Excursion from London


Chapter[


【 To Winchester 】


 
【4】


さて、今回ここウィンチェスターのご紹介は
この街での最大の見所

ウィンチェスター大聖堂からスタートいたします


大聖堂敷地内の案内
ウィンチェスター大聖堂敷地内の案内


“王様の門King's Gate”と通るとすぐに案内がありました




アングロサクソン時代からの石塀に組み込まれたプレートに
当時からの権力の象徴でもある大聖堂

広い敷地面積の中にはCheyney Court、Pilgrinms Schoolがあります

Cheyney Court
Cheyney Court

Cheyney Courtを通り過ぎると大聖堂へと続く通りが延びています



キングス・ゲートから入り大聖堂へ向かう

すると今度は突き当たりに見えてきたのがPilgrinms Schoolです

建物としてはそう大きいものではなさそうですが、
本日はこの中で憂嬉しい!Book Saleを行っていました

Pilgrinms Schoo  Books Sale

旅のガイドブックの棚から


素通りできるはずもなく
このBooks Saleで数冊のガイドブックとマップを手に入れ
(湖水地方のマップ2冊、ナショナルトラスト・ツアーリングマップ計3冊で何と!£1.50也
思わず1冊?!と聞き返してしまいましたー!!)
ほくほくで目的の大聖堂へと向かいます










【From London to Winchester】


ウィンチェスター


さて、市内のツーリストインフォメーションが薦めてくれた
市内の見所ウォーキング

下のマップでEから今回は進みます

町のウォーキング・ルートマップ

@ ツーリスト・インフォメーション
A Abbey Garden
B Wolvesey Castle
C Wincester College
D Jane Austin's House
E Cathedral
F Market Lane
G Great Hall & Round Table



この街へ行く、と話したら、
是非大聖堂の中で展示されている聖書を見てきなさい、と
湖水地方滞在中に
イギリス国内を旅しているマダムから教えていただきました




どんな“聖書”なのでしょう・・・


そして、この大聖堂は12世紀よりイギリス屈指の巡礼地
どんな“お宝”が見れるのか、愉しみです







:: ウィンチェスター大聖堂 ::

Winchester Cathedral


“ウィンチェター”と言ったら、誰しもが思い浮かべるのは
アルフレッド大王とこの大聖堂

そして、2005年には映画「ダヴィンチ・コード」では
北の回廊が撮影地となった、とのこと

私が進んだキングス・ゲートからはこの大聖堂の真正面からではなく、
残念ながら南の回廊側面に当たる場所からになりました


ウィンチェスター大聖堂

ウィンチェスター大聖堂

大聖堂は真正面から見た建物は十字架の形をしています
その十字の側面に上の写真はあたります

私が立ったこの場所は“Dean Garnier Garden”
ディーン・ガーニエ庭園です
バーバラ・へップワースの彫刻、ウィンチェスターで最も美しいとされる
中世期の邸宅の一つチェニー・コートがあります

チェニー・コート(中世の邸宅)
キングス・ゲートから入ってすぐのところで見ることができます


この大聖堂は現存する欧州内のゴシック様式大聖堂のうち
最も長い身廊と全長を持つ、イングランド最大級の大聖堂の一つとされています

この長い身廊側面にそって
真四角の庭にはそこかしこに木製の大きなベンチが置かれ
今日のようなお天気の良い日には
このベンチはランチを取る人達に大人気


Dean Garnier Garden
ランチを楽しむ人々

そんな風景を見ていたら、私も急におなかが空いてきて
先ずはこの大きな聖堂を見る前に腹ごしらえ!

どこかにカフェか、売店でもないか?と
人の多そうな正面へと行ってみました

するとVisitors Centerと書かれた案内の奥にどうやらショップが見えました

そして、人々が吸い込まれるようにその建物の先に向かっています

ありました!
大聖堂のカフェテリア!!

