〜2005年 04月〜
すっかり桜も東京では満開になり、
そして“花の命は短くて・・・”の如くパッと咲いたら潔く散ってしまう桜
ロンドンでは一足早く先月花が開いておりました
これから私達の国で、このご自慢の花は北へ北へと咲きほころんでいくことでしょう
彼の国でもこれから更に様々な花が私達の目を楽しませてくれます
今月はやっぱり種類の多いチューリップ
英国だけでなくヨーロッパの他の国々でも沢山の旅行者が動き出します
どうぞ、今年の最も素晴らしいシーズンに向けて、今回も様々なジャンルから英国物・・・をご紹介していきます
そして、来るべき時がきたら、すぐに飛び立てるように・・・
例え、今すぐ旅発てなくとも
読んでおいて損はありません・・・と思います!!
【私の「英国式幸福論。」】 英国政府官公庁 編集 2005年編集 |
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やはり旅をするなら『正統派』としてはこの機関を利用しない手はないでしょう・・・ 『英国政府観光庁』 遥か昔・・・私がまだ旅行業種に駆け出しの頃、初めての旅行会社のお隣のオフィスが偶然この観光庁さんでした 私の通った会社も当時はまだまだビルの一角に納まる所帯で、観光庁さんのオフィスもこじんまりとなさっていました 私にとってはその部屋は様々な英国の資料があり、さながら大きな“おもちゃ箱”と同じ その会社に入る一ヶ月前まで、生まれて初めての一人旅に約2ヶ月寒い英国中をリュック1つで歩き回っていたのですから・・・ まさか!こんな自分の身近な場所に毎日英国を感じられるなんて! そして、案内されている資料には、更にまだまだ訪れていない初めて目にする観光場所や街並みが広がっていました その国へ旅するには旅行会社よりも頼れる観光庁さんの資料は絶対に必須の、何よりも頼れる情報元です 何故ならばここで旅行会社の情報源も明かしてしまえば、 私達業者がその国のツアーを作成する為の情報補給はこの『政府観光局』に頼ることが大だからです その国を最もよく知るお勧めの場所や街は観光局さんの情報に勝るものは他にありません お国の代表選手と言ってよいかと思います 現在は東京溜池に近い場所のビルに資料を揃えて、旅する方々へ無料で資料提供されています 更に詳しいお問い合わせに関しては、サイトよりメールにてのお問い合わせを受付けていらっしゃいます 今回新しく作られたこの『幸福論』に執筆されていらっしゃる皆さんはそうそうたるメンバーです 先ずは、エッセイストでも著名な玉村豊男さんから始まり、お料理家の栗原はるみさん 英国在住ブルーバッチガイドの木島タイヴァース由美子さん、ガーデン研究家高見澤幸子さん、 英国アンティーク研究家の小関由美さん、フォト・ジャーナリストの櫻井寛さん・・・と こちらのサイトでもすでにご紹介差し上げている方々がいらっしゃることにもビックリ! 中でも今までもいくつかのお問い合わせをいただいてきました、 これからの季節の英国旅行では外せない『ウォーキング・コース』ではウェールズ在住のクリスチャン・L・サールさんの お薦めウォーキング・コースはその地方へいらっしゃる旅行者の大きな指針になることは間違いありません ウォーキングは一人で歩くことそれ自体が愉しいと一人旅の多い私自身は思っていたのですが、 クリスチャンさんは日本人の奥様とのお二人歩きのなかで 〜中略・・・歩きながら、仕事のアイディア交換をしたり時には夫婦喧嘩を持ち込んだりと、 私達夫婦のウォーキングはあくまで自分流だ。 そして、ウォーキングの途中のランチは、パブで英国式おふくろの味のシェパーズ・パイやラム・チョップを 地ビールで味わうことに決めている・・・ 中略・・・目的のないウォーキングが不可解だった妻も、今では田舎道をドライブ中にフットパスの表示を見つけると 「未知への道」へ期待で胸騒ぎがするという・・・略・・・〜 もし、ご夫婦でこのようなウォーキングができたら、 それはご自身が作り上げた素晴らしい旅の思い出として何時までも胸に残ることでしょう・・・ これからの季節を思い浮かべると私自身すぐさまこのウォーキングの旅に出発したくなるのは無理もないことだと思います どうぞ、こちらの小冊子のご入手の御希望と 更なる観光案内に何時でも皆様のお問い合わせをお待ちしている観光庁さんへのサイトを改めて下記にてご案内いたします UK NOW:英国政府観光庁 そして、改めて作成された『英国式幸福論』のサイトはこちらになります 英国式幸福論。 どうぞこれからの季節のご旅行計画の資料にご一読されてみてはいかがでしょうか・・? そこには一人一人の幸福論を作るヒントが沢山詰まっています |
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【モルトウィスキー・コンパニオン】 改訂版 マイケル・ジャクソン 著 土屋 守 監修 土屋 希和子・山岡 秀雄 訳 小学館発行 ¥3,143+税 2005年3月発行 |
