財布の紐がゆるむ時      


〜 第50回記念 英国フェア2017 〜

大阪 阪急うめだ本店にて

内容についてのご案内ページはこちら


やっと!
今年実現しました!
去る2017年10月11日から17日まで
盛り上がる7日間

大阪は梅田駅&JR大阪駅前

阪急うめだ本店にて行われた
第50回記念英国フェアへ行ってまいりました



以前からこの英国フェアへ行ってみたかったのですが、
やはり関東から大阪まで
距離も500km以上

会社業務で行ったら
1日の日当が出る距離・・・

何か他の用事があれば・・と思いながら
重たかった腰を今年は「50回記念」ということもあり、
えーーーっい!と
夜行バスに乗り込みました



実に国内の夜行バスは
20年以上も乗っていません




東京八重洲鍛冶場停留場から
10月13日の23時出発!

あっという間に翌日定刻通り朝6時45分には
大阪梅田駅近くのバスターミナルに到着しました

バスターミナルはビルの谷間に位置し、
自分が今、どこにいるのかも解らない状態で
同じバスから降りた人達の後を続けて歩いてみました


夜行バスでも若者は元気!


ほどなく、思惑通り彼らは私を阪急梅田駅に案内してくれたので
朝、ホテルへ荷物を預ける前に
とても美しい阪急線の駅トイレで身支度を整え、
改めて先ずは今晩の宿「ホテルモントレ大阪」へ

ホテルモントレ大阪
欧州風の朝食が評判のホテル JR大阪駅から徒歩5分 便利!!


早朝、まだ部屋には入れないので
荷物預けて駅までの近道を教えてもらい、
先ずは朝食!

梅の小路を抜けながら
JR大阪駅へ向かいました

大阪駅構内の朝御飯
週末のため、イートインできるお店と開いているお店が少なく
やっと見つけた大阪駅構内にあるパン屋さんでのモーニング・セット&塩パン

週末のため朝食を食べられるパンのイートインのお店を見つけて、
中々混み合う店内の活気は
正しく大阪

のんびりと夜行バスの疲れをここで取り
朝9時20分

駅前の大きなビルの百貨店
阪急うめだ本店への入り口を偵察に乗り出しました










:: 阪急うめだ本店 英国フェア2017 ::


なにしろ、大阪に赴くのは
殆ど初めて、という私・・・


先に訪れたのは
あの伝説の“阪神タイガース”
1985年日本シリーズの第7戦目


 VS 


当時S社員で新人だった私は
まさか7戦目まで自社チームとの日本シリーズが続くとは思わず・・・
(当時はセ・パ両リーグとの優勝チーム同士の
日本シリーズでその年の日本1が決まるシンプルなものでした)
最後の1戦のみの応援に行きます!と
名乗りを挙げていました



自社チームの試合は必ず部内で誰かが応援参加!
当然業務の忙しい諸先輩方で参加した社員は
第1戦、2戦目と始めの試合に赴く
確実に試合が観られるから


実は小学生時代からのトラ・ファン


入社した会社が「ライオン」にも関わらず・・



今でも江夏、田淵のゴールデンコンビは
瞼に浮かぶヒーローです

そんな社の応援バスに揺られながら、
到着した先は当然
日本1の球場、阪神甲子園球場


蔦の絡まるこの球場で高校野球観戦は何度か・・
カチワリがこんなに美味しいものだとは思わなかった夏



我がS社の応援団(東京から来たバスチーム)が
ガードマンに囲まれながら入場、
伝説の第7戦目、バースのホームランに狂喜し
(本来は“涙し・・”)
そして退場した甲子園球場とバスに乗り込むのみの大阪

そんな30年ぶりの大阪は
まさに初めての街

先ずはJR大阪駅前の阪神デパートや
その駅前のビル群に
口を開けつつ・・凄い!とびっくり!

大阪駅前 阪神デパート
JR大阪駅前の阪神デパート

とにかく大きなビルや新しいビル、
その隣接する建物にただただ驚いておりました


目指す阪急さんは・・・?どこ・・・??


