～2013年 1･2･3月～
今年2013年がまだ明けたばかりーーっと思っていましたら
すでに桜の季節突入となりました・・・
今年は恐怖の花粉症も例年の5倍！という高さに
己の目、鼻、喉にばかり集中してしまい
カレンダーをめくる手も何回目、ということが
すっかりと抜け落ちてしまいました
桜の開花も東京は久しぶりに早く
今週末お彼岸前に桜開花宣言が出されました！
私達日本人にとっては
この桜開花宣言が特別で・・この桜において行事が合わせて行われるような・・
そんな決定権を持つくらい特別な花木でもあります
数年近く前にこの3月中旬に訪れたロンドンでも桜が咲き初めていました
しかし、英国の桜はどうしても日本の染井吉野に代表される薄いピンク色ではなく
濃い色の自己主張の激しいカラーを持つ桜でした
しかし、この季節にしか気づかなかったことは
ロンドンでも街路樹に桜が使われていたこと
普段訪れることができるのが
この桜の季節ではないためにまったく気づかなかった通りの桜
見事な開花はやはり華やかさを持つ特別な花だと思います
この季節にロンドンへいらっしゃる皆様へ
こんな桜見物が出来たら
とても素晴らしい今年の春となることでしょう
旅の観光の仕方としてヒントになれば嬉しいです！
低予算で楽チンの！
ロンドンのダブルデッカーでの観光はいかがでしょうか？
大村 えつこ 著 発行元 株式会社翔泳社 ￥1,800＋税 2011年9月初版
実は発売すぐに購入して
それからの旅の計画には欠かさず活躍してくれた1冊です
発行は一昨年、ということもありご存知の方も多いことと思います
私自身もすっかりとご紹介している気持ちでおりました
ご紹介していなかったことに気づいて慌てた私・・・
著者の大村えつこさんはイギリスに拠点として活躍されていらっしゃる
イラストレーターさん
在英16年というご経歴の方でもいらっしゃいます
ですから、本書内のイラストは全てご本人の手によるもの
そのイラストを見ているだけでも愉しい！1冊です
すでに見つけることは非常に困難！
昔のタイプ乗り降りは後車から
タイトルの「LONDON BUS BON！」は
表紙にも入っているように
“人気スポットからおすすめ郊外までダブルデッカーで旅しよう！”
“オイスターカードで１日乗り放題約￡4.00 600円以下！”
なんて・・・魅惑的なお誘い文句でしょう・・・
その表紙だけでもうっとりしてしまいます
ロンドンはダブルデッカーだけで移動することができて、
とっても便利な交通手段です！
また、車窓から見える景色から
自分が今、どの辺に居るのか？の位置関係が判りやすい、
そして、ロンドンの街並みを眺めとことができます、
また目玉観光場所の近くにバス停があることが多い！
車窓からのグリーンパーク
ご紹介しておりますB&Bミセス・ハリガン宅前も
24番バス停なので
24時間運行しているこの路線は空港、鉄道の早朝にも
ミュージカル後の深夜でも出発、帰宅することが出来ます
ロンドンの地下鉄は
中心地は比較的遅い時間でも運行はありますが、
特に週末になると
ヴィクトリア駅（日本でいう上野駅のような駅）でも
早朝1番の地下鉄は7時くらいから、という季節もあります
そうなると俄然！便利なのは24時間運行もしている路線バス！！
ただ困ったことに
バスは細かい停留場が利点でもあり、
慣れない土地勘のない旅行者には
降りる場所が解らない・・という難点もあります
しかし！数年前から気づくと
車内アナウンス（これは言葉の問題で困難でした・・
）もあり、何と！私のようにヒヤリングのできない旅行者のためか・・・
車内の中にテロップが流れるようになりました
これで降りる停留場が解ります！
この写真は2階ですが、1階にもこの表示があります
降りる停留場の名前を確認できますし、
すでに止まる停留場であれば「STOPPING」と表示が出ます
これで言葉の壁は大分解消されました！！
また、お値段も断然地下鉄よりもお安い！
オイスターカードを利用すれば
1日乗り放題でも僅か￡4.00を越えることがない（2013年1月）ので