賞を受賞した大聖堂誇る“大聖堂カフェ”です

ウィンチェスター大聖堂カフェテリア

オープンテラスもありました

お天気の良い夏の日はこのオープンテラスは人気

私も早速この時間を楽しみたくて
先ずはカフェ店内へとメニューを覘いてみました


店内  本日のお薦めボード


テント風の店内ではランチを単品で選ぶことも出来ますし、
本日のお薦めのホットミールなど黒板に書かれているので、
これをカウンターで注文することも可能です


せっかくなので黒板の本日のお薦め中から
シーザーサラダを選びました

列に並びながら、カウンターに並んだ目移りする
楽しい!綺麗な食べ物が沢山!



本日のスープ
本日のスープ「ベジタブルスープ」には
奥の丸パンが付きます



サンドウィッチなどお惣菜パン  飲み物満載
サンドウィッチなど               冷たい飲み物の数々

デザートはこちら  生ケーキも美味しそう!
デザートのケーキ類の種類の多さに驚きました!

さて、注文したチキン・シーザーサラダとイギリスではポピュラーな夏の飲み物
エルダーフラワージュース(£2.10也)を購入

早速オープンテラスの席に落ち着きました



エルダーフラワージュース
  シーザーサラダ
氷を入れてもらったグラスとエルダーフラワーのジュース

そして、昨日に引き続きすっかりと気に入った
チキン・シーザーサラダ(£4.20也)

結構なボリュームです

このサラダにはなんと!アンチョビ入り!


チキン・シーザー・サラダ



しっかりと生野菜をここで補給
サクサク・クルトンは本当に美味しかった!

一人旅で食事に迷ったら・・・
ギャラリーやミュージアム、このような大聖堂や公園に併設されたカフェをお薦めします!






さて、すっかりとこのカフェでまったりしてしまったので・・・
重い腰を上げて、大聖堂へ向かいました

ウィンチェスター大聖堂
堂々たる大聖堂の入り口


@ 大聖堂開場時間 月〜土曜日 09:30−17:00
日曜日    12:30−15:00
A 聖書とギャラリー 月曜日    14:00−16:00
火〜土曜日 10:30−16:00
B 入場料 大人 £7.50
学生 £4.00
*入場日から1年間有効


この堂々とした大聖堂の正式名称は
『聖なる三位一体、聖ペトロ、聖パウロと聖スウィザンの主教座大聖堂
イングランド国教会 ウィンチェスター大聖堂』

北側に隣接した部分は612年に建造されたこの建物の最古の部分になり
“オールドミンスター”と呼ばれております
(こちらでダヴィンチ・コードの撮影された場所です)

1079年から大聖堂の建設が始まり、
1093年、1350年〜1410年まで身廊の再建が行われ、
1642年〜48年の間はイングランドの内戦により議会軍により一部破壊されるも
1660年には西窓の修復も含め、
最後の大工事は1906年〜1911年にかけて大聖堂の基礎を補強されました
(最後の工事には基礎部分が一部水浸しとなっていたため
水深6mの場所での作業が行われました)