そうしたところ、
阪神デパートの向かって左手側に高くそびえるビルが
阪急ビル、と知り
その地下2階から13階までは目指す阪急うめだ本店百貨店でした

阪急ビル
高くそびえる阪急ビルは
13階までが百貨店
それ以上、以外は阪急さんのオフィスビルです


朝食をゆっくりといただき、
開店30分前に百貨店さんの入り口でも
確認しておこうかな、と腰を上げて御堂筋南口から
うめだ本店の1階入り口へ向かったところ、
すでにその10時開店を待つ人だかり・・・

“えっ!?デパートって開店前から待つもの・・・”と、
よく年初めに初売りで待つ人達の放送がされるけど、
週末とはいえ、開店前にこんなに人が待つものなのか・・?と・・


阪急うめだ本店入り口開店前
開店30分前でこの状態、
その後数倍に待つ人は膨れ上がっていました


すでに10時開店前には身動きできず、
待つ人々からもはや別の入り口へは移動出来ず、
結局この入り口から入った途端、
人の流れがほぼ入り口右、エレベーターは走る人々・・・

一体これは何だろう・・と人波に押されながら、
9階の特設会場である英国フェアの階へ
そのエレベーターの乗客全てがその階に向かっていたのです!


第50回記念 英国フェア2017


9階で押した人々が我先にと進む方向は皆一緒で
会場の入り口に入ると
その人波はFoodコーナーでもある場所へと続いていました


スコーンの実演販売の「The Principal London」の
スコーン販売に皆走る!



皆、一様に並んだのは
やはりその場で作る実演販売のショップ達


スコーンの実演販売
次々に焼きあがっていくスコーン



幾つかのショップでは
現地からそのスタッフを呼び寄せて
御菓子やフィッシュ&チップスを作るお店には
早々に列が出来、
それを待つ人の列に驚きました


並ぶ人の列の先は彼方・・・


スコーン、ヴィクトリアン・ケーキ、フィッシュ&チップス、
また、日本ではまだ販売がとても稀少なクロッテド・クリームのショップ、
Rodda'sなどは販売ショップの周りに列が出来、
ガラス越しに作るトライフルに魅入っておりました


ロダスのトライフル
Roddasのトライフル
スコーンを砕いて、スポンジケーキの代わりに使っていました



英国本国でも第1を誇るRoddasの“クロッテド・クリーム”は
スコーンにはなくてはならないもの




“トライフル”というデザートも
英国では人気のある家庭で作るデザートの一つで
通常はスポンジケーキを砕いて、
パフェ型の入れ物の下に入れてコアントローやラム酒で浸し、
その上に果物、クリームを順番にのせていくもの

Roddasでは土台になるスポンジケーキではなく、
スコーンを砕いて入れていたので、
おそらく家庭で残ったスコーンの
再利用から生まれたもの?と思われました


ロダスのトライフル
このトライフルはよく家庭でも作られます
私も買ってホテルでいただきました!



そして、次に列が長かったのが、
こちらもイギリスのデザートの定番!

家庭でも簡単に作れる、
ヴィクトリア・ケーキの実演販売です



来日のジム・ウイーランス氏
Kensington PalaceのTea Room
「The Orangeri」で人気のヴィクトリア・ケーキを作る
Jim・Wealands


特に今回はウイリアム夫妻が暮らすケンジントンパレス内の
ロンドンの人気ティールーム
「The Orangery」から
わざわざ招聘したWealads氏の実演販売に
現地へ行ってもその様子を見ることは出来ないこともあり
1日限定数の販売のケーキに殺到していました


ヴィクトリア女王  ケンジントン・パレス
ヴィクトリア女王の愛したケーキはロンドンのケンジントン・パレスのティールームで
いただけるものと同じケーキを実演販売しています



スポンジケーキにラズベリージャム  ジャムの上にクリームのせて、スポンジケーキ
次々と焼きあがったスポンジケーキにラズベリージャム、クリームをのせて、
再びスポンジケーキをのせていきます
(素朴と言えば、素朴なケーキです)


また、Food部門において
数的には紅茶Teaの出店が多く、
本国英国でも中々探しきれない
Tea Shopも数多く参加していたこと

お馴染みのFortnam&Maisonや
最近人気のあるThe East India Campany(東インド会社)、
ロンドンには進出しないYorkに2店舗あるBetty'sの所有する
Taylos of Harrogate、
PartridgesやCamellia's Tea House London・・などなど・・





特に日本限定販売のスペシャル・ブレンド物は
すでに売り切れの状態でした

今回はコッツウォルズに程近い、
Wiltshire州からBest Tea Roomを受賞した
The Polly Tea Roomsを招聘して
会場奥にそのお店を再現し、
クリームティーがいただけるTea Roomには
何時に行っても列が途切れませんでした

ザ・ポリー・ティールーム
2017年 全国Best30のTea roomに選ばれました
(The Polly Tea Rooms Webサイトより)



結局東京へ戻る日の閉店まぎわに僅かに残っていた
スコーンとRoddasのクロッテド・クリームを購入し、
翌日帰宅後にゆっくりといただきました

自宅でティータイム
大降りのフルーツ入りスコーン
オーブンで焼いていただきました!



