財布の紐がゆるむ時      




2009年7月現在
今ロンドンは夏のバーゲン真っ最中です

すでに帰国なさった方々から
“散在しちゃいました〜”と
楽しかったご様子が伺えるお便りを何通かいただきました

1年の中でもたった2回しか行われない
今年最初の大バーゲン

この機会にショッピングしない手はありません
昨日までタグ通りの料金の品々が
この時期は大きなものでは70%引きくらいまでお安くなる・・・太っ腹な英国のバーゲン

是非是非そのようなチャンスをお見逃しすることなく
良いお買い物ができますように・・・

    

普段はちょっぴり手の出ない・・
又は何度も手に取っては諦めてきた品々のお買い物のチャンス!
いつもは私にとって敷居の高い英国の名門デパートへ
この時期にいらっしゃる羨ましい方々の少しでもご参考になれば幸いです









【ロンドンのデパート】

その1


ハロッズ
Harrods

ロンドン滞在中1度は言って見たいな〜と何時も思う・・
英国ご自慢の老舗中の老舗と言えば
やっぱりここ!


ハロッズ全景
ハロッズ全景 widpekia“Harrods”より

住所 87-135 Brompton Rd., sw1
最寄地下鉄駅 Kinghtsbridge駅から徒歩1分
MAP :
Map of 87 Brompton Road

Tel 020-7730-1234

営業 月〜土 10:00〜18:30 日 12:00〜18:00 無休 




私達日本人にもとても馴染み深いデパート「ハロッズ」は
銀行、不動産、航空会社など数社を持つ
“ハロッズ・グループ”に所属していました





創立者チャールズ・ヘンリー・ハロッズは
当時流行し始めたお茶へ特別の関心を持ち
大規模な食料品店を立ち上げようと
1834年にロンドンのイーストエンドで
この「ハロッズ」を設立しました

しかし、1849年にはその時代の常とも悪とも言うべき
“都心部の不衛生”から回避するべく・・・・
また、現在の場所から程近いハイドパークでは
1851年行われる大博覧会への出展から
その後の貿易を見据え
ナイツブリッジのこの地区にあった小さな店を買取り
そこに根を下ろしたのが始まりでした

1851年Harrods
1851年当初のHarrodsの様子 Harrods historyより

当時はまだ小さな一店舗ではありましたが、
2人の助手および1人のメッセンジャーボーイ、
ハロッズの息子でもあるチャールズ・ディグビー・ハロッズは、
お茶のほかに薬、芳香、文房具類、果物および野菜を小売し、
徐々にその分野でも繁栄し始めると
隣接した建物を徐々に買収、
1880年までに100人のスタッフを雇用するまでに成長しました


Harrodsの食品
Harrods historyより

チャールズ・ハロッズはその後時代の様々な苦難を乗り越えて
当時の著名人の信用を徐々に得ていました
その顧客にはオスカー・ワイルド、リリー・ラングトリーおよび伝説の女優エレン・テリー、
ジーグムント・フロイト、A.A.ミルン、
また当時の英国王室メンバー達の名も当然のことのように連ねていました
現在はもちろん“王室御用達店”にもなっています


1894年から始められた大改装は
その後1905年までの約11年を掛けて出来上がったもので
建築家チャールズ・ウィリアム・スティーヴンズのデザインによるものです
その長い大工事による建物は
現在にまで続き・・また未来へも続く・・・
この堂々とした風格は他の百貨店とは違ったものであることにも頷けます

大改装の様子
Harrods大改装当時の様子 Harrods historyより

そして、その改装により
1898年ハロッズが世界でも初めてエスカレーターを取り入れたデパートとしても
その記録が残っています

その後幾つかの経営者が時代に平行して変わり
現在は英国人ではない経営陣のグループに所属されていますが、
(あのモハメッド・ファイド氏ですねー)
その影響もあり・・
こんな装飾が施されたホールも新たに加えられました

現オーナーによる天井装飾
現在のオーナーによるエジプシャンホールの天井装飾 Harrods historyより


売り場面積は英国一とまでは行かなくとも
(それでも総面積6万3000uって凄いです!)
長い英国の歴史の中でも
そして、現代ロンドン生活の中でも欠かせない場所として
私達旅する者も1度は足を運ぶ価値あるデパートだと思います

もう10年以上前の悲しい出来事になってしまいましたが、
現在でも多くの方々に愛されているダイアナ元妃の遺影が
こんな形でも残されています


ダイアナさんとファイド氏の末っ子
ダイアナさんと一緒に亡くなったオーナー・ファイド氏の末っ子
店内にメモリアルとしてひっそりとあります



さて、
店内は地下を含め全6フロア
オーナーがエジプト人でもあることから
“エジプシャン・ホール”もここならでは!の豪華絢爛さ

確か現在は化粧品売り場だったように記憶していますが・・・
(違っていたらごめんなさい



エジプシャン・ホール
1階のエジプシャンホール


ちょっと他のデパートでは見ることのできない
きんきらきんのこのホールを抜けると・・
1番のお薦め場所!