様々な時代と共に現在の形とこの大きな代聖堂へと
変貌を続けてきました


2006年から入場料を取るようになりましたが、
(大人£7.50也)
その入場料チケットの半券で1年間は何度でも来場できるようになっています


先ずは入り口から入ってみます


大聖堂内部
大聖堂の内部
これでもか!というくらい天にも届け、とばかりの天井は見事

内部に足を踏み入れると奥行きが171mと
欧州内でも最長の身廊であることを実感します

そして、内部の墓所としては英国屈指の小説家ジェーン・オースティンがいます







ジェーン・オースティンの墓所

wikpideaより

北側中央辺りにあります
綺麗な生花が飾られていました

「エマ」や「高慢と偏見」「分別と多感」など
イギリス長編小説の頂点とも言われる彼女の作品は
今尚世界中の人々に称される作品を数多く残しています

オースティンの墓所近くには石の聖水盤が置かれ
これは12世紀から伝わるトゥールネー大理石製で聖ニコラスの一生を表しています

聖水盤



北回廊の美しいステンドグラスは、その美しさに思わず目を見張ります



大聖堂のほぼ中心に当たる内陣から見ることのできる
下、聖墳墓礼拝堂

12世紀、13世紀のここ聖墳墓礼拝堂は
キリストの受難を描いた壁画が見てとれます


聖墳墓礼拝堂
聖墳墓礼拝堂

そして、内陣は中世より残るイングランド最古のもの

内陣

当時のままの姿、人物、獣、葉飾りが美しく刻まれています

奥内陣、ホーリー・ホールでは
セルゲイ・フョードロフによる20世紀末の聖像が描かれています


奥内陣

かつての巡礼者達は聖スウィザンの遺骨に少しでも近づこうと
このホーリー・ホールをくぐり抜けたそうです

大聖堂で最も奥深い1200年〜1300年に造れらた奥内陣部分の南回廊に
ダイバーのウィリアム・ウォーカーのブロンズ像がありました

ウィリアム・ウォーカー像


彼は25,000以上の袋入りコンクリート、115,000個のコンクリート・ブロック、
900,000個のレンガを用いて基礎部分につめ、
この大聖堂の基礎部分の補強をしました

ウォーカーは最深部で6m地点の真っ暗闇の中で、
1906年から1912年の間一日6時間作業したそうです

大聖堂を全体的な崩壊から救ったのはウォーカーの功績であると言われ、
彼はこの功績を讃えられヴィクトリア十字勲章を授与されました


その南回廊を正面に戻るような形で進むと
その南回廊から書庫とトリフォリウム・ギャラリーへの入り口が!

  書庫へ続く階段
  

これが以前教えてくれたマダムのおっしゃっていた
モーリー書庫とウィンチェスター・バイブルです

モーリー書庫へ

いかにも隠し部屋のようなモーリー書庫への階段は
この大聖堂で大切なものを保管する場所としての
ひっそりとした静かな空気が読み取れます

子部屋のガラスケースに収められた
12世紀の美しい彩色は
およそ800年以上昔のものとは思えないほど・・

ウィンチェスター・バイブル  ウィンチェスター・バイブルのソロモン王と妃の表紙

他のページも金色と瑠璃色の色模様で飾られた聖書は
この時代で現存する聖書としては
最も美しいと称されています

また、反対側の書庫には何世紀前のものか、解らないくらい
古い羊皮紙であろうと思われる古書がぎっしり!

モーリー書庫
モーリー書庫と突き当たりは聖書の部屋


そして、2階中廊にはトリフォリウム・ギャラリーになり、
ここにも15世紀の残された展示物がありました

トリフォリウム・ギャラリー

ここには造り直されてきた大聖堂の装飾の数々や
1554年にこの地で結構式を挙げた
メアリー女王の座った椅子なの展示があります


メアリー女王の椅子
メアリー女王の使った椅子


何の予備知識もなく訪れた大聖堂でしたが、
教えてくれたマダムの一言“聖書を見てきなさい”がなければ
きっと見過ごしていただろう、と・・


この大聖堂で最も古く造られた
南翼廊のこの書庫&ギャラリーの入り口付近は
改めて見返すと
ノルマン時代の1079年から1150年頃に造られた部分であること・・
聖書が保管されるに最も相応しいとも場所とも思いました



南翼廊


この南翼廊を後に出口へ向かい始めると
大聖堂の無料ガイドさんやスタッフさん、司祭様?でしょうか・・


ガイドさん達
ガイドさんとスタッフさん達


なにやらミーティングをしていました

その頭上にはイングランド内戦中、議会軍により破壊された後に
1660年に大聖堂の割れたガラスの再利用で作られた
モザイクガラスがとても美しく輝いておりました



西窓


さて、すっかりと大聖堂を満喫後、
更なる街の見所へと歩を進めました














ウィンチェスター大聖堂はたっぷりと見所満載!

是非バイブルは必見です

また次回(この街の最後になるでしょう!)へ続きますが、
どうぞ、最後までお付き合いくださいませ





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