財布の紐がゆるむ時      




〜 チャリティーショップ 〜

:: charity shop ::


2014年そろそろ残り一か月余りとなりました

これから海外へ旅する方々には
我が国ではなかなか味わえない年末の大行事



クリスマスシーズンの楽しさを
その土地ならでは町の装いを感じることができるでしょう



プリンセス・アーケード
ロンドン プリンセス・アーケードの飾りつけ


このクリスマスの飾りつけが始まると
来月12月25日を目指してクリスマスカードを選んだり、
クリスマス休暇の日数や過ごし方
そして、最大のお楽しみ!
プレゼントをそろそろ考え始める時にもなります

英国の方々は普段慎ましく過ごしていても
(どんな階級の方々問わず・・)
このクリスマス時期においてはお財布のひもがおおっぴらに緩む時期


プレスタット
PRESTATはチョコレート専門店
クリスマスらしいウィンドーの飾りつけ
このチョコレートは美味しい!お薦めです




この時期に買い物をしなくて、何時するんだっ!という空気も流れる・・
クリスマス商戦は町の活性化にもなるのかもしれません

12月24日まではショップもぎりぎりまで開いています
(閉店時間を繰り上げているショップも多く、
またクリスマスイブということでこの日からお休みになるショップも多いですが)


※2014年12月25日はロンドンの地下鉄及びバスは終日お休みとなります

私達の国の元旦、と思えば・・・
(とはいってもそれでも「全面休止」ということは考えられないけど)

英国のこの時期へ旅する方々へ

“クリスマス”というに時期柄
チャリチィーショップでのショッピングはいかがでしょうか?








〜 ロンドンのチャリティーショップ 〜


オックスファム



英国内でのチャリティーショップはその店名を見るだけでは
正直旅行者にはちょっぴり解りにくい・・・

ウィンドーショッピングをしていて
“あれ?もしやここはチャリティーショップ?・・”と思い
恐る恐るドアを開けると、そうだった・・という経験は数知れず


そして、ショップのある地区にもより
その品揃えは様々なので
やはりウィンドーを見ている限りでは
ともすればブランドショップか!?と思うことしばしば・・・


Mary's Living & Giving Shop
若い女性に人気のチャリティーショップ
Mary's Living & Giving Shop


ウィンドーを見るだけではちょっとやそっと
どんなショップなのか、が・・不安になり
ついつい気おくれしてしまい、通り過ぎてしまうことも都度都度・・



Traid
こちらもロンドン市内のチャリチィーショップ
Traid
中々お洒落なものが揃っています


チャリティーショップ、ということが解っていれば
敷居も高くなく、
逆に安心(?)してゆっくりと品物を見て周れます


街中のチャリティーショップ



全面に「チャリティーショップ」とあれば
迷うことなく、入るか、又は次にね!と通り過ぎることができます

いよっと!

そんな私達旅行者にはなかなか解りづらいショップカテゴリーではありますが、
やはりその知名度の高さとショップ数の多さでは
ダントツだと思います!


国内だけでも約700店舗

オックスファムOxfamではないでしょうか?


Oxfam
街中で見かけるオックスファム


旅行者にもその名が知れる、
安心して店内へ足を踏み入れることができるチャリティーショップ

初めての町でもこの店名を見ると何故か“ほっ”といするのは私だけでしょうか・・?

ショップによっても品物の種類に特徴があり
今年の初夏に訪れた湖水地方の町ケズィックのオックスファムは
品物がとても充実していました


ケズィックのOxfam
湖水地方ケズィックのOxfam



比較的大型店舗で
書籍類、大型アンティーク(チェストやテーブルなど)もあり、
食器類からCD、大人から子供までの衣類、
フェアトレードのお茶やチョコレートなど
掘り出し物を探す楽しみに
ツアー自由時間の全てをこのショップ内散策で終わってしまった憶えががあります

自分にとってのお宝が何かしら、ある!
逆にいくら大型店と言っても何も気持ちにぐっとくるものがない場合も残念ながらあります

そんな時、私はOxfam特製のカードを1枚、2枚購入し
そっと支払ってお店を後にします


oxfamのクリスマスカード  oxfamのクリスマスカード
2014年Oxfamのサイトから
今年のクリスマスカード
カード類はいつ何時必要になるか、解らないので
無駄には決してなりません




そして、このショップでのお買い物の付加価値は
何と言っても!!
「私が買うことにより誰かが助かるかも・・」という
お財布を開ける毎に味わう罪悪感・・
(これは私だけでしょうか・・・)が何となく薄まるのです




と、言うわけで今までその魅惑のショップ・Oxfamで見つけた
お気に入りの品々をご紹介いたします


Oxfam購入の小皿
左:ウェッジウッド 右:ロイヤルウースター


右のウェッジウッドのアンジェラ、という名前のシリーズの小皿と
右のロイヤルウースターの薔薇の手書き小皿
大きさは大体9cmくらいです

どちらも日々のちょっとしたお菓子を乗せたり、
薬味をのせてみたり、と
この大きさは万能的に使えるので
チャリティーショップのみならず
アンティークショップでは必ず探してしまいます

お値段もお値打ちのアンジェラは£3.00、
ロイヤルウースターは£1.50也でした


ウェッジウッド・小皿の裏
  ロイヤル・ウースターの裏


こう見るとウェッジウッドは
1980〜90年代の裏面マークのようですね!

