今月のお薦め本 



〜2005年 11月〜

                                                         


仕事が終わって、食事後の熱い紅茶の1杯が“ほっ”とするような・・・・気配を感じたら
この年の新しい冬の始まりだと思います

1年中どんな季節にもいただいているお茶ですが
やはり家に居る時はミルクティーではなく
ストレートティーばかりすする私は
今月もやっぱり次の旅を頭の中で楽しみながら
長い夜が始まる大好きなこのシーズンをこんな本で過ごします

少しでも共感していただけたら幸いです



さて、今回も様々なジャンルから英国物・・・をご紹介していきます

そして、来るべき時がきたら、すぐに飛び立てるように・・・

例え、今すぐ旅発てなくとも
読んでおいて損はありません・・・と思います!!










【欧州サッカー観戦ガイド】



〜地球の歩き方 プラス・ワン〜



欧州サッカー観戦ガイド


ダイヤモンド・ビック社  ¥2,000+税  2005年9月改訂第3版








“冬が来た!”
と、思うのはやっぱり大好きなスポーツが本番に入ったと感じる時
それはラグビーであり、サッカーのシーズン
同じくしてそれぞれの名前に『フットボール』とつく
冬盛り上がりのこの2つのスポーツニュースが連日賑わう時だと思います


そして、様々な「地球の歩き方」のシリーズの中でも今回特出している!!と感激したのはこの1冊 
(惜しむらくはこのヴァージョンで何故ラグビーが出てくれない?と憤りを感じるのは私だけでしょうか・・?)

来年世界のスポーツ最高峰大会・オリンピックよりも視聴率が高く、収益も膨大という
4年に1度のフットボール(英国内でもサッカーだけでは通じません)ワールドカップが
来年は独逸で行なわれることからこの欧州サッカー観戦ガイドが誕生したのでしょう

巻頭はもちろん来年07年の大会主催地・独逸からの案内ですが、
その前に一般的なこととしての観戦に欠かせないガイド

Step1. 観戦旅行に出かけよう
Step2. チケット入手のノウハウ
Step3. スタジアムに行こう

から始まり、次には各国のガイドへと続きます

私のようにおぼろげながらイングランドチームの名前くらいしかわからない者でも
その国のシステムから強いては欧州という1つのカテゴリーの中での大会への出場への道のりを
判りやすく説明してくれています

本当にこのスポーツの仕組みの複雑さが改めて感じると共に
判ってくると逆にこの欧州サッカーにのめり込む楽しさも理解できます






スポーツは何と言ってもスタジアムで生の試合を観戦するのが何よりです 
出かけられない場合はテレビでの観戦方法を楽しむしかありませんが
写る画面を観ることしか出来ず、それは自分の選ぶ目線ではありません

しかし、生の試合観戦は自分の目で耳で体全てで愉しむことができます
テレビ画面には映らない自身の大好きな選手を目で追うことも
観客の熱い想いを感じることも
選手を同じ温度を知り、一体化することも・・・・見知らぬ人々との一時の交流も・・・・

その為にはやはりチケットを入手する方法を知り、出かけなくてはなりません

私達が1番知りたいのは何と言っても
『チケット入手方法』

日本でもそのテストマッチによって様々な販売方法がありますが
その方法を知ることも時には困難をきたすこともあります

ラグビーもかつては“ゴールドチケット”と言われた冬の風物詩大学ラグビーの早明戦の観戦チケットには
毎年変わった販売方法が課されていました
その都度奔放されていた私達って・・・
・・今にして思えばよく並びよく調べたよな〜と懐かしく思えますが・・・
一方では腹立つくらい協会側に振り回されたことも感じます



ま、ラグビーに関して言えば
現在では難なく入手できるようになったことは良いのか?悪いのか?・・・という一抹の疑問も感じますが・・・・


ましてや海外の言葉や文化も違う国々での方法は
私達の想像の域でしかないこともしばしばあるかと思います
そんな基本の心配ごとを少しでも鑑賞してくれているのがこのガイドブックです

正直なところ、この大事な要素を“お仕事”にしている業種もあるので
1個人旅行者としてはこのような案内をしてくれる1冊が有難くもあります

しかし、ここに明記されているのはあくまでも「通常の」販売方法なので
大きなマッチには常にイレギュラー的なことが生じますから
全てをこれに頼り切るには危険があるかもしれません・・・

そんなときの為にこちらではやっぱりプロの業者さんも紹介していますので
御時間のない方や不安の残る方々には
このような業者さんを頼ることも必要かと思います







チケットの入手方法がある程度把握できれば
あとはご自身で旅を作るだけです

大好きなチームのホームはどこか?
その街は日本からのゲートウエイの街からどのくらいかかるのか?
移動にはどのくらいかかり、幾日滞在したら試合が観戦できるか?
などなど・・旅を作る面白さが始まります


数ヶ月前にテレビを賑わせた中田英寿選手のイングランドチーム・Bolton Wanderersへの移籍には
私達英国旅旅行者には嬉しいニュースでした

彼の移籍したボルトンはリヴァプールやマンチェスターにも程近い街に所属しています
ボルトンは観光地としての知名度は私達には中々伝わってきませんが
この近隣の2つの大きな街は観光地としても見所満載、
そして、有名(?)フットボールチームもいくつもあるいうことは
このいずれかに滞在して幅広い『観戦ツアー』を満喫できること請け合いです 

私自身はチームの名前を知っていても街での詳しい位置や場所を中々把握することが出来ず
出かける前にオフィシャルサイトを訳しながら辿り着く・・ということが毎回です

しかし、事前にそのようなことが判っていながらにしての旅のスケジュールを作ることができたら・・・
本当にスケジュール作成がサクサク進むのではないのでしょうか・・?






もう一つこのガイドブックの楽しさは
各国の各チームのある街の紹介、クラブの歴史、有名選手や監督の逸話、スタジアムツアー、
ユニホームの案内やスタジアム周辺のパブの紹介などなど読んでいて
実際に行ってみたくなることが沢山あります

独逸(ブンデスリーガ)、スペイン(リーガエスパニューラ)、
イタリア(セリエA)、イングランド(プレミアリーグ)、オランダ(エールディビジ)
この5カ国の紹介です

御時間が許す限り英国旅行と組み合わせることが充分可能な国々ばかりです

これから始まる長い新しいシーズンのツアーには是非是非お薦めの1冊です 



ジョニとベッカム
本当に豪華なCM 

私的にはラグビーもサッカーも両方楽しめるスコットランドに程近いニューカッスルへ行ってみたいな〜と
このガイドブックを見ながら次の旅の企みに多いに貢献してくれました 




















こちらのページに関しては、全て私の独断になります
お読みになっていただいた後のご感想は、皆様それぞれに感じることに相違があるかと思います
その旨ご了承の上、お楽しみいただけたら幸いです
  





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