男性のこぶし大くらいの大きなスコーンは
焼きたてが1番美味しいのでしょうが、
数日経ってもオーブンで焼いていただける焼き菓子としても
このお菓子の人気のあるところ




1度に1個をいただくには大き過ぎるので
4分の1づつが調度の大きさ

自宅でも楽しめた、
嬉しいお土産になりました





今回何よりも楽しみにしていたのが、
実はイベントのトークショー

特にロンドン・LIBERTYの展示は歴史を感じさせ、
日本でも人気のあるファブリックだけでなく、
新しいデザインを生み出す
LIBERTYのコーナーは東京の英国展では見られない
とても興味深いものでした


うめだギャラリーの入り口 リバティ・コーナー
LIBERTYコーナーの入り口はこちら

そして、右側には1920年代くらいから
LIBERTYが発表してきた婦人服のデザインのボディは圧巻!

誰もが自分の生まれた年代のデザインには
足を止めてしまいます

年代別ファッションを着たボディ  1960年発表ドレス
1920年代くらいから並ぶLIBERTYのファッションは圧巻!     1960年に発表したドレス


その他の展示は撮影禁止なので写せませんでしたが、
LIBERTYプリントのナイトウェア、
ファブリックは大きな反物から端切れセットや
リバティ・プリントを使っての小物、ブラウスなどなど・・・

特に大判のファブリックは余り日本での販売はないので
手芸好きな方々には
人気のコーナーになっていました

今回ロンドンから来日している
LIBERTYのデザイナーのFfion Griffith嬢は
中央にセッティングされた机で
もくもくとリバティオリジナル・デザイン画を描いていました



彼女の左手側に可愛らしい猫のデザイン画があったので
尋ねてみたところ
こちらは彼女のオリジナルで
LIBERTYプリントではない、とのこと
“ちょっと遊びで描いてみたの!”と・・

彼女のお母さんも猫を飼っていて
今はその猫は亡くなってしまったが・・
彼女も猫、大好き!と話してくれました


キラキラとした本当に可愛らしい表情で話してくれた
Ffion嬢の描く猫達に
いつかロンドンのLIBRTYで出会えますように・・と
心ひそかに願ってしまいました







今回このうめだギャラリーで催されたトークショーで
楽しみにしていたのは
LIBERTYのマネージングディレクター、
Sara Halsallと
デザインディレクターのJames Millar
元「ELLE Girl」編集長の澄川恭子さん3名の対談

イケ面の阪急うめだ社員のダニエルさん進行、通訳のもと
20名ほど座れるスペースで
1980年代から現在までのロンドンのファッションの移り変わりが
LIBERTYにどのように関わってきたか、
またこれからのトレンドはどんなファッションアイテムを
使ったらいいか・・など
ファッション音痴の私でも解りやすい話が出てきました


イケ面のダニエルさん


LIBERTYブランドは歴史ある
ロンドン屈指のファッションアンテナでもあり、
また、リードする立場でもあることなど
やはりロンドンへ行ったら
1度は足を運んでみるべき場所なのだな、と思いました


ロンドンのリバティ
ロンドンのショッピングストリートでもある、
リージェント・ストリートのシンボルでもある
LIBERTY


澄川さんがおっしゃっていた
「エルメスのスカーフのように
リバティも毎年その年のスカープを発表していて
この1枚を持てば、どんなシーンにも使えます
流行は勿論あるけれど
LIBRTYの1枚は特別なもの
是非、そんなたった1枚を持ってみてください」



スカーフは女性にとっては
時には服よりも大事なファッションアイテム


おそらく同年代であろう、彼女の言葉が印象的でした

また、来日したサラさん、ジェームズさんの
LIBRTYデザインに対するプライドは
自社だから、というよりも
歴史ある素晴らしいものを常に作り出している、リードしている、という
英国ならでは!の自負心を感じました




阪急うめだ本店のこの9階で最も驚いたのは
売り場面積も然ることながら
中央にある祝祭広場

今回の英国フェアには
英国誇るロールス・ロイスと熊の帽子の衛兵さんが
バッキンガム宮殿の門を模したものと
一緒に訪れたお客様達の目を惹いていました


広場の車と衛兵さん
バッキンガム宮殿を模したとされる広場には
お馴染みの衛兵さんとロールス・ロイス



その周りにはDAKSやFortnam&Maison、
Partridgesなどの有名店が囲み、
スコッチ・ウイスキーのカウンターでは
時間に関係なくショットグラスで楽しむおじさん族などなど・・


祝祭広場


祝祭広場にも有名なショップが目白押し!