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今回ご紹介するのは近年テレビコマーシャルでもよく耳にする『モルトウィスキー』について 著者は以前にも『ビール大全』で私にとってはバイブルとも言える大作を仕上げてくださったマイケル・ジャクソン氏 氏は世界を代表するウィスキー・ライター 本書は1989年に初版が発刊されて以来世界で80万部以上売れている・・ 今回は第5版にあたるわけですが 前版にもまして全面改訂が施され、約7割近くが新しい情報が更新されているそうです 監修にはすでにスコットランドの旅の著作でもその名を知られている土屋守氏でもあります これは見逃すはずはございません! しかし・・・正直申し上げますと・・・私はウィスキーについてはまったくの若葉マークの初心者・・ 何故?と言われると、長い飲酒生活の最初の頃から『水割り』が好きでないから!に尽きたのです! まあ、今はあるきっかけから何もない休日前にのんびり本を読みながらの深夜に ロックにしてなめるようにして楽しんでいますので、結局最後は水割り状態になっているのですが・・・ それでも最初の一口のふわっとする鼻に抜ける香りの良さはビールにはなく、 なんとも言えない贅沢な気持ちになります それは“今は頭も気持ちも120%何も考えないで良いよー”という時間の始まりだからですねー さて、本書はどのような本かとご説明するまでもなく、この1冊はお酒好きにはたまらない1冊です 本場へ行ったら、パブで最初の1杯はエールだとしても、 その場所が気に入ってどっしりと腰を落ち着けたいと思ったら、 自分の好きな銘柄だけはきちんと伝えてそのワンショットを堪能したい・・ 又は自宅へ戻ってから贅沢な時を作るために せっかく本場のショップへ行ってもどれがモルトでウィスキーとがどう違うのー?と、 地団太を踏むはめもにならない為にも ボトルのラベルの見方から教えてくださる まあ、確かにラベルにはモルトか?シングルモルトか?ぐらいは理解できるにしても、 じゃあ、どの地域のもの?ときたら、旅の地名とはちょっぴり趣きの違う名の地方が出てきたらちょっと戸惑うでしょう・・ (スコットランド産かアイリッシュか?ぐらいは読めるにしても・・・・) そして、更にどこの蒸留所のものが私の好みのもの・・?ときたら、 おそらく私は暫くはショップの中で立ち往生、単なる邪魔者に成り果てることでしょう・・ そんな時に専門家のショップのスタッフに 「○○醸造所の銘柄何年ものが、私はほしいんだけど・・」とサラッと一言、言ってみたい それがもっかの私の“大人的ショッピング”の一つの憧れ 1回の旅に一種類づつ試してみて、いつかは自分の大好きな香りと味わいを探して、辿り着けたらなあ・・ そして、基本中の基本である大事な『モルトウィスキー』と『ウィスキー』の違いは? もちろん、それぞれの成分や醸造の仕方が違うので、異にして異なるもの 簡単に言うと“モルト・ウィスキー”はモルティングした大麦だけを原料としたウィスキー “ウィスキー”はモルティングされた大麦とその他の穀物を蒸留してオーク樽で熟成させたもの 『スコッチ』と名のつくものはスコットランドで造られ、 最低3年間熟成されたウィスキーのみだけが使える用語・・であることなど基本判りやすくご指導くれます その他“シングルモルト”“ブレンデッド”“グレーン”など様々な種類がありますが、 習い始めると本当に多種 生きている内に自分の好みを見つけることが如何に遠く長い道のりであることが判ります・・・ ウィスキーは一つの銘柄に対して更に何年もの、という風に、 その熟成させている年数によっても同じ銘柄でも味・風味はまったくの別物になります そして、食べ物(食事)と一緒に、ということよりも食前酒・食後として楽しまれることの多い飲み物 ワインと比べると何て「頑固」で「硬派」なものだろう・・と感じるのは私だけかもしれません・・・ だから、しっかりと単独でいただく為の自分の個性を曲げることなく多種になっていくのかもしれません 本書のほとんどを占めるのは一つ一つの銘柄について、 また更に年代についてティスティング・ノートにより点数とともに、 正式な名前(年代別)、色、香り、ボディ、味・・そしてフィニッシュ(これは後味になります)が事細かに案内されています 特に香りとフィニッシュの表現により、ご自身の好みを選ぶ一つの目安になります 先ずは長い道のりの一歩を踏み出せるわけです それを元に沢山の選択肢の中から、またはそのまだ未知の香りや味わいを求めて旅の大きな指針にもなることでしょう・・・ 私のウィスキーの事始めのきっかけは偶然 以前ネス湖ツアーに参加した折に名物の“ゴードンさんツアー”の参加を意気揚々と出かけたのですが あいにくとその日だけゴードンさんがお休みで、評判のウォーキング含むツアーが催行されなかった時 ベテランの(おじいちゃん風の)その日のガイドさんが連れて行ってくれたのが、ウィスキー醸造所でした 其の時にはまだまだあまり興味がなく、おじいちゃんガイドを恨んだものでしたが・・ しかし! 工場見学最後にティスティングさせてくれた40℃の琥珀色の飲み物は 一瞬檜のような木のふわっと顔を包み込むような香り 喉の流し込んだカッと熱いものが通る感触が忘れられず・・・・ 『これが何も足さない贅沢』・・・・って・・・・美味いなあああ・・・でした スコットランドを旅していて、行けるチャンスがあれば(そして、アルコールが体質的に大丈夫であれば) 是非醸造所への見学をお薦めしたいです 全編カラーで案内しているラベルやボトルを見ていくだけでも深夜グラスを傾けながらめくるこの1冊は 仕事後の贅沢な時間を作ってくれること・・・請け合いです そのラベル一つ一つのデザインの素晴らしさに寝そびれそうになるのが、ちょっと困り者ですが・・・ (今回はアイリッシュ・モルトウィスキー「Tullamore Dew」を頂きながら・・ このタラモアはとても飲みやすく、ウィスキー初心者向けです) |
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こちらのページに関しては、全て私の独断になります
お読みになっていただいた後のご感想は、皆様それぞれに感じることに相違があるかと思います
その旨ご了承の上、お楽しみいただけたら幸いです
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