これを知ってしまうと・・・
今までえっちら、おっちら歩いていた距離も
バスを見かけるとついつい乗り込んでしまいます
では、この便利なバスを使って
どんなロンドン観光ができるのでしょう！
そこでこの1冊の登場です
先ずは本書の使い方の説明から・・・
そして、こちらへも多くいただくお問い合わせとして
オイスターカードの利用方法もわかり易く載っています
また、基本となるバスの乗り方、バス停の見方、降り方も写真付き！
それからいよいよ本番
“ダブルデッカーに乗ろう！”
ロンドン在住の著者お薦めの路線コースが10本ご紹介
最初のページで
先ずはその10本がロンドンのどの場所を結んでいるのか？の
全体地図
この全体地図はとても重要です！
この位置を把握した上で
実際に御自身がどこへ行きたい路線になるのかを確認します
それぞれのバスルートの始点と終点まで
そのルート途中の観光場所を案内してくれています
そして、そのお薦め観光場所であるショップ、施設、地区の説明が
次ぎのページに記されています
ショップであれば、住所から開店時間まで、
観光客の人気トップでもあるバッキンガム宮殿の衛兵交代時間まで、と
幅広く、細かい情報が満載です
そのお薦め10ルートの中に最も馴染み深い路線が24番
必ずお世話になる定宿のミセス・ハリガン宅のルートです
このルートの始点はGrosvenor Road
実はこのバス停の名前は2つあります
一つ目はこの24番バス始発であり終着のGrosvenor Road
二つ目のバス停の名前も同じくGrosvenor Road
テームズ河に沿った大通りGrosvenor Roadに面して走る路線です
ですから、ミセス・ハリガン宅前は二つ目のバス停で乗りますが、
通りの右側を眺めると始点のバス停で止まっている24番バスが見えます
逆に帰宅の時は終着のGrosvenor Roadで下車して
通りに面した歩道を僅か3分ほど歩けば
2つ目のGrosvenor Roadのバス停到着です
そして、この24番バスの見所は、と本書を見てみると
大きな東京で言えば東京駅のようなVictoria駅を通り
ウェストミンスター寺院→エリザベス・タワー（旧ビックベン）→トラファルガースクエア
↓
ナショナル・ギャラリー＆ポートレート・ギャラリー
↓
レスター・スクエア（ソーホー/中華街）→コベント・ガーデン（アップル・マーケット）
↓
トッテナム・ロード（ミュージカル劇場外）→チャリング・クロス・ロード（古書店街）
↓
大英博物館（ここでは案内がありませんが、徒歩5分）
↓
キャムデン・タウン→ハムステッド・ヒース
この路線だけでも乗ったり、降りたり・・
1日中ロンドンの代表観光場所へ行くことが可能です
24番バスの車窓から見たトラファルガー・スクエア
本家本元の三越百貨店のライオンが鎮座しています
その奥はナショナル・ギャラリー 裏手にポートレート・ギャラリー
もちろん、テームズ河を越えた路線も観光場所を通る路線No.RV1もお薦めです！
足で歩くタワーブリッジもきれいですが、
この橋のたもと近くにある食のマーケット、
Borough Marketは
ロンドンは是非行っていただきたいな～と思う楽しい場所です
ボロー・マーケットのデリ・ショップ
ギリシャ料理のショップ
本書でご紹介している10ルートは私自身も制覇してみたい
観光場所が満載のロンドンのガイドブックです！
著者の素敵な愉しいイラストは見ているだけでもわくわくします
前回の旅で1冊だけトランクに入れたガイドブックは本書だけでした
是非これからロンドンを思いっきり楽しみたい旅する方々へお薦めします！
そして、この季節にはバスの車窓から
ロンドンの街路樹・桜並木がご覧になれるかもしれません
また、今回著者のサイトから「LONDON A-Z」を見つけました！
可愛いイラストMAPなのでこちらもお楽しみくださいませ
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