右隅にはウィスキーをショットグラスでいただけるカウンター
ここのコーナーでフォートナム&メイソンの
オリジナル・ティーブレンドをしてくれる

もちろん、通常ロンドンのお店で売っている
お茶やお菓子類も並んでいます


お茶
お馴染みのお茶



何しろ1日開店と同時に居ても
周りきれないくらいの出店の多さに
ただただ目を回しておりました



ファッション&リビングコーナーでは
東京の英国展でも必ずお目見えする
西洋食器を扱う「トゥーシェ」さんからも
きらきらの陶磁器セットはやっぱり目が奪われます


ヴィンテージものの陶磁器
目が奪われるヴィンテージの陶磁器セット


ティーポットに彩色を実演していたのは
周りの喧騒をものともせずに
もくもくと描いていたミスターは
とても素敵な笑顔で写真に納まってくれました


ティーポットに彩色を実演
イギリスならではの飾りのティーポットに
実演彩色をしていたおじさん
(ごめんなさい、お名前失念してしまいました・・・)



コットンバックもすでに限定デザインは完売!

アリスのコットンバック
「不思議な国のアリス」のコットンバック
すでに完売デザインのものもあったようです



突然、祝祭広場方向から
軽やかな懐かしいメロディーは広場で始まった
パグパイプの演奏でした

すでに広場前の階段は人で一杯!

裏から見る形になりましたが、
この音色を聞くとエディンバラの風景が目に浮かびます


パグパイプの演奏
祝祭広場のバトン・パフォーマンスとミニコンサート
ブライアン・ウィルソンと大阪ラムゼイパイプバンド



なかなかこのパグパイプの音を出すのは
非常に難しいと聞いていましたから、
数名の奏者と小太鼓、太鼓のバンド音楽は
とても聞き応えのあるものでした



コンサートが終わり、
次のイベントが私の目的でもあったトークショー

それは数冊持っているティーハウスとアンチィークの著者でもある、
小関由美さんのトーク

現在雑貨wilkoでもヴィンテージ食器などの販売で
彼女のアンティークついてのお話しを聞きたかったのです

準備が進む広場
祝祭ひろばでトークショーの準備


正面の階段はすぐに埋まってしまうので、
準備段階の数十分前に席確保をして
わずか30分でもあるけれど
お話しに集中したい私


始まったトークショー
そして、始まったトークショー


著者近影で大体のお顔は存じ上げていた、
小関さんの落ち着いたお話しはとても解りやすく、
今後は何がブレイクしそうなヴィンテージ物について
スライドを使いながらの30分はあっという間でした

その後はまだ見ていない、
雑貨や食器、ファッションエリアへと歩き回り
その晩は見事に棒と化した足は言うまでもありませんでした


ウォンキーボタンのグッズ
イギリスのBBC放映
人気アニメーションの「Wonkey Butan」のグッズ類



イギリスの大人気子供番組
アニメーションのキャラクターグッズ

日本では2冊の絵本が翻訳されているそうです

温かそうなマフラーと指なし手袋や
オークニー諸島のセーターのコーナーでも
見かけたお顔だな〜と思ったら、
井形慶子さんだったり・・・

まだまだ見切れない売り場フロアに
来年はもっと日数を増やして行こう!かな・・と・・・

すでに来年の英国フェアと大阪たこ焼き楽しみにしている
今日この頃です











何時か行ってみたい!と思っていた
阪急うめだ本店 英国フェア

行って見て、本当に楽しかったです!

そして大阪の食も雰囲気も
美味しくて、パワフルで・・・
お隣のライバル?阪神百貨店も行って見ましたが、
阪急さんとは違った
また魅力溢れる百貨店でした

2018年も行って見たい英国フェア
来年はどんなテーマになるのでしょう





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