ロイヤルウースターの小皿は特にシリーズものではなさそうですが、
とても綺麗な薔薇の花で鮮やかに描かれているのが
とても気に入っています

そうそう一人の家飯の時はお醤油皿としても使っています


帆船ヴィクトリア号  裏面


上の帆船小皿も£3.00くらいで購入しました

1805年「トラファルガーの海戦」で
ホレーショ・ネルソン提督が旗艦としたヴィクトリー号
H.M.S Victoria号が丁寧に描かれています

トラファルガー沖でおフランス&スペイン艦隊を破った
英国海軍の英雄中の英雄
ホレイショ・ネルソン提督の船は
現在英国海軍で現存する唯一の戦列艦であるとともに、
世界最古の現役艦でもあります


名前の頭に「H.M.S」とあるのは
「女王の船/Her Majesty's ship」でもある証なのでしょうか・・?

ロンドンの中心、トラファルガー・スクエアに君臨する
ネルソン提督のこのヴィクトリア号は現在南西部の港町
ポーツマスに係留されています

ホレイショ・ネルソン提督記念碑
ロンドン・トラファルガー広場のネルソン記念碑
wikipediaサイトより



そして、これもペアで£1.00だった
小さな絵皿


左はペルシャのような猫、左はコッカースパニエル


2枚共に5.5cm程の実用的ではないと思う大きさです

しかし、縁の金泊も美しく
何よりも猫のしっかりとした眼差し、犬達の真面目そうな表情に
持って帰りたくなりました

飾るには小さいのですが・・
食器棚の中ではその存在はきっぱりとさせている2枚です


それから、ついついこちらはそのお値段に手が出てしまいました(苦笑)


ティーポット


何とP.99.00!
£1.00以下のティーポットです!!

カントリーサイドの藁ぶき屋根の家がモチーフになっています

大きさとしては高さ約10cm、横15cm程のお一人様用のポット

おっとりとした彩色とおおざっぱな絵柄に
そこが逆に仰々しくなくて気に入って飾っています

藁ぶき屋根のティーポット裏面

裏面もなんとなくほのぼのとした“ざっぱ”な色合いで
ちょっぴり笑えます





そして、毎度必ずショップにあると言っても過言ではない、
ビールのパイントグラス




お値段も£1.00以下の物も多いのですが、
ノベルティー物だとお値段は上がってきます

形もマークもそれぞれではありますが、
中身の容量は変わらず1パイント=約570ml

1パイントグラス



上の2つは形は違えど同じパイントグラスです
夏の暑い日にこのパイントグラスをキンキン!に冷やしていただくビールはうまい!!

持ち帰りに少々手間がかかりますが
持ち帰る価値あり、と思っているビールグッズです








そして、これは同じOxfamのお買いものの中でも記憶に残る1品


ノート  背表紙  中のノートブック


手作りのノートブックです
スタッフの方がこれは状態も良いし、お薦めの品よ!と、
珍しくセールスされたので£9.00、というお値段に少し高いかな〜と思いつつも
その温かみのある3匹の猫とパッチワークされた色合いが気に入り購入しました


裏面に「Oscar and Toots」とタグがありましたので
帰国後検索してみたら・・

何とイングランドの北
スコットランドのお隣の州、ノーザンバーランドから展開している
ハンドメイド作家Christine・Swailesさんのショップでした

彼女の家族であるOscarは黒猫、Tootsは黒のラブラドール犬の名から
来ている店名だそうです

作品は全て手作り1点もの

新品のこのノートブックは何と!£32.50也

それが新品同様で£9.00だったのですから
スタッフさんもお勧めするはずです


ノートして使っても良し!そのデザインと作品を重視、
インテリアとしても和める一品


そして、今回Oscer and Tootsを知るきっかけとなった
品物を手に入れるだけではない、
そんな大事な機会をも得ることができました








町に数多く存在するチャリティーショップは
曜日の決められた日にしか開催されないマーケットと同じように
規模は比べものにならないくらい小さいけれど
お宝を“発掘”する一時の場所でもあります


どうぞ、お気に入りの一品
又はご自身にとってのこだわりの逸品を探す場所として
このチャリティーショップを
一つ加えてみてはいかがでしょうか?






掘り出しものが見つかること!請け合いです!
そして、そこで見つけた品物との出逢いは正に“一期一会”です
そして、皆様にとっての“お宝”を手に入れられることを願っております















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