その英国誇る英文学古典小説家として
最も名高い彼女の家のお隣は・・また古い趣のある書店でした

素通りできません・・


P&G WELLS
ジェーン・オースティンの家のお隣の書店




こんなお店を覘かないで通り過ぎることはできず、
この木とガラスの美しいドアから中に入ると、
天井までぎっしりとうず高く詰まれた本!本!の山


店内の様子
1階店内の様子 奥にレジがあります


手前側入り口近くは流行の本でしょうか?
小説、というよりは文学的な書籍のようでした

そして、店内の奥にはご主人がレジを守っていますが、
ミニコーナーのような場所に文具品もありました

私はブリティッシュ・カードというコーナーから
カードを数枚選びました


1階店内の様子2
カード類も充実した1階店内の様子


嬉しくなって、つい入り口付近の木の階段で2階へ上がると・・・
子供の本のコーナー

窓から入る光線が明るくて!
何時間でも居られそうな愉しい場所になっていました

2階の様子   2階の売場
2階は全て子供書籍コーナー

明るい2階は全て子供の本

年齢別、分類別となっていますが、
英語力に合わせると私の能力は未就学児童用が丁度!

動物の絵本や大好きなアルバート&ジャネット、エロール・ル・カインの本もありました

そして、本棚の上にはパディントンヤピーター・ラビット達も居て
子供達が嬉しくなるような空間を見事に作り出していました

階段の踊り場の棚


こんな本屋さんが身近にあったら
毎日でも通ってしまいそうです

ここでも懐かしい“ウォーリーを探せ!”の恐竜編を見つけ
甥っ子のお土産に・・


思わぬ楽しい時間を書店で過ごし、後ろ髪をこれまた引かれつつ・・・
(特に2階の子供書籍コーナーに)
さてこの町の観光目玉
ウィンチェスター大聖堂へと進むため
このCollege Streetを右に折れ
大聖堂に続くThe Kings Gateを見つけました


The Kings Gate
大聖堂へ続くキングス・ゲート


このゲートを通ると大聖堂の敷地へ入ります!












歴史深い町ウィンチェスターは見所が沢山!

ここからが先がこの町で最も目を引く見所となります

また次回へ続きますが、
どうぞ、最後までお付き合いくださいませ





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