楽しい“Food Halls”へと繋がっています








この壮大なデパートの中で最も愉しい場所として
(これは私だけでしょうか・・・?)
絶対に外せない売り場としては
所謂“デパ地下”

ここは地下ではありませんが
1階のめくるめく楽しい遊園地のような
“Food Halls”



こちらを今回はご紹介いたします

フードホール フードホール
1階のフードホール  左写真:Shopサイトより

先ずはこの豪華な装飾に彩られた正に名の通りの
Food Hallsは元々お茶の販売からスタートした
Harrodsの意気込みを感じさせる
他のデパートとは一線を引く食品売り場だと思います

ここでは食事をすることもできるし、
(有名な寿司バー、オイスターバーとちょっと立ち寄って軽くいただく)
目にも鮮やかな食材やお茶(Tea & Coffee)の品数は
何時行っても定番を除いては同じものはないんじやあーないか?!と
思わせるような豊富な品揃えです


ハロッズのお茶&コーヒー売り場
お茶とコーヒー売り場 Shopサイトより

お茶だけでなくコーヒーも
思いのほかこの国ではいただいている人が多いことが伺えます
リクエストによりコーヒー豆をその場でお好みに挽いてくれるサービスがありますので

帰国まじかにもとめたコーヒーは日本に到着しても
まだまだ挽き立てそのまま良い香りが楽しめること請け合いです


しかし、私はやっぱりこの国で大量に購入していくのは
お茶=Tea

中でも1時期ブームにもなった
このショップ限定のナンバーセレクション

左のイングリッシュ・ブレックファーストは朝の定番として細かい葉の14番
右はベルガモットの香りがしっかりとした42番のアールグレイ
どちらも人気のお茶っ葉です



ハロッズティー14番 ハロッズティー42番
上は定番の14番(イングリッシュ・ブレックファースト)と
42番(アールグレイ) Harrodsサイトより


お安いものでは£5.00前後からありますが、
やはりここまで来たからには美味しいお茶を求めたくもなります



Harrods Green Darjeeling Singell
缶が綺麗だったので思わず買った
“Green Darjeeling Singell Tea”


“お茶の美味しさは料金に比例する”ということを知ってから
可能な時は“あーこれ美味しそう”と思ったお茶は持ち帰ることに・・・
上記のお茶も細身で美しい翡翠色、白抜きの葉模様に
ついつい手に取ってしまいました

葉が荒い、しっかりとした味のこのお茶はダージリンがベースで
これから私の好きなお茶はダージリンなんだ・・・と、認識した憶えがあります

近頃ロンドンでは特に中国茶、日本茶が人気向上中で
こちらでも力を入れていることが伺えます


ハロッズ チャイニーズローズティー ハロッズ チャイニーズミックスフラワーティー
左はDamask Rose Chinese Tea 、
右はExotic Mixed Flowers Chinese Tea
Harrodsサイトより



お茶ばかりでなく、この大きなホールでは
様々な食材、食品がまるで宝石のように並べられ
それを見ていくだけでも・・・まるで“食のミュージアム”


フードホールの世界のお菓子
フードホールのお菓子とお惣菜 Shopサイトより

綺麗に並んだお惣菜とケーキたち
その場で作って出してくれるオープンレストランを見ているようです

シェフ達はちょっぴり怖そうですが・・その道のプロ!
これは何?と尋ねると丁寧に教えてくれます

特に私は食べず嫌いが恥ずかしながら多い為
油断すると食べられないものも気づかず手をつけてしまい
あとで泣きたくなるほど後悔することしばしば・・・
ですから、怪しいもの(自分が苦手なもの)は必ず聞いてしまいます


売り場のスタッフは誰も感じ良く親切です
解らない食材などはその売り場プロ(スタッフ)へ何でも尋ねてみましょう!




パイ売り場
“イングリッシュミール”と言えば
真っ先に思い浮かぶパイ
ミートパイ、シェパード・パイ、フィッシュ・パイなどなど


チーズ売り場
英国産の有名なスティルトン/ブルーチーズの
瓶詰めはお土産にお薦めです!
チェダーチーズも英国産で食べやすく美味しい!


お惣菜売り場
可愛いカンカン帽はこの売り場の目印
ショーケースのお惣菜はどれも目移りしてしまいます
少しづつ買ってお宿での夕食にいかがでしょう!


チョコレート売り場
食べるのがもったいない!きらきらのチョコレート
ちょっとしたプレゼントにも・・・
もちろん1個づつ売りもしてくれます


魚売り場
さすがにここでのお魚は見た目にも美しい
高級魚に思わず目を奪われます!
買って帰るのは難しいから写真で!


肉売り場
さすがに“肉の欧州”
私は苦手ですが、ただハムの種類が多く
切り分けてもらえるので絶対にお薦め!



このようにフードホール以外にも
ここHarrodsでは見所が沢山あるのですが・・・
時間の限られた旅の中でなら、是非こちら!をお薦めします

お土産を見つけるも良し!
その日のお夕食を見つけに行くも良し!
そして、ちょっぴりおしゃれに小休止・・
オイスター・バーで1ダースの牡蠣と1杯のシャンパンもこれからはお薦めです


オイスターバー


小腹が減ったら寿司バーもあります
ロンドンの有閑マダムお食事場所としても人気があり
「Rice wine」として紹介されているのは「日本酒」
しかし・・ちょっぴり贅沢な“ロンドン産お寿司”になりますこと
ご了承くださいませ










あなたの『記念』のお買い物の品物は何でしょう・・
ご意見・お問い合わせなどお待ちしております

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